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2021

1231

 アルファベットと呼ばれる文字があります。英語では、alphabetと表記されます。狭義ではギリシャ文字から派生した、欧米圏で良く用いられるものを指します。広義だと表音文字全般となり、日本語の仮名も含まれるらしいです。日常で使う時は前者、それも英字が大多数を占めるでしょう。ギリシャ文字の1つ目と2つ目であるalphaとbetaを組み合わせたのが語源とされています。最後のaは何処に行ったというのはさておきまして。物事の基本を日本語でイロハ、英語でABCと言ったりもするので、頭の字を並べることで全体を表現する技法は割と万国共通なのかも知れません。現代日本語に於いてアルファベットは、漢字、平仮名、片仮名に次ぐ、第4の文字表現と言っても過言ではありません。仮名も元を辿れば大陸から直輸入した漢字を変化させたものなので、百年単位で見たらアルファベットも謎の進化を遂げる可能性はあります。それがアルファベットの系譜として認められるかどうかは、その時になってみないと分からないことではあるんですけどね。

(・ω・) 和ルファベットとか思い付いたけど、これは定着しない

【回復力の高さは大して評価されないのかも知れない】
月:人は何故、大食いに魅力を感じてしまうのだろう。
  蛇みたいにじっくり消化できるならともかく、
 まとめて胃に詰め込んでも燃費が悪いだけではないか。
黄:たくさん食うってことは活動的である可能性が高いし、
 その名残って気はするんだよぉ。
月:生命力を感じるってことか。
黄:似たような理屈でぐっすり眠れるのも強いはずなんだけど、
 こちらは微妙な感じが拭いきれないんだよぉ。


【本質的には同じものだし仕方がないんじゃないかな】
黄:で、結局のところ何が言いたいんだよぉ。
月:場の勢いで教授だらけのフードファイトをしてきたんだが、
 僅差で敗れたから負け惜しみを言いたくなっただけだ。
黄:知能指数はともかく、頭が悪いのしか居ないんだよぉ。
月:腹が膨れすぎて、立ち上がるのすら億劫なんだが。
黄:こんな感じで後先考えられないアホを、
 勇気があるって解釈してる面もありそうなんだよぉ。


【学部どころか学科の壁も分厚くなってきてる】
月:学者って、実は何処まで行っても自称に過ぎない仕事なんだよな。
黄:国家資格がある訳でもないし、出した結果が全てなんだよぉ。
月:何の賞を取ったとか、どこの大学で教鞭を執っているなんてのは、
 学識に欠ける者達向けの、宣伝材料みたいなものだ。
黄:とはいえ、業界人も格付けに肩書を活用してるのが実情なんだよぉ。
月:畑違いの研究が分かるくらいなら、
 それを活かして、もっと稼いだり社会貢献が可能だからしょうがない。


【世間に評価される分かりやすい実績を残すという気概は無い】
月:言い換えると、理解できる人が少ないからといって、
 それが内容に直結するとは限らないということだ。
黄:すげー言い訳じみてきたんだよぉ。
月:そうとでも思わなきゃ、この立ち位置でやってけるか。
黄:本当に、精神状態が不安定なんだよぉ。
月:教授会で煽り倒しても無視されるようになると、
 逆に何をして良いんだか分からなくなってくる。

 アインシュタインが相対性理論を発表した時、ちゃんと理解できたのは世界中を探しても僅か数名だったという俗説があります。今では大学学部の教養課程でやる水準なんですから、学識ってのもドンドン型落ちしていくもなんですね。
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2021

1229

 真珠と称される物質があります。貝の内部で生成される、宝石めいた球体を総称したものです。核となる砂などの異物を分泌液で包み続けることで生成されます。要は結石の類なんですが、美しさ故に気にされていない感じはあります。質や大きさを問わないならそれなりに発見できますが、装飾品として有用な水準となると非常に稀少性が高いものです。なので古来より貴族に献上したり、外交での贈答品として珍重されたと言われています。日本はそこらから貝塚が出てくるほどに魚介類を食べていたこともあってか、産地として名を知られていた面があるようです。本格的な養殖の技術を確立したのは日本人であるというのが定説のようですし、縁が深いものと言えます。その後、欧州を中心として養殖真珠は偽物であるという排斥運動が起こり、大規模な訴訟沙汰にまで発展したようです。結果、品質的になんら差がないということで、むしろ名を知らしめることになったのだとか。ライバル企業を潰しに掛かるのは良くありますが、ここまで綺麗に藪蛇となるケースは少ないんじゃないかなという気がしてなりません。

(・ω・) 現代でも自動車屋とか結構な言い掛かり付けられてるもんな

【だからと言って引き分け連発も逃げとして扱われる】
月:当たったら死ぬ系の必殺技の存在意義について、
 次のゼミで徹底的に討論しようかと考えている。
黄:たしかに強敵に通用するはず無いし、
 成功したらしたで釈然としないものが残るんだよぉ。
月:宿敵が格を落とさず散るというのは、永遠の命題なのだ。
黄:完璧すぎるやられ方を披露すると、
 次章が盛り上がらなくなるジレンマも抱えてるんだよぉ。


【客観的な判断を下せる役回りは重要だ】
月:何故その様な技を生み出してしまったかという、
 作者の精神状態から考察しないといけないだろうな。
黄:疲労しきったハイテンションだと、
 大したことないネタが宝石のように思えるんだよぉ。
月:『これ発動させたら相手は死んじゃうんすよ』、
 と編集に語る様を想像したら微笑ましくなってきた。
黄:そこで止められず世に出た以上、同罪ではあるんだよぉ。


【もしかして自虐的な意味合いで発言してるんだろうか】
月:一瞬で失敗する出オチなら良いんだよ。
  長々と引っ張るようなもんじゃない。
黄:もしくは、当てるのに戦術が必要とかなら有りなんだよぉ。
月:こうして見ると、意外と使い道があるんだな。
黄:全く利用価値が無いなら、淘汰されて死滅してるんだよぉ。
月:どうやって生き延びてきたんだって脆弱な生物は居るけど、
 その類と思えば納得できないことはない。


【生まれてから一度として使ったことない子も多そう】
月:結局のところ、安易に採用するもんじゃないのは分かった。
黄:参考になれば何よりなんだよぉ。
月:逆に、全ての登場人物が即死技しか使わないとかはどうだろう。
黄:発想の転換に思えて、それもまた深夜のノリなんだよぉ。
月:緩急をつけられず、三話くらいで飽きられそうではある。
黄:十徳ナイフの栓抜きみたいなもんで、
 数年に一回なら役立たないこともない立ち位置に過ぎないんだよぉ。

 ドラゴンボールの孫悟空は、フリーザが用いた気円斬っぽいのをつまらん技と評しました。一説にはマンガ的に、という意味合いが含まれてるとも言われています。一大決戦の決着はどうあるべきかのマニュアルが完成する日は来ないんでしょうね。

2021

1226

 レームダックという俗語があります。英語では、lame duckと表記されます。直訳すると、足が不自由なアヒル、くらいになります。18世紀のロンドン証券取引所で、支払い能力を失った仲介屋から始まったとされています。業界的に金を出せないのは機能不全も同然ということなのでしょう。そこから転じて、アメリカで影響力を失った政治家という使われ方をするようになりました。日本語として用いる場合も、ほぼ同じになります。アメリカでは大統領選挙に挟まる格好で、4年毎に議員などを決める大規模な中間選挙が行われます。大統領閣下と言えど議会の協力なしに運営をすることは困難なので、これに大敗北すると事実上の死に体になります。でも任期は残っているので、生存してはいるものの、という例えとなったのでしょう。御存知の通り、アヒルは飛ぶことが苦手な鳥類です。それなのに足までやられてしまったら、野生で生きていくのは難しいと言わざるを得ません。ですが昨今の風潮からして、下半身が言うことを聞かないくらいで無能扱いするのもどうかという気もします。あくまでアヒルの話なので、別に良いんじゃない感もありますが、近年の動物は下手な人間より手厚く保護されているので、今後どう転ぶかは気分次第なんですかね。

(・ω・) 今のところ、差別語という流れにはなってないっぽい

【深いこと言ってるようでマニアを拗らせてるだけでは】
マ:密室いう単語に反応せーへんやつと分かり合える気ぃせんわ。
玄:ちょっとしたパブロフの犬ですよね。
マ:重要な議題が密室で決められたみたいんに、
 関係あらへんネタでも、つい聞き耳立ててまう。
玄:本来、密室殺人の様に使う方がマイナーなんでしょうけど。
マ:同じ言葉でも、どう感じるかは業界で違うっちゅう話やで。


【不法な捜査は無効っていう厄介な縛りもある】
マ:不可能犯罪とか、創作以外では滅多に聞かへんな。
玄:というより、事故や自殺として公表されるだけでは。
マ:どうやったかて他人が殺せへん状況やったら、
 そう扱うしかない辺りに役所仕事感が出てるで。
玄:あちらは裁判をしないといけない訳ですし、
 状況証拠と自供だけで断罪する探偵もどうかと思いますけどね。


【娯楽作品なんて美味しいとこ取り出来るかどうかだ】
マ:ギャンブル探偵いうんを思い付いたんや。
  賭博狂いで、重要な判断を運任せにしてるように見せかけて、
 実は論理的な裏付けがあるっちゅう筋書きやで。
玄:構築次第で、面白くなる要素はありそうです。
  既に似た作品が世に出ている可能性も高そうですけど。
マ:ネタ被りを回避なんて無理やろし、気にしたらアカン。
玄:結局キャラクターと雰囲気次第なところはありますし、
 暇を持て余してるんですから執筆してみるのも手でしょう。


【場合に依っては結構な罪になることもあるらしい】
マ:依頼料は、すぐにスッてまういうオチが定番になるんや。
玄:それって、賭け事の部分が本編扱いされるやつじゃないですか。
マ:舞台が日本やと、公的なんが少ないのがネックになるやろな。
玄:警察官ならともかく、アウトローに片足を突っ込んでる探偵なら、
 非合法カジノに出入りしてても問題ない気もしますが。
マ:摘発で捕まってまうんやけど、
 『またお前か』で済まされる導入が多用されそうやで。

 という訳で、今年の悪魔的探偵はここまでとなります。3話は予定通りでしたが、内容に関しては手探りも良いところでした。来年はどういった方向性になるのか、半年以上掛けて考えることになりそうです。

2021

1224

 半導体と呼ばれるものがあります。ハンドウタイと読みます。世には、金属のように電気を通しやすい導体と、陶器やガラスといったほぼ通さない不導体が存在します。半導体は、伝導率でその中間くらいの物質を総称したものです。超高純度のケイ素結晶が代表例になります。温度や不純物、電圧などといった要因で通電するかどうかを切り替えられる性質を持っているので、現代の工業製品には欠かせなくなっています。特にコンピューターの要である集積回路で使われるシリコンは、9が11個も並ぶパーセンテージ、通称イレブンナインのケイ素が基本規格です。ケイ素は、周期表で見ると炭素の真下にある同族になります。ありふれた元素ではあるものの、自然界には化合物としてがほとんどです。産業水準で大量加工するには、原材料、電力、先端技術者を含む人員など、必要なものが多々あります。これらの条件を満たして一大拠点を築くと、カルフォルニア州北部のシリコンバレー、九州のシリコンアイランドといった俗称がついたりもします。昨今は世界的に半導体不足なのですが、簡単に増産できるものでもありません。いわゆる戦略物資に属するという見方すらあり、今後の展望次第で国際的な大問題に発展する恐れすらあるようです。

(・ω・) 既に米中間で、バッチバッチにやりあってるみたいだしね

【極論すれば人類史なんてその繰り返しなんだけど】
マ:ダイイングメッセージは、明快やと犯人が消さないんはおかしいゆわれ、
 凝ったもんやったら死に際に思い付くはずないと、八方塞がりや。
玄:もう、使わなければ良いんじゃないでしょうか。
マ:伝統文化の火は消したらアカンいう時流やんか。
玄:それはそうなんでしょうけど、優先順位が高いかは疑問です。
マ:完全に廃れきってから惜しんでも元に戻らんのは、
 人間関係なんかと変わらへんのやで。


【様式美と割り切るのが精神衛生的にも良い】
マ:前々から創作やクイズで使おうと思てたんを、
 とっさに応用したゆう言い訳を捩じ込むんが関の山やな。
玄:白々しさと、建前を用意してくれたことへの申し訳なさ、
 どちらが上回るか微妙なところはあります。
マ:居直って、何の説明もせん方がええ気がしてきたんやけど。
玄:暗号は、受け手に解読コードがあるから成立する訳で、
 知識やヒントさえあれば読者にも読めるというのは不自然ですしね。


【無駄に版図を広げても統治が難しくなるばかりだもの】
マ:事務所に入る時は、侵入者の痕跡が無いか調べるんが日課や。
玄:奪われて困る機密や、危害を加えられる程の恨みがありましたっけ。
マ:なんやったら、盗んで得するようなもんもあらへんで。
玄:これぞ、最強のセキュリティと言えましょう。
マ:資源や人材があらへん国が、侵略されにくいみたいな話やんか。
玄:実際、こそ泥や隠密にとって、
 リスクを背負ってまで入り込みたい場所では無いですし。


【トンデモテクノロジーで超推理する方が需要ありそう】
玄:そもそも、録画機器を設置すればいいでしょう。
  技術の進歩で、かなり安くなったみたいですよ。
マ:風情があらへんやん。
玄:探偵が、『実は隠し撮りしていたのだ』なんて言い出したら、
 微妙に納得できない感じになるのは分かりますけど。
マ:譲れへんラインちゅうんはあるもんや。
玄:良いものは何でも取り入れる合理主義探偵というのは居そうですが、
 それが面白いかどうかは一考の余地があると思います。

 刑事事件を捜査する上で、近年、最も発達した技術はDNA鑑定になるのでしょうか。この単語は雰囲気的に万能感を覚えますが、公的な証拠として扱う以上は制約も多く、印象ほど有用ではないとも聞きます。

2021

1222

 デコイと呼ばれるものがあります。英語だと、decoyです。元は、狩猟で用いる囮を指していました。集団生活を好む鴨などを模した木彫り細工を水に浮かべ、勘違いして近付いたところを狙い撃つ訳です。転じて、騙して誘き寄せるものや行為全般を指すようになりました。日本語だと、サクラが近いでしょう。こちらは元々、芝居小屋の賑やかしのこととされています。対価として、見物料は取らなかったのだとか。桜はタダで見れるのが基本なことと、咲いたと思ったらパッと散ることに掛けているとされています。こうして並べると、人はもしや鳥と同レベルなのではと考えてしまいます。単独で生存可能なタイプでは無いという共通点があるので、納得できる面もありますけど。他に同種を罠に使うというと、鮎の友釣りが思い浮かびます。これは縄張り意識を利用して誘い出すものですが、人間に応用はされているのでしょうか。警察の捜査なんかには使えそうですが、集客となると微妙な感じがあります。オークションでの吊り上げ行為は一般にサクラ扱いされますが、対抗心を煽るという意味では友釣りの方が近い気もします。これを技術と呼ぶか、違反スレスレのグレー行為とするかは、また別の議論が必要そうですけどね。

(・ω・) 手数料さえ貰えればいい運営の放置が元凶な気もする

【結婚さえしてしまえば何とかなるという意見もある】
マ:死体の第一発見者になる為に、早朝ジョギングを始めよう思うんや。
玄:良くあると言えば、そうですけど。
マ:犬の散歩でもええねんけど、飼っとらんしな。
玄:その目的で養い出すというのも順番が違う気もします。
マ:ちゅうて、あいつら鼻が利くし、使い道はあるで。
玄:自身の食い扶持すら怪しい状態で扶養者を増やすのは、
 無責任とされる風潮がありますけどね。


【何故だか動物に例えることが多いと気付いてしまう】
マ:せやけど、犬はやっぱアカンな。
玄:警察を思い出すからでしょうか。
マ:それもあるんやけど、
 黒猫にすべきゆう熱い意志が心の奥底から湧き上がってくるねん。
玄:あの子達は可愛いですけど、ネズミ退治くらいしか働きませんよ。
マ:この世界やったらスパイをネズミて呼ぶことあるし、
 役に立つかも知れへんで。


【一発逆転の無いシンデレラとか広まらなかっただろうし】
マ:アリバイがあらんで動機も充分、更には粗暴な性格しとった場合、
 絶対に犯人ちゃうやろなぁと考えてまうんは危険なんやろか。
玄:統計をとった訳ではありませんが、
 世間で起こる事件は大抵そういった方がやらかしているのでは。
マ:知らん内に、逆張りが染み付いとるところがあるで。
玄:小兵が大男を倒す、弱小が強豪に食い下がる、恋愛劣等生がモテだす等、
 順当さに逆らうことが話作りの王道ではありますからね。


【求められているものを供出するのがエンターテナーという常套句】
マ:世間も似た認識で、波乱が無いと奇をてらっとるてゆわれる始末や。
玄:もはや、逆とは何なのかを考えるべきなのかも知れません。
マ:珍しい切り口は大抵やりつくされとるのが問題やで。
玄:とはいえ、この界隈で奇天烈な展開は求められていないでしょう。
マ:行く先々で殺しが発生してまい、背景には醜悪な人間関係が渦巻いてて、
 綱渡りのトリックを成立させる、そういう小料理屋みたいんな素朴さでええんや。
玄:ファンというものが如何に業界ズレしてしまうかという、
 典型的事例を見てしまった気がしてなりません。

 コアなファンの声が大きくなり、定番だけが繰り返される業界は終焉に向かっているというのが悲しい現実です。ミステリーがどうなのかは何とも言えませんが、多少の粗は大目に見る寛容さを無くしてはいけないのかも知れませんね。
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