2020
インバウンドという新語があります。英語のinboundが元になります。本来は、帰港の、本国行きの、市内へ向かう、などといった意味を持つ形容詞です。インバウンド・ツーイングで、観光目的の訪日客という使われ方があり、それが省略されて現在の形に至りました。二十世紀後半、日本は技術立国として躍進し経済大国と呼べる水準に達しました。しかし中国を代表とする新興国も製造業を伸ばし、それだけでトップに居座るのが難しくなります。そこで日本政府は観光業で外貨を獲得しようと試みます。個人的な感覚だと、わざわざ海を渡ってまで見聞きしたいものが日本国内にあるのだろうかという気もしています。食べ物も日本人向けにアレンジしまくりで、口に合うのかが謎ですし。まあ、日本文化ってのは良くも悪くもガラパゴスなので、馴染みの無い方には目新しいのやも知れませんけど。ともあれ用法としては、インバウンドに期待する、などであれば異邦人が金を落としてくれたら良いなぁ的な意味合いになります。本当に、6音もあるカタカナ語を採用する必要性があるのかは分かりかねます。二文字か三文字の熟語で何とかなりそうな気もしますが、どう思いますか。
(・ω・) 件の疫病で、壊滅的になってるジャンルではありますけどね
【それでも黄龍の方が年長者だと推察される】
亀:おぉ、これは黄龍殿。御無沙汰しておりますな。
朱:どなたかと思えば、いつかの聖獣王を決めるみたいな大会で、
司会をしていた亀さんじゃないですか~。
黄:世界的興行から場末のイベントまでこなす、
仕切りのエキスパートなんだよぉ。
亀:年上であることをチラつかせ、威圧するのが基本技ですじゃ。
朱:私達は年齢を重ねてるということが、
権威そのものみたいなところがありますしね~。
【あれを出すのは放送事故そのものじゃないか】
亀:本日はどういった用件で局に来たのですかな。
黄:白虎の付き添いだけど、半分は冷やかしなんだよぉ。
亀:ほほぉ、例の肉特番でしたら私が担当ですぞい。
朱:亀さんって肉食でしたっけ~。
黄:種で食性が違うから、一纏めには出来ないんだよぉ。
亀:草食肉食の両面から見解を述べられるという理由で起用されましたわい。
黄:だったら大抵のものを食べようとする人間で良い気もするけど、
うちの居候くらいしか知り合いが思い付かないんだよぉ。
【草食も数に含まれるなら本格的にショボそう】
朱:優勝賞品が、肉一年分なんですか~。
亀:分かりやすくて良いですじゃろ。
黄:白虎の年間消費量とか狂気の領域だから、
早い内に撤回しておかないと地獄を見るんだよぉ。
亀:あくまで聖獣界の平均値ですから、問題は有りませんわい。
朱:前々から何を基準にしてるんだと思ってましたが、
そういうセコいトリックが隠されていたんですね~。
【適当に相槌打ってる時は興味が無いんだと察して欲しい】
黄:呑気に歓談してる間に、肉が食い尽くされてたんだよぉ。
朱:収録中も食べる機会があるんですよね~。
白:そこは別腹ってやつだから。
黄:甘いものとか、違う味に適用される言葉だと思ってたんだよぉ。
白:いや、脂身が多いとか、内臓の部位なんかで色々とあるじゃん。
朱:感覚的にピンと来るものは全く無いですけど、
同意しておかないと力説されそうなので頷いておきます~。
調べてみたら、この亀が聖獣王決定戦的なものの進行役をしてたのは2007年のことのようです。個人的にあの回は、面白さで上位に入ると思っているのですよ。
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2020
マーチンゲール法と呼ばれるものがあります。分かりやすい例として、ルーレットの赤黒や丁半博打のように、大体2分の1の確率で2倍になるギャンブルを想定してください。百円を賭けて外したとして、次は二百円、四百円と、負ける度、倍々に賭け金を増やしていくことで、一回勝つだけで総合的な収支をプラスにする張り方を意味します。種銭が無限に存在することとベット上限が無い二つの条件が揃えば、絶対に負けない戦い方と言えます。ちなみに十連敗すると10万円、二十連敗だと1億円を超える額を失います。要するに現実的ではないってことなのですが。何回目に勝とうと、儲けは最初に賭けた百円ぽっきりな訳ですし。実際はテラ銭で勝率が五割をちょっと下回るように設定されてるか、二倍未満しか返ってきません。期待値計算をすれば合理的でもなんでもないというのは明らかです。ですがこうして名前が付いて、実際に行う人が居るというのが、ギャンブラーのギャンブラーたる由縁だと思わされる次第です。
(・ω・) 必要なのは確率計算じゃなく、心理戦に長けることだからな
【それは外部顧問で良いのではと言ってはいけない】
黄:という訳で、朱雀の社会勉強という口実で観覧することにしたんだよぉ。
朱:こういう機会が無いと、テレビ局なんて入れませんものね~。
黄:その気になれば、四神のコネでどうにでも出来るんだよぉ。
朱:そういった職権乱用は恨まれそうで怖いですし~。
黄:とことん、権力者に向いてない性格なんだよぉ。
朱:一般人視点から意見を述べることで貢献するという、
庶民派を目指しているので問題ありません~。
【神々の放送施設をどうこうできる不審者って何者なんだろう】
黄:入り口のオッサンに呼び止められたんだよぉ。
朱:黄龍さんって顔パスできないんですね~。
白:重鎮だったの千年以上前だしなぁ。
朱:つまりあの警備員さんはキャリア千年未満の若輩なんですか~。
白:そんな昔からテレビ的なものってあったの?
黄:神界通信っていう、念波で情報を共有するシステムはあったけど、
今でいうグループチャットっぽくて、別物な気がするんだよぉ。
【もはや黄龍と成る前にどう生きていたかを思い出すのは難しい】
朱:控室が一人部屋って、待遇が良いですね~。
白:職場より扱い上等だし、こっちに転向しようかな。
黄:その、白虎という肩書あってこそなんだよぉ。
朱:素の自分がどれ程の価値を持つかという話は、
眠れなくなるほど恐ろしいのでやめておきましょう~。
白:生きながら証明して歩いてるのが黄龍だと思うと、
色々と悩ましいっていうか、考えさせられるものがある。
【肉食獣に草食獣への配慮という考え方は存在しない】
黄:ケータリングが、肉ばっかなんだよぉ。
朱:当然と言えば当然ではあります~。
黄:噂のシロサイ聖獣が、隅っこで小さくなってるんだよぉ。
朱:食べるものがありませんしね~。
白:あれは単に食欲の対象にならないようにしてるんじゃ。
黄:朱雀も覆面かグラサンで変装すべきな気がしてきたんだよぉ。
朱:黄龍さんが近くに居ても手を出そうとする根性があるのは、
白虎さんくらいのものですから大丈夫でしょう~。
そういやテレビ局なんか行ったことねぇなと気付きましたが、ざっくりとした感じでなんとかなるだろと頭ゆるゆるでお送りしていきます。
2020
貉と呼ばれる獣が居ます。狢とも書き、ムジナと読むのが一般的です。アナグマを指すことが多いですが、見た目が似ているタヌキやハクビシンを称することもある俗語です。現代日本語では、同じ穴の貉という用法が辛うじて生き残ってる感じがあります。あまり関係が無いように見えて同類に近い、という使われ方をする慣用句です。大体の場合は、悪い意味で用いられます。アナグマは文字通り穴を掘って、そこに住むことが多い生き物です。その巣穴にタヌキやキツネの類も居住することがあるらしいのです。日本で狐狸は人を化かす悪役ですが、貉も似たような立ち位置になります。そこら辺から、どっちもどっち的な使用法になったと推察されています。海外で穴掘りをして生活する動物というと、ミーアキャットを思い起こします。同じ穴のミーアキャットとしても語感的に悪くない辺り、応用が利くものな気もしてきました。
(・ω・) 穴掘りアニマル世界最強って何になるんだろうか
【最新鋭の人工知能が導き出した結論に誤りがあろうはずがない】
白:私に、神界テレビへの出演オファーがあったらしいんだけど。
黄:さりげに四神がメジャー局に露出するのは珍しいんだよぉ。
朱:玄武さんが、誰が見てるんだっていうローカル番組で、
色々と語ってるのは知ってますが~。
白:ネット配信で良いじゃんってのが時代錯誤感あるよね。
朱:うちで一番アナログなのは玄武さんかも知れないというのが、
どうにも落ち着かない気分になります~。
【世界初のどどめ色タイガーとしてキャラを立てていくのだ】
朱:それで、どういった番組内容なんでしょう~。
白:最強の肉キング決定戦とか言ってたかな。
黄:出場者の大半が白虎ファミリーのオチしか思い浮かばないんだよぉ。
朱:絵面がちょっと白すぎますね~。
黄:しょうがないから、白虎は何色かに染め上げてバランスを取るんだよぉ。
白:もうそれ、白虎として出る意味が無くなってるんじゃないの。
【本能であり優先順位のトップだけど同時に趣味でもあるという】
白:肉料理の達人とか、肉学会の権威なんかが共演者って聞いてる。
私はアマチュア枠ってことになるんじゃない。
朱:白虎さんでも素人扱いなんですか~。
黄:深いんだか浅いんだか分からない業界なんだよぉ。
白:別に肉を食べることで食べてる訳じゃないしね。
黄:この発言も、何処となく奥深いようで、
全くそんなことない感じもあって、判断に困るんだよぉ。
【生放送が絶対に無理だというのは理解した】
白:注目は草食のシロサイ聖獣らしいよ。
肉なんて食べたことないけど、知識だけはとんでもないとか。
朱:スポーツ経験が無いのに、
語らせたら止まらない方みたいなものでしょうか~。
黄:実にテレビ向けの人材を見付けてきたものなんだよぉ。
白:みんなが収録終了まで食欲を抑えきれるかも気になるところだと思う。
定期的に最近の民放テレビ見てないアピールしてますが、どうも20年くらい何一つ目新しいことはやってないっぽいので、過去の記憶を引っ張り出せばなんとかなるでしょう。
2020
プランクトンという名で総称される生物群が居ます。英語表記だとplanktonで、日本語訳は浮遊生物になります。海水、淡水に関わらず、水中に生息する生き物の内、水流に逆らう遊泳能力を持ち合わせてないものを一纏めに呼称したものです。なので大きさは必ずしも重要ではなく、クラゲの類も含まれるのだとか。逆に抗えるのはネクトンと呼ばれるようです。ちなみに水底で生活するのものはベントス、水面上はニューストンに分類されます。プランクトンは小魚や一部クジラなどの主食として知られています。プランクトンはプランクトンで光合成をする植物性と捕食でエネルギーを得る動物性が居て食物連鎖があるようなのですが、人間視点の傲慢さで一括りにされているのが現状のようです。顕微鏡が発明される以前に差なんて分かる訳ねーだろと言われると、そんな気もしますけど。電子顕微鏡が登場する以前はウィルス性疾患が謎の病とされていたように、科学の進歩が認識を広げてるのは間違いないでしょうね。
(・ω・) 泳げない連中に、縄張りという概念は存在するのだろうか
【学園の七不思議的に黄龍周辺でピックアップしてみるべき】
朱:先代玄武さんって、タイムマシンを作れたりしますか~。
黄:ついに禁断の質問を繰り出してきたんだよぉ。
亜:テンション最高潮の時にやる気もマックスなら行けるだろうけど、
大して興味ないから、そんな日は来ない気がしてる。
朱:ちょっと意外ですね~。
亜:世の中、分からないことだらけだから面白いってのはある訳で。
黄:一番の謎はアンタの精神構造だと言い放ってやりたいけど、
朱雀が居る以上、真の意味でナンバーワンかは不明なんだよぉ。
【もはや殺られる前に殺るしか生き残る手段は無い】
亜:それにタイムパラドックスとか怖いじゃん。
地球ぶっ壊したところで宇宙の塵が増えるだけの話だけど、
時間軸への干渉は何がどうなるか予想つかないし。
朱:少し前まで守護聖獣だった方が言うことですかね~。
黄:その中でも玄武は、守りに特化してるのが売り文句なんだよぉ。
亜:亀の甲羅は生き物の中だと頑丈な方だけど、
最近の高火力兵器の前じゃ薄紙も同然だからなぁ。
【世間的に言う神が降りてきたって状態だな】
朱:玄武さんクラスの高度な人工知能を開発する理由って、
亡くした我が子の代替品ってパターンが多いですよね~。
亜:私、子供居ないし、親兄弟すら記憶に無いんだけど。
黄:だったら、何をベースにしたんだよぉ。
亜:物凄く舞い上がってたことしか憶えてないかも。
朱:出自に関して、こうも細かい部分が曖昧だと、
玄武さん的にモヤッとするものが多そうです~。
【真っ当な出来なら職場にと言わず一家に一台くらいは欲しい】
黄:考えてみたら、仕事するだけならシンプルな感じで良かったんだよぉ。
朱:なんであんな面倒極まりない人格にしちゃったんでしょうか~。
亜:古典的な、淡々と事務をこなす方が青龍は喜んだだろうとは思う。
科学者として、そんな面白味の無いことは出来なかったけど。
黄:その場の勢いでアレンジを加えて、料理を台無しにするタイプなんだよぉ。
朱:玄武さんは食材を無駄にした結果みたいな言い方ですが、
技術の空費という意味では間違ってない気がしてなりません~。
日本に於いて限りなく人間に近い人格を持った人工知能の代表格といえばアトムを連想しますが、彼は事故死した天馬博士の息子を模したものです。もう一方の有名どころであるドラえもんは子守ロボットで、未来の世界はあのクラスのが溢れてることが示唆されています。緩い雰囲気なので曖昧にされてますが、人権ならぬロボット権はどうなっているのかは興味深いところです。
2020
スピリッツと称される酒類があります。英語のspiritsをカタカナ語化したもので、蒸留酒を言い換えたものと言っていいでしょう。焼酎、ウィスキー、ラム、ウォッカなどが該当します。お酒を大雑把に分類すると、醸造酒と蒸留酒の二つになります。混成酒と呼ばれるものもありますが、これは混ぜ合わせたり匂い付けなんかをしたものなので少し意味合いが違います。醸造酒は、糖分を含んだ果実や穀物などを発酵させて、処理を加えるものの基本的にはそのまま飲みます。一方の蒸留酒は、エタノールと水の沸点の違いを利用します。一度沸騰させた後、凝縮することでエタノール濃度を飛躍的に高めることが出来るのです。実に化学的な理屈に基づいていますが、なんと紀元前には存在していたらしいのです。人の酒に対する情熱が垣間見えますね。スピリッツの単数形であるスピリットは魂とか精神などと訳されますが、欧州の方にとっては同質と言っても過言では無いということでしょう。それが素晴らしいことかどうかは別の話としておきますけども。
(・ω・) 下戸寄り人間としては、酔っぱらいは人種関係なく見苦しい
【器量に合わせて収束していくのだろうな】
月:数十億年前、月は今より遥か近くにあった。
朱:壮大っぽい話が始まりました~。
月:引力の影響で海は荒れ狂っていたという。
そしてその混沌っぷりが生命誕生の一因とも言われている。
つまるところ、てめーらもっと月を崇め奉れ。
黄:予想通りの、しょうもない締めなんだよぉ。
朱:話がドンドン大きくなるというのは良く聞きますが、
矮小化が止まらないというのは一種の才能な気がします~。
【ラスボスだと思って派手に消費したら真のボスが出てきちゃった】
黄:大体、日光という莫大なエネルギーが無きゃ始まらないんだよぉ。
朱:太陽と月と海ってことは、見事に三貴子さんの担当そのものですね~。
月:あのスチャラカ親父、それを知ってて配置したのか?
黄:貴子は末子なのに、そんな要所が残ってたのが不可解なんだよぉ。
月:私の様な偉大な子の為にとっておいたと考えるのが妥当であろう。
朱:実際は貴重な回復アイテムを使いそびれるのに似てて、
最後の最後に慌てて設定したんだと思います~。
【祭り上げられると逃げられなくなるやつでもある】
月:貧乏舌だと、安物でも満足できるからコスパ良いよな。
黄:志が低い発言を耳にした気がするんだよぉ。
朱:考えように依っては、欲の肥大化こそが更なる欲を呼ぶ、
実に宗教的な話題にも思えますけど~。
月:私ほどの神ともなると、全ての言葉が含蓄のあるものになる。
黄:都合の良い解釈で何でも当たったことになる、
ダメな預言者みたいになってるんだよぉ。
【文明社会あってこそと中途半端な綺麗事で締めそう】
月:逆に美食家を集めてサバイバル番組作ったら受けそうだ。
碌な食材が無い状況で、標準以上のものが出来るとは思えないだろ。
黄:グルメとしての矜持と本能、どっちが勝つかは興味あるんだよぉ。
朱:参加するメリットが何一つとして思い付きません~。
月:未知の味が楽しめるとか言って騙すしかない。
黄:そんな言葉でついてくるようなやつが本当に食い道楽なのか、
そういった方面から見てみるのも面白そうなんだよぉ。
マモン同様、月読も出番を多くすると偏重してしまうので抑えているのですが、久々に書いてみると本当に小物だと思わされます。これくらいの方が作者には愛されがちなものですが、偏愛が過ぎると作品の均衡を崩してしまうものでもあります。