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2026

0619

 ライト兄弟と呼ばれるアメリカの発明家が居ます。世界で初めて推進装置を搭載した有翼の乗り物、つまり飛行機を開発した人物として有名です。ライト家は子沢山ですが、一般には三男のウィルバーと四男のオーヴィルを指します。彼らの生業は自転車屋です。1892年、二人が二十代の頃に開業します。この中で機械的な技術を習得しつつ、空を飛ぶ為の研究を続けました。試行錯誤を重ね、遂にその日が訪れます。時は1903年12月17日午前10時35分、場所はノースカロライナ州キティホークです。オーヴィルが搭乗し、12秒36メートルの飛行に成功します。時間、距離共に僅かですが、航空史に於いては歴史的瞬間です。同日の最終試行でウィルバーが運転し、59秒260メートルと記録を伸ばします。ここから十数年後の第一次世界大戦で偵察機として運用され、1927年には無着陸で大西洋を横断した訳ですから凄まじい進歩です。そんな人類史に名を刻んだライト兄弟ですが、後の人生は苦難が続きます。会社を立ち上げたものの、嫉妬や利権から裁判沙汰に巻き込まれたのです。そして1912年、ウィルバーは45歳の若さで急逝しました。直接の死因は腸チフスですが、心労が影響した可能性は否定しきれません。残されたオーヴィルは時代に翻弄されながらも、業界に関わり続けて76歳で天寿を全うします。ちなみに真の初飛行が両名でない説は、現代に至っても議論が終わっていません。写真すら貴重な時代で、証拠の信憑性が曖昧だからです。クイズ番組ならライト兄弟で正解なんでしょうが、歴史の真実は単純じゃないですよね。

(・ω・) この手のタイトルは、国の威信に関わるからな

【逆に食物連鎖の頂点と認識してる可能性】
白:朱雀って、本能的恐怖あるの?
黄:虎に相対してもビビらないんだよぉ。
朱:どうせ本気を出されたら勝てませんし~。
月:その手の理屈で抑え込めないはずだが。
黄:端から搭載されてないのかもだけど、
 ますます一般的な生物から離れていくんだよぉ。


【翼が傷付いた堕天王とでも言っておけ】
月:とはいえ人間も個体差がデカい。
  崖から飛び降りるのを遊びにするやつとか。
朱:そういえば私は高いところがダメです~。
黄:鳥類とは、なんだよぉ。
白:空を飛べるのばかりじゃないけど、
 地を這う鳥の王はイメージに合わないなぁ。


【基準となるラインは慎重に設定すべき】
黄:得体が知れない存在はヤバく感じるんだよぉ。
月:朱雀以上が居るのかね。
白:そりゃ、感覚も麻痺するか。
朱:ふに~。
月:慣れて変なやつくらいで済ませてる私らも、
 大概な気がせんこともない。


【ふてぶてしさの権化みたいな連中である】
朱:結局は死に直結するから怯えるんであって、
 人より縁遠い私達が欠落気味なのは仕方ありません~。
白:意外と真っ当な理屈かも。
月:淡い柄の猫は見付かりやすいから神経質らしいな。
黄:白虎や朱雀のドラ猫が例に当てはまらないせいで、
 にわかには信じがたいんだよぉ。
 
 死に対する恐怖が、知能を持つ生物だけの特性かはまだ分かりません。しかし人間が必要以上に忌避するのは事実です。救済として宗教を複雑化させた訳ですが、その信仰心が神仏を不滅にしているのはどう解釈したものでしょうか。
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2026

0617

 フロリダと呼ばれる土地があります。北米大陸南東部にある半島、もしくは大半がその地で構成された州の名です。アメリカ合衆国の中では南方に位置し、観光地として人気があります。何しろ愛称が『サンシャイン・ステート』です。日照が乏しい地域の州民からしたら、憧れとしても過言ではありません。メキシコ湾と大西洋に挟まれているので、全体的に湿潤な気候です。緯度的に夏から秋にかけてハリケーンの直撃を食らいやすいのは、沖縄に通じるところがあります。世界地図だと大したことなく見えますがメルカトル図法の罠で、実は日本列島の半分近い面積です。人口は2000万人を少し上回る程で、州別だと全米3位になります。観光州としての見どころはたくさんありますが、一つはテーマパークです。世界的知名度を誇る施設がオーランドに集中していて、その気になったら何日掛けても遊びきれません。またNASA最大のロケット打ち上げ拠点であるケネディ宇宙センターもフロリダ州に属しています。これは赤道に近い方が、重力の影響が減る為です。海に囲まれ国境が近いことから、密入国が試みられる土地柄でもあります。カリブ海や南米の政情が不安定な国から逃げ出してくるものの、近年は取り締まりが厳しいようです。と、カルフォルニアやニューヨークなどに引けを取らない特徴的な州なので良く登場します。アメリカ人は遊ぶのに全力ですし、『この仕事が終わったらフロリダでバカンスだ』とか普通に言うんでしょうね。

(・ω・) 日本人が真似ても様にならんよな

【メーカーが潰れたら保証も消える的に】
玄:朱雀さんの血は不老不死の妙薬です。
黄:らしいけど、実験したことは無いんだよぉ。
月:数千年の経過観察はしたくない。
白:下手すりゃ億年とかじゃないの。
朱:私の転生までがおおよそ二百年なので、
 責任は負いかねます~。


【それまではとことん足掻く所存】
黄:死なないの定義も曖昧なんだよぉ。
月:臓器ごとに分解したら再生せず、
 それでも活動は続いてる可能性。
玄:生き地獄でしょうか。
黄:時が来れば召されるというのは、
 実は幸せなことだと気付くべきなんだよぉ。


【旧型の意識を断ち切るのは殺人か否か】
白:老けないも大事っぽい。
玄:新品パーツと交換すればいいですよね。
月:最新技術だと不可能じゃないのがまた。
黄:脳だけはどうしようもないんだよぉ。
玄:記憶のコピーが求められますけど、
 それを同一人物とするかは難題です。


【気にしてるからこそ出てくる言い分なので】
白:でも人は追い求めるんだよねぇ。
月:最強のマウント要素である。
朱:長生きして何をするかが大事なのでは~。
月:ダラダラ生を貪るだけの何が悪いと、
 反論したら図星扱いされるんだろうな。

 不老不死を騙る人物は歴史上に幾人となく登場します。しかし証明することはほぼ不可能です。まあ十年くらい飼って観察すれば多少は説得力を帯びるかもですが、付き合う為政者や金持ちは居るのでしょうか。騙せるかは結局のところ弁舌次第なんでしょうね。

2026

0614

 軍隊蟻と呼ばれる生物が居ます。名前の通り蟻ではあるのですが、特定の種を指す単語ではありません。定住する巣を持たず隊列を組み、進路上の標的に襲いかかる集団を総称したものです。統率の取れた様が似ていることから名付けられました。彼らの捕食対象は広範です。昆虫や小動物はもちろん、時には大型の哺乳類すら狩ってしまいます。力の源は、何と言っても数です。一つの群れをコロニーと称するのですが、数十万から数百万匹も所属しています。餌と認識したら犠牲を厭わず襲ってくるので、全滅させるのはほぼ不可能です。人間であれば逃げる難易度は高くありません。しかし拘束して拷問に活用するという、恐ろしい話も存在します。そんな軍隊蟻のコロニーは、女王蟻と運命共同体です。基本的に放浪期と静止期を繰り返しますが、これは産卵と幼虫生育のサイクルでもあります。一匹の女王がせっせと卵を産み続け、皆で育てて維持するのです。その寿命は驚異の十年から二十年で、三十年近い例すらあります。対する働き蟻は一年程度です。女王が除かれれば壊滅するので、自身の遺伝子を継承する為にも必死で守る訳です。主な生息域は中南米、東南アジア、アフリカと、熱帯に偏っています。日本も沖縄に幾らか居ますが、大規模ではないようです。常に食べるものが無いと成り立たない生態ですし、必然と言えます。イソップがこの虫のことを知っていたら、死ぬまで働く社畜の寓話にされたかも知れませんね。

(・ω・) 一方キリギリスは早期退職で南国暮らしをした

【一世一代の晴れ舞台なんて知ったことか】
白:宇宙人が襲来した時、
 朱雀を挟むと良い感じに交渉できるはず。
月:その為に生み出されたとすれば辻褄が合う。
黄:一周回って正論に聞こえるんだよぉ。
朱:大役の重圧に耐えかねて、
 逃亡を企てる自分が想像に難くありません~。


【あっちの訳者に任せるのも怖い】
月:翻訳機に責任なんて無いから大丈夫だろ。
黄:せめて通訳と言ってあげて欲しいんだよぉ。
白:自動で訳してるっぽいから、月読のが正解じゃ。
朱:どうして分かるのかが分からないです~。
黄:これに委ねるのは狂気そのものだけど、
 代替案を出せないのが終わってるんだよぉ。


【サボる口実が出来たくらいに思ってる】
朱:宇宙人さんは肉体持ちのイメージですけど、
 精神体かも知れませんよね~。
月:手に負えんな。
黄:外宇宙なんて想像を軽く超えてくるんだよぉ。
白:とりあえず食べられるか考えたし、
 私は関わらない方が良さげ。


【地球生命自体が奇跡の産物なのに】
黄:朱雀は宇宙からのスパイな可能性もあるんだよぉ。
白:何かの拍子で記憶を無くした的な。
月:理には適ってる。
朱:そうでしょうか~。
月:まともな道理でこんな生き物は誕生しないから、
 無茶な理屈を構築してナンボだろ。

 20世紀のイメージだと、太陽系の果ては冥王星ないしは海王星くらいまでかと思われます。しかし近年は太陽風が届く限界である、その3倍くらいが最低ラインです。太陽の重力が完全に及ばなくなる1~2光年先という見解もあり、人類の知見なんてちっぽけだと再認識させられますね。

2026

0612

 アクリルと呼ばれる素材があります。英語表記はacrylです。一般にはポリメタクリル酸メチル樹脂、もしくはポリアクリロニトリル繊維の通称として用いられます。前者は板状に形成し、主な用途はガラスの代替です。高い透明度、耐衝撃、耐候性、加工性など使い勝手の良さから、プラスチックの女王と称されます。後者はナイロン、ポリエステルと並ぶ三大合成繊維の一つです。羊毛に最も近い感触で、シワや虫食いの危険性が低いので重宝されます。他にも樹脂に染料を混ぜたアクリル絵の具なんてのもあり、水溶にも関わらず乾くと耐水性を帯びるのが特徴です。樹脂と繊維の化学式は別物で、開発の経緯も異なります。アクリル樹脂は1934年に工業化が始まり、当初は軍用でした。戦闘機の風防に採用されますが、その有用性から活躍の幅が広まります。一方のアクリル繊維は19世紀末に発見されていたものの、実用に向けて研究が始まるのは1930年代以降です。量産体制が整うのは1950年で、ここから化学繊維の代表格になります。なぜ同じ名前なのかについては、原料のアクリル酸やアクリル基が関わっていたりと複雑です。ややこしいから別名にしてくれよと思ってしまうのは、後世の人間だからなんですかね。

(・ω・) ノリで定着してズルズルって感じかな

【バランス感覚が大事だと分かる】
玄:朱雀さんをプロデュースします。
月:いきなりなんだ。
玄:平たく表現すると、実験台です。
朱:ひどいぶっちゃけがありました~。
黄:薄っぺらい建前を並べるよりマシだけど、
 これはこれで何とも言えないんだよぉ。


【もしかしたら自覚してないかも知れないし】
玄:誰かを売り込む経験を自身に活かす、
 実に合理的な手法です。
黄:初心者がエベレストは自殺行為なんだよぉ。
月:低レベルで魔王に挑むのは無謀だわな。
朱:初のお菓子作りでマカロンは残念になります~。
玄:玄武売名の難易度を、
 三連続で例えなくても良いじゃないですか。


【信仰の対象としては異形が望ましい的な】
玄:天使界隈に倣い、器官を増やすのはどうでしょう。
朱:十万を超える目玉は御勘弁いただければ~。
月:たしか羽にも眼球が詰まってたはず。
黄:実体化したら人気が落ちるんだよぉ。
朱:ニッチな方向に伸びる可能性はありますけど、
 私は御免被ります~。


【育てていかないと後々しんどくなるのよ】
黄:玄武の発想は心もとないんだよぉ。
月:実績的にこんなもんだろ。
玄:トライアンドエラーで成長する訳です。
朱:過程で被害者が出そうですけど~。
月:外科医だって若手に手術させるんだから、
 多少のリスクは織り込み済みと言える。

 逆に玄武が演出してもらえば良い気もしますけど、誰が適任になるんでしょう。真っ先に思い付くのはマモンですが、碌なことになりません。改めて考えると居ない辺り、人材難を感じてしまいます。

2026

0610

 サーターアンダギーと呼ばれる食べ物があります。沖縄に伝わる甘味の一種です。現地の言葉でサーターは砂糖、アンダは油、アギーは揚げるを意味します。小麦粉、卵、砂糖を混ぜ合わせて素揚げする、現代的な感覚だとドーナッツの類です。起源は500年くらい前の琉球王国まで遡ります。当時の中国には開口笑という似た揚げ菓子がありました。交流する中で伝わったのを独自に改良したというのが通説です。但し砂糖は長らく高級品で、庶民が口にするのは沖縄返還以降とされています。形状は丸めるのが一般的です。当然ながら熱で膨張しますが、逃げ場が無いので破れます。その様が笑顔もしくは開花を連想させることから、結納で贈られる程の縁起物です。世間的なドーナッツと同様に、フレーバーは多数の選択肢があります。中でも沖縄名産の黒糖が有名です。独特のコクと相性が良く、県内では白砂糖と二大派閥になっているのだとか。食感に関してもカリカリとふわふわなどで好みが分かれるらしく、イメージほど定型は無いのだそうです。考えてみると関東圏は、どこの家庭でも作る定番のお菓子がありません。郷土の誇りと表現したら大袈裟ですが、近いものがあるのかも知れませんね。

(・ω・) 大阪のタコ焼きは同類になるのかしら

【サンプルが一つだと学説にはならない】
黄:これまで朱雀の体温は七十五度としてきたけど、
 実は違うかも知れないんだよぉ。
月:検温したの一回だけだったか。
白:髪に火が付いたことあるから信じがたい。
朱:比較対象が無いから、
 調べてたところでどうだという話なんですけどね~。


【浪漫と無意味は類義語なので】
月:最新型サーモグラフィーを借りてきた。
白:先代玄武製だったりしないよね。
黄:無駄に自爆装置とか組み込みそうなんだよぉ。
朱:中々の偏見です~。
月:一定の温度を超えたら爆発は面白いけど、
 あまりに出オチすぎて何とも言えんなぁ。


【失敗して学ぶとするには酷い損害】
月:とりあえず、赤い。
黄:使いこなせてないんだよぉ。
朱:ちゃんと説明書を読みましょう~。
月:ポチポチしてりゃなんとかなるもんだ。
白:機材をアホみたいな壊し方する人が居るけど、
 家電感覚なら、さもありなん。


【趣味だから楽しめてる面はある】
白:遠赤外線がとてつもなく多いっぽい。
黄:何で七十五度にしかならないんだよぉ。
月:朱雀だからなぁ。
白:謎が深まるからこそ興味を唆る訳で。
黄:良い感じに捉えてるけど、
 普通の感性してたら発狂待った無しなんだよぉ。

 そういや天照が怒ると太陽が活発化して、酷暑になるなんてネタを書いたことがありました。あの場合、天照自身は発熱しているんでしょうか。だとしたら朱雀なんて目じゃない温度になりますけど、同じ土俵に上げて良いものかは判断しかねます。
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