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 ハンバーグと呼ばれる料理があります。ハンバーグステーキの省略形です。御存知の通り、挽き肉にパン粉、卵、刻み野菜、調味料などを混ぜ込んで焼き上げたものです。円形か小判のような楕円形が一般的です。狭義では牛肉主体を指しますが、豚や鶏といった他の獣肉、更にはイワシ辺りの魚肉も対象となります。語源は、ドイツのハンブルグにあるというのが通説です。18世紀頃、この地でタルタルステーキが流行しました。生肉を細切れにして、薬味や香辛料などを入れて食す調理品です。これに火を通したのが、ハンバーグの原型になったとされています。後にドイツでは独自進化を遂げて、フレカデッレやブレッテと称されるようになりました。しかしこれらは肉団子に近く、私達がイメージするハンバークとは少し違うみたいです。一方、この時期は欧州からアメリカ大陸への移民が活発でもありました。大西洋を渡って移り住んだ人達の中で、ハンブルク風ステーキが流行ります。ここで改良を施したものが日本へと伝わって、洋食の一品目になったのだそうです。ちなみに、今のアメリカ合衆国でハンバーグステーキという名称は滅多に使われないらしいです。パンズに挟んだハンバーガーは国民食っぽい扱いなのに、差が付いた感じはありますね。

(・ω・) 手掴みで食えるってのが、国民性に合ってたんかな

【歴史的に人間の質が向上してない所からも伺える】
月:抜け忍の末路は、悲惨だ。
朱:裏切り者には死の制裁です~。
黄:真っ黒な会社を辞めると嫌がらせされるし、
 伝統は脈々と息づいてるんだよぉ。
天:何処かで断ち切っておくべきだったのでは。
月:世の中、負の遺産ばかり継承されるから仕方ない。


【搾り取ったら用済みになるから小出しにするのが基本】
朱:何でこんなに厳しいんでしょう~。
月:ほいほい寝返られたら統制が取れない上に、
 里の情報を持ってるからな。
黄:上忍とか、生きた秘伝書みたいなもんなんだよぉ。
天:敵対組織から技術や人脈を持った方を引き抜く辺り、
 時代と地域を問わない、普遍性が高い戦術ですよね。


【弱味を握ってるから潰せないことにすれば問題ない】
天:今更ですが、何処かに所属していないと、
 忍者を名乗れないんでしょうか。
月:フリーランスってのはあんまし聞かん。
黄:どうやって仕事を請け負うんだよぉ。
月:派遣会社っぽいのを作れば一儲け出来るかもな。
黄:裏の情報に精通しすぎて、
 消される心配をした方が良いんだよぉ。


【実態が伴ってるかについては触れないであげよう】
天:最高神が下請けとなるのもどうなんでしょう。
黄:前提を覆しに掛かったんだよぉ。
朱:そんな心構えの方は、こちらからお断りです~。
月:そして何故か朱雀は雇う側の態度だ。
黄:里長に資格が必要って訳でも無いから、
 自称してしまえば誰でも忍になれるのかも知れないんだよぉ。

 世の仕事の多くは独立開業という概念があります。忍者はそれが困難な、数少ない職業なのではないでしょうか。現代的に考えると、民間の忍者って探偵じゃないかと言われるとそんな気もする訳なのですけど。
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 トランポリンと呼ばれる器具があります。英語では、trampolineと表記されます。四角形、または円形の枠に頑丈な布を張り、脚を付けることで宙空に設置します。そしてその上で飛び跳ねるのが主な使い方です。伸縮性を持たせる為にゴムやバネを組み込むのが一般的です。始まりは、中世のヨーロッパとされています。サーカス芸人のトランポリン氏が、空中ブランコの落下防止用ネットで曲芸を見せたのが名前の由来にもなりました。現代的な商品の起源は、アメリカのジョージ・ニッセン氏にあるとされています。彼は体操選手でもあり、着想を得て開発しました。その時に登録した商標がトランポリンだった訳ですが、馴染みすぎて今では一般名詞となっています。1960年代、アメリカで大ブームとなりますが、無茶な遊び方をする人も増えて怪我人が続出します。悪いイメージが付いてしまったことで流行は去りますが、スポーツとしては着実に根付いていきます。2000年から五輪競技として採用されたことからも、浸透が伺えます。全くの偶然なのでしょうけど、トランとポリンが擬音っぽいのも功を奏した理由なのではと、ちょっとだけ思ってみました。

(・ω・) 陰謀論的には、トランポリン氏は架空の人物の可能性がある

【突如として黄金色に輝かれても困る】
朱:保護色で壁に隠れるやつがありましたよね~。
月:同じ柄の布で誤魔化すやつが有用かはともかくとして、
 迷彩服は現代でも使われてるくらいだ。
朱:同化した動物さんは見つけづらいです~。
黄:朱雀なら何かすれば色を変えられる気がするけど、
 戻せなくなりそうだからやめておくんだよぉ。


【ちんどん屋が騒いでる隙にって技術はあるかも】
天:忍装束の主流が紺色や茶色なのも、似た理屈ですか。
朱:オシャレ感が足りません~。
月:実用性を極めると、味気なくなるもんだ。
黄:ファッションってのは目立つ為のもので、
 目的が真逆なんだよぉ。
天:奇術師的発想だと視線を引き付けることで、
 他に注意が行かなくさせられるんじゃないですか。


【ノックスの十戒を持ち出すまでもない掟破りだ】
天:朱雀さんは浮いたまま移動できますから、
 活かす方法がありそうです。
黄:徒歩より遅いこれを、どうしろと言うんだよぉ。
月:連想するのは、推理ものの足跡を残さないトリックだな。
黄:解決編でこんな珍妙な生物の仕業ですとかされたら、
 本を破り捨てるか、記憶から消し去るんだよぉ。


【実用性より研究対象として見た方が良い】
月:足音がしないのは悪くないかも知れんが。
朱:ふ~に~。
黄:本能的に、鳴かないといけないっぽいんだよぉ。
天:本当に使い道がありませんね。
黄:少しの重りで着地する、風に流されることがある、
 持続時間は気分次第と、考えるだけ無駄なんだよぉ。

 朱雀が浮けるようになって十年以上経ちますが、マジで活用法が思い付かない辺り、どうしようもないのかも知れません。流行の会話型人工知能にお伺いを立てれば糸口を見付けられるのでしょうか。トンデモにトンデモを掛け合わせて凄まじいものが誕生しそうな気もしますけど、それも一興というやつにしておきます。

 螻蛄と呼ばれる昆虫が居ます。ケラ、またはオケラと読みます。バッタ目に属し、コオロギの近縁種になるようです。特徴として、前腕付近が発達しているというのがあります。地中に巣穴を掘る習性があり、必要に応じて獲得したものと言えるでしょう。他にも形状が楕円形に近い、土を付きづらくする目的で細かい体毛が生えているなど、モグラに似た生態をしています。英名はmole cricketですが、直訳するとモグラコオロギになる辺りからも印象が伺えます。羽は残っているので空を飛べますし、陸上もそれなりに歩けます。更には水上移動も可能と、万能型です。バッタやコオロギの仲間なので、跳躍能力と鳴き声を持ち合わせていたりもします。一方、これといって秀でた部分が無いことから、オケラの七つ芸という器用貧乏的な意味の慣用句があるそうです。更に俗語としてのオケラは、一文無しを指したりもします。これはオケラを正面から見ると、お手上げ状態っぽいことから来ているというのが通説です。雑食性で作物を食い荒らすことがあり、どちらかというと害虫に分類されるせいか、ロクな使われ方をしてないなと思ってしまいますね。

(・ω・) 食用にもなるらしいけど、あんま聞かない辺り不味いのかな

【飛脚並に職務遂行の難易度が高い】
天:忍者といえば、逃走術です。
月:本拠地に帰るまでが任務だからな。
黄:遠足になってるんだよぉ。
朱:足の速さに全く自信が無いんですけど~。
月:何事も努力と応用でカバーできる部分はあるけど、
 限度がある好例だと思うんだ。


【大量のミカンで進路を塞いだら怒られる御時世】
天:マキビシは、最も有名な小道具でしょう。
黄:突起物を撒くことで、追手を妨害するやつなんだよぉ。
月:金属製のイメージが強いけど、実際は植物の実が多かった。
朱:食べられるんですか~。
天:生なら食材にしますが、乾燥させてるからどうでしょう。
月:食べ物を放り捨てるとか、近頃の倫理規程に引っ掛かりそうだ。


【どうやって手に入れるかまでは知ったこっちゃない】
月:現代だと手掛かりを残すことになるから躊躇われる。
黄:科学的な分析で産地を割り出されるんだよぉ。
朱:敵勢力が住んでるところのを使えば良いんじゃないですか~。
天:発想は忍者的ですよね。
朱:でしたら参謀忍者を目指します~。
月:肩書だけはカッコよさげだが、
 実力が伴わないやつの作戦に乗ってくれるとは思えない。


【史実のは音で威嚇する爆竹みたいなものとも言われてる】
天:煙玉は、視界を塞ぐ上で有用です。
黄:スパイ作品で似たのを見掛ける位には便利なんだよぉ。
月:同士討ちを恐れて、下手に動けなくなるのが良い。
朱:その点、忍者さんは心眼を会得してますから~。
黄:妙な設定が追加されたんだよぉ。
月:囲まれた状態で使用したらぶつかるだろうし、
 近いことは出来るんじゃないか。

 そもそもの話として、侵入を認識されてる時点で忍者として失格だと思ってはいけないのでしょうか。あくまで気付かれてしまった際の対処法ですし、見せ場を作れないじゃんと言ってしまえばそれまでなんですけど。

 瘴気という言葉があります。ショウキと読みます。伝染病を引き起こす毒気を意味する熟語です。古くから欧州では、病気になるのは空気が悪いという思想が支配的でした。発生する地域に偏りがある以上、外的要因に依るものだと考えるのは自然なことと言えます。現代では感染症の主因が細菌、またはウィルスとされているのは御存知かと思われます。しかしどちらも微細で、肉眼での確認が困難です。17世紀に精密な顕微鏡が発明され、細菌の存在は認知されました。けれどウィルスは更に小さく、人類が認識したのは200年以上経った19世紀末のことです。数千年の欧州史からしたら、最近と言えるでしょう。閉鎖空間に空気感染する病原体が居れば、患いやすいのは事実です。なので完全に迷信とも言い切れないのが、信じられ続けてきた理由と思われます。一方で瘴気という単語は、ファンタジー作品でドス黒いオーラとして扱われがちです。病というのは、悪魔みたいな連中の仕業であるとしてきた歴史もあるので、こちらもそこまで間違ってるとは言えないんですかね。

(・ω・) 魔王城から漏れてるのが演出だったら株は下がるだろうなぁ

【竹串辺りで代用しよう】
天:忍ぶ術の名が示す通り戦闘は最終手段ですが、
 生き延びる為に必要なこともあります。
朱:手裏剣を投げて良いんですか~。
月:怪しまれるから、たまにしか携帯しなかったらしいぞ。
黄:そこらの庶民に扮しての諜報活動なのに、
 懐から刃物がジャラジャラ出てきたら言い逃れできないんだよぉ。


【近付きすぎると客観視は難しいとも言える】
天:なので鎌などの農具で戦う術を開発しました。
黄:鎖鎌とかいう訳分からんものが使われた謎が解けたんだよぉ。
朱:振り回したら自分を傷付けそうです~。
天:あれは鎖の先に重りを付けて放り投げ、
 絡め取ってから攻撃するものですけど。
黄:朱雀は忍者を崇拝してるという割には知識に欠落があるけど、
 ファンは視野が狭くなるものでもあるんだよぉ。


【世間的に武器を見てニヤニヤする人は異常者よね】
月:忍者刀は、一般の日本刀とは形状が違う。
朱:少し短くて真っ直ぐなんですね~。
月:鍔も大きくて四角いが、
 これは地面に突き刺し足場として壁を乗り越える為だ。
朱:忍者さんらしい身のこなしです~。
黄:神器蒐集家だからか比較用のが出てくるのは便利だけど、
 こいつこそとっ捕まえた方が良いのではとも思うんだよぉ。


【要人抹殺は良いのかとツッコみたくなるな】
天:暗殺が目的なら、吹き矢というのもあります。
朱:肺活量が勝負になります~。
黄:朱雀の場合、直進するか怪しいんだよぉ。
月:それより毒を塗らなくても、
 刺さったらとんでもないことになりそうだ。
天:頭ふにふにとなるか、中毒症状が確認されるか、
 いずれにしても人道に反する行いです。
 
 忍者の戦闘能力に関しては、創作の度合いが増すほどに強くなる傾向があります。時の権力者が表沙汰に出来ない仕事を任せるという設定からして、妄想が膨らんでしまうのは必然と言えましょう。同時に、実態が掴めないせいで史実だとどうだったのか曖昧なところがあったりもします。

 ミトコンドリアと呼ばれる器官があります。人類を含む、ほぼ全ての真核生物の細胞内に存在しています。その数は部位に依って変わりますが、1つの細胞につき百から数千くらいです。人間の細胞数は約60兆なので、総数は京の域に達します。主な役割は、ATPの生産です。アデノシン三リン酸の略で、語感の良さから記憶に残りやすい単語かと思われます。これは肉体を稼働させるエネルギーなので、何らかの理由で減少すると機能が低下したり、障害となって現れます。つまりは発電所の様な立ち位置です。そしてこのミトコンドリア、実は最初から持ち合わせていた訳ではありません。20億年くらい前、活動源を酸素で作る細菌を取り込んだというのが定説です。名残として、ミトコンドリアには独自のDNAが確認されています。例えるなら、特殊な技術を持っているものの資本で劣る中小企業が、大企業の傘下となって最大限に活用する感じでしょうか。母体から見ると燃料を提供してくれて助かりますし、ミトコンドリア側は生存競争に関係なく繁栄が約束されています。まさにウィンウィンの関係と言えましょう。人間社会だと一方的に利を得ることばかり考える辺り、程度としては遥かに劣ってるのかも知れませんね。

(・ω・) 横取りした方が楽なのは、自然界も一緒ではあるか

【ダメ親が遺伝的欠点を押し付け合うやつだ】
天:という訳で、修行を開始します。
黄:技術を習得する気概がある分、
 口だけの朱雀よりマシなんだよぉ。
朱:私だって、その気になれば相当なものですよ~。
月:これこそ口先番長の典型では。
黄:短所は月読みたいな大人を真似したせいにすれば、
 心の安寧を保てるというものなんだよぉ。


【そもそも竹が縦に浮いてる時点で不審極まりない】
天:水遁の術は基本と言えます。
黄:竹筒を使って水中で呼吸する技なんだよぉ。
月:水圧があるから、水面ギリギリじゃないと吸えないらしい。
黄:隠れてないんだよぉ。
朱:透明度が低い泥水とかならいけます~。
月:そんなとこに潜りたくないんだが、
 仕事だからしょうがないんだろうなぁ。


【史実を元にしたフィクションですという最強の但し書き】
天:本物の水遁は水音で注意を引いて、
 その間に逃げるという見解もあるようですけど。
朱:忍者を不当に貶めたい勢力の捏造です~。
黄:この盲信っぷりが面白いんだよぉ。
月:娯楽としての歴史は、好きなのを信じれば良いさ。
黄:問題はしたり顔で聞き齧りの知識を披露してきて、
 取り扱いに困る輩が居ることなんだよぉ。


【何処に忍ばせてたんだよと言ってはいけない】
朱:私は、冷水に浸かれないという課題があります~。
黄:これ一つとっても、適性に難ありなんだよぉ。
月:ウェットスーツでも顔は防げないから、
 潜水服を用意するしかない。
朱:むしろ目立ってませんかね~。
天:先程の偽装ではありませんが、囮としては有用な気もします。

 水と言えば、水蜘蛛もアメンボの様に水上を滑るものではなく浮き輪にするという見解が主流らしいです。表面張力を考えても、人一人が水没しない浮力を得られる訳ないだろと言われればそうなんですけど、夢が一つ削られてしまう感じですよね。


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