2021
醍醐味という言葉があります。ダイゴミと読みます。物事を構成する要素の内、特別に楽しい真髄的な意味で使われます。醍醐とは仏教にちなんだ言葉で、乳製品の一種です。牛、或いは山羊の乳を5段階に精製することで誕生します。これを五味と称します。乳(ニュウ)、酪(ラク)、生蘇(ショウソ)、熟蘇(ジュクソ)、醍醐(ダイゴ)の順です。特に醍醐は最高に美味とされていて、ここから現行の用法へと繋がりました。但し、正確な製法は失伝していて、チーズ、ヨーグルト、バターのいずれに近いかは諸説あります。仏教の開祖である釈迦牟尼が断食後に乳粥で癒やされた逸話は有名で、乳は重要なものとして扱われます。殺生をせずとも得られるタンパク源ということで、相性が良いというのもありますし。現代人の感覚だと、我が子の為に生成した食事を横取りするのはセーフなのかというのはさておきまして。余談になりますが、日本人の大半が飲んだであろうカルピスという飲料があります。これはカルシウムと、サンスクリット語で熟蘇を意味するサルピスを組み合わせた造語なのだそうです。ここで何で醍醐じゃないのという疑問も湧きます。どうやらこちらはサルピルマンダという発音で、カルピルだと微妙だからということらしいです。言葉なんて案外その場の勢いで決まるものだというのが、見え隠れしてますよね。
(・ω・) 21世紀の言語感覚だと、カルピルでも普通に売れそう
【月読には無かったから腫れ物になったんですね】
月:黄龍の真の姿を目にして、
長生きできた者は居ないという都市伝説を聞いた。
黄:むしろ吉兆の象徴だったはずなのに、
何がどう歪んでそうなったんだよぉ。
朱:表舞台から姿を消してる期間が長いと、
妄想で語られてしまうものですし~。
月:むしろイジられるだけ美味しいと思える度量が必要ですらある。
【そもそも露出が恥ずかしいという感情はあるんだろうか】
朱:そういえば私もそれなりの付き合いですけど、
ドラゴンモードは拝見したこと無い気がします~。
黄:でかいと色んな意味で不便だし、
特に理由が無ければ戻ろうと思わないんだよぉ。
月:毎回、服をボロボロにしたんじゃ不経済だもんな。
黄:市販されてるのも着るけど、
外装くらいイメージで構築できるから要らぬ心配なんだよぉ。
【変身とかする時点で自然科学は通用しないんじゃ】
朱:実際、どのくらいのサイズなんですか~。
黄:長いこと変化してないから、正確には不明なんだよぉ。
月:龍族は、死ぬまで肉体的成長を続けるんだったな。
朱:もしかして理論上は、
銀河系すらも凌駕する存在に成り得るんでしょうか~。
月:質量保存の法則を無視するなと言いたいけど、
生命の基本をないがしろにしてる面もあるし、可能性はある。
【計測されてるのはどっちかなという展開か】
朱:実際に見てみないと分からないことってありますよね~。
黄:たまには身体測定してみるのも悪くないんだよぉ。
月:よぉし、スリーサイズとか測っちゃうぞ。
朱:その数値に、何か価値はあるんでしょうか~。
黄:ワニやトカゲでイメージしてもらえば分かりやすいけど、
何処をそう呼ぶつもりなのかで、月読の教養が分かりそうなんだよぉ。
早いもので、今年もラス前エピソードとなりました。最後はオムニバスと決めているので、ここの話は少し凝る傾向があります。今回は黄龍の掘り下げという、こっそり珍しいものになりましたが果たしてどうなることやら。
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2021
マッハという単位があります。オーストリアの物理学者、エルンスト・マッハ氏に由来するものです。彼は超音速の研究が特に知られています。そこから音と同じ速度をマッハ1とする考え方が誕生しました。但し、音速というのは気圧や温度などで変動する為、厳密に定義することが出来ません。なので条件が無ければ、標準的な大気で気温も15℃くらいを想定した秒速340メートル、時速換算で1200キロメートル位を呼ぶことが多くなります。転じて、とてつもなく速い、などといった意味でマッハを比喩的に用いることもあります。生身の生物が音速に達することはほぼ不可能で、現役での最速は隼が滑空時に出す時速400キロメートル程度だと言われています。超える為には空気の層を突き破らなければならず、飛行機のように頑丈なものでもガタガタになりかねないのです。燃料も無駄に食いますし。その際に生じる轟音はソニックブームの名で知られています。戦闘機はともかくとして旅客機や輸送機をマッハ1以上にするメリットは希薄で、運用されているものは極めて少ないはずです。一方で、地を這う自動車で音速を破る企画も絶えず行われていたりもします。人という生き物の挑戦精神というか好奇心というか、謎の行動力は空恐ろしく感じてしまいますよ。
(・ω・) 個人的には、オープンカーで達成してもらいたいと思ってる
【せいぜいピューマとジャガー程度の違いだと思ってた】
青:想定より、手こずってしまいました。
マ:中々の激闘やったで。
朱:ちょっと服が破けてますね~。
黄:大健闘に見える辺り、あいつらの評価の低さが伺えるんだよぉ。
朱:追い詰められたネズミさんが猫さんを噛むことはあっても、
虎さん相手にはどうにもなりませんし~。
マ:龍族いうんはそないに格差があるもんなんやと、
認識を改めなあかんみたいやな。
【何を求めて黒龍と共に居るのかは全く分かっていない】
黄:ともあれ、あの謎処置が多少は効果あったってことなんだよぉ。
朱:こういった犠牲を払うことで、技術は進歩するんですね~。
マ:連中の心配せーへんのかいな。
黄:ああいう小悪党はなんやかんや生き延びるんだよぉ。
青:息の根を止める価値が無いのも事実ですし。
朱:赤龍さんのことだけは嫌いじゃないですけど、
生き様に関して私がどうこう言うものでもありませんから~。
【すぐに連絡して所在を確認しました】
青:彼らは反省を促すべく、洞窟に封印しておきました。
朱:これでまたしばらく会えなくなりそうです~。
マ:ちゃんと、天照が入ってへんか確かめたんか。
青:それは失念していましたね。
黄:確率的には有り得ないんだけど、何故か不安になるんだよぉ。
朱:穴蔵を見たら天照さんの住処であるかを疑えは、
もっと周知すべきなのかも知れません~。
【新三バカと対していても免疫は出来ないのか】
黄:それにしても、安堵する気持ちと寂しさが入り混じってるんだよぉ。
マ:心にも無いことゆーとるやろ。
黄:とりあえず雰囲気あることを言って締めたいんだよぉ。
青:私としても、変に気を遣った為か普段より疲れました。
朱:戦ったせいじゃないんですね~。
黄:いつの世も、アホの相手が最も疲弊するんだよぉ。
青:丸投げしたあなたが言うのかと、たしなめたい気持ちはあります。
終わってみれば半分くらい青龍回じゃなかったかという気もします。何で青龍を出張らせたかと言えば、折角だし五龍揃い踏みにしようというだけの話なので、深く考えてはいけません。
2021
インディアンポーカーと呼ばれるトランプの遊び方があります。用意するのはトランプ一組と賭ける為のチップだけです。人数は最低で2名からですが、ある程度は居た方が面白いようです。理論上はトランプの枚数分まで参加出来ますが、収集がつくかは分かりかねます。まずはカードをシャッフルし、裏側で山を積みます。次に各人が一枚ずつ引き寄せ、同時に額へとくっつけます。この際、絵柄が他の人に見えるようにしながらも、自分は認識しないようにするのが肝です。ルールは実に単純で、数が最も大きい人が勝ちとなり、総取りとします。エースが最弱でキングを最強とするのが一般的です。同数だった場合、マークで序列を付けるパターンもあります。賭けられる最低のチップ数と上限を設定して、レイズ(上積み)とドロップ(降参)を駆使する点は良く知られるポーカーと同様になります。一回限りであれば運が重要になりますが、数を重ねるほど駆け引きの割合が高くなる為、シンプルながらも奥が深いとされています。語源は、アメリカ先住民が頭の近辺に羽飾りを付けていることが多かったからなんだそうです。昨今の風潮的に狩られそうなネーミングなのですが、別名を聞いたことがありません。メジャーリーグのチームも改名を余儀なくされましたし、その内に変わる可能性はありそうですね。
(・ω・) こういうのって、新しいのがダサいから微妙感残るんだよね
【ほぼ在宅な同居人もそれはそれでどうかと思うけど】
朱:近場で戦っては周囲に迷惑が掛かるという、
バトル漫画の様なセリフと共に皆さんが消えました~。
黄:マモンも見届けるとかで着いて行っちゃったし、
正直、間が持たないんだよぉ。
朱:夕御飯の支度でもしましょうかね~。
黄:帰宅がいつになるか分からんのが一番困るという、
基本中の基本を思い知らされてるところなんだよぉ。
【記憶の中では実際に起こったこととして処理されそう】
朱:青龍さんにメッセージを送ってみましょうか~。
黄:戦闘中だったらどうするんだよぉ。
朱:スマホを使う余裕が様になりそうですし大丈夫でしょう~。
黄:凄い理屈だけど、ちょっと分かるんだよぉ。
朱:黒龍さん辺りが激高して文句を言いそうです~。
黄:それも容易に想像できるし、
折角だからどんな戦いをしてるか脳内補完しておくんだよぉ。
【ちゃんと休暇申請したのかも重要な判断材料だ】
朱:既読にすらなりません~。
黄:考えてみれば、携行してる確率の方が低いんだよぉ。
朱:どんな状況でも連絡できるようにしておけと言ってましたのに~。
黄:そこはかとなくブラック臭が漂ってるんだよぉ。
朱:白虎さんが野生の勘を取り戻すとか言って、
一週間くらい山に籠もったせいなんですけどね~。
黄:それを聞くと青龍に理がある気がしてくる辺り、
正しさなんて相対的なものなんだよぉ。
【青龍の庇護を失ったらヤバいってのを忘れてそう】
黄:帰ってこないんだよぉ。
朱:全滅した場合、黄龍さんが五龍唯一の生き残りになります~。
黄:他はともかく、青龍が消えたら色々と終わるんだよぉ。
朱:その時はその時で、私も第二の人生を歩むことにしますね~。
黄:意外とドライなんだよぉ。
朱:炎の聖獣が熱血で情に厚いというのは、
固定観念に囚われた古いものだと思うんですよ~。
朱雀と青龍がスマホを持っていて、メッセージアプリでやりとりしているのが軽い驚きです。普通に働いてるんだからそれくらいあるだろうとも思えますが、微妙にイメージしづらいのが不思議です。
2021
居士という言葉があります。コジと読みます。学問に秀でていて、且つ官に属していない在野の人物を指します。他にも出家しないまま仏教に帰依した男性、或いは男に対する戒名として用いられたりもします。日本語だとこちらの意味の方が強いかも知れません。元々は古代インドに源流があり、当初は資産家の家長を示していました。それが中国に入った時に民間の学者となり、更には日本に、という流れのようです。とまあ、本来はかなり褒めている単語のはずなのです。しかし現代だと、一言居士という、何かに付けて一言多い人に使われたりもします。他にも、性格に足して、嫌味っぽくするパターンもあるようです。慎重居士、謹厳(キンゲン)居士なんかが例となります。謹厳とは、真面目で重々しい様のことです。普通に持ち上げる場合でも使用して良いようですが。何にしても用いる機会が乏しくなっている感があるのは否めません。故事、誇示、孤児なんかと音が被ってることも不運と言いますか、陽が当たらなくなった一因な気もしてきますよ。
(・ω・) 長いこと、キョシって読むと思ってたのはここだけの話
【青龍も黄龍を露払い扱いしてる節があるからお互い様だ】
黒:では黄龍、相手をしてもらうぞ。
黄:戦いたかったら、まずは青龍を倒してもらうんだよぉ。
青:火の粉を振りかけるのはやめていただけませんか。
黄:こっちに対する感情は逆恨みの類だけど、
青龍へのは再雇用を門前払いされた直接的なものなんだよぉ。
朱:大人はこうやって厄介事を押し付けるのだと、実に勉強になります~。
【今までで最も有意義な使用法を思い付いてしまったのか】
セ:私は執事として生きていくと決めているので不採用は構わないのですが、
癪に障ったのは事実ですし、どちらが掛かってきても構いませんよ。
青:安い逆鱗です。
朱:本来は、温厚な龍族の数少ないマジギレポイントだったはずですけど~。
黄:こいつらが品位を下げてることにすれば、
少しくらい自堕落な生活をしても矛先を逸らせる気がしてきたんだよぉ。
【ちょっとだけ善戦して反応に困りそうではある】
青:仕方ありません。たまの休息を穏やかに過ごす為、早いところ片付けますか。
黄:この状況で、全く動じてないんだよぉ。
朱:普段はやられ役の三人衆が強化されて再登場って、
一般的には苦戦する流れのような気がするんですけど~。
黄:逆に一蹴されればそれはそれでギャグとして成立するし、
どっちに転んでも問題の無い布陣ではあるんだよぉ。
【手っ取り早さで他の追随を許さないからな】
マ:ウチとしても、どないな結果になるか分からへんで。
黄:いつものことながら、実に悪魔的な無責任さなんだよぉ。
朱:失敗した場合は魂のやりとりが無いみたいですし、
それも込みでの契約なんじゃないでしょうか~。
マ:元金を保証せーへん投資話みたいなもんや。
黄:世間には人様の懐を直接狙いに行く輩が多いけど、
大体は悪魔が唆してるんじゃないかと思えてくるんだよぉ。
最強クラスの龍族達が真っ向勝負とか、文字にすると中々の王道展開です。しかし敵がどれだけ強かろうと、或いは複数であっても青龍がどうにかなるイメージが湧かないのが難儀であります。
2021
ビリヤードという遊戯があります。英語のbilliardsを直輸入した単語です。和訳に撞球(ドウキュウ)というのもありますが、どのくらい通用するかは不明です。遊び方としてはまず、長方形で低い壁に囲まれた台の上に数字が入った球を幾つか置きます。そしてキューと呼ばれる棒でボールを突き、反射などをさせて転がし方を競います。穴に落としていくポケットビリヤードと、他のに当てることを目的とするキャロムビリヤードの二つが有名です。日本ではほぼ前者を指すと言っても過言ではありません。更には特殊な状況を設定して曲打ちを見せるアーティスティックビリヤードなんてのもあるようです。歴史は実に古く、原型は紀元前のギリシャにあるとされています。但し、これは石を棒で弾くというもので、ゲートボールのルーツの一つとも言えるみたいです。私達がイメージするものに近い屋内競技が登場するのは15世紀くらいとされています。元は貴族社会で流行していたのですが、あまりの人気っぷりに庶民にも広まったというパターンです。ちなみに、達人級のビリヤードプレイヤーをハスラーと称したりもしますが、これは1961年に公開されたアメリカ映画のタイトルに由来しているそうです。英単語的には詐欺師だの、イカサマを厭わない勝負師なんてのもあるらしく、褒め言葉になるとは限らないので慎重に使用した方が良いのかも知れませんね。
(・ω・) マニアってのは、細かい言い回しの違いでイラッとするからな
【朱雀と三龍のみならず黄龍にも突き刺さりませんかね】
黄:マモンも、なんでこんな連中を相手にしたんだよぉ。
マ:鬱屈した人間おらんかなぁと探してたら、
とんでもない負のオーラを放ってるのが転がってたんや。
朱:大悪魔さんですのに、仕事はマメです~。
黄:この謙虚な姿勢自体は見習うべきだと、
チラチラと色んな方向を見ながら言い放ちたいんだよぉ。
【このケースも分割払いと言って良いのかしら】
マ:まー、今回はウチも新しいこと試そ思てるからな。
成功報酬は魂の三割で手ぇ打ったわ。
黄:実験台にする気なんだよぉ。
青:こういった時にどうなろうと後腐れがない対象を選ぶのは、
古来より変わらぬ基本ではあります。
朱:世の中、只より高いものは無いと言いますけど、
訳アリ品もそれなりのリスクを抱えてますよね~。
【自己同一性を重視する玄武は躊躇いそう】
マ:ほいで使てみたんは、重ね合わせ方式や。
これは異次元の自分を複合させることで能力の増加が期待できるで。
朱:なんだか凄そうなのが出てきました~。
マ:人格が侵食される恐れもあるけど、些末な問題やろ。
黄:そんな都合いい技術がある訳ないと思って聞いてたけど、
想像よりもヤバそうなのが笑えてくるんだよぉ。
【強さより健康状態で変動する幅の方が大きいかも】
黒:くわはは、たぎる、たぎるぞぉ。
黄:随分とテンション高いんだよぉ。
青:たしかに、龍圧の上昇が確認できますね。
朱:バトルパワーみたいなものでしょうか~。
黄:龍族にだけ発生する内なる生命力の発露らしいけど、
長生きしてても滅多に使わないから憶える必要性は皆無なんだよぉ。
龍圧に関してはきっとこれっきりになる設定だという予感がしています。こうやって使い捨てられたのが無数に転がっているのでカルトクイズが出来そうな感じはありますけど、作者も正解だという確信を得られないので成立しないでしょうね。