2020
浪花節と呼ばれるものがあります。ナニワブシと読みます。浪曲とも言います。江戸末期から明治初期辺りに誕生した、三味線を伴奏として物語を進めていく演芸の一つです。現代の大阪府近辺で興ったということで、別名の浪花をとってこの名になったようです。内容は義理や人情を主体とした情緒に訴えかけるものが多かったようです。そこから転じて、良くも悪くも人間関係に重きを置いた、しっとりとした話や展開を浪花節と呼んだりもします。昭和後期でいうと、下町ものなんかが代表例でしょうか。大抵のジャンルに言えることですが、何かが受ける背景には、そういったものへの飢えとか渇望があるものです。明治政府が成立する前後や、戦後間もない時期は混乱期で、人と人との繋がりが大切に思われたと考えられます。そういった観点で流行を追っていくと、また別のものが見えてくるような気がしてきますよね。
(・ω・) 80年代なんかそれはもう、物欲にまみれまくってますよ
【特に意味もなく回転させるだけで映えるのは好材料だ】
朱:さりげに中国はこれといったのが無いですよね~。
黄:統一神話が無いから、しょうがないんだよぉ。
月:下手すれば孫悟空の如意棒が知名度ナンバーワンかもな。
朱:神器扱いで良いんでしょうか~。
月:客がつくなら、細かいことは気にしないことにした。
朱:商売上手という名の節操の無さは、ここでも健在です~。
【ある程度まで売れた証拠だからそれはそれで良いんじゃないの】
朱:西遊記と言えば芭蕉扇が有名です~。
黄:鉄扇公主が持つ、火焰山を消し止める程の風雨を呼ぶ扇なんだよぉ。
月:風と水、どっち属性になるんだ。
朱:両方ってことで良いんじゃないですかね~。
黄:そして安直な強化に歯止めが掛からなくなって、
ゲームバランスが崩壊するまでが定番の流れなんだよぉ。
月:インフレあるある恐ろしすぎる。
【二度や三度の破産で怖気づかないのが真の商売人だぞ】
月:最終的にはこれらのアイテムをカードだとかデータにして提供する訳だ。
朱:わざわざ模型を作ったのはなんだったんでしょう~。
月:最近の流行は少コスト超リターンだし。
黄:そうやって失敗した時の傷口を考えるから成功率が残念なんだよぉ。
朱:少年向けでしたら、命を賭した必殺奥義を出すべきですよね~。
月:他人の財布だと思って外野が好き放題言うのは、
もはや伝統芸能の域にすら達してる。
【二千年も埋もれてた理由が分かり過ぎて困る】
朱:どうあれ、大々的に宣伝しないといけないのは変わりませんし~。
黄:ゴリ押しで無残なことになっても、
それはそれでネタとして笑えるから万全の体制なんだよぉ。
月:今は動画配信とか、安く済むのも多いし。
黄:とことんケチくさいんだよぉ。
朱:発想は商いに向いてるのに、
根性の部分が追いつかない辺りが実に月読さんですね~。
玩具販促作品というネタが取っ掛かりな訳ですが、月読でなくてもいけるんじゃないかと考えてみたところ、こいつ以上の適任なんか居ないという結論に至ってこうなりました。
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2020
ビタ一文という言い回しがあります。僅かな金銭という意味で使われることが多い言葉です。一文は江戸時代の小銭だと認識している方は多いでしょうが、ビタはどうでしょうか。漢字で書くと、鐚になるようです。潰れて見づらいでしょうが-、金偏に悪の旧字体という、中々にドスが利いた文字です。この場合の悪は、質が悪い、粗悪なという捉え方で、苦労をしなかったとか、倫理的にダメなことをして得たという解釈が多い悪銭とは違うようです。低品質という意味も一応はあるみたいですけど。室町後期から江戸初期に掛けて、出来がイマイチな銅銭が流通していて、それを鐚や鐚銭と称していたのが始まりなのだとか。現代日本で日本円が使えない場所などほぼありませんから分かりづらいですが、信用に欠ける現金は安い値で扱われたり、そもそも受け取りを拒否されることが珍しくありません。政情や経済が不安定な国の通貨が足元を見られたり、両替を渋られたりすることからも分かるでしょう。ビタ一文出したくないというのが最も多い用法でしょうが、そんな安っぽい銭ですら嫌だというのは、結構な否定具合です。まあ、一円でも出してしまったら価値を認めてしまうということなので、ゼロとは意味合いが全く違う訳ではあるのですけどね。
(・ω・) 金偏に良でロウと読むらしいけど、シルバーと見分けが付かない
【因果が巡るとすればゼウスへの天罰はいつ下るんでしょうか】
月:ギリシャ神話にはクロノスが使っていたとされる、
全てを切り裂くアダマスの鎌ってのがある。
朱:分かりやすいのは人気が出そうです~。
黄:たしかクロノスってのは、ゼウスの父親なんだよぉ。
朱:アルテミスさんのお爺さんですか~。
月:ちなみに、クロノスはこの鎌で自分の父ウラヌスを追放したんだが、
後にゼウスにぶっ倒されて奪われてたりする。
【大抵の人に分かり易い因縁だからしょうがないんだ】
月:最強であるイージスの盾とぶつけ合わせてみたいというのは、
東洋人であれば誰しも思うところであろう。
黄:持ち主のアテナは、ゼウスの娘なんだよぉ。
朱:親子喧嘩ばっかりですね~。
月:最大の敵は身内なのが世の真理ってことだ。
朱:作品内容に絡めてきました~。
黄:むしろ自分の姉妹喧嘩を肯定してるつもりなんじゃないかと、
勘繰りたくなるのが月読の人望なんだよぉ。
【鉄道から宝石に至るまで老若男女を問わないのが厄介だ】
月:ゼウスの雷霆ケラウノスも強そうだよな。
全力出したら雷光を轟かせて、宇宙を滅ぼせるって話だ。
黄:あのオッサン、どんだけハチャメチャな武器持ってるんだよぉ。
朱:同好の士として、月読さんと話が合いそうです~。
月:威力だけに拘るようなタイプは、私の好みと掛け離れてる。
黄:面倒な派閥争いが始まったんだよぉ。
朱:興味ない方から見たら同類だってのは、
マニア的には分かりづらい話なんでしょうね~。
【実父と実兄にも容赦なく信念を貫き通していく】
朱:そういえばアルテミスさんは何か持ってないんですか~。
月:アルテミスの弓、らしい。
黄:そのまま過ぎるんだよぉ。
月:兄貴のもアポロンの弓で捻りがなくて、
どっちも同性を射抜くと苦痛なく死に至らしめるんだと。
朱:アルテミスさんがアポロンの弓を使ったらどうなるんでしょう~。
月:あのアルテミスが、男が使ったものに触ろうと思う訳が無い。
ギリシャ神話も結構な粒ぞろいです。神器の能力が高すぎると神様の権威が落ちそうな気もしますが、ここの場合、倫理的にもっと何とかしろ感があるので気にならないのかも知れません。
2020
無体という言葉があります。無台、無代などとも表記するようです。現代語ではムタイと読むのが一般的ですが、過去にはムダイとしたこともあったようです。形が無いこと、即ち無形と同義というのが第一に来るようです。個人的には時代劇で筋が通らない要求をされた時なんかに『御無体な』と返す用法を最初に思い付きます。この単語には道理に合わないことという意味もあり、端的に纏められていると言えます。『不条理な』辺りと比べると悲壮感が籠められていて、廃れてしまったのが残念な気もしてきます。取引先に無茶なことを言われた時なんかで使えそうではありますよね。まあ、これを口走ったところで状況が変わるという訳でも無いんですが、雰囲気だけは伝わって悪くないと思いませんか。
(・ω・) そんなこと考えてる場合じゃないだろと言われると否定はしづらい
【付けた傷が決して癒えないってのも狙ってるとしか思えなくなる】
月:一度抜剣したら大量の血を吸うまで抜身のままの、
魔剣ダーインスレイヴは使えるだろうか。
黄:受けそうな年齢がちょっと高めなんだよぉ。
月:北欧神話は中学生の心に突き刺さるからな。
朱:道を踏み外して帰ってこれない方も多いらしいです~。
月:ダーインスレイヴに掛けられた持ち主を滅ぼすという呪いは、
そういう意味合いもあった訳か。
【神話のスケール的にそれくらいのことは起こりそうである】
朱:でも、鞘に収められないってそこまでのデメリットですかね~。
黄:立て掛けたら、切れ味良すぎて地面にめり込むかも知れないんだよぉ。
月:こっちも、実は鞘が凄いって話になってきた。
朱:柄を取り外して刀身だけにしたら、地球の中心まで落ちていくんでしょうか~。
黄:思考パズルと化してきたんだよぉ。
月:誰かの息の根を止めるまで大人しくならないらしいし、
この惑星が死滅することになりそうだ。
【怪力のトールですらブースト掛けないと持てないくらい重いらしいけど】
月:雷神トールが使う槌ということで、
トールハンマーの異名を持つミョルニルはどう思うよ。
朱:打撃系は、どんなに強くても地味じゃないですか~。
月:だけどこいつ、投げたら絶対に当たる上、手元に戻ってくるんだぜ。
威力も絶大で、ほぼ一撃死が約束されてる代物だ。
黄:設定を盛り過ぎなんだよぉ。
朱:少しくらい、バランスを考えて欲しいものですよね~。
【挙げた作品名で年齢層までバレてしまいそうだ】
月:ちなみにオーディンのグングニルも必中とブーメランを併せ持っている。
黄:見事なキャラ被りなんだよぉ。
朱:使い回しと批判されるやつです~。
月:長いことやってるとネタが尽きるのは、何処だって変わらんさ。
黄:変に新しいことに取り組んでコンテンツ自体が潰れるのも、
良くある光景なんだよぉ。
朱:連想する具体例が人に依ってバラバラになりそうな辺り、
切り離せない問題なんでしょうね~。
有名な神器の北欧神話率がおかしいことに気付いてしまいました。他の神話も頑張れよと思いましたが、神様が持ってる能力がそもそもヤバい気もします。その力が武器のものとするのが、北欧的に馴染むのかも知れません。
2020
帳尻合わせという言葉があります。この場合の帳は帳簿で、尻は最後の方という意味です。つまり、最終的な収支が合うようにする、ということになります。お金に限らず、出入りするものを厳密に管理していれば過不足が生じるはずは無いのですが、人間のやることなんぞ当てにはなりません。単純なミスから悪意あるものまでを含めて、合わないなんてことはしょっちゅうです。なので帳尻合わせには、おかしいところもあるけど最後に調整を入れて問題が無いように見せかける、というニュアンスも含まれています。銀行なんかだと絶対に許してくれないんだそうですが。他にも終盤に結果を出して、総合的に見るとそこまで悪くない感じに収める場合にも用いられます。競馬の最終レースで勝って、トータルで見たらちょい負けくらいになった時なんかが例になるでしょうか。半日ハラハラドキドキしたんだからむしろプラスだよと、強がってこそのギャンブラーですよね。
(・ω・) スポーツ選手だと、シーズン終盤に数字を整えられても印象は悪い
【温存しすぎて使いどころを見失うまでは予想できた】
朱:世界一有名な剣と言っても過言ではないであろう、
エクスカリバーはどう扱うんですか~。
月:主人公と好敵手、どっちが持つべきだと思う。
黄:これの使い手ってだけで、絶対の人気が約束されそうなんだよぉ。
朱:名が知られてるって凄いですね~。
月:作品が低迷した時のテコ入れ要員として、
序盤は登場させないというのも一つの手な気がしてきた。
【勝つ為なら手段を選ばない悪役に相応しい手口だ】
黄:完全な厄除け設定を持ち込むなら、
強すぎて味方が持っても盛り上がらないんだよぉ。
朱:敵でも、どうやって倒したらいいんでしょう~。
月:災いを祓うのは鞘だから、身体から離せばなんとかなるはず。
黄:絵的にショボい対策なんだよぉ。
月:伝説でもアーサー王は魔女モルガンに鞘を捨てられて、
不死の力を失ったってことになってるんだがな。
【勝ち進むのは目に見えてるし逆張りで負けさせると批判がキツそう】
朱:ところで、世界で二番目に知名度が高い剣って何になるんですかね~。
黄:幾つか候補は思い付くけど、どれも決め手に欠けるんだよぉ。
月:閃いた。ボスとして君臨するエクスカリバー使いが挑戦者を決める為、
他の武器を争わせる大会を開く展開にしよう。
朱:文字通り高みの見物ですか~。
黄:殿堂入りの傲慢を感じないでもないけど、
参戦させると扱いが難しいのは事実だから反論しづらいんだよぉ。
【これ以上ないくらいに重要ポジションのはずなんだがなぁ】
月:当然のように、そのボスは親父なんですけどね。
朱:予定調和は大事ですから問題ありません~。
黄:開催した理由が気になってきたんだよぉ。
月:息子を鍛えて、闇の支配者に対抗する力を得る為で良いだろ。
朱:本当に王道を外しませんね~。
黄:こういった場合、調理する技術こそが問われる訳だけど、
最高神と対の存在でありながらやらかした月読だと当てにならないんだよぉ。
例に依って思い付きで始めたネタですが、意外にそれっぽくなる辺りが楽しいです。似たようなネタが児童向け作品であったというのは聞いたことありませんが、今後出てきたらパクられたと思うことにします。
2020
パラノイアという言葉があります。日本語に訳すと、偏執病や妄想症などになるようです。文字通り、特定の妄想を強く持っている状態を意味します。但し、それ以外に関しては健常者と大差なく、日常生活に致命的な支障が出るほどではない、という条件が付くのだそうです。とはいえ、他人を極端に疑ったり、逆に執着したり、自分が完全な存在であると思い込んだりと、生きていく難易度が高めなのは事実のようです。そして思うのは、何を以って妄想とするのかという問題です。宗教的世界観など、科学的な視点で見ればデタラメもいいところです。しかし世界の大多数は大なり小なりこれを抱え込んでいます。無宗教を自称する方も気付かないだけで、何かしら宗教的偏見を持っているものです。それほどに、理だけで自我を形成するのは難しいのだと個人的には考えています。結局のところ診断する人の匙加減じゃないのかと思っていますが、これも偏った物の見方になっちゃうんでしょうかね。
(・ω・) パラノイーアとアクセントを工夫すれば陽気な感じになる気がする
【少しくらい詳しくても出てこないことに変わりはない】
月:私が考えたのは各国の神器をモチーフにした、ジンギクンだ。
コレクションがあるから元ネタには困らんし、布教にも繋がる。
朱:男の子は武器が大好きですから、悪くないかも知れないです~。
黄:日本神話を優遇しそうなんだよぉ。
月:姉さんか須佐之男に関するものが多いから、ちょっと悩んでる。
黄:流石のコンプレックスだったんだよぉ。
朱:じゃあ月読さん絡みのをと思いましたが、不勉強で何も思い付きません~。
【弓なりになったのは平安時代のことなのだとか】
月:マイナーなの出しても滑る原因だし、日本枠は天叢雲か天羽々斬にしておくか。
黄:既に試作のミニチュアを作ってるのがガチなんだよぉ。
朱:なんで日本刀っぽいフォルムなんですか~。
黄:神代だとまだ中国の影響が濃くて、両刃だったはずなんだよぉ。
月:ジャパンならこういう形にしとかないと、売れ行きに響くだろ。
朱:マニアとしての誇りを捨ててきてますね~。
黄:臨機応変と言えば聞こえは良いけど、
単に自分を貫く意志とか信念が皆無に近いだけなんだよぉ。
【少し予算を増やすだけですよという営業の基本技】
朱:天叢雲って、三種の神器でしたっけ~。
月:八咫鏡と八尺瓊勾玉を揃えることで力を増す設定だ。
コンプ欲を刺激するって意味で美味しすぎる。
黄:こういう話になると活き活きするんだよぉ。
朱:公認悪魔は伊達じゃないって感じがあります~。
月:別にオプションが無くてもそれなりに強いというのが、
ワンランク上を求める庶民の心に響くんじゃないかな。
【もしも有効だったら困るから自分では動きたくない】
月:天羽々斬は須佐之男が八岐大蛇を斬ったとされる剣だな。
ドラゴンキラー属性でも付けとくか。
黄:あんな中堅龍、しかも泥酔状態をやったくらいで偉そうにしないで欲しいんだよぉ。
朱:黄龍さんから見ればそうかも知れませんけど~。
月:世に溢れる龍特効にイライラしてるのは分かった。
黄:黒龍辺りをうまいことけしかけて叩き折ってもらって、
そんなもんは幻想だと痛感させてやりたいんだよぉ。
そういや古いドラクエだと草薙剣、FFでは天叢雲と、同一の剣に別の呼称が用いられてましたね。意識した結果なのかたまたまなのか、ちょっと気になるところではあります。