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2011

0907

 アメリカには、死後、肉体を冷凍状態で保存し、遠い未来、仮に生き返らせる技術が確立されることがあったら、生き返らせるサービスというものがあるんだそうです。
 ふむ、まあ、言わんとすることは分からんでも無いけど、それを、その会社が守ってくれる保証は何処にも無いですよね。子孫が文句言うったって、三代も下がれば、どうでもいい人が主流でしょうし。つーか、何百年後まで、会社もつつもりかよ、どんだけ老舗だよ。
 という訳で、万に一つも生き返れる気がしないのですが、それでも申し込む人はそれなりに居るんだとか。どういう価値観の下で成立する契約なんでしょうね。アメリカ人の考える事、良く分からないです。

( ・ω・) つーか、キリスト教で生き返りは、奇跡扱いだった様な?

「あの二人の方が、よっぽど仲良いよね? 数年振りに会って、あそこまで親密に剣を振るいあえるとか、古い馴染みって良いもんだよ」
「何か、言葉に張りが全然、感じられないんだけど」
 だって、割と適当に言ったんだもん。
「あたしの古い馴染みって言ったら、殆ど牢獄にとっつかまってるからなぁ。国家権力があんま及んでないとこでやってるトランスは、正しかったのかもね」
 こう、地味に心を抉ってくるのは、良くも悪くもシスの特性だよね。
「お師匠様~、頑張って~」
「こら、てめぇ! 安全なところから物言ってんじゃねぇ! 降りてきて、俺と代われ!」
「いやぁ、お師匠様の御指名とあらばお代わりしたいのは山々なのですが、どうにも、今朝やられた左肩の具合が芳しくなくて」
 実際のところ、アクアさんの回復呪文で、ほぼ完治してるんだけど。
「弟子を見れば、師匠の程度が知れるとは、良く言ったものね」
「嬢ちゃんが言うか!?」
 成程、僕の剣の腕云々はともかく、人格的な面も、あそこのお師匠さんとアリアハンでお世話になった老先生の教育の賜物になるのか。うーん、そう考えると、別に人間的な向上なんて、とりあえずはしなくても良いかな、なんて思っちゃう辺りが、人として大概な話なんだよね。

 


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2011

0906

 昨日、電気料金が高いぞ、フルァ、と書いたところ、タイミングの良いことに、東電の価格設定要素の一つである原価が水増しされているのではないかという疑惑が噴出してきました。よぉし、やっぱり戦争だな。いや、別に潰すまではいかんでいい。発電送電分離した上で、参入を自由化するだけで許してやる。電電公社が民営化してNTTになった時は、結局、インフラ自体はNTTが握ってて、かなりの既得権益が残ったからな。送電屋は新規立ち上げするくらいの勢いでいかないと意味が無いんだけど、この国じゃなくても、非現実的だと気付き始めた。

( ・ω・) 私は投げた! 誰か、この意志だけを引き継いでくれ!

「んじゃ、まあ、伝えましたんで」
 しばらく会えないかも知れないし、他の船員達にも挨拶してくおこうかな。
「この業界、いつ現世とお別れになるか分からない、因果なもんだしねぇ」
 軽く気落ちさせてくれたシスの発言は、華麗に受け流すとして。
「うぎゃぁぁぁあ」
「ん?」
 やや高いところから、舳先近くの甲板を見遣ってみると、さっきの僕の戯言通り、お師匠さんとクリスさんが剣を交えていた。尤も、剣技に対してそこまで情熱がある訳じゃない上、年齢的にも上限が見えてるお師匠さんと、育ち盛りの十代の六年を剣に捧げたクリスさんじゃ、その開きは埋めがたいものになって然るべきで。平たく言うと、一方的な虐待にすら見える。クリスさんも、大人気ないと言うか、何と言うか。
「ケインズ一刀流、波状の太刀、『小波』」
「ぐげぇ……じょ、嬢ちゃん、あなたは間違っている。俺の知る限り、ケインズの爺は、こんな弱い者イジメの剣を振るうことをよしとはしなかったはずだ」
 あらら。自分で、弱い者って認めちゃったよ。
「私は、中目録止まりだったからいーのよ」
 そしてクリスさんも、その理屈もどうなんですか。大体、ケインズ一刀流の指導体制がどうなってるかは知りませんけど、大師範であるケインズ翁が亡くなってる今、昇級とか滞ってるんじゃないですかね。

2011

0905

 電気料金が、高い! ふざけんな! 八月だからって、意地でもクーラー、エアコンを使わぬうちの料金がこんなになる訳が無い。つーか、なったことがない。確実に、陰謀です。普通に、東電補償の補填や、火力偏重のシワ寄せを食らってる訳ですが。
 『節電対策には、電気料金上げれば解決さ、HAHAHA』とかぶっこいていた私ですら、自分に被害が及ぶとなると話は別です。これでも、東電社員は給料大してカットされてない上に、ボーナスまで支払われたんですよ。納得いきますか、皆さん。立てよ、国民! 今こそ、革命の時じゃ!

( ・ω・) 人間、何故にここまで公共料金の値上げには厳しいのか、自分でも良く分からない

 さぁて、若者らしい、罪の無い復讐はこれくらいにして、船長室へ、と。
「船長ー、居ますかー。名目上の船の所有者が帰ってきましたよー」
 一年半くらい乗ってきたけど、未だにこの船が借り物っていう意識が抜けてないよ。
「ほぉ。予定の日数の半分程で戻ってくるとは……帰ってくる時、ルーラを使いましたね」
「半身で振り返りながら、大仰な顔して言うことですか」
 海の男をやってると、精神年齢が全然、成長しないんじゃないかって疑惑が湧いてきて困るよね。
「結論だけ端的に言いますね。僕達これからノアニールとレイアムランドに行って、もしかしたらしばらく戻ってこないかも知れないんで、船は別行動でポルトガに戻って、待機して下さい」
「な、何ですって!?」
 それは、もう良いですから。
「我々海の男に、陸に上ったマリンスライムになれと?」
「海の男ったて、港から港に行くのが基本的な仕事なんですから、年中海の上に居る訳でも無いでしょうが」
 しかし、この人達、妙にテンションが高いなぁ。もしかして、ものの数日で暇を持て余してたんだろうか。もう少し、海の男は有意義な時間潰しを開発した方が良いと思うんだけど、どうなんだろう。

 


2011

0904

 経緯はよく憶えていませんが、昨日、20世紀のサイエンスエボリューションである、量子論と、相対性理論の概要を軽く復習しました。英訳してみたのには、意味がありません。
 まあ、21世紀のこの現代、科学を嗜もうと思ったら避けては通れないこの二つですが、一般の感覚からは理解し難いこと、この上ないのです。
 光とは、波動であり、粒子である。粒子である光を光子と呼ぶが、重さはない。微小なのではなく、ゼロである。粒なのに、ゼロ……だと? 
 世界は、微視系に於いては不連続である。階段状!? 世界は全て、階段っぽく出来てる訳!?
 電子の位置を確定すると、保有する運動量を確定できず、運動量を確定すると、位置を確定できない。は、はいぜんべるくのふかくてーせーげんり。語呂は微妙に良いのが、何か悔しい。
 シュレディンガーの猫、マクスウェルの悪魔、ラプラスの悪魔といえば、三大、何となく凄そうな科学用語としてマンガなどにも登場しますが、正しく解釈して用いられてる作品は少ないですよね。かくいう私も、良く分かってません。この三つは、量子論を用いなければ正しく理解出来ないっぽいのですが、そこんところを挫折した私には何が何やら。なんとなーくで良いなら語れるんですけどね。肉まんで言うと、薄皮くらいは分かってると思います。肉餡までは、とてもとても。

( ・ω・) 割と本気で、高校でこの二つは教えるべきだと思うんだ!

 こう、商売の話じゃないけど、氾濫というか、数が増えてくると、一つ一つの価値はどうしても下がるよね。
「そりゃあ、しょうがねぇなぁ。俺ぁ、自分が見た中でその道で上位に入りそうなのは、とりあえず褒めとくことにしてるんでな」
 一般論として、器量が大きい人は歴史とか、客観視点から物を判断し、逆に小さい人は自分個人の経験でするって言うけど、お師匠さんって、まんま後者だよね。
「まあいいや。アントニオ船長は何処?」
 とっとと伝えることを伝えて、次の目的地に行こうっと。
「船長なら、船長室に居たと思うが」
「何の捻りもない返答を、どうもありがとうございます」
「居場所を聞かれて、どう面白くしろってんだ!?」
「そこを何とか考えるのが、大人ってものじゃないですか」
「聞きましたか、皆さん。こいつはこういう人間なんですよー。勇者なんて表向きで威張ってても、所詮はこんなものですからねー」
「仲良いわね、あなた達」
「とりあえずは、褒め言葉として受け取らせて頂こうかと。
 ああ、僕はちょっと船長のところに行ってきますから、六年ぶりに、どれだけ剣の腕に磨きを掛けたか、旧交を温めておいては如何でしょうか」
「おい、コラ、バカ弟子!」
「うふふ」

2011

0903

 新防衛相の一川氏が、『私は安保問題の素人だから、これが本当の文民統制だ』的な発言をしたことが物議を醸しています。
 み、民主党のアホは底無しか。次から次へと、ニューフェイスが。何か、柳田法相の時も同じこと書いた気がするぞ。どういう脳構造してるんだろう。建前上、その筋の専門家が大臣になるのが当たり前というか……え、このレベルで突っ込まないといけないの? 素でビビったんだが、どうしよう。

( ・ω・) 柳田法相の時と同じく、辞めなきゃしょうがないんじゃないか、これは

「むしろ、その経緯とやらを聞きたい感じなのですが」
「ケインズ翁が、私の上達度合いを見る為に、同等な相手を選んだってだけの話で、面白いことは別に無いわよ」
「あんの腐れ爺。腕を見る目が確か過ぎて、日が暮れるまで打ち合っても、ケリがつきやがらねぇ」
「ちなみに、それってどれくらい前の話です?」
「六年、かしらね。大体、今くらいの肌寒くなってくる季節だったと思うけど」
 クリスさんが指折り数えて、記憶の糸を手繰ってくれた。
「えっと、クリスさんが剣を始めたのが、八足す一で、九年前で……お師匠さん、修行歴三年の女の子と同等だったということになりますよね」
「哀れみの目で見るんじゃねぇ!」
 この船では間違いなく一番の剣の腕を持つ人だけど、こういう物の見方をすると疑問符がついてくるよね。
「こいつの剣才が尋常じゃねぇんだよ。何人か爺の弟子を見る機会があったが、あのアホみたいなシゴキに平然とついていったのは、この嬢ちゃんだけだ」
「そんなに持ち上げたって、士官の口利きはしてあげないわよ」
 そういった意図で出た発言なのだろうか。
「と言いますか、そうポンポカ持ち上げられると、僕の魔法の才についての発言が安っぽく聞こえてくるんですが」


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