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 不明瞭な政治資金問題は管氏や二階氏にも波及して、泥沼の様相を呈してきているようです。あはは、皆、死んじゃえー。
 まあ、政治ってのは金が掛かるものですからねぇ。そして、清廉なだけの政治家なんてものは、むしろ外交で線が細すぎて使えないという。もう、どんだけ汚れた金に塗れてても、実績があれば許すことにしましょうぜ。

( ・ω・) あれ、俺、小沢の擁護してないか?

「第三の可能性ですが――」
 ここでアクアさんは、言葉にするのを躊躇うかの様に、一拍の間を取った。
「並の人間では太刀打ち出来ない、モンスターが棲み付いたという展開がありますの」
 その言葉が放たれた途端、周囲の温度が更に下がったかの様に感じた。
『ギャァァルアァァァ!!』
 唐突に、洞穴全体を揺るがすかの様な轟音が響き渡った。全身に、ビリビリと痛い程の衝撃が伝わってくる。
「第三の推察で、ほぼ正解だったかな」
 成程、ここに散らばってる骨は、食事の結果だったって訳か。何でヒミコが事実を隠してまで民を差し出したかという疑問が湧いてきたけど、状況確認の方が先だ。思考をそちらに切り替え、戦闘体勢をとった。
「方向としては、こっちの方だったよね?」
 今までの、ほぼ直線だった通路から見て右に折れ曲がった方向を指差し、同意を求める。二人が小さく頷くのを確認して、僕はツバを飲んだ。
「行こう。大丈夫、今の咆哮からして、居るのはかなり大型のモンスターのはずだ。二人で入るのが精一杯のこの通路じゃ、効果的な攻撃なんて出来る訳がない。前方と後方の急襲にさえ気を配っておけば、そこまで危険なことは無いと思う」
 半分は自身に言い聞かせる為の気休めに、楽観的な論理武装を口にした。
「余りに開けた場所に出そうだったら、様子を伺って、撤退も視野に入れるよ。ことの確認は重要事項だけど、勝てそうもないモンスターに策も無く挑むのは蛮勇だからね」
 仮にも僕はリーダーとして、二人の命も預かっている身だ。自分達と敵の力量がどれ程で、果敢と無謀の境目がどこにあるかは、確実に判断しないといけない。

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