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 臨時国会の延長が取り沙汰されていますが、大揉めの一因は、鳩山総理の政治資金問題です。ってか、母から金を貰っただけなら、『税金払ってませんでした、ごめんなさい』で乗り切れると思うんだ。四億円はでかいかも知れないけど、地検と税務署に無理矢理徴収されるよりは印象が良いだろうに。

( ・ω・) ということは、やっぱりやましいことの一つや二つ、あるってことなんでしょうなぁ

「ま、何だかんだで命は大事だよねー」
「異論はありませんの」
 意思の疎通を図ったところで、装備品を見回し、不備が無いことを再確認する。ここからは、一つの失策が普段以上に重くのしかかってくるはずだ。気を引き締めなおして、慎重に一歩を踏み締める。
『グルゥギャアォゥ!』
 再び、激震にも等しい咆哮音が地底内を揺るがした。この先に居るのは、ほぼ間違いなく何らかの大型生命体だ。今の声は、地鳴りや笛の原理で鳴る空気の流れなんかじゃない。明らかに、意思を持った生き物の叫びだ。こんな地底の奥深くで一体、何をしているのか。知りたいと思う気持ちと共に、焦燥も心の中に満ちていき、不安定な気分になってしまう。
「ん?」
 通路の先が、やや明るくなっていることに気付き、注意を促す。この赤い光は、溶岩のものだろうか。開けた場所に繋がっている公算が強いと考えて、尚のこと警戒を強めた。
「ここは……」
 地底の奥底、冥府にさえ繋がっていそうなこの深さに、その空間は存在した。小さな城くらいなら建築できそうな、高く、そして奥行きのある空洞。下を満たしているものが水と溶岩の違いはあるけれど、エルフの隠れ里近くの地底湖にも似た場所だ。この広さなら、大型モンスターの一体や二体、隠れ住んでてもおかしくない。
 そんな、溶岩湖とでも言うべき巨大な溜め池の中心は、辛うじて岩肌が線となって渡り歩けそうだ。視線を上げて、最奥部に目をやる。
「!?」
 そこに居たのは、遠目でも確認出来る程に大きな、緑色の肉塊だった。 
「シス、あれ、何に見える?」
「んー。多分だけど、爬虫類系のモンスターかなぁ。大きさから言ってドラゴン族の可能性が高いけど、あんな奴、聞いたことないなぁ」

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