2010
民主党小沢元代表の進退が注目されていますが、全てがグダグダですよね。そういや、中国漁船衝突のビデオもほったらかしのまんまですし、とっとと見せろよ。隠れ蓑にしてんじゃねーよ。まあ、自党のスキャンダルみたいなネタを隠れ蓑ってのも新しいですけど。こういうのは、党首と幹事長が協議して、トップ権限でスパスパスパスパ切り落とさないと、何も進まないんですが。え、去年の衆議院選からこっち、政治は何も動いてないですって。正論を言われると困るなぁ。
( ・ω・) 円高も止まらんし、そろそろ政権を返上してくれないかなぁ
とりあえず、ここに穴が空いてしまえば当面の目的は達成できたことになる。その後については、ややこしそうだから考えないでおこうと思うんだ。
「ん」
首を傾けて、ジュリは再度モグラに指令を出した。よしよし、これで外への道は確保できそうだ。
「ここでもう一回さっきの加速させれば、ちょっと面白いよね」
それ、面白いのはシスだけで、こっちはえらく気を遣うんだよね。そんな小市民の心の機微を、シスに理解して貰えるとはあんま思ってないけどさ。
◇
「く~、やっぱり外の空気と太陽の光は、一味違うよねー」
「そっかなー。稼業のせいか、あたしはどーもこう広くて明るい場所には解放感がなくてさ」
いつもの問答は、差し当たって受け流すとして。
「き、君達、どうやって出てきたと言うんだ!?」
あ、事情は未だに分かってないけど、とりあえず鉱山の関係者発見。
「えっと、管理の責任者を連れてきて貰えるかな。これで中々、癇の虫には触ってたりするからね。
そうそう。徒党を組んでどうこうってのはやめておいた方が無難だと思うよ。これで中々、戦闘慣れしてるからね」
本気で怒っても良いんだけど、相手は只の下っ端っぽいし、ここは一つ大人の対応をしておこうと思うんだ。
「わ、分かりました。親方を呼んできます!」
だけど、何故だかその男は想定以上に怯えた顔で走っていった訳で。
「うーわ、悪い男だねぇ。あんなドスの効いた声色で脅すとか、あたしらの仲間内でも通じそうだよ」
え、ちょっと待った。僕としては、割と普通に喋ったつもりなんだけど。
2010
北海道大学名誉教授鈴木章氏と、パデュー大学特別教授の根岸氏、そしてデラウェア大学名誉教授ヘック氏がノーベル化学賞を受賞したそうです。まあ、これでも理学部化学科の学士なので、一般人よりは受賞の概要が分かるのですが、ヤバい、鈍ってる。かなり噛み砕いてるはずなのに一杯一杯だ。つまりまあ、実用的な有機化合物を生み出すのに一役買った触媒研究の功績ってことだよ。噛み砕きすぎですか、そうですか。
( ・ω・) 二番じゃダメですかと言って一番になったら持ち上げる政府も、情けないもんだよね
「今回の一件は、疑問を口にしたクリスさんが悪いってことで」
「それは流石に、言いがかりよね?」
元来が器量人じゃない僕には、無性に責任転嫁をしたくなることがある。詰まるところは、そういうことにしておいてよ。
「話を纏めると、魔力供給は受け手側の術者に多大な負担を掛けるってことで良いのかしら?」
「ええ、まあ、どうもそれが一番、納得出来る解釈みたいです」
ジュリに回復呪文を掛けつつ、そんな言葉を口にした。
「折角、面白い技術だと思ったんだけどなぁ。
いや、ちょっと待ってよ。これはあくまで体力の無い子がいきなり全力疾走して脇腹が痛くなるみたいなもので、訓練次第では耐えられるようになるかも知れないよね?」
うんうん。僕がなんてこと無いのも、日々の鍛錬の賜物かも知れないし。
「アレクって、本気で研究職に専念したら、ヤバい実験とかしてお尋ねものになりそうだよね」
ほとぼり冷ます為に故郷を旅立った盗賊さんに言われるのもどうなんだろう。
「あ……う……」
おっと、ジュリの意識がこっち側に戻ってきたみたい。
「水が……飲みたい」
あ、はいはい。お姫様の仰せの通りに。
「頭に、泥が」
えーと、はたいちゃって良いのかな。女の子相手にそんなことするのは気がひけるけど、本人の要望だし良いかな。
「背中が、ちょっと痒い」
「……」
ん?
「何で僕が、召使みたいになってるのかな」
「てへ」
意外と、素は根性入った性格してるんじゃなかろうかと思ったよ。
「ま、良いや。あとほんの数歩でで良いから、モグラ動かしてよ」
2010
昨日、『小沢氏は民主党を離党し、その流れの中で議員辞職すべきだ』と発言した牧野議員が、国会対策委員長代理の役職を辞任し、受理されたそうです。いつものことですが、お前らネタでやってんのかと。何さ、この露骨な言論弾圧。日本で天安門が起こる日も、近いのやも知れませんねぇ。
( ・ω・) しかし長引けば長引く程、民主党に打撃って、未だに分かってない民主党議員が多いよね
「これは……どういうこと?」
頭と肩を覆った土を払いつつ、クリスさんはそんな疑問を呈した。
「単純に考えるなら、僕が魔力を送ったことでジュリから発せられる思念と言うか、操作の力が増強されたんじゃないでしょうかね」
あくまでも一例から推察される仮説で、裏は何一つ取ってないんですけどね。
「ぼー」
そして、ジュリは相変わらずの魔力を消耗した状態だし。全然、回復には役立って無いんだけど。
「これくらいにしておこうっと」
左肩から手を離して、魔力の放出も押し留めた。何しろ、今までに聞いたことのない実験だけに、長くやりすぎて、悪影響があるとも限らない。
するとモグラはすぐさまその動きを緩めて、ちょっと前の速度へと立ち戻った。
「状況を纏めると、魔力を供給しても、すぐさま放出しちゃうってことかしら?」
「呪文に準じるものを使ってる時ですからね。平時ならもしかしたら吸収するかも知れません」
これはちょっと、本格的に検証してみる現象だと思うんだ。って言うか、何でこれが知られてないのか、そっちの方も気になってしょうがない。
「もしかして、攻撃魔法で応用すれば、凄い威力が出せるんじゃないだろうか」
幸いにと言うべきか、何故か知り合いには魔術の類に長けた人間が多い。うわ、これは心がかなり踊ってるかも知れない。
「う……ん」
途端、ジュリがそんな言葉を漏らして、パタリとその場に横たわった。あ、あれ。どうしちゃったのさ。
『ク……ピー……』
一方で巨大モグラは巨大モグラで穴を開けきったところで力尽きてしまう。
ちょ、ちょっと。そんなところで寝られても、邪魔なだけだから!
2010
民主党の前の前の幹事長であり、前の前の代表でもある小沢一郎氏が、検察審査会に依って強制起訴が確定したそうです。まあ、裁判で無罪になる可能性も充分にある起訴なので、立場が果てしなく微妙ではあるのですが。小沢一派曰く、『推定無罪だから離党なんてしない』だそうですが、じゃあ、何で石川氏は離党したんですかね。つーか、この問題が長引けば長引くだけ、民主党に打撃という見方もありますが。どうせしばらく浮き上がってこれないんだから、とっとと議員やめて、次の衆議院選に備えればいいんじゃ……あれ、議員辞めたら、金丸師匠みたいに脱税で逮捕されるんでしたっけ。八方塞がりどすなぁ。
( ・ω・) これ、この前の代表選に勝ってたら、むしろ政界どうなってたん?
とはいえ、これも面白い着想だ。何しろ、魔力が不足してると言って、マホトラで吸い取ってから発動したんじゃ単純に二倍は時間が掛かる。相方の術者が魔力を送り込みつつ、もう一方が放つとかいうのも、新たな戦術として有り得るんじゃなかろうか。
「一応は、使えるんですけどね」
若干の自慢になるけど、生来、持ち合わせてる魔力が多いらしくて、実戦でマホトラを使わざるを得ない状況にまで追い込まれたことがない。だけど戦術が増える可能性があるなら、少し織り混ぜてみようかな。
「その場のノリで構築するのは苦手なんですが、ちょっとやってみます」
ええと、対象の核から魔力を吸い取る訳だから、逆に送り込んであげれば良いんだよね。まあ、言葉で言っちゃえば簡単だけど、そんなこと出来るんだろうか。そりゃ、純然たる魔力を放出するってのは修行で良くやるけど、それを相手方が受け入れる状態じゃないと吸いとってはくれない様な。ま、試しにだから、失敗したって別に良いんだけど。
「よっと」
僕も座って壁にもたれ掛かると、右手をジュリの左肩に充てて精神を集中させた。さぁて、どうなるかな、と。
『クペッポ』
不意に、変な鳴き声を聞いた。
「な、な、な、何、一体?」
驚きながらも、集中を切らさず魔力を送り続けてる自分にちょっと感心しつつ、周囲に気を配った。そうしたら、そこにはすごい腕の回転で土を掘り進む巨大モグラの姿があった訳で――。
あら~。シスとクリスさん、土まみれのみすぼらしい格好になっちゃって。かくいう僕も、被害が少ないだけで、そこそこ被っちゃってるんだけどさ。
2010
ふと、参議院選からこっち、国民新党の影がおっそろしく薄いと気付く。あれ、与党の一角ですよね。まあ、民主党代表選に口を出さないのは仁義ですけど、尖閣の時も何も言ってませんでしたよね。担当大臣じゃないからとか、訳分からない言い訳してそうですけど。ってか、大型補正予算派だったような。開会した臨時国会も、与党内乱闘が始まるんですねぇ。
( ・ω・) 社民の様に離脱して空気なのと、法案に関われるだけそっちの方が美味しいのか
「いや、動きがのっそりしてるからあれだったけど、流石はモグラだねぇ。掘るべき対象を見たら、こんなにも生き生きと働き始めるなんて」
唯、思ったより掘り返すのが速いせいで溜まった土をならす作業が大変だった。何しろ、専用の道具が無いもんで、手と足くらいしか使えるものが無いし。シスは鞘ごと剣を使えば良いじゃんって言い出してたけど、剣士の端くれとしてそれは流石に抵抗あるんだよ。
「ぼへー」
一方で、魔力を使いすぎてるのか、ジュリはお尻をついたまんま壁にもたれかかっていた。身体が大きいと、使う分量も多いんだろうか。いつにも増して、ぼんやりとしてる様な。
「これも個人的な興味なんだけど」
「はい?」
「私は余り才能が無いから良く分からないんだけど、魔力って多少なら遣り取りが出来るんじゃなかったかしら」
「ああ、マホトラですか」
クリスさんの問いに、僕は説明する順番を纏める為、幾らか間を取った。
「大本は、モンスターの中に不思議な踊りっていう、魔力を吸い取っちゃう特技を持った奴が居たんですよ。そこから発想した昔の偉い魔法使いが、主としてモンスターの、場合に依っては人間からも吸い取れる呪文を開発したらしいです」
呪文に分類されてるけど、殆ど魔力を消耗しないから、技能ってことにしても良いという説もあるんだけどね。僕としては、魔力を媒介してることに変わりはないから、呪文で良いと思うんだけど。
「送り込んであげたら、少しはマシになるんじゃないの?」
「えっと、マホトラはあくまで術者が吸い取る呪文ですから、それは難しいです」