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 コンピューターRPGの元祖の一つとされるウィザードリィは、今なお新作が出る根強い地盤を誇るシリーズです。テーブルトークを雛形とするキャラメイクとプレイヤー視点での3Dダンジョン攻略というスタイルは、現代でも王道として引き継がれています。そしてこのキャラクター作りこそ、ある意味で制作者の想定を超えたやりこみ要素であった節があります。初期のそれは、容量の都合もあってか、グラフィックもない情報だけの存在でした。たしか種族、年齢、属性、レベル、能力値だったと思います。ここから迷宮へ挑むこととなった経緯などを想像するのが、本来の意味でのロールプレイに近いと言えるでしょう。しかし以前に触れたことがありますが、このたかが数字が、ビデオゲーマーにとっては謎の魔力となって取り憑いてくることもあるのです。例としては、新キャラ作成時のボーナスポイントに現れたりします。その数値は、大半が一桁、たまに10から19,極めて稀に20から29と記憶しています。これをステータスに割り振れる訳ですが、単純に多ければ美味しいというだけで特にデメリットはありません。作り手としては個性を出すギミックに過ぎず、大きいのが引けたら嬉しいくらいの考えだったことでしょう。しかしこの、滅多に出ないというのが肝で、狙いたくなるのが人の業となります。レアを求めて、生み出しては消去するを繰り返す層が出る訳です。入力も面倒なので、あ、といったシンプルな名前にしたりもします。結果、初期強キャラを誕生させることで満足してしまい、冒険に出ない方も居たとか。最近でいうリセマラに通じるものがあり、本質的な部分は変わらないんだなと思わされたりもします。用意されたイベントは消化してしまい、倒す相手も居ないのに力を求め続けてしまう。求道者と言えなくもありませんが、旅の果てに何を見付けるかは人それぞれと言う他ないのでしょうね。

(・ω・) 英雄とは、無数の屍の上に立つ存在と言われると、そんな気もする

【超人に具体的な根拠を付けると冷めちゃうもの】
玄:探偵作品に修行回って少ないですよね。
マ:たらたら成長を描いとる暇あったら、
 とっとと殺し発生させろ言い出すんが読者やからな。
玄:解決できる能力を、伏線に求めないというのもありそうです。
マ:卓越した推理力と謎技術は、そういうもんやからで済ますんや。
玄:緻密な構成に見せ掛けて、
 意外と大雑把な作風なのではと疑いたくなってきました。


【若さゆえの暴走が絶妙なスパイスとなるんだ】
玄:と言いますか、登場時と最終話で、
 探偵の力に劇的な変化が無いケースも多い気がします。
マ:バトルもんなんかではあんましあらへんパターンやな。
  初期の犯人が雑魚やったみたいな展開にはならんやろ。
玄:ブレーキを踏まない分、印象に残りやすいとすら言えますね。
マ:実は最も成熟したんは、
 社会性と良識を得てもた作者本人ゆうオチになってまうんか。


【忘れられない学生であったことは間違いないだろう】
玄:修練と言えば、探偵の専門学校があるそうですよ。
  基本的な技術を教えてくれるらしいです。
マ:もちろん、会社辞める前に入校しようか検討したで。
玄:通わなかった理由があるんですか。
マ:教師に対して、ええ思い出がないねん。
玄:こう言ってはなんですが、
 あなたのような生徒を持った側も似た感想を抱いていると推察します。


【良い意味かはともかくとして伝説になってそうだ】
マ:たしかに、教職員のパワーバランスと人間関係を、
 赤裸々に暴いて公開したんはやり過ぎやった気ぃもしとる。
玄:昔から、そういった気質があったんですね。
マ:ゆうて、あいつら隠し事はすんなて言う立場やんか。
  自分らに被害があるからて翻すんはどうかと思うで。
玄:大人って、そういうものですよ。
マ:世には蓋をしといた方がええもんもあると教えてくれたゆうことで、
 ウチの中で完結しとる逸話ではあるんやけどな。

 現状の職業探偵よりも、学生時代の方が真相究明してるのではという疑いが湧いてきました。その内容が残念な感じもありますが、実にマモンらしいとも言えますね。
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 バラストという言葉があります。英語で表記すると、ballastです。主に輸送船で用いられることが多いものです。そもそも船とは、中空構造にして平均密度を水より軽くし、余剰分の浮力で人や貨物を運ぶ乗り物です。言い換えれば、何も載せていない状態だと、かなり浮いてしまうことになります。これでは不安定だということで積む重しを、バラストと称するのです。転じて、機能そのものには影響がないけど搭載する重量物全般を呼ぶこともあります。古くは石や丸太などを用いていましたが、現代では海水を吸い上げるバラスト水が一般的らしいです。これならば、調達や排水が容易に行えます。一方で、生き物を巻き込んで放り捨てることもあるので、生態系に影響を及ぼす恐れもあります。感覚的にも物理的にも世界は狭くなったと言えますが、それはあくまで人間の理屈な訳でして。簡単には行かないのが難しいところです。

(・ω・) 外来種と言えばヒアリとか居たけど、どうなったんだろう

【一世紀前の人に見せたらどんな職業だと予想するんだろう】
白:アイドルの衣装は、どうしてふわふわもこもこしているのが基本なのか。
天:珍しく、日本文化に興味を示した外国人みたいなことを言い出してます。
白:スタイリッシュにすると可愛いよりカッコいいが先立つのは分かるけど、
 それにしても偏りすぎて個性が失われてるんじゃないかな。
ア:パターン化してる部分はありますわ。
天:逆にそのお陰でアイドルだと分かる訳ですから、
 恩恵を受けているとも言えるでしょう。


【何があろうとそこに着地させる思考回路には感嘆するよ】
白:まあ、動物の可愛さって半分くらいは毛の力だって気がしてるし、
 その類型だとすれば分からなくもない。
天:丸刈りのパンダが人気者となるのは難しそうというのは同意します。
ア:やたらと猫っぽい白虎さんが言うのは勇気を感じますの。
白:猫も風呂上がりの姿が基本だったら、普及してなかったかも知れない。
ア:そういう視点ですと、湯上がりで色香が増す女の子って、
 本当に素晴らしいものだと言えますわ。


【売名戦略としての口コミが諸刃なのは自明である】
白:有名人には、都市伝説がつきものらしいね。
  匿名で何億円も寄付したとか、実は双子と入れ替わってるみたいな。
ア:わたくし達も、何か流そうという話ですの。
天:こういうのって、自然発生するものなのでは。
ア:ちょっとした情報操作で好感度が増すのであれば、お得ですわ。
白:伝言ゲームは発生源が困惑するくらい迷走するものだし、
 無駄なリスクになる予感しかしない。


【日本の神様ってそういうところがあるし】
白:大体、どういったのを広めるつもりなのさ。
ア:実はメンバー全員が、高貴な生まれというのを思い付きましたわ。
天:騙されても害がない、絶妙な匙加減とは言えますけど。
白:アルテミスにガチ感があるのは何故だろう。
天:喋り方が本物っぽいところはありますよね。
白:一方の天照もお嬢様な雰囲気が滲み出ることあるけど、
 庶民オーラが塗り潰してきて錯覚だと思い直しちゃうという。

 この番外編に限り、三者の金持ち度は拮抗している節があります。肉目当てでの留学を許した白虎ファミリーくらいしか作中描写は無い気もするのですが、アルテミスと天照が庶民と言われても首を傾げてしまいますし。一方で月読教授は中流出身っぽさがある辺り、姉妹格差どころか軽い差別が入ってないかという気もしています。

 上戸と下戸という言葉があります。現代語として用いる場合は、ほぼ飲酒に関連したもので、ジョウゴとゲコと読みます。前者は大酒飲みや酒好きを指し、後者はその対義語になります。かつての律令制で、成人男子の数で世帯を四階級に分けたのが語源とされています。人数が多い方から、大戸、上戸、中戸、下戸になります。当時は結婚式で出せる酒の量が家の規模で決まっていて、上戸はたくさんの酒が飲めるからという解釈が有名です。転じて、笑い上戸や泣き上戸のように、アルコールが回った時に出やすい性質を表したりします。なんでしたら、素面の状態で使うことすらあります。もう、元ネタはおろか、お酒すら関係ないじゃないかと言いたくなりますが、割とそんなもんです。古来より、何故だか酒を飲める上戸は下戸よりも格上という風潮があり、現代でも引き継がれている部分があります。家格という意味ではそうなのかも知れませんが、肝臓の力は生まれ持ったものに過ぎない訳でして。弱い身としては、こんなしょうもない差別はとっとと廃れて欲しいと考えています。

(・ω・) 強かったら、別に良いんじゃないとか思ってそうだ

【さらりと自画自賛できるのは凄いと思ってる】
天:一般的に、アイドルを始めたりする上で、
 コンプレックスの解決が話の軸になりがちなのですが。
  分かり易い例だと、内気を克服したいみたいな。
ア:わたくし達には、縁がありませんの。
白:アルテミスがチヤホヤされたい、天照は謎の使命感、
 そして私はなんとなくで活動してる訳だし。
天:いつもながらガラス細工のように脆く見えますが、
 だからこそ美しく輝けるのかも知れません。


【マネージャー兼務みたいなものだから化け物じみてしまう】
白:辞めるのも自由だろうし、なんなら引き留められない気がしてる。
天:燃え尽きたり興味を失ったんでしたら言葉なんて響きませんし、
 それで翻すのも構って欲しいみたいで、モヤッとします。
ア:わたくしは、火種の無い方に声を掛けたりしませんわ。
白:もしやアルテミスって、観察眼がとてつもないんじゃ。
天:発揮されるのが自身の欲が絡んだ時だけなのも、
 驚くくらいに通常営業ですよね。


【だから何で日本の進学事情にそんな詳しいんだ】
白:アルテミスの成績って、それなりなんだよね。
天:普段の優秀さを見るに、上位に食い込めそうなものですが。
ア:学年一位に特典があるなら考えますの。
天:御褒美が無いと全力を出さないタイプでした。
白:うちはエスカレーターだから大学推薦も旨味が薄いし、
 それだけの学力があるなら一般で合格できるというね。


【まずどういった生い立ちでこうなったのかが不明だからな】
ア:それに、トップを譲らないと親しみやすさが薄れますわ。
白:やろうと思えば孤高の存在になれるって言ってる。
天:割と真面目に受験勉強をしたと伺ってますが。
ア:それもまた、わたくしですの。
白:演出なのか、煙に巻いているのか。
天:全てを公開しているようでいて謎に満ちているのが、
 魅力の源泉であると適当なことを言っておきます。

 学校の勉強と仕事が出来るかどうかはあんまし関係がないとは言います。しかし学業の優秀さには色々な要素が絡みます。ケアレスミスが少ない、丸暗記が得意、適切な判断が出来る、出題者の意図を汲み取れる、などです。これらを分解して総評すれば適職もある程度は予測できるのでしょうけど、それを処理しきれるほど教師にリソースがないというのも現実です。

 シチューという料理があります。英語では、stewと表記されます。ホワイトシチューやビーフシチューのように、代表的なものはすぐに思い付きます。ですが、何を以って名を冠するかは、少し悩んでしまいます。肉と野菜をベースとして、合えば何でも放り込む西洋系煮込みといったところでしょうか。狭義では西欧、特にイギリスやフランスに端を発するものに限定されます。広義だと欧州の文化的影響が強い地域、なんなら東洋系ですら含む感じがあるので、定義は難しそうです。日本に於いて前述の二つは有名ですが、ボルシチは該当するのかと言われると見解が分かれそうなのが一例です。土器さえ作れれば成立するであろう調理法な辺り、起源は相当に遡ることが出来そうな感じもあります。相当する和訳が、煮物と鍋物どちらになるかも、悩ましいところです。とまあ、かなり浸透している洋食の割に、実体に関しては謎が多い気がしてなりません。ホワイトシチューとビーフシチューの両者が、名前的には同カテゴリなのに、味の傾向が全く違うせいなんでしょうか。日本にも寿司という、酢飯を使うこと以外は何でも有り感が出てきたものがありますし、食べ物の名称なんてのは深く考えてもしょうがないのかも知れません。

(・ω・) なんなら酢飯なしでも寿司を名乗れるという話も聞く

【日月コンビって本来は最強以外の何物でも無い】
白:アイドルって、夜空に瞬く星みたいなものとは言われるよね。
  無くなったところで影響は少ないけど、記憶には残る的な。
ア:わたくしが目指すのは、生命の誕生にも関わったとされる月ですわ。
白:そこまで行ったら太陽で良いんじゃ。
ア:その点は、天照さんに委ねようと思いますの。
天:良くは分かりませんが、任されるべきだという気持ちが、
 心の奥底から湧き上がってくるのを感じます。


【昔の日本人はこんなに肉を食べない気がするけど】
白:じゃあ私は金星くらいで良いや。
  目立つ時はそれなりだけど、二つの巨星が近付くと隠れるみたいな。
天:英名であるヴィーナスは、美の女神じゃなかったですっけ。
ア:自己評価の高さが伺えますわね。
白:こっそりと自慢するのが、日本的美徳ってやつでしょ。
天:いつものことですが、この文化への理解度はなんなんでしょうか。
ア:前世がこの国の出身で、
 鮭のように里帰りしてきたとしか思えないことがありますの。


【日本マニアじゃないって予備知識が無いと異常さが分からない】
ア:今までにない、新しい演出を取り入れたいのですわ。
白:訳分かんないこと始めるロックミュージシャンの流れだ。
天:凡人が考え付くアイディアなど、やりつくされてますからね。
白:斬新と珍妙は近いようでいて、かくも隔たりが大きいものである。
ア:この、白虎さんの語学力を活かせないかと考えているものの、
 昇華させるには至らないのが悩ましいですの。


【プロじゃないし結果オーライで良いだろと言っておく】
白:せいぜい、別要素を組み込む位じゃない。
天:和洋折衷が売りですし、伝統文化を混ぜ込みますか。
  日本語が堪能ということで、落語などはどうでしょう。
白:一部で既に、漫才系アイドルって呼ばれてるらしいけど。
ア:トークでも楽しんで頂けているのは光栄ですわ。
天:意図通りに笑わせているかは微妙なところなのですが、
 掘り下げないのが賢明というやつなんだと思います。

 現代的な感覚でいうと、歌舞伎はロックに分類される面があります。型に嵌まることこそ大敵なはずなのですが、長年続いてしまったが為に流動性が失われてる部分もありそうなのが、伝統文化の難儀なところなのでしょう。

 俗に素数ゼミと呼ばれる存在が居ます。ゼミは、昆虫の蝉が濁ったものです。彼らは一般的に、7年程の幼虫期間を経て羽化し、ひと夏だけ成虫となって天寿を全うすると言われています。しかしこの地中での生活は不明瞭なところが多いのだそうです。監視カメラを付けて、年単位で動向を伺うというのも難しいので仕方の無いことではあるんですが。それでも、種別に発生量を計測することで推定は出来ます。環境に依っても左右されるので確たることは言えませんが、日本に生息するものだと短いので1、2年、長めでも4、5年で這い出てきます。個体に依っては10年近く掛かるケースもあり、7年が通説として知られているのは、とにかく長いんだよと言いたいのかも知れません。一方、北米大陸には13年と17年もの年数を地下に潜っている種が幾つか居ます。このカウントはかなり正確で、一定周期で大量発生しては次のピークまで少なめというのを繰り返しているそうです。13と17という数字が共に素数であることから、まとめて素数ゼミと称されることもある訳です。何故こんなシステムを搭載したかについては、諸説あります。良く知られているのは、13年ゼミと17年ゼミが同年に爆発する確率を減らすことで、交雑のリスクを減らしているというものです。とはいえ、両者を遡ると近縁種らしく、本当にそんなキッチリ分化するのかという疑念もあるのだとか。蝉は昆虫としては長寿な上に、その大半を人の目に触れない場所で過ごす生態の為、謎の解明にはまだまだ時間が必要なんでしょうね。

(・ω・) 今年の夏は、随分と少なかった記憶があるよ

【何なら白虎と天照も当然のことと思いつつある】
白:私達、いきなり三人揃っちゃったせいで、
 仲間集めの楽しさを知らないままな気がするんだけど。
天:昨今のアイドル作品はスポ根の系譜で、
 そういった要素が欠かせない面もあります。
ア:わたくしがスタッフを勧誘している部分はどうなりますの。
白:それも重要ではあるんだけど。
天:必要に応じてすぐさま陥落してくるせいで、
 凄さを伝えきれていないのは否定できないかと。


【魅力が足し算で増加するとは限らないのが厄介なところだ】
白:増えたら増えたで、いつがベストだったかで揉めるのかなぁ。
天:追加メンバーが受け入れられるかどうかは、
 寿命に直結すると言っても過言ではありません。
ア:もはやジャンルが関係ない話になっていますわ。
白:初期キャラで延々と続けられるって、そこそこ特異ではある。
天:早い段階で黄金律を見出したと言える一方で、
 作者の引き出しが少ないという解釈も可能ですよね。


【そして一線を越えてお縄になるまでが様式美】
ア:アイドルには、絶対にやってはいけないことがありますの。
白:恋愛禁止とか良く聞くけど。
天:正確には、交際がバレないようにする、じゃないですか。
ア:更に言えば、発覚しても許される下地があれば問題ありませんわ。
白:意外と抜け道が多い。
天:納税などもそうですが、バカ正直に守る方が愚かで、
 小器用に切り抜けるべきという風潮はあるようです。


【ネコ科の無駄とも言える挑戦精神が発現してるんだな】
ア:未成年飲酒や喫煙といった、
 イメージを損なう行為も宜しくありませんわね。
白:こうして見ると、肉の大食いはセーフなんだなって。
天:悟られただけで、積極的に受け入れられた訳では無いのでは。
白:限界を攻める、走り屋系アイドルと言えなくもない。
ア:白虎さんの場合、結果としてラインに挑んでいるだけで、
 意図してはいないというのが奥深いところですの。

 野生生物なんてのは試行錯誤を繰り返して、最も環境に適応したのが生き残るんですから、全てがチャレンジャーと言えなくもありません。そのくせ、ナマケモノみたいなのが居たりするんですから、人間の常識なんて薄っぺらいものだとも思わされます。


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