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 モールス信号と呼ばれるものがあります。厳密には、モールス符号という記号を用いて送受信される信号を指します。一般的には一緒くたになっているようですけど。19世紀前半、アメリカの発明家であるモールス氏が開発したもので、後に国際的な通信規格として採用されます。日本語だとトンと表記される短い音の短点と、ツーという短点を三倍に伸ばした長点の二つを組み合わせることで文字を表します。アルファベットはもちろん、日本の仮名にも対応表があります。救難信号と言えばSOSですが、これはモールス符号だとトントントンツーツーツートントントンと、短点3つ、長点3つ、短点3つで構成されていて、聞き取りやすい為に決定しました。文字列には、何の意味も無いそうです。モールス信号の何が便利なのかというと、理由は幾つかあります。単純に情報量が極めて少ないので、技術が未発達な時代でも最低限の遣り取りが出来たというのも、その一つです。他にも、長短だけで表現されているので、代用が利くのもあるでしょう。例としては光や物理的接触なんかです。ミステリーでは、まあまあ定番の部類かと思われます。現代人がモールス符号を暗記してる理由付けが必要なので、少し使いづらい面もありそうですけど。なんにせよ、全盛期から見ると、流石に使用頻度は下がっているようです。それでも完全に消え去ったという訳ではなく、今後も一部でしぶとく生き残っていくのかと思われます。

(・ω・) 漢字には使えそうも無い辺り、文字数の少なさって大事だな

【残念ながらソーシャルで粋がる以外には使えない】
玄:物事は、多角的に見なくてはなりません。
  つまり、私達に合った仕事を提供しない青龍さんが悪いのも一因だと。
黄:ニートの言い逃れの定番なんだよぉ。
朱:ですけど、職業の専門性が高まる一方の昨今、
 適性が無いことを続けさせるのも双方に不利益では無いでしょうか~。
黄:このしょうもない理屈を生み出す能力を、
 生産的に活用できないものかと考えてしまうんだよぉ。


【あいつら割と軽いノリで押し付けてくるからな】
白:ってか考えてみたら、人間社会がどうなるかとか大して興味ないかも。
朱:職務に適合する以前の問題でした~。
玄:多分ですが、それは青龍さんも似たような感じだと思っています。
黄:仕事はこなすものと割り切れるかは個人の資質が大きいんだよぉ。
白:私はフラストレーション溜まると、ひっくり返したくなる方だしなぁ。
玄:実際に手を出して公認悪魔の称号を得てしまった場合、
 青龍さんがどの様な動きを見せるかは予測しておくべきな気がします。


【義務ではないから聞かれなければ答えないけど】
白:結局は、青龍との駆け引きに終始するってことなのか。
朱:何か忘れてませんかね~。
玄:一応は四神の上司である麒麟さんですが、
 査定に関与している雰囲気はありませんし。
白:むしろ黄龍の意見の方が影響力ありそう。
黄:別にどっちかに肩入れして得がある訳でもないし、
 伝えることがあっても、ありのままを適当に、なんだよぉ。


【黄龍と麒麟を潰し合わせても大したメリットが無いんだよね】
白:いっそのこと、私達が麒麟派になってみるってのはどうだろう。
黄:微妙に新しい展開なんだよぉ。
玄:束になってもバッサリ斬られる絵しか思い浮かばないのですけど。
朱:更に黄龍さんに助力を願えば何とかなるかも知れません~。
黄:麒麟と組むくらいなら、青龍に付いてあんたらを鍛え直す方に回るんだよぉ。
白:この関係性をうまいこと使えば突破口を開ける気がしないでもないけど、
 具体的にどうすれば良いかは分からない。

 ガムシャラ(死語)に働くモーレツ(死語)サラリーマンは既に過去の存在で、最近はこういったうまい立ち回りを目指す若者の方が多いようです。個人と全体の利益追求はどちらが優先されるべきかは、社会を形成する上で永遠の課題ではあります。
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 オルゴールと呼ばれる機械があります。オランダ語のorgelをカタカナ語化したものです。この単語は日本語でオルガンと称される楽器の意味合いが強いようですが、何故か発音が分化して別物になりました。自鳴琴という和訳もあるようですが、あまり使われていません。カッコいいのにもったいない話です。仕組みとしては、まず金属板に長さが違う切れ込みを平行に複数入れます。これにより、弾く場所に依って別々の音階を出すことが可能になります。そして先端をシリンダー、もしくはディスクに当たるよう固定します。接地する面にはピン、または鋲(ビョウ)と称される突起物があり、回転することで順繰りに音を奏で、曲として演奏します。その動力は主にゼンマイです。元々はスイスの時計職人が作った自動演奏装置が雛形で、機械式時計に使用される技術がふんだんに盛り込まれています。バネの力をほぼ同じペースで放出するのが一例となります。でないと、アップテンポだったものがどんどん遅くなって、違うメロディになってしまいますし。日本で公式にシリンダータイプのオルゴールがお披露目されたのは幕末くらいのことなんだそうです。そして昭和に入った頃に自国での生産に力が入り、第二次世界大戦後に大きくシェアを伸ばします。ピーク時にメイドインジャパンが約90%になったというのは知りませんでした。細かいカラクリ仕掛けはお家芸とはいえ、意外なところでその力が発揮されるものですね。

(・ω・) 精巧で緻密とはいえ、原理自体はシンプルだものな

【愛玩動物に徹するのにも覚悟が必要】
猫:うみゃーお、ゴロゴロ。
玄:そういえば、猫って愛嬌だけで養われている面がありますよね。
朱:猫さんは、可愛いのが最大のお仕事ですから~。
黄:白虎に対しては労働を強いる辺り、
 青龍は猫好きじゃないのかも知れないんだよぉ。
白:私に対してだけ異様に甘いってのも、
 それはそれでキモいから勘弁して欲しいかなって。


【あれでギリギリのラインで成立してるのか】
朱:近頃は、特定の何かを贔屓すると差別扱いでうるさいですし~。
玄:その点、青龍さんは老若男女に依る差はもちろん、
 何の生物であろうと不要に優しくする姿が想像できません。
白:どうにか、全体を緩めさせる方法は無いもんかなぁ。
黄:多分、バランスが崩れて、自分の仕事も怪しくなるんだよぉ。
朱:融通がきかないと言ってしまいたいところですけど、
 それでこそな感じもあります~。


【村の皆で面倒見るとかいう考え方は無いからな】
白:逆に、青龍の弱みを握れば強くは出れなくなるかも。
黄:またしても、勤勉にやった方が楽そうな提案をしてるんだよぉ。
朱:怠け者って、謎の方向には努力を惜しみません~。
白:もっと手軽に狩りは出来ないものかと試行錯誤するけど、
 結局は油断してるところを全力ダッシュが一番に落ち着くってのはある。
黄:聖獣と化してあんまし老けなくなったから気にしてなかったけど、
 老齢の肉食獣が生き延びられない理由が良く分かるんだよぉ。


【伝家の宝刀を正しいタイミングで抜く難易度は計り知れない】
白:ってな訳で、黄龍は何か知らない?
黄:仮に手札があったとしても、
 そんな貴重なものをホイホイ晒すはずが無いんだよぉ。
玄:五千年の歴史がありながら、
 手の内があるかどうかから腹の読み合いをしないといけない仲ですか。
黄:万一に備えて、対抗手段は確保しておきたいんだよぉ。
朱:貴重なアイテムを使わないままゲームをクリアして、
 何とも言えない気分になってしまう感じになりそうです~。

 軍人を勤勉、怠け者と優秀、無能の2×2で、計4種類のタイプに分類して、役割をどうすべきかという問い掛けがあります。勤勉で無能なのは害しか無いので射殺しろというブラックさもあるのですが、私はどうあれ怠け者なので命の心配は要らなさそうです。

 イタチごっこという言葉があります。特定の両者が似たようなことを繰り返して、進展が見られない様を言います。『警察と犯罪者の戦いはイタチごっこの様相を呈してきている』的な感じで使います。イタチとは御存知の通り、イタチ属に分類される哺乳類を総称したものです。フェレットやオコジョなども含まれます。日本語では、固有種であるニホンイタチに限定されることもあります。そしてごっこは、真似事をして遊ぶ、的な意味合いが良く知られています。何故この二つが組み合わさって、現行の用法となったのでしょう。どうやら、江戸時代後期に流行した児戯に源流があるようです。これは向かい合った二人の子供が、代わる代わる互いの、または自分の手の甲をつまむという遊びです。その際に、リズム良くイタチごっこネズミごっこと口にするのが約束事で、終わりが無く永遠に続けることが可能なので、こういった使われ方になったのだとか。イタチもネズミも害獣とされていて、基本的に迷惑だからこそ遊戯としては廃れても、後ろ向きなニュアンスで単語が残った感じはあります。ネズミは何処に行ったのという気もしますけど、順番的に後だったから消えたのではないでしょうか。ネズミごっこイタチごっこ、より、イタチごっこネズミごっこ、の方が語感良いとは思いませんか。

(・ω・) 差が微妙で、自分でも確信は持てなかったりする

【老後としては理想だけど誰よりも長生きするであろうことが】
黄:もっと単純な話で、御褒美があれば労働意欲が湧く気もするんだよぉ。
玄:世俗では、ボーナスとか役職なんかが餌となるそうですが。
白:私達、大して興味が無いんだけど。
朱:お給料より、お休みを下さいという典型的若者ですから~。
黄:必要以上に良い生活をするつもりが無いなら仕方ないんだよぉ。
玄:最たる例と言える黄龍さんに影響された面もありそうですけどね。


【国の一つや二つ消し去る覚悟を持っても成就しなさそう】
黄:頭数少ないんだから、個別対応でどうとでもなるんだよぉ。
玄:私には名声、白虎さんには稀有な肉で良いとしまして。
白:そういや朱雀って、欲しい物とかあるの。
朱:兄弟姉妹が居たらな、と言ったことある気がします~。
黄:無理難題が過ぎるんだよぉ。
白:それを叶えるのに必要な労力が、朱雀が頑張った分を下回る、
 典型的本末転倒ってやつかな。


【あいつらだと有り難みに欠けるのは何故かしら】
玄:白虎さんに関しては、多大な貢献をしたら、
 黄龍さんか青龍さんが尻尾の先でも食べさせてあげたらどうですか。
白:あー、龍族の肉は経験に無いかも。
黄:なんでそこまで身体を張らないといけないんだよぉ。
朱:トカゲさんみたいに、簡単に切り離しと再生が出来れば良いんですけど~。
黄:もっと手っ取り早く、
 黒龍、赤龍、白龍の三バカから徴収すれば良いだけなんだよぉ。


【長いこと楽しむには計画性も大事である】
玄:現実的な線で言えば、禁猟区への立ち入りを許可するとかでしょうか。
黄:保護区の生態系が壊れるんだよぉ。
白:そこなら、夜中にこっそり行ったことあるし。
朱:手遅れでした~。
白:いや、下手に手を出したらバレるって気付いたから、我慢して帰ったよ。
黄:まさかの、理性が勝利してるんだよぉ。
白:何が居るかはメモっといたから、いずれ何とかしてやろうとは考えてるけどね。

 馬の鼻先に人参をぶら下げるとは言いますけど、あれって効果あるんですかね。馬って、まあまあ賢いらしいですし、何かおかしいとすぐ気付く気もしますが、実際にやったことが無いので何とも言えません。

 封蝋と呼ばれるものがあります。フウロウと読みます。何かを密閉したり、開かないようにする際に用いる蝋の類、もしくは封印そのものを意味します。長期保存を目的とした瓶の蓋の隙間を埋めるのが使用法の一つです。他の有名な使い道といえば、主に欧州で見られる、封筒を留める刻印でしょう。口の部分に蝋を数滴垂らし、冷えて固まる前に判子を押し当てることで送り主を強調することが出来るのです。どちらかというと、招待状だとか推薦状みたいに雰囲気が必要な封書に用いられます。現代の郵便事情だと弾みで剥がれたり割れたりしてしまうので、使いづらいものがあるようですが。代わりとして、封蝋風シールなんてものもあります。欧風結婚式などで見掛けたことがある方も多いでしょう。ちなみに、手段を問わず封をする行為全般を封緘(フウカン)と総称します。封蝋は、中を見られたくないという実用的な目的が始まりでしょうが、後に儀礼的な価値が付加されました。無駄といえば無駄なのですが、文化とはそういったものであるという私の持論を後押ししてくれていると思います。

(・ω・) 結局は後の世代が、好き勝手に評価するものである

【そんな猛獣を飼い慣らしてるという権威付けな可能性はある】
白:百年間、ずっと思ってたことなんだけどさ。
  私達の仕事って、本当に必要?
黄:真面目に考えたら自我が崩壊しかねないことを言い出したんだよぉ。
玄:働く上でのアンタッチャブルですよ。
朱:犬さんのように無欲で忠誠を誓うのが宮務めってやつらしいです~。
白:それを虎に求める辺り、根本からズレてるんだなぁって。


【参考意見を出させるという観点では有用そう】
白:仕事をチマチマしても人間達はやりたい放題で、
 いつまで経っても落ち着く気配が無いじゃん。
玄:奔放の申し子とでも表現すべきネコ科が、良く言いましたね。
黄:陸上最強のくせに、文明を築けなかった理由が集約されてるんだよぉ。
白:肉食って寝て、ちょっと遊べば満足だから必要無いだけだって。
朱:返す返すも、どうして守護者として雇おうと思ったのか、
 分からなくなってきました~。


【朝顔の観察日記を放棄する小学生並の継続力】
朱:元が野生動物ですから、獲物を狩って食事にするとか、
 寝床を作るみたいに、すぐに結果が出ないのは向いてないんでしょう~。
玄:そう考えると農耕って、根気が要りますよね。
黄:世にはキノコ栽培をするアリなんてのも居るし、
 種で特性がマチマチなんだよぉ。
白:そういや、自分が食べる分の肉くらいは牧畜で確保しようとしたけど、
 面倒で放ったらかしにしたっけなぁ。


【幾つもの王朝が潰れるのを経験してこそ一人前的な】
白:結論が早く出る業務を重点的にしてって言ってみようかな。
玄:その土地に住む人達を長期的に見守る、
 四神という役職に向いてなさすぎませんか。
黄:正直、たかだか百年で何をほざいてるんだと思ってるんだよぉ。
白:もしかして龍族との時間感覚の開きが、
 微妙に話が噛み合わない原因なんじゃないかって気がしてきた。

 言い忘れていましたが、これは白虎編なので主導しがちになっています。それにしてもこうして並べてみると、なんで四神を結成する時に白虎が採用されたのか、謎っぷりが凄くて困ってしまいますよ。

 沙汰という言葉があります。サタと読みます。良い悪いを判断すること、或いはその決定を下に伝えること、が主な意味になります。時代劇的な言い回しになりますが、『追って沙汰を待て』などが一例となるでしょう。他にも連絡や噂、問題行動なんて使われ方もします。この単語を聞いて、真っ先に地獄の沙汰も金次第というのを連想しました。同時に他の使用機会あるんだろうかとも頭をよぎりました。しかし音沙汰、御無沙汰、表沙汰、取り沙汰される、警察沙汰と、組み合わせ次第で意外と頻出することに気付かされます。逆に言えば、単独だと一気に目にする機会が減るということでもありますが。成り立ちとしては、沙は砂、汰は選り分けることを示していて、砂金を選別するように善悪を見極めることから来ています。つまり順番としては、裁判的なものが先にあって、次にその結果を伝えることも含まれていって、最終的には情報の伝達そのものも指すようになった訳です。判決自体もそうですが、それを相手に分からせるのが重要であると考えると、割と深いものがある気がしてきますよ。

(・ω・) 正しさは、共有できて初めて意義があるものだ

【情報公開の時代なんだから可視化してもらわないと】
白:ってか、四神って天寿と出奔と誅殺以外で代替わりした前例あるの。
玄:悪逆の限りを尽くすと青龍さんが抹殺しにくることは伺ってますが、
 その前段階があるかは確認しておかないといけません。
黄:そういや、辞職勧告が出された記憶は無いんだよぉ。
朱:それである日いきなり殺されるのもどうなんでしょう~。
白:ああいったタイプのがキレると怖いって言われるけど、
 怒りゲージがどんだけ溜まってるか分からないのが難しすぎる。


【見返りがあれば難易度が高くてもやる気は湧く】
黄:朱雀の先祖でアホほど借金をしたのも、
 結局は転生までコキ使ってたんだよぉ。
朱:私が未だに返してるのは理不尽です~。
玄:そんな道楽者を、良く使役できましたね。
白:むしろ遊びを極めてるのって、仕事も出来そう。
黄:乗りこなすのが難しい暴れ馬みたいなもので、
 今にして思うと、楽しんでいた気もするんだよぉ。


【まさに白虎がその只中にあるからな】
白:気付いたんだけど、青龍が初代で、朱雀は代々全うしてるんでしょ。
  で、私が八代目で玄武が三代目だから、意外にサンプル少なくない。
黄:言われてみればそうなんだよぉ。
朱:五千年以上あるからって、判断材料に事欠かないとは限りません~。
玄:一般的に、離職率が低い職場は優良だとは言います。
白:単に聖獣が長生きで、辞めるキッカケが無いまま、
 ズルズル続けちゃってるだけな匂いもする。


【決定権をロクに与えられてないだけですよね】
白:つまるところ、立場を使ってやりたい放題の汚職でもしない限り、
 命を奪われるってことは無さそうだね。
朱:私達にそういった度胸はありませんから一安心です~。
玄:大体、そんな話を持ちかけられたことすらありませんし。
黄:それはそれで四神としての器量に疑問が残るんだよぉ。
白:先代白虎があの世に送られた原因って話だし、
 青龍が厳しく睨みを利かせてるせいってことにしておくよ。

 四神はノー袖の下精神のようですが、この土地の王朝はカネとコネで動いてるようなところがあるのが、何とも言えない部分なのでしょう。


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