鬼軍曹という、称号のようなものがあります。オニグンソウと読みます。若手や新入りを戦力とすべく、厳しく鍛える役回りを担っている人を呼ぶものです。軍曹とは御存知の通り、軍隊に於ける階級の一つです。下士官に属し、伍長の上で曹長の下になります。熟語としての歴史は古く、奈良時代には既にあったようです。明治以降、西洋式の組織化がされた時に、相当する和訳として定着したと推察されます。役職などの要素が絡みますが、10~20人程度の指揮を執るというのが一般的なようです。一人が面倒を見られる上限として現実的なラインと言えましょう。部隊が少人数のやらかしで壊滅するなんてことも珍しくない稼業ですし、人格を否定する勢いで指導するのは必然の流れではあります。兵卒から見れば、更に上の指揮官より、顔を合わせる機会が多い軍曹の方が印象に残るというのもありそうです。立ち位置が近ければ階級が軍曹でなくても、なんなら一般企業の教育係やスポーツのコーチなんかに用いることもあります。日本人でリアル鬼軍曹の下に居たことがあるのは、従軍経験者か自衛隊関係くらいでしょう。それでも充分に通じる訳ですから、イメージというやつの強さを感じ入ります。 (・ω・) グンソウが適度に偉そう感あるのも、理由の一つかしら 【コマーシャルって効率が重視されるものだからね】 ア:季節のスイーツを宣伝する依頼が来ましたわ。 白:だーかーらー、肉に絡んだのはいつになるのさ。 天:定期的に言っている気もしますが、 私達のファン層と絶望的に噛み合わないのが原因かと。 白:女の人だって、がっつり肉を食べたい日くらいあるってば。 天:そういった事実はあるかも知れませんけど、 男性より少ないことも間違っていないと思われます。 【うまいこと折り合いを付けるのも重要ってことで】 白:美味しそうに食べれば良いんだから、楽ではあるんだけど。 ア:適役という言葉が、これほどピッタリなこともありませんの。 白:例え甘味の出来が微妙でも、肉を思い起こせばオーケー出るって気付いたし。 天:白虎さんしか使えない裏技です。 ア:わたくしは、女性スタッフとの歓談で行けますわ。 天:仕事への姿勢が下手なプロより真剣なようでいて、 自分の欲望を優先させているだけにも見えます。 【両立してる人が存在する確率は宝くじ並だろう】 白:こないだ実家に『アイドルやってる』って連絡したら、 『あんた何してんの』的な反応された。 天:そうでしょうね、以外の返答が出てこないのですが。 ア:肉料理が目当てと言い切るお嬢さんの海外留学を許した御両親が、 この程度で動揺することが驚きですの。 天:たしかに言葉で表現されると、 本来の目的の方が遥かに珍奇であることは否めません。 【謎を持ったままの方が神秘的ですよみたいな】 白:天照んとこはどうなのさ。 天:白虎さんの家ほどではないでしょうが、 うちもやりたいことをやらせてくれる部類ですので特には。 ア:わたくしには聞きませんの。 白:正直なとこ、諦められてる匂いしかしないって言うか。 天:深堀りしたら後悔しそうなので、 これ以上は語らないで頂けると助かります。 世には、プロに属さないアイドル作品が山の様にありますが、物分りの良い御家族が大半ではあります。単に、そこでのゴタゴタに焦点を当てても面白くないっていう、制作上の都合と言ってしまえばそれまでなんですけどね。 PR リトグラフと呼ばれるものがあります。英語表記だと、lithographです。日本語に訳すと石版画になります。文字通り、石を用いた版画を総称したものになりますが、近年は亜鉛やアルミといった金属を使用することもあります。ちなみに日本で隆盛した浮世絵の印刷物は、木版画が主流なので別ジャンルです。リトグラフの歴史は意外にも浅く、18世紀末にドイツのアロイス・ゼネフェルダー氏が発明したものとされています。彼の本業は劇作家と俳優でした。しかし色々とあって経済的に困窮し、戯曲や台本を少しでも安く刷ろうと試行錯誤します。そんなある日、台として使っていた石灰岩に油性クレヨンでメモ書きをしました。後日、硝酸で消そうとしたのですが、その部分だけ弾いて少し盛り上がる形で残ってしまいます。この部分は油との親和性が高く、原版として用いることが出来ると気付きました。後に更なる研究を重ねて技術を確立します。従来の活版や木版のように削るのではなく、化学反応に依ってというのが画期的な部分になります。ゼネフェルダー氏はこれを、ストーンプリンティングないしはケミカルプリンティングと、英語で呼んでいたらしいです。しかし定着したのはフランス語ベースのリトグラフな辺り、やっぱり単語は短い方が良いんだなということを改めて思わされます。 (・ω・) 説明的すぎるのが粋じゃないのは西欧も一緒なんだなって 【アイドルに似合わぬ高度な心理戦が繰り広げられる】 ア:解散の危機を、乗り越えたいんですの。 白:いつものことながら、自由だなぁ。 天:それは、結果としてなることであって、 自ら目指すものでは無いと言っても良いんですか。 白:いっそ聞かなかったことにして、 何事も無かったように他の話題へと移りたい。 天:アルテミスさんもその空気を無視するでしょうから、 見事なまでの堂々巡りになると思います。 【ニュアンスはともあれ芯の強さだけは信頼されている】 白:三人とも向いてる方向がバラバラなんだから、 常に崩壊寸前って言える気もするんだけど。 天:良くも悪くも、リーダーの強引さで成立しています。 ア:つまり、わたくしが迷ったりすれば良い訳ですわね。 白:そんなことがあったら続けられるか怪しいのは間違いないけど。 天:太陽が二度と昇らないと言われるくらい、現実味に欠ける仮定です。 【自由意志を尊重しない方が面倒事になりやすいのに】 亜:その点、小妹々にそんなピンチなんて有り得ないから。 白:実妹を売り出したいってのはともかくとして。 天:有無を言わせず幼馴染みの男の子に女装をさせるのは、 存続する方が不健全な気がしてなりません。 亜:今の世の中、格好如きでグダグダ言うのが間違ってるんだって。 真:強制的にの部分が問題だと、理解しようとしない困った姉ですぅ。 【意見を述べる権利があっても採用されるかは別の話である】 白:表情変わんないから、どれくらい嫌なのか分かんないんだよね。 青:頬をつつくのはやめて頂けませんか。 天:これも、どの程度の拒否か判然としません。 亜:一から十まで書いたプレートを用意して、表示してもらうとか。 真:それで全力の脱退希望を表明したらどうするつもりですぅ。 亜:いや、活動はそのまま続けるんじゃないかな。 考えてみたら、この状況の青龍はいわゆるおねショタなのではと思わなくもありません。まあ、あんまし羨ましいという感想が出てこない辺り、中々にアレな話な気はしています。 ハープという楽器があります。西洋系の弦楽器で、英語ではharpと表記されます。作り方は、ハートマークに似た外枠を用意して平行に弦を何本か張るだけです。弾くことで出る音階は弦の長さで決まりますから、任意の音を奏でられます。竪琴の一種であると言い換えることも可能です。構造が実に単純なこともあって歴史は古く、少なくても5000年は遡れるというのが定説のようです。形状から連想した方も居るでしょうけど、弓が雛形であるというのが有力視されています。ギリシャ・ローマ風のゆったりとした装束を着せてこれを持たせるだけで、そこはかとなく古い時代を感じさせられるという便利グッズでもあります。今のものは流石に進化していて、ダブルアクションペダルハープ、なるものがポピュラーなようです。7つのペダルを足で操作することで更に細かい調整が出来るのだとか。人の上背以上もあるプロ仕様の楽器とか幾らするんだというのを真っ先に思ってしまったのですが、やはりそれなりなようです。具体的には、高級車が買えたり、なんなら場所に依っては家が建てられる程と言いますか。現代で音楽は庶民に許された娯楽とも言えますが、道楽や芸術の域に達すると先立つものが必要なようです。 (・ω・) 個人で持つには、ピアノ以上にハードルが高そう 【直感だけで生きる者の悲しき末路である】 芽:メイドとして、心眼を身に付けたい。 長:良く分からないんだけど、 言葉にしなくても御主人様の意図を察して動く的なやつ? 芽:いや、物理的に目隠しをして、何なら耳も塞いで働く。 長:それに、何の意味が。 芽:敢えて逆境に身を置くことで感性を研ぎ澄ませるとか、 思い付きで良いならペラペラと述べることは出来る。 【勤務中は余計な感情を抱きたくないって人は多そうだけど】 芽:味覚を失った料理人とか、 聴覚が不自由な音楽家ってカッコいいじゃない。 長:それでクォリティを維持できるなら凄いけど、 別に付加価値がある訳じゃないと思うわ。 芽:メイド長には、ロマンを解する若さが足りない。 長:仕事に私情を介入させようとするのは、幼いって言うのよ。 芽:それの行き着く先は、全ての人がロボットのようになる社会だと、 理解しては貰えぬのだろうなぁ。 【おちょくって作業を停滞させるくらいしか実害は無いしな】 芽:大抵の人は働かずに済むならそうしたいと願っている。 欲望に忠実であることを否定するのは、 精神が小さな器に閉じ込められている証左ではないか。 長:基本的なことなんだけど、自由って何しても良い訳じゃないわよ。 はみ出た分だけ責任が生じるから、みんな枠に収まりたがるだけ。 芽:だから私も、小悪党止まりという自覚がある。 【世界は俺様の為に回ってるくらいの能天気さで良いのかも】 芽:改めて言うことでもないけど、生き様の理想は猫。 長:野良が気付いたら住み着いてて、大きな顔してる感じはあるわね。 芽:誰しも社会の寄生虫みたいなところがあるんだし、 その割合がちょっとばかり大きいからって気に病む必要はない。 長:考えさせられる部分もあるけど、限度って見解が抜け落ちてるわ。 芽:自分にとって都合が悪いところから目を逸らすのも、 生きてく上で大事なことなんじゃないかな。 という訳で、隔年メイドは今回もロクに働きませんでした。次こそは、という感情が全く湧いてこないのは、作者たる私自身が匙を投げ捨ててるからなんでしょうかね。 首尾という言葉があります。シュビと読みます。首と尾ということで、動物の前と後ろ、つまりは始まりから終わりまでを意味します。転じて、物事の成り行きや、全体的に円満である状態を指したりもします。首尾一貫であれば、方針などが変わらないこと、首尾は上々なら、過程と結果が非常に満足できるといった感じです。なんで頭ではなく、首を選択したかは良く分かりません。首自体、頭部という意味はあるっちゃあるんですが。頭尾と書いてズビだと微妙に間抜け感があるくらいしか、私には思い付きませんでした。歴史はかなり古く、平安初期には確認できるようです。考えてみれば人間から尻尾が無くなってかなり経っているのに、未だにラストという意味合いで使われてるというのも興味深い話です。尻を用いるケースもありますが、やっぱり尾の方が優勢なんじゃないでしょうか。昔から動物が好きなのか、他の要因があるのか、文化学的に何かしらありそうな感じはしますね。 (・ω・) 竜頭蛇尾みたいに、例えで他の生き物を持ち出すからかも 【怪奇現象ってことにしておいた方が色々とマシだな】 芽:幼少の折、河童と遭遇したことがあるのだけど、 誰もまともに話を聞いてくれなかった。 長:小さい時分からオオカミ少女だったのが見て取れるわ。 芽:今にして思うと、緑基調の服を着たまま沼で平泳ぎしてる、 中年男性が居たってだけな気もしてるけど。 長:むしろそっちの方が怖いんだけど。 芽:妖怪より生きた人間の方がってのは、オチとして定番ではある。 【気にしなければどうってことないタイプの妖かしは多い】 芽:物の怪と言えば、座敷童子っぽいと良く言われてた。 長:今でも和装にすれば行けると思うわよ。 芽:これほどの日本的美少女が、 何ゆえエプロンドレスで働いてるのだろう。 長:自分で言うのとか、欧風使用人だからとかツッコみたいけど、 そもそも大して仕事してないでしょうが。 芽:やっぱり、何よりも恐ろしいのは実害を与えてくる人であった。 【文献に残ってないだけと主張すれば何でも行ける】 芽:好きな言葉は大山鳴動して野良猫一匹。 意味は、地響きに驚いて飛び出してきた猫に出会って、 『いや、別にビビってねーし』的な言い訳顔を拝むこと。 長:シチュエーションが限定的すぎない。 芽:使われない表現は埋もれていくものだから。 長:さも日常会話で登場してた時期があるみたいに言われたわ。 【年齢で補正が入る部分はあるんだろうけど】 長:そういやあんたも猫っぽく、悪巧みしてる時は真顔だけど、 想定外のアクシデントがあると表情に出るタイプよね。 芽:根が純真なもので。 長:本当に純粋な子はそんなこと言わないわよ。 芽:メイド長も口にしなさそうだけど、純情には分類されない。 長:これ一つを判断材料にしようとする視野の狭さは、 無邪気というより、世間知らずに属するわ。 同じことを言っても、10歳、20歳、30歳それぞれで受け止められ方に差は出ると思います。言い換えると、順調に年齢を重ねていれば、これくらいの精神的成熟はしているだろうという推測がされている訳です。それはそれで決め付けなんじゃないかとも思いますが、世間は大人になりきれてないと切り捨てがちです。 ロデオと呼ばれるスポーツ的な競技があります。英語だとrodeoと表記されます。荒馬や荒牛にまたがり、乗りこなす技術を競うものです。語源はスペイン語とされていますが、発祥は北アメリカになります。数百年前、南北アメリカ大陸の存在が欧州に知られ、多数の移民が我が物顔で闊歩したことは御存知かと思われます。その中で、馬に乗って牛飼いをする青年をカウボーイと称しました。当然のことながら、馬術を修めることが基本となります。彼らは肉体労働なこともあって血の気が多く、如何に暴れん坊の馬や牛を制御するかが、格を決める上で重要であったのが成り立ちと言われています。時代が下ると公式ルールも制定されたようですが、現代では興行面が強く出ているということです。一方で、生きた動物、それも大型哺乳類を使っているということで、動物愛護の観点から問題視する声もあります。カウボーイ達のそれは仕事をする上で必要な技術でしたが、わざわざ暴れさせて抑えつけるのは現代的な価値観に合わないという意見は必然とも言えます。文化なんてのは規制と自粛で衰退していきますが、それが妥当であるかは半永久的に考え続けないといけないものでもあります。人間は面倒臭がりが本質で、百かゼロみたいな極端な思想に染まってしまうのが、厄介なところではあるんですけどね。 (・ω・) ロボットを作れば解決するけど、観客に受けないだろうなぁ 【快速特急の芽依とはあっしのことでさぁ】 芽:メイド長は、日本刀が似合いそう。 サムライ的な話じゃなくて、昭和の極道みたいな感じで。 長:脅しを掛けるのに、道具を使うのは下策というものよ。 芽:期待していた反応と違う。 長:そういった意味じゃ、私に屈しないあんたの方が向いてるんじゃない。 芽:面倒事を予見して真っ先に逃げる気質だけど、それで良ければ。 【意見を翻す速度も半端ないってことらしい】 芽:メイドザムライって、新しい可能性がありそう。 長:忠義心の塊ってイメージ強いけど、武家も色々と居る訳だしねぇ。 外面ばっかり良くて、小銭稼ぎに必死なのとか。 芽:そんなシロアリが如き輩は、武士の風上にも置けない。 長:現在進行系で家を食い潰してるのが言っちゃう訳。 芽:昆虫達も生きるのに必死なんだし、 結果が迷惑なだけで害悪と断ずるのは人の傲慢じゃないかな。 【この御時世だと女性であることすら求めなさそう】 芽:メイド三銃士を結成したい。 長:目的が全く分からないんだけど。 芽:武器持ってるし、何かと戦うんじゃないの。 長:発案者なのに、その大雑把さはどうなのよ。 芽:とはいえ危ないし、銃に固執する必要は無いかも知れない。 長:その内にメイド要素すら排除して、 通りすがりのお姉さんをスカウトしかねない勢いを感じるわ。 【下手な鉄砲だって的に当たることくらいあるさ】 芽:じゃあ、労働階級として貴族社会に反抗するってことで。 長:もう飽きてるとか、感心する域に入ってるわね。 芽:言葉の響きはカッコいいけど、広がりが乏しい。 長:見た目は小綺麗だけど中身が酷い誰かさんそっくりだわ。 芽:人格的に聖人君子でも、外見が汚いと信用されないのが人間社会。 長:たまにそうやって核心を突くせいで、 それなりにまともなんじゃないかと思えて困るんだけど。 いつからかメイドが武装するのが王道になっていますけど、元祖はなんなんでしょうね。サブカルとしてのメイド学を修めた方に伺っても、見解が割れそうなところはあります。 |
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