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 世論調査を見る限り、ここのところ、みんなの党が支持を伸ばしている様です。どうでも良いけど、言いにくいのは何とかなりませんか。略称が『みんな』ってのも様になりませんし。
 それはさておき、客観的に見て、何で支持を伸ばしているかと言えば、民主党支持層が離れ、されど自民党も受け皿となっていないということでしょう。何というか悲しい話ですよね。与党としての実績が無いことが、支持を集める一番手っ取り早い方法だって言うのも。

( ・ω・) まあ、連立の一員となったら、彼らも人気を落とすんだから、どうでもいいか

「うんうん。お酒飲みながらの一時は、淑女としては外せないポイントだよね」
 そして君は、まだ飲む気なの?
「酒飲みのことを、ウワバミって言うんだっけかな。
 ウワバミって何のことだっけ?」
「たしか、大きな蛇のことだったと思いますわ」
 成程、丸呑みするからってことかな。
「まあ、トウカ姉さんを丸々取り込んだ、ヤマタノオロチに比べればまだまだだよね」
 自分でも、何に対抗してるのかは良く分からないけど、とりあえずシスの酒癖については、今後も見守っていかないといけないと思うよ、本当。

「それで、何か面白いものはありましたの?」
「うーん、どうだろう」
 メロニーヤ様が書き記したオーブについての紙片は、確たる裏付けがあるものじゃない。余り自信満々に言って恥を掻くのもあれだから、ちょっと抑え気味に表現しておこうっと。
「とりあえず、これ見てもらえるかな」
 言って、紙片を書き写したものをテーブルに広げた。
「これは……よもや、全てのオーブについて書かれておりますの?」
 さすがはアクアさん。頭の中身は混沌としてても、ことの本質を理解する能力は高くて助かるよ。
「パープル、イエロー、ブルーは揃っておりますから、これが正しいとすれば、残りの場所は全て判明したことになりますわね」
「でも、これはあくまで、その可能性があるってだけの話だから。
 仮にその時点で正しい情報だとしても、いつ書かれたものか分からない以上、今もあるとも限らない訳で」
 唯、何も取っ掛かりがない状態から見れば、ワラよりはすがれるものなのかなって感じではあるよね。

 

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 SF小説家、星新一氏の作品に、いいわけ幸兵衛というのがあります。詳しい内容は伏せますが、主人公の幸兵衛さん、とにかく言い訳が上手いのです。とはいえ、論理的には破綻していて、後々、じっくり考えると言いくるめられたことに気付くのですが、その場の説得力だけは凄まじいものがあるのだとか。

( ・ω・) 政治家にでもなれば、大成しそうだと思ってしまった私が居る

「ただいまー」
 ルーラで移動時間が極端に少なかったから、ほんの数刻の話だったのに、気疲れが尋常じゃないのは、不思議な話だよね。
「お帰りなさいませは、奥様の専売特許だと思われますの」
 わーい、帰ってきた先も、混沌極まりないよー。
「あれ、シス。いつもみたいに唸り声あげないの?」
「なーに、言っちゃってるかなぁ。あたしともあろう人が、そんな訳の分からないことする訳無いじゃない」
 ところで、チラッと見えた褐色の瓶は何かなぁ。
 聞き込み続けるって別れ際に言ったよね? 何でちょっとほろ酔い状態なの?
「アクアさんも、ちゃんと注意してくれないと」
「難しい話ですわ」
「何がさ」
「シスさんは、わたくしより足が速いんですの」
 え、何。声が聞こえないところまで逃げた上で飲んでたってこと?
 何でそうも無駄に情熱を燃やせるのか、ちょっと分からなくなってきたよ。
「てめぇも充分、トリオ漫才じゃねぇか」
「うむうむ」
 その件に関しましては、否定出来る要素が無いから困ったものだと思うんだよね。
「それでは、儂は一旦、執務室に戻るぞい」
「あ、お疲れ様でーす」
「会見人を放ったらかしてきたゆえ、どうなっておるかたしかめねばの」
 え、えー。仕事投げ出してまで来たんですか。何か優先順位、間違いまくってる気がしてならないけど、アダムスさんじゃしょうがないか。
「姉さん、お帰り」
「リオール。実に衝撃的な話があるけど、聞く心の準備は出来た?」
「ん?」
 わ、わー。ちょっとその話は待ったー。
「ね、ねぇ。もう夕方だし、晩御飯でも食べながら今後について話しあおうよ」
「特に、異論は無い」
 ふぅ。何だか、凄く無駄な先延ばししてる気もするけど、どうしたものかなぁ。

 とあるテレビ番組で、社民党代表の、福島少子化担当相が、普天間問題に触れるに辺り、『社民党代表でもある』ことを強調し、野党の面々から『閣僚の一人なんだから、無軌道なことは言うな』と口撃を受けていました。
 うむ、たしかに、行政の長である大臣が、国会の一勢力である党首という立場を使い分けるのは、三権分立の為にも良くありませんね。何の為に幹事長が居るという話になる訳で。民主党の場合、代表が傀儡で、幹事長が本体って皆にバレバレですけど。

( ・ω・) むしろ、国民新党・下地国会対策委員長は、過労で倒れるんじゃないかってくらい動き回ってるなぁ

「うぅむ」
「シルビーさん、どうかしました?」
 いつもと違って余り口を挟んで来ないけど、やっぱりそれなりに衝撃だったのかな。
「いや、どうしてさっきからここが懐かしいのか考えていたのだけれど、もしや私は、リオールが生まれるまでここに住んでいたのではなかろうか」
「ああ、成程」
 記憶に殆ど残ってないにしても、生家なら心に響くものがあるだろうね。
「つまり、この家の財産は、今となっては全て私とリオールのもの。
 どうだ、そこの弟子、参ったか」
「爺ィを勝手に殺してんじゃねぇ!」
 ふむ。アクアさんの言うツンデレの意味は未だに分からないけど、とりあえずクレインがメロニーヤ様のことを好きなのは理解出来たよ。
「とりあえず、家財産の所有権も確保したことだし、リオールに伝えてあげようと思う」
「あー、いや、うー、あー」
 ちょ、ちょっと待って。その件に関しては、色々と複雑な事情が絡み合ってるから、もう少し様子を見てから――。
「女の相手は……疲れる……」
 あ、クレインはクレインで、精も根も尽きたみたい。ぐったりとうなだれちゃったよ。
「女性なんて僕達とは別種の生き物みたいなものだから、真面目に考えると一生掛かるテーマだと思うよ」
「てめぇのその達観は、何処から出てきやがんだ」
 シス、アクアさん、トヨ様、シルビーさんと、ヘンテコ極まりない女性と付き合い続ければ、誰でもこうなると思うんだけどなぁ。
「ま、とりあえずちょっと収穫もあったし、一回、ダーマに帰ろうか。
 あ、詰まったら又ここに調べに来ようと思うから、僕が来ても入れるように調整し直しといてね」
「私も、私も」
「てめぇら、好き放題に行ってんじゃねぇ!」
 奥深い山中にクレインの叫び声が響き渡った。
 将来、頭の血管が切れて死にそうだななんて、凄く他人事なことを思っちゃったのは内緒だよ。

 

 その昔、ナガタチョウというところに、『セイケンコウタイ!』と鳴く鳩がおったそうな。とある時は、『コクサクソウサ!』や、『ジミンノセイ!』とも鳴いておったそうじゃが、最近では、『ユウアイ!』や、『イノチ!』と連呼する様になったらしいぞい。

( ・ω・) ゴルゴ松本でも、参考人として呼んでくればいいじゃない

「あくまでも伝え聞いた話じゃが、そやつらは悪い噂の多い領主や商人しか襲わないらしいぞい。その上、集めた財宝は戦災孤児を養う為に使っておるとか。それ故に、村と呼ばれている訳じゃな」
「いわゆるところの、義賊ですか」
 うーん。何処かの義賊モドキに聞かせてあげたい話だ。いや、何だかんだで盗みは悪いことなんだけどさ。
「そのお宝の中に、赤――レッドオーブがある、と」
 ありえない話では無いよね。この情報の真偽がまずあやふやだし、例え正しくても、今もあるとは限らないんだけど。
「でも、サマンオサの南、か」
 世界地図を頭の中に思い浮かべて、取るべき進路を想定してみる。
 うーん。やっぱり、ジパングへ引き返して大海を渡るルートになっちゃうなぁ。殆ど世界を半周する訳だし、直通で行くくらいなら、他にも寄って色々と情報を集めながら――でも、入れ違いで売り払われたりしたら目も当てられないし。
 一方のテドンも、バハラタ経由でネクロゴンドを大きく迂回しないと行けないから、殆ど世界を半周する計算だ。
 三つ目のネクロゴンドは、バラモス城直下で危険な匂いしかしないから、もう少し外堀を固めてからってことになると思う。父さんが行方不明になった場所で、行ってみたい気持ちが無い訳じゃないけど、シスやアクアさん、それにアントニオさん達を軽い気持ちで巻き込む訳にはいかない。
「ん? そっか。クレインにルーラで連れてって貰えばいいんだ」
「だから、人を便利な足代わりにしようとしてんじゃねぇ!」
 使えるものは、十五歳になったばかりの若造でも勇者として使うのはアリアハン人の特徴だもの。
 あ、自分で言ってて、ちょっと悲しくなってきた。

 自民党の定年制が取り沙汰されていますが、老人政治家、マジうぜぇ。選挙区で勝てる能力も無いくせに、何が特例適用だよ。70過ぎて国家の中枢で働きたいなら、新党立ち上げて衆議院で五議席くらい確保すればいいじゃない。去年までの公明党や、今の社民党、国民新党を見れば分かるように、小政党でも立ち回り次第では充分に影響力を発揮出来る訳ですよ。
 結局、自民党という大樹が無ければ只の雑魚という事実を、認めたくないだけなんでしょうねぇ。

( ・ω・) 選挙は戦争。知勇なき者は生き残れぬのよ

「或いは、父はイエローオーブを含めて全ての所在が分かってから動こうとしていたのではなかろうか」
 既に父呼ばわりだし、適応力高いなぁ、この人。
「ま、真偽の程は分からないけど、次に何処行くかは決めてないから、良い指針にはなるよ。
 それにしても、ネクロゴンドはバラモス城の直下。テドンは……ポルトガの南にある土地だっけ?」
 あの時は、北上ルートでレイアムランドに行ったから、良く知らない場所だなぁ。
「この、海賊の村って何?」
 世情の不安定さを受けて、世の中に山賊、海賊、湖賊といった賊の類が跋扈しているのは知っての通りだけど、賊の村っていうのはなんだろう。
 そもそも、賊が成立する為には、真面目に生計を立ててる民衆が必要な訳で……何だか、悪政しまくってる領主なんか賊と大差ないなんて思っちゃったけど、とりあえず置いておこうっと。
「うむ、それは噂の海賊団のことに違いあるまい」
 あ、おはよう、アダムスさん。
 シルビーさん達の問題について、この厄介な人にバレなくて良かったかなって思うよ。
「何故じゃか急に睡魔が襲ってきてな。じゃが、一眠りしたお陰で頭もスッキリじゃわい。今なら、ダーマ・スキャァニィングも、通常の三割増し程度に使いこなせそうじゃ」
「そのまま、すっきりこの世からオサラバすれば後腐れなかったろうにな」
 クレインの、真っ黒な冗談も端に置いておくことにして、と。
「それで、噂の海賊団って言うのは」
「儂も話を聞いただけなのじゃがな。サマンオサの南を根城とする大規模海賊集団がおるらしいのじゃ」
「物騒な話ですね」
「必ずしも、そうとは言えん」
「と言いますと?」

 



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