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 タロットカードと呼ばれるものがあります。省略してタロットとしても同義になります。サブカルを齧っていて聞いたことがない人は居ないであろう知名度を誇る占いの道具です。22枚の大アルカナと56枚の小アルカナから成る78枚組が一般的になります。特に0から21までの数字に皇帝や審判といった特徴的な図柄を割り振った大アルカナはそれぞれに意味が籠められており、狭義ではこれだけを称することさえあります。現存する最古のタロットは15世紀に作られたとされていて、当時はカードゲームに用いられていました。活版技術の発達もあり庶民にも広がっていきましたが、過剰な賭博熱は国力の衰退へと繋がる為、政府に依る禁止令が打ち出されたりもしたそうです。ここら辺のイタチごっこは、江戸時代の日本に通じるものがあります。時代は下って19世紀頃、商業的占い師がタロットの起源を主張し、権威付けとして利用しだします。これが現代にまで続く、占術としてのタロットの源流とされています。意外と歴史が浅かったりするのです。あと御存知の方も多いでしょうが、絵柄が持つ寓意は上下が反転すると真逆となります。日本語訳だと、正位置、逆位置と表現されることが多いようです。占い方は色々ありますが、一枚引くだけで22×2で44種類の運命を暗示できるという演出力が、創作でよく使われる理由なんでしょうね。

(・ω・) 女教皇の逆位置みたいに、ピンとこないやつは結構あるんだけど

【それなりに地球は広いから頑張れば何とかなるかも】
朱:黄龍さんは何か無いんですか~。
黄:時間を超越してみたいと考えたりはするんだよぉ。
亜:私達、長生きってだけで、逆行とか停止できる訳でも無いもんね。
  そこら辺に関しては普通の動物と変わんないところある。
黄:というか、同年代の友達って感覚を知ってみたいんだよぉ。
朱:想定していたより真面目なトーンでしたが、
 無理なものは無理なことこそが決まりみたいなところがありますから~。


【ヌルゲーを楽しむ為に変な遊び方を始めるみたいな】
黄:先代玄武はどうなんだよぉ。
亜:ルールを決める権限を私に委譲するってルールにする。
朱:トンチ展開は酷くないですか~。
黄:普通は無制限に叶う立場になったら持て余すんだけど、
 何をしでかすか分からんタイプだから困るんだよぉ。
亜:試してみたいことがたくさんあるから飽きないと思う。
朱:神様の気まぐれという表現がありますけど、
 実際、こんな軽いノリなんでしょう~。


【部下の扱いに関しては疑問視されてる訳だけども】
亜:例えば、物質とエネルギーの境界線を、
 もっと曖昧にしたらどうなるかとか。
黄:終焉が早まるのか、ビックバン以前に戻るのかは分からないけど、
 どっちみち消滅はしそうなんだよぉ。
朱:権力を持たせたらいけない方って居ますよね~。
黄:さりげに八百年くらい玄武やってたんだけど、
 一応は制御してた青龍って、なんやかんや優秀な気がしてきたんだよぉ。


【ダムみたいなもので許容量はでかいけど限界はある】
亜:ともあれ参考になったよ。普段こんな話はしないし。
朱:宇宙や生命の神秘を語る高校生はレアでしょう~。
黄:むしろ、何を喋ってるんだよぉ。
亜:それはそれで、説明に半日くらいもらいたいところだけど。
黄:実はそんなに興味ないから良いんだよぉ。
朱:適当に返事をしてると止めどなく語ってこられるので、
 強引に打ち切るというのも必要なことですよね~。

 物凄い手探り感で、何が正解か分からないままでしたが書き終えることが出来ました。もう少し、着想時点で危険信号を感じ取るセンサーを鍛えた方が良いのかも知れないと思ったりもします。
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 殿堂という言葉があります。デンドウと読みます。元々は古い日本建築様式の一種で、大きくて立派な建物にも用いられる用語です。同時に神仏を祀る施設も称します。そこから転じて、業界の中心的な建造物にも使われるようになりました。以前に触れたメッカに近いものがあるでしょう。あちらは都市単位ですが。更に推し進めて、多大な功績や足跡を収蔵、展示する、記念館的な存在もこう呼ぶようになります。殿堂入りとは、その分野で最上級と言える実績を残したと認められたも同然の名誉的称号です。自然科学三分野に於けるノーベル賞みたいなものです。逆に言えば、審査する側の権威が足りないと、本当に誇らしいものかどうかは怪しい部分があるってことでもありますが。一方、ランキングなどで圧倒的な成績を残し続けてしまい場が盛り上がらない為に、祭り上げて対象外にしてしまうことも俗に殿堂入りと言います。これはこれで栄誉ではあるんでしょうが、当人からすると部外者みたいな感じになってしまうのが落ち着きません。まあ、かつてのレジェンドクラスにガチな勝負をさせて微妙な結果になると誰も得をしないので、配慮したみたいな面があるのかも知れませんけどね。

(・ω・) 最高の作品論争は、世代違いとかで戦争になりかねないからな

【中途半端に肩書を持つから苦しむという業はある】
玄:神様界隈って、ピラミッド構造じゃないですか。
  これをひっくり返したらどうなるのかに興味があります。
亜:言っとくけど玄武って、格だけはそれなりだよ。
朱:明らかに上の方って少ないですよね~。
黄:逆に埋もれてしまうくらい低層になれば、
 諦めもつくって言いたい気がしてきたんだよぉ。


【下も何処まで神が干渉してるのか把握してないし】
黄:とはいえ、太陽系、銀河系、銀河群、超銀河団と天井知らずで、
 四神が本当の意味でどの程度なのかは不明瞭なんだよぉ。
朱:意外と中の下くらいの立ち位置な可能性はあります~。
亜:逆転ってことは、少しだけ上昇するって感じかな。
黄:そのちょっとってのも、
 宇宙規模だとどれくらいの上げ幅か全く想像つかないんだよぉ。


【そもそも誰から譲り受けた御仕事でしたっけ】
亜:明日から担当が恒星系三つとか言われたとして、対応できる?
黄:バイトリーダーが研修なしでエリアマネージャーになるみたいなんだよぉ。
玄:例えが俗すぎて、反応に困るのですが。
亜:まあまあ的確なのが笑える。
黄:隠居聖獣は発言がお気楽なんだよぉ。
玄:それは黄龍さんも同じなのではと、誰しも言いたくなるところですよね。


【その手の心配は出世してからで充分です】
朱:身近なところで考えると、青龍さんを部下として使うってことですよね~。
亜:一つ指示を間違えただけで指摘の嵐を食らいそう。
玄:現状維持に傾きたくなる誘惑はやめてください。
黄:偉くなれば責任は重くなるし、有名になると束縛が増えるんだよぉ。
玄:そういった面倒な部分を省いて、栄誉だけ手にできませんか。
黄:実に若者らしい浅はかな考えだけど、
 玄武がのし上がるのに必要な苦労と比べたらどうってことないんだよぉ。

 発想の元はトランプの革命ですが、ドラえもんのアベコベの惑星も混じってる気がしてきました。劣等生ののび太が、全てが逆の星では、というものです。やっぱり黄龍ちゃんって、ドラえもんの要素が盛り込まれてるんですね。

 売血と呼ばれる行為があります。バイケツと読みます。文字通り、血液を売却して利益を得ることです。現代日本で医療用の血液は、ほぼ全てを献血などの無償提供で賄っています。しかし1950年代から1960年代半ばまでの十数年間、具体的な値段を付けて買い取っていた時期がありました。敗戦から間が無い為に国は貧く、高い頻度で売る人も少なからず居ました。結果、感染症のリスクが高まったり、赤血球濃度が不足するなどといった質の低下を招きます。これはまずいと、政府は売血を禁止する方向で動き出します。慢性的な血液不足が叫ばれ続ける現在でも個人的な売買は認められていませんが、そういった大義名分に依るものです。どのみち、公的な献血は間隔を厳密に守らないといけませんし、当時と違って検査体制も整っているので、ルールを明確にすれば問題ない気もしますけど。まあ、小銭の為に自身を切り売りするような人の血の品質に期待なんか出来ないってのが本音なんでしょう。昔、悪魔的ナースでネタにしたことがある気もしますが、善意で成り立つような仕組みなのかは、大真面目に考えるべきであるとは思っていますけども。

(・ω・) そもそも輸血自体、人類史から見れば新参も良いところだという

【一流のサイエンティストですら信心深いのが居るくらいだ】
白:その規則に、生命の秘密は含まれる?
亜:全知全能とやらが決めたとしか思えないからセーフ。
朱:とても神様関係者の会話とは思えません~。
黄:国家とか民族の守護者程度に解き明かせる謎じゃないんだよぉ。
亜:難解すぎて、逆に唯一神が作ったなんて思考停止もしたくなるよ。
朱:色々な教義にケンカを売っている気がしますけど、
 実際問題、訳が分かりませんからね~。


【全く食べない訳でもない辺りは流石だと思う】
白:肉食獣としては、捕食が無い世界ってのは気になるかも。
朱:何やら、小難しいことを言い出してます~。
亜:何事も極めたら哲学の領域に入る訳だし。
黄:食われることなく一方的に食らうという、
 まさしく最精鋭と呼べる存在なんだよぉ。
亜:あの大抵のものは口にしてみる中国人ですら、
 ネコ科は珍味止まりなんだから、本当にマズいんだろうね。


【一般的多細胞生物を百としたら十桁くらいありそう】
黄:どうなるかと言われたら、植物プランクトン主体になると予想するんだよぉ。
亜:脊椎動物と虫抜きで陸上植物が繁栄するのは難しいかなぁ。
  自分で動けなきゃ種子とかもバラ撒きづらいし。
白:つまり最初に他者を食べちゃおうって考えたやつが、
 多様性を生んだと言っても過言じゃないってことか。
朱:私達が複雑な生態を得られたのも、その方のお陰ですね~。
亜:朱雀はややこしすぎないってツッコミを入れるべきか、
 ちょっと悩んじゃうんだけど。


【月読が堕落街道まっしぐらなのは姉の甘やかしが原因とも言える】
亜:食べられるリスクが、進化を促した面はあるはず。
黄:足が速かったり、毒を持ったり、色んなパターンで身を守ってるんだよぉ。
白:草食動物をビビらせるだけでも仕事してるってことになるのか。
朱:錦の御旗を得てしまいました~。
亜:最低限のストレスが無いと生物としてダメになるのは事実っぽいよ。
黄:人間社会も自由にさせすぎると成果をあげないし、
 適度な緊張感が必要なのは何処も一緒なんだよぉ。

 以前に前文で触れたことがありますが、カンブリア爆発で生物種が一気に増えた理由は諸説あります。雑食の極みたる人類としては、捕食が第一に来るというのを推したい気分にはなりますね。

 梯子という道具があります。梯は単独でもハシゴと読みますが、子を付けた表記の方が一般的な気がします。高所へと上り下りする為のものです。二本の長い縦軸を、手足を掛ける役目と頑丈にするという二つの目的で、複数の横軸で繋ぎ合わせるのが基本構造です。素材は金属、木、縄など様々です。要は重さに耐えかねて壊れたりせず、かつ滑らなければ良いのです。漢字では木の弟と書く訳ですが、昔は木製が主流だったことが伺えます。そして弟部分は低所を下の子に見立てたものなのだとか。音のハシは橋や端と同源で、隔てられた場所を繋ぐという意味があるんだそうです。これを用いた慣用句というと、梯子を外すが代表的です。特定の対象を褒め称えたり、持ち上げておきながら、突然に中止して身動きが出来なくなってしまう様を表現します。身一つでは昇降が出来ないからこそ梯子が必要な訳で、片付けられたらどうにもならない、実に良く出来た言い回しだと思います。他人の美点を指摘するのは純粋な善行に思えて、責任も伴うのだと痛感させられますね。

(・ω・) 人って、簡単に調子に乗って勘違いする生き物だもの

【両方に精通している人材が稀有であることは間違いない】
マ:地獄や冥界、天界、極楽への行き来は門を通らへんとでけんやんか。
  そこら辺の垣根を取っ払いたいんやけど、どないやろ。
朱:今日って、学術的な話じゃなかったでしたっけ~。
黄:人間が認識してる範囲とは言ってないから有りなんだよぉ。
亜:神話と科学の融合こそ、私の生涯のテーマだし。
黄:初めて聞いた気がするんだよぉ。
朱:例え触れていたことがあったとしても、
 与太話として軽く流したでしょうから仕方ありません~。


【爆発を起こしたら一人で片付けろと私は言いたい】
亜:たしかにこっちって物理法則とか怪しいとこあるし、
 境界線を無くしたらどうなっちゃうのかは興味あるかも。
マ:混沌を好むんは、悪魔の資質やで。
黄:トリックスターが多いんだよぉ。
亜:予測の範囲に留まらないから、実験とかって楽しい訳だし。
黄:微妙に良いこと言ってる雰囲気を出してるけど、
 それは結果に対して責任を負える者だけが口にする権利を持ってるんだよぉ。


【逆に行列に割り込んだ程度の悪行でも落とされそう】
マ:まー、いきなりやれっちゅうんも難しいやろし、
 通行証の発行を緩くするとこから行こか。
黄:妙に現実的な提案をしてきたんだよぉ。
亜:悟りを開いたり、聖人になると通れるってことにはなってるよね。
朱:ラインを下げるってことは、
 アリさんを踏み潰すのを躊躇ったら天国へ行けるとかでしょうか~。
マ:そないに大安売りしてもたら、ブランド価値も下落するっちゅう寸法や。
黄:敵国の通貨を偽造して経済を混乱させるって戦術があった気がするけど、
 応用ってのは色んなことに利くものなんだよぉ。


【詰まるところそれを戒律と呼ぶのではなかろうか】
朱:一昔前と比べたら海を渡るのも楽になりましたし、
 そういった時代がやってくるのかも知れません~。
マ:ムショ帰りやのーて、地獄帰りが箔になるんかもな。
亜:出禁になっておけば、死後に行かなくて済むかも。
黄:何をしでかせばそうなるんだよぉ。
朱:悪魔さんや鬼さんに嫌われることを纏めた冊子を出せば、
 現世で高く売り捌ける気がしてきました~。

 そもそも、黄龍ちゃん世界で異界へ行くにはゲートを通らないといけないという設定を、今回知った気がしてなりません。死んだら各国のあの世に連れ去られるそうですが、同時に閻魔様的なのもそれぞれに居るんでしょうね。

 瀬戸という言葉があります。セトと読みます。狭い門という意味で、セドとも発音していたようです。海峡の中でも特に幅が小さいものを指します。一般論として広い方が流れは緩やかで、狭まれば急になりがちです。瀬戸際という言葉も、そんな激流に飛び込んだら命が危ういことから派生したのでしょう。固有名詞としては瀬戸内海が有名ですが、海としては穏やかな方でイメージが結びつきません。説はいくつかありますが、小島が多く瀬戸だらけなことが由来であるというのが有力視されています。一方で、愛知県の北部に瀬戸という地名があります。瀬戸物という、焼き物の代名詞と言えるほど陶磁器生産の歴史を持った地ですが、岐阜県と接している訳で、海なんてありません。どうやら陶所(スエト)が変化した結果らしく、単語のそれとはあまり関係が無いのだとか。同じ文字、同じ読み方で、こうも色々な使われ方が混じっていると、どうなってんだと少し言いたくなります。言語は生き物のはずなのに現時点での終着駅が一緒というのは、運命的なものを感じるべきなのでしょうかね。

(・ω・) 現代語で、瀬戸は滅多に使わないのがまた

【小市民ほど無駄なプライドで後に退けなくなる】
月:じゃあ、ゼロの概念を消失させてくれ。
朱:何を仰ってるんでしょうか~。
月:いや、どうなるか分からん方が面白いかなって。
黄:自分でも言っていることを理解してなさそうなんだよぉ。
朱:数学者さんや物理学者さんでも、かなり悩みそうです~。
月:正直なところ一杯一杯だが、出した刃は引っ込めない所存だ。


【幻想の自分とのギャップがどれくらいかも把握できてなさそう】
亜:思考実験だったら、重力定数とか、
 原子間結合力を変化させる方が盛り上がらないかな。
  身近なところから、果てはブラックホールまで考えられそうだし。
月:ヤバい、知識の無さがバレるガチな提案をしてきた。
黄:仮にも科学者相手に、どうして勝てると思ったんだよぉ。
朱:きっと月読さんの張子の虎は、恐竜さんよりも大きいんでしょう~。


【眩しすぎて地球からの観測が困難になるだろうな】
天:恒星が明るいものって、常識に縛られてると思うんですよ。
  衛星が輝く宇宙であっても良いじゃないですか。
亜:理屈はともかくとして、地球なら大して明るさ変わんないかもね。
  見かけの大きさ、太陽と月でほとんど一緒だし。
黄:木星とか、何十個もあった気がするんだよぉ。
月:それよりも土星の輪が光るかどうかが、割と重要な気がしてならない。


【喜んで受け入れたら失望されてしまうやつだ】
朱:太陽さんが大きいだけで真っ黒でしたら、
 畏怖の対象として君臨しそうです~。
月:いずれにせよ、月と太陽は対立する運命にある訳だ。
天:たまには月読が主役の次元があっても良いと思いませんか。
黄:このナチュラルな見下しが天照なんだよぉ。
亜:劇団の花形役者が同じことをしたらどう受け止めるか、
 想像したことすら無さそうな感じだね。

 自分で始めておいてなんですが、宇宙のルールってなんやねんと思いつつあります。まあ、どんな願いでも一つだけ叶えてやるだと安直すぎるので、これで良かったと信じ込むしかありません。


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