我が家の軒下に、蜘蛛が巣を張っていました。いえまあ、それ自体はどうでもいい話なのですが、ちょうど窓の真ん前だったので、視界にチラチラと入ってくるのです。少しばかり可哀想だけど、撤去しようかなと考えていると、あることに気付きます。風がビュンビュンと吹いて揺れまくっているのに、中心の蜘蛛は微動だにしないのです。こいつらって、巣にくっついたものを餌と認識して襲いかかってくるんじゃなかったっけかなどと思い起こします。そこでちょっと端をつついてみると、俊敏な動きを見せてきました。つまり蜘蛛というやつは、ランダムに吹きすさぶ気流に依る揺れと、巣に何かが当たった際に生じる揺れを別のものとして感知しているということになります。あの小さな身体の何処にそんなシステムが詰まっているのか。虫けらなどと侮ってはいけないのをしみじみと感じ入りました。 (・ω・) なお検証終了後、蜘蛛さんは風下の方に飛んでいってもらった 【面倒だからって理由でホイホイ単位出すから普通に人気だし】 月:裏シラバスってあるじゃんか。 黄:学生がソーシャルツールや口コミなんかを使って、 教授や講義の品定めをするやつなんだよぉ。 月:媒体がなんにせよ、私を舐め過ぎだよな。 ネット系は改竄できるし、閉鎖空間での情報誘導なんて簡単なのにさ。 黄:なんてことに労力使ってんだと思わなくもないけど、 実害軽微で免疫を付けられると考えれば、良い教師な気すらするんだよぉ。 【臥薪嘗胆的に憎しみを忘れないルーチンは必要なのだ】 月:正直、あいつらが卒業後にどうなろうと興味無いんだが。 黄:さらっと最低なこと言いやがるんだよぉ。 月:自慢じゃないが、元ゼミ生主催の飲み会とか呼ばれたことないし。 黄:人望の無さが具体的な形となっているんだよぉ。 月:何をどう勘違いしたのか、季節系の贈り物をしてくれる一人が心の支えだ。 黄:なんかそれ、十数年続けた末、最後に恨み節をぶつけてくる、 呪いの類なんじゃないかと思えてしょうがないんだよぉ。 【自らを愚者とへりくだることで責任から逃れる心構え】 月:世の中から悪意と善意、どちらを無くす方が世界平和に近付くのだろうか。 黄:中学生みたいなこと言い出してる感じあるけど、 教授がガチな思考実験をするとなると面白いテーマかも知れないんだよぉ。 月:ナチュラルにハードルってか、棒高跳び並の高さを設定された。 黄:普段から教授職って肩書に甘えてるんだから、責務も受け入れるんだよぉ。 月:私は都合よく立場を使い分ける、立派な大人でありたいと思っている。 【この大学にそんな学生が存在してたら逆に驚くが】 月:技術ってのは楽したいとか、何かを成したいという欲から生まれるからな。 善意しか無いとしたら、原始生活から抜け出せないはずだ。 黄:野生動物は欲まみれだし、それを悪と規定することに疑問を覚えるんだよぉ。 月:しかし人ってのは脳がぶっ壊れてるのか、満腹が無い生き物だという。 或いは、大き過ぎる夢こそ邪悪そのものなのかも知れない。 黄:半ば惰性で教授になったのが言うと、負け惜しみにしか聞こえないんだよぉ。 月:希望に満ち溢れた目をしてる若いのなんて、全力で蹴散らしてくれるわ。 月読を描く時の思考回路は、人としてダメな方、ダメな方へと流れていくので、えらく書きやすい部分があります。私自身が色々とダメすぎるせいかも知れませんが、そういうものとして受け入れるしかないのでしょう。 PR 肝試しと呼ばれる遊戯があります。この場合の肝は、胆力や精神力のことです。つまるところ、どれだけの根性の持ち主であるかを調べる遊びです。一般には、夜間に墓場や山道などを、どれだけ腰が引けずに歩けるかを競ったりします。主催者が幽霊などに扮して恐怖を演出するというのも定番です。狭義では、この度胸比べだけが肝試しとして扱われます。字だけ見ればメンタルの強ささえ知れればいいはずなんですけどね。薩摩武士は肝練りという火縄銃でのロシアンルーレットもどきをやっていたそうですが、これも一種の肝試しやも知れません。彼らに関しては、そのバーサーカー伝説が独り歩きしていて、史実であるかは怪しい部分があるのが難儀ではあるのですけど。 (・ω・) しかし勇気的な言葉って、結構な種類があるもんだな 【素のままでも充分以上にヤバい奴と認識されそうではあるが】 月:大人になりきれない精神の持ち主をピーター・パンで例えるらしい。 黄:自己紹介なら、初対面相手にやって欲しいんだよぉ。 月:『どうも始めまして、月読と言います。ネバーランド在住です』 とか発言して、どんな関係を築けると言うのだ。 黄:とりあえず、印象には残るんだよぉ。 月:それ以外が全滅に等しい部分については触れない方向で行くつもりか。 【別に大学は奇人変人度合いを評価してる訳では無いのですが】 月:どうせなら、アリス並の不思議ちゃん路線で行くか。 黄:奇怪なのは旅した国の方で、アリス自体はそこらの女の子なんだよぉ。 月:でもこの物語って、白昼夢説が有力らしいぞ。 黄:常日頃から、寝ぼけてるでも酒を飲んでるでも無いのに、 頭湧いてることしか口にしない教授に言われたくないと思うんだよぉ。 月:ナチュラルな状態で頓狂なことを言えるからこその教授だと、 素人には理解できないであろうな。 【二十歳前後の子達に混じって全力で楽しめるのも並外れてる】 月:学生達がドミノ倒し世界一を狙って、体育館を貸し切ったらしい。 黄:青春なのか、その無駄遣いとするのかで見解が分かれそうなんだよぉ。 月:小さな地震起こらねーかなぁって思うのが、正しい反応だよな? 黄:誰しもしょうもないやっかみ根性は持っているものだけど、 臆面もなく言い放てるのは、ある意味で凄いんだよぉ。 月:遊びに関しては学内随一と自他共に認めているつもりなのに、 誘われなかったのが今でも納得いってない。 【共倒れになったら逆に友情が芽生えるかも知れない】 月:ああいうのってアクシデントに対する保険としてストッパー使うんだが、 この規模になると外すのも一大作業になるんだ。 黄:最後の一個を取り除く時にやらかしてしまいそうなんだよぉ。 月:喋ってたら私もやりたくなってきた。 有志を集めてもう一つの体育館で対抗してやろ。 黄:じゃあこっちはこっそり地震祈願をすることで、 争いの虚しさについて考えることにするんだよぉ。 ピーターパンシンドロームは心理学上の俗語ですが、アリスシンドロームは単に物が大きく見えたりする現象な辺り、なんか格差的なものを感じます。 安楽椅子探偵と呼ばれるものがあります。英語のarmchair detectiveをそのまんま訳したものです。ミステリに於ける探偵役の一種で、現場に赴いたり、情報収集の為の聞き込みなどはせず、依頼役から話を聞くだけで事件を解決するスタイルの人を意味します。アガサ・クリスティのミス・マープルが最も有名でしょう。彼女が安楽椅子に腰掛けながら物語を進めていくことから名付けられたと言っていいくらいのものです。逆に言えば、間接的な情報だけで推理するのであれば、どんな形であれ、それは安楽椅子探偵なのです。映画『羊たちの沈黙』に於けるハンニバル・レクターの様に獄中から結論を導き出すのも、そう分類していいやも知れません。人間の行動パターンなんて多少のイレギュラーはあれど、本質的な部分では変わらないというのが前提の物語ですが、現実に可能かどうかについては何とも言えない部分があります。 (・ω・) 一時期流行ったプロファイル系も、範疇なんでしょうかね 【人気作の継ぎ接ぎをしてプチヒットすれば満足するんだもの】 月:御伽噺ってのは時代ごとにマイナーチェンジされるものだが、 そろそろ現代社会に合わせて大胆な新解釈を推し進めるべきだよな。 黄:三流にも届かない五流くらいの創作屋が考えそうなことなんだよぉ。 月:パロディとかモチーフなんて言えば聞こえはマシだが、 一から生み出せないのを自白してるようなもんではある。 黄:とはいえ大衆作なんて消耗品なんだから、 完全無欠のオリジナリティなんて求められてないのも事実なんだよぉ。 【悪行をねっとりと描写するのが本編扱いになりそうな構成だ】 月:例えば桃太郎だが、鬼退治は差別を助長するという観点から、 悪徳政治家を含めた利権ゴロに差し替えてはどうだろう。 黄:そんな時代劇があったんだよぉ。 月:無論、現代ものな訳だから主人公は平凡な高校生かサラリーマンだ。 出自が特殊というのも煙たがられるし、両親も際立ったところは無い。 黄:そういったのが勧善懲悪するのは一つの王道ではあるけど、 桃太郎である必然性をこれっぽっちも感じないんだよぉ。 【桃太郎を日本人にしたら配慮が足りないとか言われそうですけど】 月:犬、猿、雉も、動物愛護系がうるさいから人間にする。 もちろん、人種的に偏りが無いようにしなくては。 黄:きび団子で手懐けられる設定が一気に残念になるんだよぉ。 月:そこら辺は、公に出来ないテンション上がる隠し味が入ってる感じにすれば。 黄:社会の暗部を増やしてどうするんだよぉ。 月:世の中、綺麗事だけで問題解決は出来ないという教訓が含まれているのだ。 【童話が道徳的であるべきということ自体が大人の押し付けだし】 月:こういった面倒さを全部クリアする為、いっそ地球外生命体にしたらどうだろう。 黄:やっぱり原形留めてねーんだよぉ。 月:桃から生まれたようなやつなんて、異世界人みたいなものじゃん。 黄:死んでも構わないから尖兵として送り出したって解釈は可能なんだよぉ。 月:最初の桃の種を植えたら、成った実の全部から赤ん坊出てきそうだし問題ないよな。 黄:命の重さなんてのは社会の都合で決まるという、 割とガチめの教えが入ってるってことなら、納得しちゃいそうなんだよぉ。 月読は定期的に御伽噺について語っている気がしますが、有名所だと知名度で劣っているのが納得いかないんでしょうね。 太鼓持ちという職業というか、役割があります。ほぼ同じ意味で幇間と書いてホウカンと読むものもありますが、現代日本人のどれだけに通じるかは疑問です。元々は遊郭のような宴席で、賑やかしたり客の機嫌をとったりする人のことを指します。昔にホストクラブ的なものは無かったも同然ですし、男性客に対して男性がやるというのが一般的です。転じて、特定の誰かをやたらと持ち上げたり褒め称えたりして好印象を得ようとすることも意味します。元々がどうだったかは知りませんが、今は良い意味で使われることは少ないと言っていいでしょう。取り巻きとか、ゴマすりとか、媚びへつらうことに粋を感じない風潮だからですかね。単に本心からではなく、仕事で仕方なくやってる感が強いからと言われれば、そんな気もします。ちなみに本来の太鼓持ちは太鼓を持っていた訳では無かったようですが、マラカスとかタンバリン的なものだと考えれば雰囲気は伝わる気がしませんか。 (・ω・) 人はとりあえず音が鳴ってればテンション上がる生き物なのかも 【こんなのと同レベルなことを恥と思わせる自爆技だぞ】 月:悪口って、あれで教養とか知性が滲み出るよな。 正直、バカとかアホとかしか言えない連中は鼻で笑ってる。 黄:教授がそんな罵り合いしてたら、逆に新しいかも知れないんだよぉ。 月:お互い、知能に関してはそれなりの水準なことが前提だからな。 素行や人間性を否定する方向が効果的と予想する。 黄:アンタどっちも平均値に届いてねーじゃねーかと、 割と本気で誹謗してやりたい心境なんだよぉ。 【善意はすぐに掻き消えるが悪意は少量でも蔓延する】 月:まあ、あまりに雅すぎたり、専門的知識が必要な嫌味は、 庶民には通じないから注意が必要だけど。 黄:そんな匙加減を考える前に、やることが幾らでもあるんだよぉ。 月:議論という名の口喧嘩に強いのは、学者に不可欠な素養だろ。 黄:どっちかというと、レスバトルってやつに思えるんだよぉ。 月:複数人を装って場を荒らすだけ荒らして傍観モードに入ると、 人間社会が如何に混沌から逃れられないのかが良く分かるぞ。 【学内屈指のフリーダム教授にだって逃げられないものくらいある】 月:考えてみると、社交界デビューというものをしていない気がする。 黄:ジャンルとしては文化人のくせに、それもどうなんだよぉ。 月:もちろん、正装してパーティ的なものへの参加くらいはあるぞ。 付き合いで連行された政治家の集いとか、学長の出版記念のとか。 黄:出来ることなら回避したいイベントばかりなんだよぉ。 月:学生連中は必修科目という言葉に拒否反応を示すだろうが、 大人のそれはもっと胃に来るということを語ってやりたい。 【甘んじて分相応を受け入れろと言ってる気がする】 月:分かりやすく言えば、シンデレラの舞踏会みたいなのに出たい。 黄:そういう発言が許されるのは、若い内だけの気がするんだよぉ。 月:精神年齢が児童並ってのなら、そろそろ持ちネタになってるが。 黄:いっそ類友を集めて、学芸会的に寄り合えば良いんだよぉ。 月:一欠片として世界が広がってない訳ですけど。 黄:こういう時に大事なのは被害を拡大させないというか、 ぶっちゃけた表現を選べば隔離なんだよぉ。 月読教授はどんな戯けたことを言ってもしょうがないなでスルーされるので、小ネタの使い潰しにもってこいなのではないかと気付きました。 ジャックポットという言葉があります。英語のjackpotをそのままカタカナ語化したものです。ギャンブルの類で大当たりをすることを意味します。日本語としては万馬券が近いでしょう。ただ万馬券は勝馬投票券を百円分購入した際に一万円以上の配当となった、つまりは百倍という明確な語源があります。それに対してジャックポットの方はざっくりとしていて、何処からというのは無いようです。アメリカのスロットなどで日本円にして数十億当てたみたいなニュースも聞きますし、百万やそこらではジャックポット扱いしてくれない気もします。パチンコや競馬で十万もプラスになったら大勝利の日本人には分かりづらい感性かも知れません。期待値で見れば絶対にマイナスになる仕組みである以上、分配の差に過ぎないんですけどね。そこら辺は、国民性の違いってことで納得しておきましょう。 (・ω・) パチンコは厳密には博打じゃないってのは置いておくことにする 【貧乏人が貧乏人にたかる様こそ地獄絵図と呼んで良い】 月:私もダメ教授と陰口叩かれるようになって久しいけどさ。 マジモンと比べたら大したことないよな。 黄:具体例を聞いておこうと思うんだよぉ。 月:ゼミ生を宗教に勧誘した挙げ句、浄財を要求した話なら聞いたことあるが。 黄:そういう洒落にならないのを持ち出して自身をマシに見せかける辺りが、 人として終わってると言ってるんだよぉ。 【今の内に運命の糸を断ち切っておかないと禍根になりうるぞ】 月:人間は、生まれながら下が居ることに安心感を得る生き物だし。 黄:双子とか三つ子の連中も見下し合ってるのかと思うとやるせないんだよぉ。 月:私の前で、多胎児の話はするな! 黄:あんた一人っ子なのに、何でスイッチが入るんだよぉ。 月:幼少の頃より、特に双子の姉は逆鱗に近いものがあった。 黄:もしや生き別れの存在でも居るのではと思わなくもないけど、 こんな面倒なのが増えても困るだけだし、忘れることにするんだよぉ。 【数打っておけばどれか当たるだろう理論で書き殴ってるのです】 月:以前、男女どちらでも使える名前についての論文を書いたことがあるんだが。 ほら、薫とか真とか明みたいな。 黄:なんか既にオチが見えてるんだよぉ。 月:お察しの通り、昨今の若者のあまりにフリーダムなネーミングのせいで、 文化学的価値が壊滅的なまでに損なわれた。 黄:どうせ中身は無かったんだろうし、同じことなんだよぉ。 月:言われてみれば、中性的キャラクターへの憧れとか投げやりな内容だった気はする。 【ガチムチ妖精とか居たら詐欺で訴えられかねないのか】 月:そういや、妖精と妖怪の境界線は何処かっていうのも書いたっけか。 黄:いつものことながら、雑食を通り越した悪食なんだよぉ。 月:超自然的存在って意味では同じなのに、 人に対して使うと表現として掛け離れてるのが素晴らしいと思わないか。 黄:たしかに妖精が儚い系の美形と決め付けるのは偏見も良いところなんだよぉ。 月:そのせいで肩身が狭いフェアリーさんに、一度くらい会ってみたい。 今年も黄龍ちゃん本編が終わり、何で繋ごうか悩む時期がやってきました。とりあえず月読教授で時間稼ぎというのも、いつもの流れです。 |
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