2019
ドラゴンボールを代表する敵役の一人に、フリーザが居ます。彼は良く、理想の上司キャラの上位に名を連ねます。何処まで本気で言っているのかは謎ですが、部下に対しても敬語を使う点や、一度のミスくらいなら許してくれることなどが理由なのだそうです。しかし上司と一言に言っても、役職が一つ二つ上で直接命令を下してくるのと経営陣クラスでは求められるものが違います。今回は経営者としてのフリーザを少しだけ考察してみましょう。まず彼が率いる通称フリーザ軍の業務は、端的に言えば地上げ屋です。良好な環境を持つ惑星の原住民を物理的に排除し、他の宇宙人に売りつけるのです。その為、戦闘能力が高い個人や民族は優遇されます。そんな愚連隊のような集団を纏めあげられる最大の要因は、フリーザのずば抜けた力に他なりません。そのことを考えると、不老不死を望んだのは私利私欲だけとは言い切れず、継続的な発展の為に有効な一手とも考えられます。しかしその過程と結果がいけません。恐らくは精鋭であろう部隊、そして副官級のザーボンとドドリアを失います。更には手持ちの最高戦力であるギニュー特戦隊も全滅させました。ここまでして当初の目的である不老不死は叶わず、半ば憂さ晴らし的に遊んでいたサイヤ人、孫悟空にやられてしまいます。二度も見逃してもらう機会を貰ったにも関わらずです。意地とプライドで突っ込み、損切りが出来なかったのは経営者として失格と言えましょう。その後、地球での悶着の末、フリーザ軍は解体をすることになったと思われるのですが、原作に限って言えばどうなったかについての描写がありません。己の力だけが頼みで、それを上回る存在が現れた時に崩壊するビジネスモデルも、結果論で考えれば良好とは言い難いものがあります。あれだけぶっちぎりの強さを誇っていたフリーザが、あっという間に追い抜かれるだなんて予想できる訳ないだろと言われると、そんな気もしますけどね。
(・ω・) この手のことを大真面目にやってる本とかサイトってありそうだよな
【実際に会員の平均年齢は限界水域に達してる】
ア:一日町内会長の依頼が来ましたわ。
天:広報目的の一日警察署長などとは違い、
何をするのかというイメージが全く湧かない仕事ですね。
白:若者の町内会離れって話も聞くし、
会費取り立ての片棒を担がされるだけなんじゃ。
ア:相も変わらず、日本の細かい事情に詳しい方ですの。
【スクラップ担当は部外者というのがセオリーである】
白:一日でどれだけ壊せるか試してみたいから、
全権委任なら受けるって言ってみたいんだけど。
ア:外国の方に権力を与えるのが如何に危ないか教えてくれますわね。
白:思い入れゼロだから、どうなろうと全く興味ないもん。
天:日本は良くも悪くも外圧なくして変われない国ですから、
使い方次第な面もあると思います。
【似たようなのが海外にあるかどうかなんて知らない】
白:引退詐欺って言葉が良く分からないんだけど。
天:辞めると言いつつ辞めないことですね。
ア:最後だと思えば顧客の金払いが良くなるという、セコいやり口ですわ。
白:あー、年単位で終わらない閉店セールみたいな。
天:そっちは知っているんですか。
ア:誰しも知識の偏りはあるものですが、
こうも虫食いですと会話が手探りになりがちですの。
【資本主義と共産主義の争いが何を産んだのか的な】
ア:ちなみに売上などの目標を達成できなかったら解散すると、
ファンを脅す場合が含まれるかは微妙ですわね。
白:商業主義アイドルに恨みでもあるのかって感じが出てきた。
天:正直、煩悩主義アイドルが人として上だとも思えないのですが。
白:面倒だし、潰し合って勝った方が偉いで良いんじゃない。
天:それを東洋思想では蠱毒と言い、
より邪悪なものを産み出す手段として認識されています。
今年の残り二話をどうしようかと思案していましたが、始まったばかりのアイドル隆盛伝が年一話ではちょっとまずい気がしたのでもう一話いっときます。月読教授や悪魔的ナース辺りは良くも悪くも安定飛行に入ったので、融通が利きますよね。
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2019
ジンクスという言葉があります。英語で表記するとjinxです。本来は不吉的な意味合いで、後ろ向きなものです。しかし日本語として取り込まれる内に、非合理ながらも一部の人にとっては信憑性がある因果関係、つまり縁起全般を指すニュアンスに変質していったようです。大して変わらないんだったらジンクスを使う必然性は無いのですが、語感とか雰囲気で何となく使い分けるのが日本語という部分もあります。まあ、ハードボイルド系の主人公がジンクスなんて単語を使う場合は原義通り悪いことが多い気もしますし、七三から八二で凶に寄ってる感じもあります。日本人の思想には仏教的な因果応報が根強く残っていて、幸不幸には原因があるという考え方に流れやすい面があります。ジンクスなんて単語がある以上、欧米にもそういった考え方があるのでしょう。キリスト教にそういったものがあったっけという程度の認識なので、個人的には何とも言えませんが。
(・ω・) 黒猫が縁起悪いのは、悪魔の使いだからだっけか
【あのネロにだって善政を敷いてた説があるくらいだからな】
茜:悪逆の限りを尽くしても、それがそのまま歴史に残るとは限らないよね。
色んな理由で、割と名君だったとか言われたりするし。
千:だからといって、やりたい放題を正当化して良いのだろうか。
麗:どこかで家が潰された場合、存在自体を抹消される気がしています。
茜:私って一応、それなりの出だからね。
家督は岬ちゃんに継がせて好きにやらせてもらってるけど。
千:消したくても消せる立ち位置じゃなかった。
麗:こうなったら史上屈指の暴君として設定を盛りまくって、
逆に信憑性を失わせる作戦を用いるしかありません。
【発見された時代次第で山もろとも無かったことにされそうな話だ】
茜:正しく伝わらないってのは腹立たしいから、
山の中に日記や記録の写しを保管する場所を作っておこうかな。
千:埋蔵金の話に戻ってきたし。
麗:折角ですから、他国の暗部を暴露したものも入れておきましょう。
千:時限で爆発する火薬庫みたいな真似してる。
茜:これが将来、紛争とか論争の種になると思うと、
やり甲斐が生まれてくるってものだよね。
【敢えて難易度が高い方策を選ぶことで達成感を得られるのだ】
茜:兵の食事を見直すことで強化を図ってみたいんだけど。
具体的には、豆や魚、出来れば獣肉を増やす方向で。
千:食べ物に困ってるから乱世なのに、暇と財力を持て余して変なこと言い出した。
麗:慣れれば肉付きが良くなりそうな提案ではありますが。
茜:戦場で一回り大きい集団と相対することは、相当な威圧になるんじゃないかな。
千:そこまでしなくても、大量の米と銭があれば調略余裕な気がしてならない。
【ちょっとした悪魔より考え方がえげつない】
麗:ただ、お腹が空きすぎていては戦えませんが、
満腹の兵は少しだけ飢えている兵に必死さで劣るという問題が残ります。
茜:数日分の食料以外を破棄することで死に物狂いにさせるのは、
故事で良く見かけるやり方ではあるね。
千:宗教兵並に洗脳して、死を恐れなくさせてる人が良く言うよ。
茜:命っていうのは単純な長さよりも、使いどころが大事なものだから。
千:言葉だけ聞いたらカッコいいけど、
使役する側が言うことじゃないって定期的に思ってる気がする。
来年の大河ドラマは戦国時代だそうですが、色々とドタバタしているようですね。本能寺の変を起こした理由をどう解釈するかはちょっと興味ありますが、そこまで視聴を続けられるほど面白いかが問題なのです。
2019
夷という漢字があります。熟語として用いる場合はイと読むことが多いですが、単独ならばエビスとするのが一般的です。蛮夷や夷狄などの用いられ方からも分かるように、害を成す蛮族という意味合いが強い文字です。御存知の方も多いでしょうが、征夷大将軍は元々、当時の東国に住んでいた朝廷に従わない面々を征伐する部隊の総大将です。武家として最高の肩書ということで、国を統括する機関である幕府を開く権利を得たと同義になったのでしょう、多分。さて、この夷、広い解釈では外国人全般も意味します。差別的というか、明確に敵意を持ったものなので、現代ではあまり使いませんが。なんで恵比寿様と同じ読みなのという疑問が湧いたりもしますが、割と謎です。彼は元々イザナギとイザナミの長男である蛭子という説が有力で、七福神で唯一の日本出身です。一度追放されて舞い戻ってきたから、そこら辺が絡んでるんでしょうか。全くの偶然だと言われても納得できる辺り、奥深い様な、ペラッペラなような気がする話なのです。
(・ω・) ビールの大御所という認識が、現代ではむしろ強そうだ
【天変地異の前触れが如く慌てふためいてるな】
岬:創造性のある仕事がしたいです。
結:出た。ロクに働かない人が言い出す常套句。
舞:何ゆえ積み重ねてもいないのに独創的なことが出来ると考えるのか。
岬:やってみなければ分からないと思うんですよね。
海:それに掛かる経済的、人的負担がどれほどのものになるかをですな。
結:しかし、我らがこんな常識的な提言をする日が来ようとは、
お釈迦様でも想像付かなかったであろう。
【一度封印された向上心を解き放つのは難しすぎる】
綾:築城でもしてみますの。
舞:そして家老殿も、どういった理由で甘やかすのか。
綾:羽ばたこうとしている雛鳥は、優しく見守ってあげるのが務めですわよ。
海:完全に、母親目線になってる。
結:しかも干渉しすぎてダメな育ち方するやつ。
岬:所詮はちょっと大きな籠の中に過ぎないと思うと、やる気が消え失せますよね。
【こういうのが畳の上で大往生したりするんだ】
空:何事も無難にこなすのと、一芸に秀でるの、
男として、どちらを目指すべきなのだろうな。
綾:武芸一点特化型になって武功を立て、華々しく散って欲しいですわ。
海:相変わらずの、実の兄妹とは思えぬ言い放ちっぷり。
舞:基本的な能力は高いのだから、そこまで邪険に扱わなくても。
綾:使いこなせぬ有能は、燻った火薬と大差ありませんの。
結:やはり最前線に送り込んで、敵と道連れ以外の使い道は無いのだろうか。
【綾女の本心を探る為に泳がせてる説を信じる人は居ないだろう】
岬:妹さんのように、高い水準で何でもするという選択肢は無いんですか。
空:蹴落としてやろうと思うこともあるが、その生き方は疲れそうな気がしてる。
舞:元が捨扶持で遊んでいた人間は言うことが違う。
結:排除されぬよう、ウツケの振りをして欺くという話は聞くが。
海:この場合、素なんだろうな。
岬:こっそり私の話にすり替わってる気がしてならないんですが、どうなんでしょう。
ゲーム的な話で言うなら、100点満点でオール60より90超え持ちの方がインパクトがあります。実際、有能かどうかはシステムに依る気もしますけど。
2019
山彦と呼ばれるものがあります。ヤマビコと読むのが一般的です。木霊、木魂などと書いて、コダマと読むものと同義になります。山に向かって大きな声を上げると、時間差で同じ音が返ってくる現象についた名前です。現代だと単なる反響音で、音速がそれほど速くないことからラグが生じるという説明が成されます。しかし原理が良く分からなかった頃は、樹木の精霊が呼び返しているものと解釈しました。ちなみに彦というのは男子に付けられる美称、尊称の類で、山彦は山の男くらいの意味になるようです。女性が呼び掛けても返ってくるんですから、性別を固定する必要は無い気もするんですが、どうなのでしょう。まあ山姫として女妖怪だと考えると、なんか恐ろしい目に遭わせてくる雰囲気が出てくる感じもありますけどね。
(・ω・) 大体、山姥とか、雪女がホラー展開なのが悪いんだ
【安土桃山時代に入ったら干されかねない典型的脳筋武将】
公:豪傑と呼ばれる為には、酒に強くないといけないと聞いた。
遊:考えてみれば不可思議な風潮だよな。
只の体質で、武勇を誇るだとか、豪胆で動じないなんかと全く関係が無い。
公:たまに冷静な分析をしだすのが、逆に怖い。
莉:こういうのが好意的に捉えられて、知性的な面もあったって伝わるのかも。
公:戦が無い時は文化的な付き合いから逃げまくって、
体力ありきの仕事しかしてないのにな。
【アルハラが周知されるようになるまで数百年は要する模様】
遊:とはいえ、論理的に説き伏せられるなら苦労はしない。
ナメられない為にも、飲めるようになるべきだろう。
公:こっそり薄めるとか、小賢しい真似をしたい。
莉:そんなに強くないんだね。
公:いっそ天下に覇を唱えて、
酒を強要したら極刑にする法を制定したいと思うくらいにはな。
【かの有名なガリレオ裁判は十七世紀の出来事である】
公:俺達が住んでいる大地が球形だって聞いたんだが、マジなのか。
遊:南蛮では千五百年前には証明されてたらしいぞ。
実際に一周するだけの技術を得たのは最近らしいが。
公:西廻りでも東廻りでも辿り着けるって話だから、変だとは思ってたんだ。
遊:ちなみに、日輪を中心にして周回してるというのも判明していたが、
今の切支丹共は認めようとしないだろうな。
公:お前のその、実用性に欠ける知識だけは妙にあるのが、
俺にとってかなりの謎なんだが。
【戦国オールスターが局地戦はともかく大局的に惨敗するなんて有り得ないよな】
遊:とりあえず地球儀を見て、日の本の小ささを語っておけば大物ぶれる。
公:その発想が小物じゃないかと言い放ってやりたい。
遊:この広さでも千万石は作れるが、足りずに争ってる訳だからな。
異国に乗り出して母数を増やすのが現実的じゃないか。
公:なんか、とんでもない大失態になる予感しかしないんだが。
遊:選りすぐりの大大名と、勇猛な武将を取りまとめられる英傑さえ現れれば、
よもややらかしはしないだろう。
豪傑系の荒武者が酒に飲まれてやらかすというエピソードは多いですが、作り手の理屈だと便利だからしょうがないんじゃないかなと思います。
2019
狼藉という言葉があります。ロウゼキと読むことが多いですが、ロウジャクとしても正しいようです。現代日本で使うことはあまり無いでしょうが、時代劇やそれに類するものではまだまだ現役感があります。暴力的な意味で乱暴をはたらく、という使用法は知っていても語源にピンと来る方は少ないでしょう。まず、藉を使う機会があまりありません。戸籍、学籍の籍とは違うようです。草冠ですし。この漢字には、敷く、踏む、雑などの語意が含まれています。そして中国の史書である史記に、狼が寝る場所として草を乱れさせるという記述があり、それが由来となっているようです。そこから物が乱雑になっている様を指すようになったのだとか。更に日本に輸入された後に野蛮な振る舞いという解釈が追加されたのだそうです。想像していたよりも歴史がありました。ちなみに、史記が編纂されたのは紀元前です。日本人が何をやっていたかも分からない時代に生まれた言葉が、使われ方が変わったにしても今でも通用するって、普通に凄いことですよね。
(・ω・) 本当、昔の中国のヤバさはギリシャ・ローマ並にぶっ飛んでる
【真のトリックスターは死しても世を掻き回す】
茜:埋蔵金の在り処を示した書物を作りたいって思ってるんだけど。
千:うちって、そこまで財政豊かでしたっけ。
茜:大事なのは、もしかしたらあるかもって気にさせる説得力だよ。
色々な利権を握ってるのは事実だし、妄想は膨らむよね。
千:つまり未来の人が有りもしない財宝を追い求めて、
空回りするのを想像して楽しむのが目的ってことですか。
茜:人間って夢が無くちゃ生きていけないし、その一助になればなって。
【あとは謎技術で怪物が発生し続ければ完璧だ】
茜:ちょうど鉱石を掘り尽くした廃山があるんだよね。
千:むしろ、それを活用する方法を考えてる内に着想したのでは。
茜:前の統治者が無計画に穴を掘り進めていったから迷路状態で、
全容を知る者が居ないっていう、いわく付きなのよ。
千:王族の墳墓を荒らそうとしたら、罠やらで死にまくったって話を思い出しました。
茜:迷宮探索は冒険家永遠の憧れだから、本懐なんじゃないかな。
【良くも悪くも努力家だから積み重ねた事実に安心感を覚える】
千:辞世の句が、死ぬ直前じゃなくて、
ヤバそうだと思ったら事前に詠んでおくのが基本っていうのに衝撃を覚えたんだけど。
麗:流石に、城が燃えている状態で呑気に詠む方は多くないでしょう。
千:それはそれでカッコいい気がするけど。
誰が伝えたんだっていう根本的な問題はさておくとして。
麗:正直、自分の閃きに自信が持てない方なので、
即興で詠んだものが後世に残るとなると化けて出てしまいそうです。
【とりあえずキープという根性無しの極みみたいな選択肢があるぞ】
茜:問題は、生き残っちゃった場合にどう処理するかだよね。
麗:再利用するにしても、誰かに譲るにしても、締まりが無い話になってしまいます。
千:燃やして無かったことにするのが一番マシって話になりそう。
茜:だけど、後になってもっと良いのが詠める保証なんて無い訳で。
麗:初めて死を目前にした極限状態が、感性を研ぎ澄ます可能性はあります。
千:若い頃に産み出した傑作を、生涯塗り替えられなかった芸術家みたいな話になってる。
千織の茜に対する喋り方が敬語なのかタメ口なのか、すげーブレがある気がしてきました。多分、明確に茜に語りかけてる時は敬語で、独白寄りや西ノ宮姉の両方に言ってる感じの場合はタメ口なんだと思います。