リンパと呼ばれる存在があります。ラテン語のlymphaをカタカナ語化したものです。リンパ液とすることもあります。これといった和訳は無いようです。リンパ管という生体組織の内部にある、弱アルカリ性の液体を称したものです。リンパ管の中継点であるリンパ節を含めた組織全体をリンパ系と総称することもあります。リンパ管は全身いたるところにある毛細管で、首、腋、股などが特に多くなります。その役割は、老廃物や細菌などといった異物の排除です。外敵が侵入してきた際、リンパ節で堰き止め、白血球を始めとする細胞が処理します。怪我や病気などの原因で免疫が活発な際に該当箇所が腫れるのは、この戦いの為です。筋肉からの刺激で活性化する器官なので、身体を動かさないでいると水分が溜まってむくみとなることもあります。対策として、マッサージで流れを良くする美容法が普及しています。人体に不要なものを追い出す効果も期待できるので、健康目的で始めるのも悪くないかも知れませんよ。 (・ω・) どんくらい機能低下してるのか、分かりづらいのが困る 【無縁の人生が好ましいってのが標準的感覚だし】 マ:噂やけど、探偵が密集してる地域があるらしいねん。 玄:それは単純に犯罪発生率が異様なのか、 或いは小さな悩み事も相談する身近な存在のどちらなんです。 マ:分からんけど、壮絶な食い合いをしとるんは間違いないで。 玄:経済原理として自由競争があるのは良いことなんでしょうけど、 何故か釈然としないものが残りました。 【分かっていても面子で辞められない地獄もある】 マ:職業柄、ネガティブキャンペーンは得意やからな。 商売敵の怪情報を流しまくって、客足を遠のかせてそうや。 玄:業界全体の評判を落として、共倒れになりそうなのですが。 マ:当事者は意外と気付かんもんやで。 玄:国家や大企業でさえ撤退のタイミングを見失うのに、 個人で判断するのは難しいやも知れませんね。 【経営的に最後の手段に近いことは否定しない】 マ:となると、客引きをすべきやろなぁ。 看板に電飾付けて誘蛾灯にするとかどないや。 玄:それはむしろ、内容で勝負できないと宣言しているも同然では。 マ:飲み屋や無いんやし、目立ってナンボはアカンか。 玄:とはいえ初めて訪れようという方は精神状態が不安定でしょうし、 なんとはなしに入店してくれないとは言い切れません。 【国家資格が不必要な影響がこんなところにも】 マ:この街では多くあらへんのに、なんでうちは流行ってへんのやろ。 玄:一軒しかないスーパーなら通わざるを得ませんけど、 特殊業務は遠出してでも信頼できるところに依頼すると思います。 マ:地域密着型が通用せんのか。 玄:料金に対する見返りの振れ幅が、これほど広い仕事も珍しいでしょう。 マ:たしかに金だけ掛かって余計ややこしなることも珍しないし、 最低限の品質が保証されとる食いもんと比べられへんのはあるで。 アクセスがいい場所にラーメン街を作るとかなら分かるのですが、同じ商業圏に探偵事務所が大量にあっても成立するとは思えません。消費者視点だと選択肢があることは悪くないのでしょうけど、やっぱり利用機会の少なさがネックでしょうね。 PR 科挙と呼ばれるものがあります。日本語では、カキョと読みます。中国の王朝で長年行われていた官僚登用制度を意味します。人類史上で最も過酷なテストとする方も居るようです。受かりさえすれば出自に関わらず重用されたので、先進的な仕組みともされてます。一方、長い期間を受験に費やしてしまうので、結局は実家が裕福でないとどうにもならなかったり、実働年数が削られてしまうなどの弊害もありました。更にはプレッシャーに耐えかねて発狂したり自決を選択するケースも少なくなかったなど、必ずしも良いことばかりではなかったようです。しかし得られる利権は現代人が想像する遥か上を行く為、競争率はどの時代でも高いものでした。最大で3000程の倍率となったり、70代でようやく合格したなど、数値的な記録も色々と残っています。随の時代に始まり、清王朝の末期、20世紀初頭に廃止されたとするのが一般的です。最後の方は試験の為の試験と化していて実務を軽んじてしまうという、本末転倒っぷりだったとされています。その影響もあって欧米列強に対抗できず苦労したというのは、中学高校辺りの世界史で学んだ通りです。学歴なんざ実社会じゃ役に立たねーよとは今でもたまに聞きます。それはそれで極端な解釈で、勉強が出来る程度には頭が良いんですから、使い方の問題だと思うんですよね。 (・ω・) 千年以上続いたってことは、有用だった時期も長かったはず 【実写化不可能と言われたとかで誤魔化すんだ】 マ:最強のアリバイってなんやろ。 玄:犯行の瞬間に同行している辺りじゃないですか。 マ:誰かの証言とか、閉じ込められてたよりは崩すの大変やな。 玄:少なくても、直接は手を下しようがありません。 マ:禁断の、一緒に居たと思い込んでたいう手もあるで。 玄:小説でしたら記述次第でなんとかなるやも知れませんが、 映像やマンガの類ですと無理が出てきそうです。 【再現性皆無な超トリックに法曹が頭を抱える】 マ:まー、強固であればあるほど目を付けるんやけど。 玄:一種の職業病と言えるでしょう。 マ:普通は有り得へんなら容疑者から外すけど、ウチらは逆やし。 玄:冤罪を大量生産したいようにしか見えません。 マ:結果が合ってるなら、過程なんてどうでもええやん。 玄:それでは裁判を乗り切れそうもないのですが、 そこまで関与しないのが探偵という人種でしたね。 【謎の書類は散乱してるけど埃なんかは少ないという】 マ:探偵に生活感は必要なんやろか。 玄:あまりに超然としていると人気を獲得できませんが、 俗世の匂いが強いと没入感を得られません。 マ:バランスが重要いうこっちゃ。 玄:ともあれ、事務所を小汚くしてズボラさを演出するのは、 大したメリットが無いのでやめた方が良いと存じます。 【猜疑心の塊なだけで悪人じゃない可能性も高い】 玄:創作の話は別にして、 現実の依頼者は解決能力以外に興味無いんじゃないですか。 マ:言うて足繁く通うような場所ちゃうし、 第一印象が大半みたいな部分はあるで。 玄:たしかに、興信所のリピーターという人種は珍しいでしょうけど。 マ:その時点で何らかの犯罪に片足突っ込んでるんちゃうかと、 色眼鏡で見たくなってまうな。 実際、トンデモミステリーを煮詰めたような犯罪がたまたま成功してしまった場合、どんな感じで裁かれるんでしょう。推定無罪の理屈だと理論上は可能くらいでは有罪に出来ないような気もしますが、判例を見るに厳密に運用してるか怪しいところがあったりもします。 ミミックの名で知られるモンスターが居ます。英語表記はmimicです。宝箱などになりすまして襲いかかってくる、ファンタジー作品に於ける定番となります。本来の意味は真似をする、模倣する、擬態辺りです。パントマイムの役者と作者も指します。変化能力保有者の総称としてシェイプシフターというのがあるのですけど、そのまますぎるのと、文字数が多めなせいか採用頻度は高くありません。冷静に考えた場合、宝箱ってなんやねんというのは拭いきれない疑問として湧いてきます。慣れて気に留めなくなっていますが、そこらに転がっている理由を論理的に説明するのは難しいところです。言い換えると、宝箱が普通に存在する世界で、積極的に開けようとする輩が居るからこそ生態を獲得したとも解釈可能です。昔は別のものとなって誘き寄せていたんでしょう。洞窟や塔といった日が当たらない場所で、油断した動物が近付いてくるという条件を満たすとなると難易度が高くなりますけど。湧き水とか良い感じかも知れませんが、水中に潜むのはリアルでも普通に居ます。液体に化けるのは更に難しそうですが、作風的には有りな気もしてきました。 (・ω・) 飲み込んで腹の中から侵食されたら対応しようがねぇな 【失策待ちは探偵の敗北な気がしてならない】 マ:犯人をおだてて燻り出す作戦を取れへんやろか。 玄:なんて完璧な密室なんだと持ち上げて、 油断したところをということですかね。 マ:人殺しは自尊心が高いし、有効や思うねん。 玄:トリック自体が顕示欲の発露というのは分かりますけど、 エンタメとしてどうなんでしょうとしか言えません。 【導入として悪くないけど全滅エンド以外あるんだろうか】 マ:真相を究明する以上に大事なことがある訳ないやろ。 玄:ドロドロとした人間関係を垣間見たいという、 道義的に残念な理由でこの仕事を始めた方が正論を述べないで下さい。 マ:更に言うんやったら、 問い詰めて慌てふためく様を観察したいとも考えとる。 玄:似たような願望を持った犯罪者予備軍を集めて、 孤島に隔離する計画を実行しても良い気がしてきました。 【普通なら五十年は掘り起こすことが無いだろうしなぁ】 マ:ややこしい殺し方も、誰かに罪をなすりつけたいとか、 遺産目的で事故死に見せ掛ける必要があるならゼロとは言えへん。 玄:単に捕まりたくないだけなら、 大型建造物の土台に埋める辺りが最適解でしょうか。 マ:遺体が見付からんかったら事件にならんでな。 玄:後に発覚するパターンもありますが、 身元の特定は困難で展開は限られそうです。 【カッとなったんなら仕方ない空気がある恐ろしい世界だ】 マ:御都合主義の話をするんやったら、 名探偵ゆわれるやつを認識しながら決行するのも理解でけへん。 玄:損するであろうと分かっていながら退けないのは、 人間心理として珍しくない気もしますけど。 マ:まー、そんな冷静な判断を下せるんやったら、 そもそも殺す以外の選択はでけんのかっちゅうことになるんやけど。 ただでさえ実現可能なのか怪しいトリックが多いのに、それを使わなければならない必然性まで求めて娯楽作品たりえるのかという大問題とは常に戦わないといけません。それを考えるのが仕事だろと言われればそうなんですが、顧客の無茶な要望に応えるのは何の業界でも大変です。 ノミと呼ばれるものがあります。カタカナで表記されることが多いですが、漢字だと呑みです。呑み行為の略です。元々は証券取引所の関係者が顧客から預かった金銭で買うべき株などを、実際には購入せず装うことを意味します。損をしたのなら差額は丸儲けですし、利益を出しても全て投資に持ち込ませることで最終的には得をする方向に持っていきます。自身の体内で全て処理してしまうことに例えたのでしょう。転じて、公営ギャンブルで私的にお金を賭けさせて、勝手に配当を割り振ることに対しても用いられます。日常会話だと、使用頻度はこちらの方が高いと思われます。この手の賭博は売上の一部を胴元の取り分として確保し、残りを当てた人で配分するのが基本システムです。なので運営側が損をすることは無いのですが、その枠組だけを拝借するのがノミです。規模が小さいと大穴を的中させられた場合に大金を支払わないといけないので赤字になることもあります。しかし参加者を集められて長期的に稼働させられれば、確実な儲けとなります。始める上での課題は、非合法であること、トラブルになりやすいこと、ある程度の資金力や人脈が必要なこと辺りが挙げられます。かつてはこれらをクリアできる暴力団や準組織の収入源だったようです。けれどネットでの購入が普及し、手軽に参加できるというメリットが消えた為、縮小傾向のようです。それでも、賭け金は後払いで良いことや、払戻率が少しマシといったささやかな理由で利用し続ける人も居るとは聞きます。そこまでして危ない連中と関わり続ける方は色々と末期なので、我々がどうこう出来る領域は過ぎ去っているとしか言いようがありません。 (・ω・) 何事も、ジャンキーにする過程が難しいのじゃよ 【時の権力者すら支配してるなんて盛ったらどうしていいやら】 マ:探偵と敵対する犯罪組織の規模は、どれくらいが適切やろか。 玄:考えてみれば、街の一つを牛耳ってるくらいでも、 個人で対抗するのは厳しいですよね。 マ:調子こいて裏社会の全てを取り仕切っとるとかにすると、 収集つかへんようになるで。 玄:そこまで行くと真相究明ではなく政治的に潰せるかどうかで、 出る幕が更に減りそうな気がします。 【定期的に前職での闇を垣間見せていくスタイル】 マ:警察と癒着してへん部分が、いっちゃんのファンタジーちゃうか。 玄:あくまで個人の見解として聞いておきます。 マ:いや、リアルの方がよっぽどやり口えげつないで。 小銭で飼い慣らされてるポリばっかや。 玄:何か実体験じみた熱の籠もりようですが、 ここを軽く流せるかどうかが処世術なのでしょう。 【異文化と違って配慮する必要が無いのは助かる】 マ:斬新な動機に出会って、目を丸くしたいねん。 玄:これほど事件で溢れていたら、もう無理じゃないですか。 人が人を害する理由なんて、そこまで幅がありませんし。 マ:つまり、超常的な連中と共存する世界やったらいけるんやな。 具体的には、悪魔とか幽霊みたいなやっちゃ。 玄:根本的に価値観が違う方々でしたら目新しくなるでしょうけど、 共感できるかと言われればどうなんでしょうね。 【デスゲームが生配信されるオチとしてならギリ許されるかも】 マ:人工知能がどないな事情で悪さするか想像つかへんなぁ。 玄:ソーシャルで注目されたかった辺りに収束しそうですが。 マ:数稼ぎに終始する、悲しきモンスターが誕生してまう。 玄:結局は人間の後追いしか出来ないとするなら、 深いのかも知れません。 マ:考えさせられる部分があるんはええにしても、 エンタメとしては及第点をちょっと割り込みそうや。 デスゲームのふわっとした雰囲気自体は嫌いではないのですが、あまりに作品数が多いので展開や結末について詳しい訳でもありません。AIが承認欲求で始めたというネタも、何処かにあるんじゃないかとは思っています。 蚯蚓と呼ばれる存在が居ます。ミミズと読みます。環形動物門貧毛綱に属する動物の総称です。細長い円柱状の肉体で、手足や目鼻といった分かりやすい器官を確認しづらい特徴があります。身体を一周する形で膨らんでいる部分がありますが、環帯と称することが多いようです。ここで区切った時に、短い方が頭部というのが一般的になります。地中に潜み掘り進むことで空気と混ぜっ返します。また土と共に生物由来の物質を捕食して排泄します。結果として耕している上、肥料を生産してくれることになるので、たくさん住んでいる土地は肥えているとされるのです。ミミズの名は、目見ず、つまりは視覚が無いことから変化したというのが通説です。漢字の方は漢語からの借用で、引き摺って歩いた跡が丘のようになる様から付けられたとされています。雌雄同体で、種類に依っては無性生殖をしたりもします。歴史は大変に古く、似たものであれば10億年近く前、今に近い形でも4億年前には誕生していたとされています。要するに環境の変化にやたらと強く、生物の完成形に肉薄している種と言い換えることも出来るでしょう。台所の天敵と同様に、人類が滅んでも平然としていそうです。強い動物というと恐竜や鯱といったのを連想しがちですが、ストロングにも色々あるんですよね。 (・ω・) 後の知的生命体に、人は太く短く生きたと評価されそう 【いつか使うからとゴミを捨てられない人みたいだ】 玄:今日も近辺で起きた事件の資料整理ですか。 マ:いざって時に役立つさかいな。 玄:地味な作業を厭わないのは美徳と言えましょう。 マ:含みがある言い方に聞こえるんやけど。 玄:本当に活用される日がやってくるのかについて、 疑問しかないからじゃないですかね。 【初動で道を間違えると迷宮入りになりやすい】 マ:実は無能な警官連中が誤認逮捕してもてて、 真犯人はのうのうとしとるゆう妄想するんは楽しいで。 玄:新聞を読んでいたら気付く展開は定番です。 マ:但し、根拠はあらへん。 玄:むしろそういった決め付けの類が、 過ちの原因になっているのではと言いたくなってきました。 【あくまでバイト扱いだから矜持が保たれる】 玄:依頼はたまに入ってくるなんでも屋的なものばかりですし、 時間はかなりあると思うのですが、他に何をしてるんですか。 マ:この雑居ビルの掃除とかやな。 それで家賃を大幅に負けてもろとるねん。 玄:もう、管理人として雇ってもらったらどうです。 マ:本業がそっちになってもたら探偵の純粋さがのうなるから却下や。 【結局は机上の延長線上に居る気がしてならない】 玄:将来的に卒論作りで活用できそうですから、 業務そのものに不満は無いんですけどね。 マ:何を専攻する予定なん。 玄:犯罪心理学系統にするつもりです。 マ:実地を知っとくのは、ええことやで。 玄:現場に出ることが稀だと、口にして良いんですかね。 難解な犯罪が専門の探偵が食べていけるのかというのは厄介な問題の気がしています。かのシャーロック・ホームズはどでかい依頼料を貰ったことがあって、それ以降は趣味みたいなものだったそうです。雑な感じもありますが、物語を成立させるには仕方がないことなのかも知れません。 |
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