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2019

0522

 鎬を削るという表現があります。鎬はシノギと読みます。近い実力の持ち主と激しく争うことを意味します。この場合の鎬は日本刀の刃と峰の間に当たる、ちょっと膨らんだ部分を指します。ここが削れてしまうほどに至近距離で切り結ぶことから誕生した言葉のようです。他にも鍔迫り合いなんてものがある辺り、日本人は日本刀での戦いが昔から好きなのでしょう。弓矢の部位を使った慣用句はパッと思い付きませんし。鉄砲になると火蓋や引き金という聞き慣れたものが出てくる辺り、現代文化の根幹は江戸時代に成立したものが多いことを匂わせてくれます。歴史があることに価値はありますが、深さもまた大事であると思わされる次第です。

(・ω・) 凄いブームを巻き起こしても数年で廃れるものは浅い扱いになるのかね

【言葉が無ければ分かり合えないが百万語を尽くしても分かり合える気がしない】
玄:スポーツ観戦を趣味としたいのですが。
黄:シュールなことを言い出したんだよぉ。
朱:ああいうのって人間がぶつかり合うから面白い訳ですし、
 人工知能である玄武さんに分かるんでしょうか~。
黄:生物の戦いの機微を理解しようとする行為なのかも知れないんだよぉ。
朱:処理が終わったら猿真似をして、生き物を駆逐しようとするんですね~。
玄:いつものこととはいえ、一言からよくもそれだけ勝手な解釈を広げられますよね。


【なんか負けた気分になるのは非生物であろうと同じらしい】
玄:私達が能力を競うのであれば、パーツを組み替えたり、
 プログラムを改めてみるなどの手段が考えられます。
  鍛錬に依る成果で勝負するというのは未知の領域で何かの参考になるかなと。
黄:新しいような、そうでもないような動機なんだよぉ。
朱:試行を重ねることで最適化するという意味では似てるんじゃないですかね~。
黄:という意見もあるんだよぉ。
玄:少しだけ納得しかけましたが、朱雀さんが言うことですので反発したい自分が居ます。


【そもそも御都合主義が過ぎる部分から切り込まないと】
黄:まあ、ちょうど世界聖獣スポーツ大会の開催期間だし、
 テレビ中継でも見てみれば良いんだよぉ。
玄:人間と違って視聴者が限られているのに、採算が合うのですか。
黄:どうでも良すぎるツッコミが入ったんだよぉ。
朱:それを言ったら、この業界の大半のものが怪しくなりますよ~。
玄:なんだかアンタッチャブルな雰囲気を感じますので、
 今の質問は無かったことにしてください。


【コウモリ聖獣にブラッドソムリエとか居たりするんだろうか】
朱:聖獣ごとに能力が違いすぎますし、競技として成立するんでしょうか~。
黄:こっちはこっちで、本質を突きやがったんだよぉ。
玄:逆に、得意分野でナンバーワンを狙えるので盛り上がりそうですが。
朱:吸血部門はコウモリさんかヒルさんかみたいな感じですかね~。
黄:そんなのはねーんだよぉ。
玄:言われてみると、虫を除くと血を吸う動物って意外に少ないものなんですね。

 元々は朱雀がスポーツ観戦を趣味にしたいという取っ掛かりだったのですが、今年は玄武回が無かったことと機械がという絡め方に気付いたのでこうなりました。
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2019

0519

 がらんどう、という言葉があります。大体の場合は中身が空っぽである状態を意味しますが、広いところに何も無いことも指すようです。語源は大まかに二つの説があります。一つは、ガラガラ、空、殻といった、無を連想させる言葉から変化したというものです。そしてもう一つは伽藍堂と呼ばれる、伽藍神を祀ってある堂は中に何も無いことからだそうです。伽藍という言葉は元はサンスクリット語で、大きな寺院という意味もあるようです。人をたくさん集めることの多い仏閣は、やたらスペースが広いことを考えると後者の方が関係ありそうな気もします。一方で、現代語でがらんどうを使うと本質的な意味で中身が無い的な雰囲気もあるので、建物だけは立派的な皮肉も感じてしまいます。

(・ω・) ギャランドゥと絡めようかと思ったけお、うまいこと繋がらなかったよ

【黙って見守るという概念が欠落してるのしか居ない気すらする】
朱:黄龍さんって、風邪とかひくんですか~。
黄:そりゃ生き物である以上、病気と無縁なんて有り得ないんだよぉ。
月:イメージ湧かねぇな。
黄:寝込んだら看病してくれるどころか、
 追い打ちを掛けてくる同居人だから気を遣ってるんだよぉ。
則:ほむ。
朱:来客も自由奔放な方ばかりなのは、青龍さんの時に証明されてますしね~。


【まず真の姿が巨体過ぎて適量が不明なのでは】
朱:そもそも、龍族が病に伏した時ってどう扱ったら良いんでしょうか~。
月:母数が少ない上に生命力が凄いから、医術が確立してなさそう。
黄:言われてみれば、寝る以外の対策が思い付かないんだよぉ。
朱:野生生物的ですね~。
月:動物用の薬とか使ったら効きすぎて逆に身体に悪いんじゃないか。
黄:その、『色々実験したいなぁ』と言いたげな目をやめて欲しいんだよぉ。


【その枠は既に悪魔が居て入る余地が有りませんから】
月:精密検査したら未知の抗体とか出てくるかもな。
黄:人類の医学に貢献できるかも知れないけど、
 それが全体の利益になるかは別の話なんだよぉ。
月:雑魚が無駄に長生きしたところで資源を食い潰すだけだと言いたいようだ。
黄:言い方一つでこっちが悪者なんだよぉ。
朱:表現って大事ですね~。
黄:もしやこいつ、悪意を撒き散らす邪神の類なんじゃないかとたまに思うけど、
 それはそれで風格が足りなすぎる残念っぷりなんだよぉ。


【ここから更生したとして総合点で人並になるのに何年掛かるのだろう】
月:ともあれ、もしも黄龍が倒れたら謎の呪術で回復祈願はしてやるよ。
黄:余計なことしないのが一番嬉しいんだよぉ。
月:だからこそ、だ。
朱:小さな子が構って欲しくて色々しでかすのに似てますよね~。
黄:問題は、人格が固まる年齢をとっくに過ぎてるという事実なんだよぉ。
朱:根本的な話として本人に変わろうって意志が皆無ですから、
 案じるだけ無駄なんですけどね~。

 終わってみれば、黄龍という生き物の謎が深まっただけじゃなかろうかというのは考えてはいけないのです。

2019

0517

 ナルシストと呼ばれる性格があります。英語で書くとnarcissistで、カタカナ表記だとナルシシストとするのが近いっぽいですが、日本人には発音しづらいのかシを一つ略すことが多いようです。オランダ語基準という説もありますけど。人間、良くも悪くも自分を好きな部分があるものです。たまに己が嫌いで嫌いでしょうがないという人も居ますが、関心を持っている時点で自己愛の範疇でしょう。しかしそれがいきすぎて自身に見惚れてしまうほどの感情を抱く人をナルシストと称します。言葉としては、水面に映った自分に恋をしてしまったギリシャ神話の美少年ナルキッソスに由来します。これは生まれ持った彼の精神に問題がある訳ではなく、エコーという名の女神の求愛を断った為の呪いなのだそうです。そしてナルキッソスは寝食を忘れ、そのまま衰弱死するのだとか。そもそも、なんで振ったかと言えば、エコーはヘラの怒りを買ってオウム返ししか出来ない身体にされていたのです。自信家のナルキッソスは顔は良いけどつまらん女だなと相手にしなかったのだとか。そして何でヘラが激怒したかと言うと、浮気に熱心なゼウスがエコーを含む女神達のところに遊びにきていて、そこから逃したからです。原因を一つずつさかのぼっていくと、ナルキッソスとエコー、どっちに肩入れしていいのか分からなくなります。結局、諸悪の根源はゼウスじゃねという気もしてきますが、そんなのが最高神な辺りヤバイ神話な気がしてきました。

(・ω・) そしてエコーはアルテミスの侍女的な一人らしいしネタになりそうだな

【一時期パソコンとか使ってたけど気にしてはいけない】
月:そういや蛇って、ピット器官で赤外線感知が出来るらしいな。
黄:年中作動させてたら、朱雀が邪魔くさくてしょうがなくなるんだよぉ。
朱:ふに?
月:平均体温七十五度の、歩く熱源だからしょうがない。
黄:サーモグラフィーで撮影したら、画面が一色に塗り潰されるかも知れないんだよぉ。
朱:まあ私が近付くと、大抵の精密機器は謎の誤作動を起こすんですけどね~。


【ガラパゴス家電を作ってしまう日本の神様ってのもありそう】
朱:蛇さんって自分で体温を作る能力は低いけど、
 他の熱には敏感ってことですよね~。
黄:哺乳類や鳥類みたいな恒温動物が繁栄したから発達した能力と言えるんだよぉ。
朱:同じ爬虫類や昆虫相手だと効果を期待できない訳ですか~。
月:特化型スキルってロマンがあるな。
黄:月読の場合、あまりにピーキーな設定にし過ぎて、
 結局は何を相手にしても対応できない予感しかしないんだよぉ。


【暗号化されてるものだと雑音的に感じるんだろうか】
月:その技能を発展させれば、無線電波なんかをダイレクトに受信できるのではないか。
黄:静かに暮らしたいのに、わざわざやかましくしてどうするんだよぉ。
月:趣味は盗聴です、って言えるようになるぞ。
朱:まったくもって何の意味もありませんね~。
黄:月読の存在を否定するのはやめてあげるんだよぉ。
月:こっそり話題をすり替えて、個人を攻撃するのはやめたまえ。


【話題とはすなわち共通認識があって成立するものだし】
月:つまるところ、龍族を相手にする時はカイロなんかを用意して、
 的を絞らせないようにするのが定石になる訳か。
朱:擬似的な分身の術ですね~。
黄:視覚メインにしてたら、すげー間抜けな絵面になるんだよぉ。
朱:そもそも、気配的なものを察知してたら無駄な努力になります~。
黄:月読浮上計画に似てるんだよぉ。
月:だからチョイチョイ私を弄るネタを挟むのを控えてくれ。

 動物系異能バトルでおなじみのピット器官ですが、黄龍も多分持っているとは思われます。赤外線を見るのではなく感じるって、人間が熱さを感じる強化版でいいのか、ちょっと分かりかねますけどね。

2019

0515

 おためごかし、という言葉があります。漢字だと、御為倒しと書くようです。表向きは相手を思っているように見せかけて、腹の中では自分の利益を計算していることを意味するようです。個人的には心にもない適当なことを言って励ますくらいの感覚だったのですが、自分にプラスに出来ないかと画策しないといけないので厳密な使い所は狭くなりそうです。異性に振られた友人に軽く『元気出せよ』だけではダメで、掻っ攫う算段をして初めて御為倒しになる訳です。良い地位に居る大人達なら腹の探り合いでやりそうな感じがありますが、一般庶民の日常でどれほど機会があるのでしょうか。まあ、私の様に呑気に生きているのとは違って、世の方々は壮絶な心理戦の中で生きているという話も聞きますし、御為倒しも少なくないのやも知れませんけどね。

(・ω・) 必殺・御為倒し、って使えそうで使えない匂いがする

【一般的な単位と同じで学者が厳密に定義してるのかも知れない】
月:では次に、黄龍がマムシ何匹分の力を持っているのかを検証したい。
朱:一万年以上生きてるんですから、
 一歳の一万倍はあって然るべきですよね~。
黄:凄い計算式なんだよぉ。
朱:指標としては、一歳のマムシさんがどれくらいの強さなのか、
 分かりづらすぎる問題はありますけど~。
月:そう考えると、何の根拠もない戦闘能力的な数値に、
 妙な説得力があるってすげー話だよな。


【日本が誇る秘密にしておきたい秘密兵器だからな】
黄:同族殺しになるからやらないけど、マムシ一万匹程度に負けないんだよぉ。 
月:バトルパワーが十倍だからって、十人がかりで勝負になる訳じゃないからな。
朱:じゃあ、どうやって判断したらいいんでしょうか~。
月:蛇と言えば顎の力だろう。黄龍クラスなら、金剛石でも噛み砕けるはずだ。
黄:それに何の意味があるんだよぉ。
月:何がしたいんだかは分からないけど、ハッタリをかます程度の価値はある。
黄:まさに月読の存在そのものだと、変に納得してしまったんだよぉ。


【そこら辺も含めて青龍の監視下にある説が根強い】
月:マムシといえば、毒を忘れてはいけない訳だが。
朱:黄龍さん一匹から、国家を潰せるほどの猛毒が抽出できるんですね~。
黄:長いこと使ってないから、強まってんのかどうなのか分からないんだよぉ。
月:ちょっと解析してみたいけど、後に最悪の汚染事故と呼ばれそうで怖い。
黄:南極の氷に埋もれてたウィルスみたいに言わないで欲しいんだよぉ。
月:未知度に関しては良い勝負だろ。
黄:そういった話なら、朱雀を放し飼いにしてる方がよっぽど怖いんだよぉ。
朱:ふ~に~。


【白亜紀とかだと恐竜の聖獣なんかも居たんだろうか】
月:そういや蛇って、細長い身体を活かして鳥を絞め殺したりするよな。
朱:恐ろしい情報を耳にしてしまいました~。
月:しかもそのまま丸呑みして、消化されるのをじっくり待つらしい。
朱:黄龍さんなら、古代の巨大鳥でもいけるんでしょうか~。
月:恐竜って、限りなく鳥類に近いって説が有力だった気がする。
黄:白虎じゃないんだからそこまで貪食じゃねーよと言いたいけど、
 龍族の限界の無さなら出来そうな気がしないでもないんだよぉ。

 軽く調べてみたら、マムシが成体になるのに3,4年程度掛かるようです。犬猫が1年くらいと考えると、えらいじっくり育つのねと思わなくもありません。

2019

0512

 ガサ入れと呼ばれる言葉があります。本当に使われているのかどうかは知りませんが、警察の隠語で家宅捜索のことを意味していることになっています。転じて、一般人が他人の部屋などを漁ることの総称としても用いられます。語源はシンプルで、探すのサガをひっくり返したものと言われています。他にも目星をつけるから、容疑者をホシと呼んだりもします。こういったものが普及しているのは、刑事ドラマの影響が大きいかと思われます。時代劇で使われる、岡っ引きとか、奉行や瓦版といった、現代では存在しない名称が知られていることに通じるものがあります。フィクションが世俗の言語に反映されているというのも、考えてみれば凄い話なのではないでしょうか。

(・ω・) むしろ創作が史観を形作ってる方が物凄い気がしてならないけど

【どれだけの権力と財力があっても寿命だけはどうしようもないからな】
月:朱雀の血は不老不死の妙薬になるとかいう話あったよな。
黄:人間に生け捕りにされたら、供血装置としての一生を送るんだよぉ。
月:カブトガニかと言いたくなる感じがある。
朱:まったくもって四神で良かったなって思います~。
月:というか、羽毛一枚とっても小国と同じくらいの価値がありそうだ。
黄:朱雀一匹で人間界の富の総量を超えるんじゃないかという気もするけど、
 そう考えると抱き込んだ青龍の先見性は大したものと言えるんだよぉ。


【一滴でも混じってれば果汁ジュースと言い張れる理論】
月:で、黄龍の血は何か使い道あるのだろうかという話だ。
朱:普通に考えて、マムシさん程度には力が付きそうですけど~。
月:年食って劣化してるのか、霊力的なものを溜め込んでるのかが問題だな。
朱:気の遠くなるような年数でお酒が熟成するみたいな感じだと予想しますが~。
月:その一方で、薬効が無くても稀少性だけで飛び付く輩は居そうである。
朱:月読さんなら、適当な血で水増しして売り捌くくらい言う気がしてましたけどね~。


【死後に評価された芸術家が満足してるかは永遠の謎だし】
月:個人的に龍族は鯨並に余すところなく素材を活用できると思っているのだが。
朱:髭、鱗、角、牙、爪、肉、皮、舌、内蔵、どれも有用そうですよね~。
黄:狩猟ゲームのやりすぎなんだよぉ。
月:普通の動物が朽ちても肥料にしかならないことを考えたら名誉ではないか。
黄:正直、死んだ後にどれだけ貢献できるかとかどうでも良いんだよぉ。
朱:生きている現状で役立ってるかについては、また別の話ですけどね~。


【魔王と相討ちになれば戦後に危険視されることもなく万々歳だな】
月:ドラゴンバスターが龍を材料に武具一式揃えたらカッコイイよな。
黄:これがファンタジー脳なんだよぉ。
朱:実際のところ、サイズとか合わなくて実用性に乏しそうですよね~。
月:こういったことは、ロマンが優先されるものだ。
黄:すぐさま死ぬタイプなんだよぉ。
月:英雄とは、言い換えると人生のピークでこの世を去る奴のことだから問題ない。

 すげー初期の頃、朱雀の血ネタは定番だったような気もするのですが、火の鳥の影響が色濃かったせいなんでしょうね。原典と違って、加工しなければならない的な設定だった気もしますが、生きた人間が出てこないこの作品では大した意味を持たない訳ですけども、
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