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 片鱗、という言葉があります。文字通り、鱗の一欠片を意味します。同時に、ほんの一部分という語意も持ちます。大器の片鱗、大物の片鱗など、偉大だったり、巨大なものの一部という使われ方が多いので、やっぱり龍絡みなのかと思いきや、別にそういう訳でもないようです。まあ、小魚だろうが、トカゲだろうが、全体から見れば鱗の一枚なんて髪の毛くらいの比率しか無い訳ですが。しかし、龍クラスならいざ知らず、小動物の鱗を見たところで元を想像したり、驚嘆するのは難しい気もします。一方で、小物の片鱗という表現をしても通用する部分がある感じもありますし、やっぱりサイズは関係ないのやも知れませんね。

(・ω・) 器が小さいという、強烈な個性が前提にあるからって解釈も可能だが

【使うという判断をしたのかさせられたのか】
黄:あんたら、うたた寝してる間に何を語ってやがるんだよぉ。
月:ここは神々が茶を飲みながら歓談するスペースだろ?
黄:そう公認した記憶は無いんだよぉ。
月:世の中、公式より、勝手にそうなったものの方が重宝されるからな。
  ファンが作ったのに気付けば逆輸入されてる二次設定みたいなもんだ。
黄:例えが偏りすぎてて、共感できる部分が少ないんだよぉ。


【形式的には西からやってくる悪いものを追い返すのが仕事らしい】
朱:黄龍さんは、悪魔さん側についたら面白そうなものを思い付きますか~?
黄:それ以前に東洋は、西洋ほど善悪の区別がハッキリしてないんだよぉ。
マ:せやからウチらも大して迫害されへんねんな。
朱:そういえば四凶さんみたいに、極悪非道な過去があるのに、
 一種の守り神として働いてる方も居ましたね~。
月:あれは単に、現在進行形で懲役刑みたいなもんにも見えるがな。


【天照や須佐之男のエピソードにもツッコミどころは多い】
黄:白黒の勾玉が組み合わさったみたいな太極図を見ても分かるように、
 陰と陽は混じり合ってて、分かり易い境界線が無いというのが東洋的なんだよぉ。
月:闇落ちはむしろ復活フラグなのにも影響してそうだ。
マ:例えが一々寄っとんな。
朱:こんな月読さんでも貴子と呼ばれて善神扱いなんですから、
 実証して回ってるようなものですよね~。


【刹那的で退廃的ってまさに月読そのものだよな】
マ:ちゅう訳で、黄龍はどうせ暇やろ。ウチらの手伝いせーへんか。
月:プロレスのヒール転身だと思えば、ありっちゃありか。
朱:麒麟さんと思う存分やりあえますね~。
黄:それで勝ったとしても、復権できない口実を与えてるみたいなものなんだよぉ。
月:まあ一応は聖獣だし、完全に悪に染まったのを受け入れはしないかも知れんが。
マ:そんな先のこと考えてるようじゃ、悪魔やる資格なんてあらへんな。

 本当、なんとなく黄龍を序盤に出しそびれただけで、最後まで温存することになりました。一応、皆勤中なので、完全に休む時は、それはそれで何か仕込まないといけないのかとは思っています。
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 本将棋に於いて、打ち歩詰めは禁止手です。これは持ち駒として獲得した歩兵を相手の王将、ないしは玉将の頭に打つことで、一手も動かせない状態にして終局させることを禁じたものです。やってしまった場合、反則負けになります。将棋を少しでも齧ったことがある方なら誰しも知っているルールです。が、どういった経緯でこれが成立したのかは、割と謎に包まれているのだとか。少なくても江戸時代の初期にはあったものなので、将棋とは切っても切れないシステムなのやも知れません。聞いた話に依ると、これがないと大幅にバランスが悪くなるらしく、絶妙な設定なのだそうです。歴史があって廃れないものには大体、意味がある。そういう一例なのでしょうね。

(・ω・) 本格的に無い場合もあるが、それは悪習と切り捨てられる

【フリルの類はそういった意味がある気がしてならない】
マ:猫で思い出したけど、ライオンは神聖な動物扱いになるらしいで。
朱:それはどうなんですかね~。
月:相手の体格で態度を変える。自然界に限らず、人間もよくやることだ。
マ:あとはタテガミやろなぁ。あんなん生えとったら特別感あるやろ。
朱:だから一部のファッションは、やたらと襟が大きくなるんですかね~。
月:猫が威嚇する時に毛が膨らむのと同じだと思うと、一気に滑稽感が増すな。


【求められるものを提供するプロフェッショナルの仕事かも知れないぞ】
朱:そういえば象さんが居る地域では崇められてることが多いですよね~。
マ:でかいっちゅうんは、それだけで信仰の対象になるんやろな。
月:今からでも月読の設定を盛ってなんとかできないだろうか。
  本気を出せば月に届くほどの巨体とか。
朱:この中学生が考えた感じが、逆に神話っぽいですよね~。
マ:精神年齢そこで止まってるし、しゃーないんやろな。


【笑うことしか許されない人生を送ってきたんだろう】
月:邪悪なものに対抗すると言えば、魔除けで有名なシーサーが居たな。
  獅子が語源という説が有力視されてるらしい。
朱:あの強面に、悪霊さんも恐れおののくんですかね~。
マ:ウチら、いかつい顔でビビったりせーへんで。
  むしろいつ会うても笑とるやつの方が怖いわ。
朱:笑顔タイプのシーサーさんも作られてるらしいですけど、
 たしかに背景はかなり壮絶そうですよね~。


【当然ながらファンタジー作品ではこの限りではない】
朱:西洋にも似た立ち位置のガーゴイルさんが居ますよね~。
月:悪魔の一種だけど、縄張り主張することで追い返す意味があるみたいだな。
  シーサーや鬼瓦と同パターンとも言えるが。
マ:問題は、あいつら魔除けと雨どい、どっちが本業なんか分からんところや。
月:彫像と排水能力、どっちが欠けてもガーゴイルとは認められないらしい。
朱:お刺身と御飯、揃わないとお寿司とは呼ばないみたいなものですかね~。

 ライオンと虎はどっちが強いかと幼児期に必ず通るもののような気がしますが、一対一なら虎なんでしょう。そもそもライオンは集団戦法が得意な訳ですし。

 春の色、と聞いて、皆さんは何を連想するでしょうか。青春と書くことからも分かるように、陰陽五行的には青です。この場合、新緑が碧と蒼的に混じっているのかも知れません。木行ですから、思いっきり植物関連の担当ですし。一般的な日本人としては、春の訪れを告げる桜色が一番の多数派になるのでしょうか。逆に、日本以外では、あの薄いピンク色を思い浮かべないんだろうかと思うと、文化の違いを感じてしまいます。でも、日本のアニメが好きな方なら、定番の季節表現として刷り込まれている可能性もあります。日本ほどではないにせよ、海外にも桜はたくさんあるので、関係なしに想起する方も居るのやも知れませんが。やっぱり文化圏毎に感覚は色々と違う訳で、尊重しようと口にするのは楽ですが、実際のところは難しい部分が多そうですね。

(・ω・) 朱夏で、夏は赤系統のはずだが、日本人には青い空と海ではなかろうか

【生態系への干渉はエゴとか以前にしっぺ返しがとんでもない】
朱:使い魔と言えば、黒猫さんが定番ですよね~。
マ:ちゅうか、猫全体を悪もんにして排除したらネズミが増えてもて、
 笑えん結果になったことならあるで。
月:あんたら悪魔が唆したのを疑う展開だよな。
マ:ホンマに怖いんはウチらやのうて、
 盲信から生まれてまうパニックっちゅう話やろなぁ。


【居るだけで働いてるとかほぼ神様じゃなかろうか】
猫:うまーお。
月:白毛玉の権化が、何か言ってる。
朱:『猫のありがたみが分かったら、もっと丁重に扱え』って言ってますね~。
マ:こいつら、うまいこと人間に取り入っとる思てたけどホンマは逆で、
 人にとって益が大きいから可愛く感じるようになったんちゃうかな。


【何を言っても自分に跳ね返る自傷拳法の達人】
朱:犬さんは、あまり悪魔との関係を感じないですよね~。
月:あいつら、勤勉で上下関係にうるさいし。
マ:どっちかゆうたら天使側って雰囲気あるわな。
月:そりゃ、奔放で自分本意な猫が悪魔扱いされるよなとは思う。
朱:問題は、それを月読さんが口にしても、
 自己紹介にしかなってない点ですよね~。


【私が軽く吠えますからビビったフリをして一歩退いて下さい】
朱:ですけど、上下関係はともかくとして、
 むしろ悪魔さんの方が仕事に対して真面目って結論出てませんでしたっけ~。
月:天使サイドが倍の勢力なのに均衡が保たれてる辺り、
 明らかに手を抜いてるって意味なら、まあ。
マ:ウチらみたいな分かり易い敵がおらんと、権威を維持でけへん部分もあるねんで。
朱:となると、犬さんと猫さんの対立のようなものも、
 着地点が計算された出来レースなのかも知れませんね~。

 なんでも、国内のペット数が、とうとう猫が一位になってしまったんだそうです。散歩が要らない、ある程度の広さがあればむしろ室内に閉じ込めておいた方がいい、と、現代人の価値観に合ってるのやも知れませんね。

 サーベルタイガーという絶滅種が居ます。上顎の犬歯が発達したネコ科の肉食獣の総称で、その特徴的な容貌から知名度が非常に高いです。和名は、剣歯虎になるんだそうです。彼らの歯の強度は意外にもさほど高くなく、血管など、柔らかい部分を狙って致命傷を与えるというのが基本的な狩りの仕方だったのだとか。誤って折ってしまうと生存率が大幅に下がるという、難儀な生態を持っていました。更に、顎も大して強くなかったというのが定説っぽいです。他にも後ろ足が一般的なネコ科と比べると貧弱な為、小型、中型の動物を捕らえることが苦手で、大型動物、例えばマンモスなどを狙っていたのではと推察されているのだとか。だからあの巨大な牙が必要だったのでしょう。絶滅した理由は諸説ありますが、どうも単に環境の変化に適応しきれなかったというのが有力なようです。その姿と同じく、尖った能力の持ち主なので、時代についていけなかったのは必然なのやも知れませんね。

(・ω・) 人類に依る乱獲説は、入植時期などが合わない為、否定傾向なのだとか

【現実逃避に勝る自衛手段は存在するのだろうか】
月:現代日本でこそ害獣のイメージが強いカラスだが、
 ヤタガラスやカラス天狗の様に、神聖な存在だった時期もある。
朱:頭が良すぎるせいで疎まれたんですかね~。
マ:そないな感じの生々しい話、ウチは好きやで。
月:成程。そういった理論武装をすれば、
 私が冷遇されてることに心を痛めずに済むな。
朱:そんな風に考えた時点で、既にダメな気もしますけどね~。


【あのカラーリングのお陰でクールキャラっぽいところはある】
朱:ですけど、元が色黒のカラスさんを悪の道に引きずり込んでも、
 イメージ戦略的に微妙じゃないですか~。
月:暗黒化したのかどうか、分かりづらくはある。
マ:いっそ、黄金色に光らせてみるんはどうやろ。
月:神々しいような、下品なような、微妙なところだな。
朱:どうあれカラスさんに一番似合うのは黒だということは分かりました~。


【祭り上げるという言葉からもその一端が伺える】
月:日本だと他に、お稲荷さんの狐とかが挙げられるな。
  農作物の被害や寄生虫があるから、カテゴリとしては害獣なんだが。
朱:少しくらい、心温まるお話は無いんですかね~。
マ:野生動物として見たら共生は難しいさかい、しゃーないで。
月:というか、褒め殺して懐柔しようというのが日本的な信仰だと言われると、
 必ずしも否定しきれない部分はある。


【それも信楽焼風のずんぐりむっくりタイプを】
朱:狐さんと言えば、狸さんはどうなんですかね~。
月:祀ってるところが無い訳でもないが、圧倒的マイノリティなのは事実だな。
マ:人間を騙すイメージが強いからちゃうか。
朱:悪魔さんが言いますかね~。
月:よし、日本産悪魔の使い魔に、狸を採用してみようではないか。

 カラスを漢字で書こうかとも思いましたが、鳥と見分けつかねーよということでカタカナ表記にしました。鴉の方だと、ちょっと気取ってる感が強い気がしたというのもあります。

 過日、平昌冬季オリンピックが閉幕しました。あんまし見てなかったので詳しくは知らないのですが、日本は結構なメダルを獲得したのだそうです。それはそれで喜ばしいことなのですが、ふと思ったのはメダルの権威についてです。世界的スポーツの祭典ですから、価値があるのは当然です。しかし、オリンピックに選出される程の競技は、個別に世界大会も開かれているものが多数派でしょう。そちらより評価されるというのは、業界としては色々と考えることがあるのではないでしょうか。例えば、サッカーであれば明瞭です。ナショナルチームの最高峰はワールドカップ、クラブチームはチャンピオンズリーグと、大体の人が答えるでしょう。野球はあまり国際試合が盛んではないので、WBCになるのか、オリンピックになるのかは微妙なところです。そもそも、東京以降も残るか曖昧ですし。しかし、クラブチームとしては、メジャーリーグのワールドチャンピオンで異論がある人は殆ど居ないと思われます。ボクシングなんかは、オリンピックはあくまでアマチュアのトップと住み分けてる感じがあります。観戦することが主な私達も、オリンピックで興味を持ったら、それぞれの大会を覗いてみる契機とするのが正道なのかも知れませんね。

(・ω・) 選手達がどう思ってるのか聞きたいけど、答えてくれないだろうなぁ

【仏教で地獄に行かない条件が厳しすぎるのに通じるものがある】
朱:それで、具体的にどなたをヘッドハンティングするんですか~?
マ:色々考えとるけど、ペガサスとかどうやろ。
月:ブラックペガサスとか、たしかにそそられるものがあるな。
朱:只のダークヒーローっぽい感じになりませんかね~。
マ:純血主義の天使共にしてみれば、それも立派な悪魔枠やで。
朱:むしろ天使側に属する方を探す方が難しそうですね~。


【朱雀が口にすると言い訳にしか聞こえない】
朱:それはともかくとして、黒じゃなくちゃダメですかね~。
月:他に悪魔っぽい色と言われると、濃い紫?
マ:夕闇が夜の入り口ちゅうことで、不安を煽る色ではあるわな。
月:とはいえ、日本で白装束は死を覚悟の意味があるし、
 文化圏で色が持つイメージなんか全く変わるものでもある。
朱:赤が情熱の色と決め付けるのは、了見が狭いってことですね~。


【月読が良い方に属さないことだけは確実である】
朱:お馬さん繋がりで、ユニコーンさんはどうですか~?
月:あいつら、清楚女子が好きとかいう時点で、
 本当に善玉でいいのか疑問が残るけどな。
マ:現代の感覚やと、ちょいキモいゆわれても、しゃーないわな。
朱:理想を求めるのは自由という考え方もありますけど~。
月:同時に、そんな感じをこじらせた結果が私という解釈もあるぞ。


【特効があるとか言い出す詐欺が流行りそう】
朱:そういえば、ユニコーンさんの角には解毒の力があるらしいですね~。
マ:つまり暗黒化すると、毒を撒き散らすんか。
月:一気に退治される側になるな。
マ:敵地に放り込んで、壊滅を狙いたなるで。
月:毒と薬は紙一重だし、正しい処方を解析しそうなのが人間って生き物だけどな。

 白馬の王子様しかり、色の薄い馬は人気が高いようです。しかしその内、体毛で扱いを変えるだなんて差別主義者と、狩られる日がやってくるのかも知れませんね。


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