2021
ドギーバッグと呼ばれるものがあります。英語だと、doggy bag、もしくはdoggie bagと表記されます。直訳すると、犬の入れ物くらいでしょう。飲食店で食べきれなかった分を、『犬に与えるので』という建前で持ち帰る為の容器を指します。現代では、実際は人間が口にすることが殆どなのですが。というより、犬や猫は食べてはいけないものが人間より遥かに多く、塩分にも弱いので、専用品を用いるべきというのが共通認識になりつつあります。歴史的には、古代ローマ時代にナプキンで包んだという記録があるらしく、おそらくは世界中で近い風習があったと推察されます。しかし今に繋がるものとなると、大戦中のアメリカで食糧事情が逼迫し、捨てるくらいならペットに、と奨励されたのが発端ということです。エコロジーであるとも言えますが、衛生面での問題もあり、正しい手法であるかは議論が必要な部分があります。時勢的に外食産業は大変ですが、近年、日本政府がドギーバッグを推し進めていたのは知りませんでした。検索を掛けたら、前環境大臣が出まくるのですが、これはこれでイメージが悪いだけなのではと思わなくもありません。
(・ω・) 食えない量は頼まない私には、良く分からん風習である
【洋館一つに千人くらい使用人が必要になるのでは】
芽:掃除は、溝の汚れが気になって時間を掛けるタイプ。
長:効率という考え方が無さすぎるわ。
芽:メイド長も、一つの教科だけ満点を取るより、
全てが平均近くであることを尊ぶ日本的教育の被害者だったか。
長:この稼業は、膨大な仕事をどうやって捌くかが課題なんだけど。
芽:スペシャリストとして専念させてもらえば、
素晴らしい結果をお約束する。
【可愛くて食べるのもったいないとか言ったこと無さそう】
芽:他にも、サラダの盛り付けには自信がある。
長:生花の如く芸術的な生野菜を自信満々に提出されたら、
殺意を湧かせる自信があるわ。
芽:この領域を理解するには、若輩に過ぎるか。
長:グチャッと盛られたら食欲が失せるのはあるけど、
どうせ崩すものに完璧を求めるのもどうかと思うんだけど。
【職を得られたこと自体が奇跡だとは考えない】
芽:メイドが三人寄っても、仕切る人が居なければ作業の進みは遅い。
長:だから長という立場が必要になる訳よね。
芽:言い換えれば、能率的でなければ責任を負うポジションでもある。
長:あんたみたいなのを使いこなせる人材は、
メイド長より相応しい仕事があると思うんだけど。
芽:その様な人物に巡り会えなかったことが、
我が身に降り掛かった最大の不幸では無かろうか。
【怠け菌が蔓延して根治が出来なくなるかも知れないじゃないか】
芽:或いは私こそ、兵卒より指揮官が向いている可能性は捨てきれない。
長:たしかに優秀な社員が管理職に出世したら期待外れだったみたいに、
適性を無視できないことはあるわ。
芽:だから、試しに数日だけ代わってあげても良い。
長:その短期間で、壊滅的になる予感しかしないのが凄いわね。
芽:メイドに関しては仕事が滞りはしても、
家が傾くなんて有り得ないのに、酷い言われようじゃなかろうか。
考えてみると10話以上やってるはずなのに、この屋敷に何人くらいのメイドが働いているのか良く知りません。95%くらいが芽依とメイド長で占められ、残りも間延びした喋り方をするモブメイドが殆どなので、必要のない設定と言えばそれまでなんですけど。
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2021
ルーツという言葉があります。英語のrootsを直輸入したもので、源流とか始祖といったニュアンスで使われます。単数形であるrootの本来の意味は、根っ子です。根菜、付け根、根本という語意から転じて、元となったもの全般を指すようになったみたいです。人であれ物であれ風習であれ、誕生から時間が経っていれば、それには成り立ちと経緯が存在します。大袈裟に言えば歴史があるとすら表現が可能です。現在だけを切り取って見定めるというのは、畑のネギの青い部分だけ観察するようなものです。技能があれば良し悪しは充分に分かる気もしますが、全てを評価するには足りません。しかも地下部分は複雑に絡み合っていて、相互に影響を及ぼしているのが実社会です。知るという行為が、一筋縄ではいかないという一端が垣間見えます。一方で、鱗を剥ぎ取り、頭部を落とし、内臓を処理して、骨から削いだ上で、調理までした状態の魚を口にしただけで、分かったような気分になってしまうのも人というものです。広い視野と多角的な価値観を持つべきと言うは易いですが、実践は難しいのですよ。
(・ω・) 自分探しをするならば、旅に出るより過去を洗い直すべきなのかも知れない
【例え石油王の娘に生まれたとしても何も成さぬ自負がある】
芽:私は、天涯孤独に近い身の上。
長:唐突に、重そうな前振りで語りだしたわ。
芽:両親に兄弟姉妹が居れば、姪芽依メイドになれたものを。
長:身構えたのがアホらしくなるくらい、中身が無かったんだけど。
芽:境遇を言い訳に使うような、
安っぽい覚悟で駄メイドをやってると思われても困る。
【幼年期のイタズラに近いから精神年齢はもっと低い】
芽:他にメイといえば、英語で五月、素晴らしいって冠としての名、
迷う方の迷、冥界、冥府なんかの地獄的な場所としての冥やらがある。
長:もう全部乗せで良いんじゃないの。
トッピングを一通り注文してから後悔するのと似た匂いがするけど。
芽:そういった学生の悪ふざけ的なノリは好みじゃない。
長:生き様が徹頭徹尾あますところなく戯れにしか見えない、
あんたにだけは言われたくないわ。
【ライオンを飼うなら檻から出してはいけないというだけの話】
長:あなたって、私を一番の理解者だと思ってるとこがあるわよね。
芽:母さんと呼んでも?
長:一度だけ母性を掻き立てられる気分になって、
養女にして全責任を負うべきかと血迷ったことがあったわ。
芽:それは意外。
長:冷静に見詰め直したら、爆弾を世に放ってはいけないという、
道義的精神に基づくものだって結論に至った訳だけど。
【結局のところ何歳なんだという永遠の闇】
芽:相方がギリギリで食い止めてくれるからこそ、
限界を超えた暴走が出来るというもの。
長:いつからお笑いコンビになったのよ。
芽:現役メイドが兼任すれば、そこそこの立ち位置を狙えそう。
問題は、メイド長が年齢をイジられて耐えられるかだけ。
長:私は我慢を美徳だなんて考えてないし、
何なら今すぐ折檻しても良いんだけどね。
かくして、西暦で奇数年に1話限定という気の長いお掃除日記が再開されました。毎年書くとヘビーローテ感あるなという、よくよく考えると感覚がおかしい理由で決まったルールです。キャラクターとの付き合い方なんてこれくらいで良いんだよという、私なりの解答なのかも知れません。
2021
ぺんぺん草という名で知られる植物があります。春の七草の一つとして知られるナズナの別名です。アブラナ科に属し、越年草という、冬場でも緑色を保つ特性を持っています。日本全国に分布し、大抵の地域で見ることが可能です。食用や生薬の原料になるなど実用性が高く、日本人に親しまれてきました。ぺんぺん草という名称は、種が平らな三角形であることに由来するという説が知られています。これが三味線のバチに似ていて、その擬音であるぺんぺんを冠したという訳です。三味線草という異称もあるそうです。用法としては、ぺんぺん草も生えない、が圧倒的に有名でしょう。荒れ地を例えたもので、生命力の高いナズナですら生育することが難しい様を表現しています。定着した理由は、例に依って響きが面白いからと推察します。繁殖力がとんでもない草といえば、ドクダミやクズなどが知られていますが、差し替えてもピンと来るものがありません。ブタクサとか悪くないんじゃないかとも思ったのですが、北アメリカが原産で、日本に入ってきたのは明治時代らしいです。古くから自生していて馴染みが深いものだからこそ、慣用句として用いられたという話なんでしょうね。
(・ω・) 現代人だと、ぺんぺん草が何なのか知らない人も多そうだけど
【俺盗まれちゃうんだと身構えていたティアラさんの気持ちを述べよ】
メ:それで、何が目的であんな予告状を出したのか。
則:言うておくが、あれは妾では無いぞえ。
玄:どういうことでしょう。
則:昨今は騙りが多くてのぉ。
名誉に関わること故、こうして事実誤認を伝えに来たのじゃて。
マ:結局、ウチがゆうた通り、おふざけやないかい。
玄:犯罪者の発言を鵜呑みにするのもどうかと思いますが、
いずれにしても肩透かし感は否めません。
【口喧嘩に弱いのは珍しいし必須科目とも言える】
則:ついでじゃから、文を出した輩は簀巻きにして署に捨ててきたわ。
どう処すかは、そちらに任せるとするかいの。
玄:下手な探偵より仕事が早いんですけど。
マ:四六時中、犯罪の手口を考えてるゆう意味では似たもんやからな。
メ:この際だから、どっちも逮捕したい。
マ:これやから権力ゆう魔力に取り憑かれた凡人は始末に負えへんのや。
玄:どのような状況でも挑発を忘れないというのは、
探偵に必要な資質と言えるのでしょうか。
【宝を守るのはともかく捕まえるのは警察の仕事なのでは】
則:ではさらばじゃ。
そなたらが秀でておれば、いずれ相まみえることもあろうて。
メ:逃がすな、追えー。
マ:これはアカンやつや。
玄:このセリフを吐いて捕縛したケースは、私が知る限り極少数です。
メ:数だけは居るくせに、いざって時は責任も取らずに傍観する、
探偵って職業の存在意義を問い直したい。
【これほど簡単に踊らされると治安が心配になります】
玄:結局、取り逃してしまったそうですよ。
マ:まー、今回に限ってはそないに悪いことしてへんしな。
玄:手紙を出した方も、かなり怒られたそうですが罪には問われなかったとか。
マ:この事件が残したもんは、なんやったんやろ。
玄:戦いの後はいつも虚しさで満ちるみたいな雰囲気を出そうとしていますが、
無駄骨と表現してもいいくらいに、中身が無いものでしたね。
ともあれ、怪盗登場編を一区切りさせることが出来ました。考えてみたら事件が無い限り出番は無いんですけど、ナースの方でもレアキャラ気味だったので、立ち位置はそんな変わってない気もします。
2021
一升瓶と呼ばれる容器があります。イッショウビンと読みます。升とは尺貫法に於ける体積の単位で、1升は10合と同等です。そのサイズは時代や地域で違うという、曖昧極まりないものでした。しかし明治時代にようやく統一され、約1.8リットルに相当すると定められました。日本酒や焼酎といった和系のお酒を詰めることが多いものです。なので例え紙パックであっても、1800mlというのが一つの規格として存在しているのです。一方で、ワインは750mlという容量が一般的です。この起源は、輸入国家であるイギリスと、輸出する側のフランスにあるとされています。当時のイギリスはヤードポンド法を採用していて、液体はガロンで数えていました。1ガロンは4.5リットルくらいになります。対するフランスの主要産地であるボルドーでは、225リットルの樽を使うのが標準で、公約数的に750mlというのが都合良かったようです。十進法とメートル法に慣れすぎると、なんか半端だなと思う数字をチラホラ見掛けますが、それなりに理由があるものなのですね。
(・ω・) 無論、中身を減らしてお値段据え置きのサイレント値上げは別である
【金銭的保障をしなきゃならないから踏み切れなかったらしい】
?:警部補。螺旋階段の踊り場からスピーカーが発見されました。
どうやら撹乱が目的のようです。
メ:小細工を、弄してきた。
マ:思いっきり引っ掛かったんが言うと滑稽やな。
玄:警察とは、こうあるべきだという手本を示しているのでしょう。
メ:雑音がうるさいし、やっぱり休館にして部外者を排除すべきだった。
【闇ではなく光に紛れるというのも有りっちゃ有りだな】
マ:ちゅうことは、心理的死角を狙うはずや。
具体的には、真上なんかが怪しいで。
?:ほむ。
玄:シャンデリアに、人影らしきものを確認できます。
マ:ゆうといてなんやけど、眩しくないんか、あれ。
玄:サングラスを掛けているようですし、
顔バレ対策を兼ねているということなんじゃないですか。
【悪の幹部と同じく空気を読まないことはしないのだ】
?:このままでは、話がしづらいの。
マ:あの高さから、ひとっ飛びで飾りもんの円柱に飛び乗ったで。
玄:そういえば怪盗って、大抵は身軽ですよね。
探偵は運動神経が欠落している方も少なからず居ますのに。
マ:ドローンやらを駆使して自分は動かんのも可能やろけど、
それを怪盗と認めるかは微妙やんか。
メ:あれだけ派手に登場したのに、
しょうもない雑談の為に待ちぼうけを食らってる様は少し面白い。
【そんなヤワな人が始める商売ではない気もするけど】
則:妾は、キューティ怪盗・則天じゃ。
お見知り置きを、とでも言うておこうかの。
メ:なんか生意気。
玄:弱気や内気な怪盗というのも、親和性が低いと思います。
マ:それより、キューティゆう年やあらへんてツッコみたくてしゃーないで。
玄:或いは、怪盗を自認する気恥ずかしさを、
上塗りすることで薄めようという高等戦術なのやも知れませんよ。
探偵物といえば警察と怪盗が欠かせませんが、武則天とメタトロンのどちらを配するかは直前まで悩みました。その末にライバル要素よりトリックスター成分を優先しましたが、正しかったと思いたいです、はい。
2021
再刃という言葉があります。サイバ、ないしはサイハと読みます。日本刀を再び焼き入れ、つまりは真っ赤になるまで熱して、水で急激に冷やすことを意味します。火事などの原因で刀が加熱されると、焼身(ヤケミ)という状態になります。刀身が黒くなったり刃文が消えるなどして、見た目が悪いのはもちろん、武器としての機能も低下します。これを再生し、使用可能な水準に戻す作業が再刃なのだそうです。日本人らしい、もったいない精神に基づいた技術と言えるでしょう。しかし明治期以降になると、別の意味合いが付加されます。この頃には美術品としての比重が高くなり、当然のことながらオリジナルに近い方が高価値です。再刃は、言うなれば再加工ですから、元の要素が大幅に減ってしまうんだとか。結果、市場価格で一割未満の扱いとなってしまうことも珍しくなくなります。しかし、当時の一流の職人が行うと相当な完成度になってしまうのも事実なようです。その為、再刃であるかを見抜くのは、専門家でも困難を極めます。何にしても、古物に相応の歴史が絡み付いているのは当然のことです。芸術品としての需要が減るのは確かでしょうが、それを含めて存在してきた証であると考えられる度量を身に付けたいものですよね。
(・ω・) 言い換えれば、苦難を乗り越えてきた歴戦の戦士だからな
【自由業に曜日とかそれほど重要でも無いし】
マ:そろそろ、時間やな。
玄:しかし、日中というのもどうなんでしょう。
マ:深夜の方が、闇に紛れられるんはあるで。
玄:人混みを利用するというのであれば、分からなくもありませんが。
マ:どこもかしこも探偵だらけやもんな。
メ:本来、平日のこんな時間に来れる野次馬は限られてるはずなのに。
マ:嫌味が聞こえた気ぃもするけど、軽く流すんが淑女の嗜みいうもんや。
【力技怪盗という新ジャンルで名を馳せるかも知れないだろ】
玄:お約束としては、明かりを消して隙を突くというものがあります。
マ:めっちゃ日光入り込んどるし、どないしようもないやろ。
玄:全ての窓を暗幕で覆って、館内照明と警察のライトを一気に無効化し、
更には個人所有のスマホも対策しないといけませんか。
マ:不可能いうんは分かったわ。
玄:電磁波攻撃で機械類を全滅させるという手段が無い訳でもありませんが、
華麗さからは程遠いと言わざるを得ません。
【奇術師の常套手段だけど対策は地味極まりない】
?:全く、手間と金を無駄に掛けて御苦労なことじゃ。
玄:後方から、謎の声が聞こえてきます。
マ:これはあれや。視線を誘導して、宝もんから目を切らせるやつやで。
玄:成程。では私達はティアラを凝視し続けましょう。
マ:公僕連中が後ろを向いとる中でえらい間が抜けとる感じあるけど、
改革者はいつの世も嘲りの対象となるもんや。
【職業が怪盗な方に言われるのもどうなんだろう】
?:ほぅ、釣られぬ輩がおるとはの。
玄:どうやら、正解だったようです。
マ:同調圧力に負けて恥ずかしい思てまうんが最大の敵や。
玄:伊達に、なんとかなるさで会社員を辞めて、
未経験の探偵業を始めるという暴挙を経験していませんね。
?:それは流石に、無計画が過ぎるのではないかえ。
ようやく登場の怪盗様です。残るキャストと口調的にバレバレなのですが、敢えて何者なんだとは問うておこうかと思います。