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 社民党の福島代表が、普天間問題で現状の辺野古移転をした場合、『党として重大な決意をする』、即ち、連立の解消を示唆しました。え、社民が連立解消なんてしたら、野党に逆戻りで、党として何のメリットも無いのでは。もちろん、政権は参議院での過半数割れを招きますが、公明党辺りとくっつくのを促進するだけな様な気も。まー、そんなことになれば、支持率はガタ落ちになるリスクがあるので、それ相応の牽制力はあるのやも知れませんが、口だけのパフォーマンスですかねぇ。

( ・ω・) 近場に、『断固たる報復をする』なんて口だけ国家もありますし、私には何とも

 矢も盾もたまらず、僕は岩陰から飛び出して、魔物へ向かって駆け出した。
「あ、ちょっと、危ないってば!」
 シスの声が、聞こえた気がした。だけど、僕の足は止まらなかった。まるで理性を失った暴れ馬であるかの様に、がむしゃらに突進を続けていた。
 トウカ姉さん、異称を『黒髪のトウカ』といい、僕から見ると四つ年上の幼馴染みだ。アクアさん経由で聞いた話だけど、齢十三にしてアリアハン随一とまで言われた稀代の剣士で、純粋な戦士としては兄さんより強かったらしいとのこと。四、五年前に、兄さん――勇者アレルと共にバラモスを倒す旅に出た。
 血の繋がらない、初恋の女性を姉と呼ぶことに、躊躇いや抵抗が無い訳じゃない。だけど、子供心に、兄さんと姉さんは余りに融和しすぎていた。まるで生まれながらに一繋がりの存在であるかのようにさえ思えていた。だから半歩退いて、姉さんと呼んでいたんだと思う。それに兄さんならと、諦めるに足る理由もあった。
 そんなトウカ姉さんが、何であんなところに居るんだ。一体、この場所で何があったと――思考よりも感情が暴走し、考えが纏まらない。心が、千々に散らばってしまいそうだった。
「姉さんッ!!」
 魔物の直下、円の中心線で見ると九割程のところに進んだところで、足を止めて声を上げた。ここまで来たら引き返せないとか、身の心配は心の内に無く――全力疾走の代償と高揚に依って早鐘の様になる心音が、何故だか自分のもので無いようにさえ感じていた。
『グルゥゥ』
 魔物が、小さくもたげ、喉を鳴らした。寝惚け眼の虚ろな瞳でこちらに向き直り、見詰め合いの間が、時間をその場に張り付かせた。

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