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 昨日今日と自民党が委員会を欠席していますが、これって選挙的な意味では微妙な線なんですよね。去年までは民主党も良くやった戦術ですが、大勢には影響ありませんでしたし。本当、野党って出来ることが少ないなと思わされます。

( ・ω・) まあ、だから『野』党なんだって、話もなくもないですよね

「あぁん? てめぇ、その面、やっぱ誰かいやがんな」
 どうでも良いけど、お師匠さんは人間心理を読む能力は、限りなく零に近い。
「ちきしょー。俺なんか兵士時代に結婚しても良い女が居たってのによぉ。
 『あんたの将来はバブルスライムより安定性がない』とかなんとか言いやがって。今でも一人もんだってのによ」
 あれ、どこら辺で愚痴を聞くっていう主旨に変わったんだっけ。
「何にしても女は、男の俺らから見れば下手な魔物より恐ろしいからな。深みにだけは嵌るんじゃねーぞ」
「大丈夫です。概ね、理解してるつもりですから」
 どことなく、ニュアンスの違いを感じながらも、敢えて聞き流すことにした。
 大人と付き合うのは、同性であろうと女の子並に骨が折れる。そんなことを思う、旅の中の一日だった。

 建前上、アリアハンの北東に位置する二つの大陸はサマンオサの領地ということになっている。だが王都が山に囲まれている上に、北方、南方、共に独立した民族が多数ある為、実質的な支配域は半分にも満たない。
 その少数民族が単独で自治を維持出来れば、それはそれで問題ないとも言えるのだが、魔王軍に依る情勢不安を受け、人心は揺らいでいた。当然の如く治安は悪化し、略奪の類も頻発し始める。だが地方の領主や豪族もさしたる対策を講じることもなく、むしろ助長し上前をはねる有様であった。
 そんな折、大陸の南端近くに、一つの勢力が台頭し始める。その集団は海賊自称し、たしかに略奪行為を行っていた。だが、一般人への被害は限りなく零に近く、又、悪銭を溜め込んでいる船舶ほど被害が大きかった為、地元での認識は義賊という方が近かった。

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 トヨ様が十歳児になった理由。そもそも、ヒミコの年齢は何歳だったのだろうか。大巫女即位時十五歳で、十年後二十五歳くらいじゃないかね。後継者ってことは、ヒミコより年下だろうなぁ。でも、二十歳前後枠はアクアとトウカが埋めてるし、十五歳前後も、シスとシルビーが居るからなぁ――。

( ・ω・) どうしてこうなったと、言い訳する理由も特に無いよ!

「う…うぅん……」
 ジパングを出立して、早数週間が経過していた。僕は日課である素振りを終え、特にすることもなくて甲板に寝転がって空を見上げていた。世間的には既に冬に近いんだけど、この航海で取ったルートは、世界の中心線だ。基本、四季の概念が乏しく、陽気としては常に夏に近い。海風と相まってそう不快な気分にはならず、何とはなしに、雲の動きなんかを見詰め続けてみる。
「なーんと言うか、さ」
 不意に、一服ついていたお師匠さんが声を掛けてきた。
「お前って、若者らしく無いよな」
 それが愛しい弟子に対して言う台詞ですか、師匠。
「具体的には、どういったところがですか」
「とりあえず、その何でも論理的に解釈しようとするところだ」
 そりゃ、何と言いますか、自ら墓穴を掘ったもんだなと思います。
「他にもだな、旅の仲間が年の近い女二人だってのに、特に粉掛ける気配もない」
「一応、僕はバラモスを倒す為の旅の最中なのですが」
「英雄色を好むとも、旅の恥は掻き捨てともいう」
 それは、海の男が言うとシャレになってないと思うんですけど。
「基本的なとこだが、お前、男として大丈夫か?」
「何ですか、そのいわれなき批判は」
「それとも、誰か特定の想い人でも居るってのか?」
「……」
 言われて、つい返答に詰まってしまう。
 僕は、誰かを大切にしたいと思う気持ちは分かる。それは家族に対して今も抱いているし、トウカ姉さんに感じていた淡い気持ちも、今にして考えれば似た様なものだったんだろうと思う。
 じゃあ、人を好きになるってどういうことなんだろうか。トヨ様に求婚と思しきことはされているけど、僕の中ではまだ消化しきれていない。

 

 月読之命という神様は、古事記、日本書紀に於いてその記述が殆どなく、又、家族についての情報も、三貴子の一人であると言うこと以外ありません。まあ、デフォルトで未婚ってことなんですが、うちの月読と結婚出来る奴は、相当の人格者というか、性格破綻者というか。
 ドMの可能性も考えたんですが、あれじゃないですかね。宗教によくある、現世で苦労した者ほど、あの世や来世で報われるっていう苦行的な。

( ・ω・) ここまで書いて、凄く酷いことを言ってないかと気付いてみた

「尤も、生きておる限り、追われる身であることも事実じゃがの」
「まー、あんま死ぬ気も無いんで何とかして返しにきます」
 こういう言い方をするのが正しいかは分からないけど、魔王が居て、それと刺し違えるのには何の美学も感じない。魔王の目的が人を苦しめられることだというのなら、少なくても死んだ勇者と周りの人は不幸だろう。結局、生きて帰らなければ、完全な勝利なんて言えないんだ。
 だから僕は、父さんと兄さんを諦めない。トウカ姉さんを含めて、全員がアリアハンに帰ってこそ、僕達は魔王バラモスに勝てたと言えるんだろうと思う。
「うむ、余もこの年で後家になるのは、流石に参るでのぉ」
 あれぇ。何だか、思った以上に関係が進んだりしてませんか?
「では宴もお開きとするかの。このまま寝かせたのでは、身体に良くあるまいて」
「あ、はい」
 ところで、シスとアクアさんって、どうやって運べば良いの?
 自慢じゃないけど、僕に引き摺るだけの腕力があるかは微妙だよ。
「心配せずとも、近習に送わせるわいな。お主に力仕事を頼むほどに不明ではない」
 何かフォローされてるようで、物凄く馬鹿にされたっていう解釈で良いんですよね。
「どうじゃ。折角の晩じゃし、閨を共にするかの」
「まー、何て言いますか、そういうことを僕以外に言わないっていうんなら、嬉しいと言えば嬉しいですけどね」
「軽くあしらわれてしもうたかの」
 何とはなしに身についたスキルの一つ。結局、女の子の本気度なんて僕には分からないんだから、こっちもはぐらかしていけば良いかなぁ、とか。
 そんなことばかりしてたら、ここ一番で悲惨なことになりそうな気もするけどね。

 作品中、えらく生き生きと動き回るトヨ様を見てふと気付く。あれ、ひょっとして中身が似てる武則天って、コントじゃなくて、シナリオ向きのキャラクターだったんじゃないのか。だとすれば、何と言うか、不幸な話と言えば不幸な話ですよねぇ。

( ・ω・) 連載開催後、四年も経って気付く辺りが、流石は俺って感じだよね

「まあよい。待つ女というのも趣があって悪くはないものじゃ。国事に忙殺されておれば、いずれ魔王打破の報を聞くことになるであろう」
「ぜ、善処します」
 最近、期待を掛けられても、受け流しきれずに曖昧な返事をしてしまうことがあるのは、僕の中に何か変化があるからなのかなぁ。
「じゃが、何も無しに時を刻むというのも芸が無い。ここは一つ、担保でもとっておこうかの」
「担保、ですか?」
 はて。何か愛用の道具でも渡せば良いのかな。パープルオーブをお目こぼしして貰ったし、それくらいは構わないと言えば構わないんだけど――。
「本来ならば口づけと言いたいところじゃが、嫌々されても居心地が悪いでの」
「……」
 さらりとこんなことを言える辺り、五つ六つ年下とはいえ、女性という奴は本当に末恐ろしい。
「そうじゃの。これを預けるとするか」
「ん?」
 言って、トヨ様は身につけていた首飾りを外して僕に手渡してきた。
「何です、これ?」
「神代の頃、これなる国を産みたもう地母が眠りし霊山より切り出した珠玉を削りて――お題目はともかく、要は国宝じゃな」
「マジですか」
 言われてみると霊験あらたかで、おごそかなものに見える辺り、僕の器も知れたものだと思う。
「どうじゃ。これを返しに来ぬ限り、余とお主と国賊となってしまうことを理解出来たかの」
 成程。これは間違いなく、『担保』と呼ぶに相応しいものだ。
「無論、余は手渡し以外、認めぬでの。翼を使うなどの横着は許さぬぞ」
「りょ、了解です」
 流石はトヨ様。そういう小手先の揚げ足取りなんて、真っ先に潰してくれますね。

 久々にセンセーショナル・エレクションを読んでみたのですが、茜と千織の関係が、完全に、小沢と鳩山なんですがどうしましょう。いや、割とマジで。
 そして、少なくても一年以上前に書いたものなのに、どう考えても現政権を揶揄してるとしか思えない描写がチラホラと。民主党、どんだけ古臭い政治やってんだよと、改めて思わされました。

( ・ω・) 自民党の産廃と、社会党の外れクジで構成されているんだから仕方が無いか

「ちょっと寒いですね」
 トヨ様の隣に立ち、外の風を直に浴びると、思わずそんなことを口にしてしまう。ちょっと、今の今まで寝入って冷え切った身体には辛いものがあるかなぁ。
「もうじき冬じゃ。寒ぅなるのは、至極当然の話じゃろうて」
「うーん、でも旅をしてて、季節の移ろいより早く気候が変わったことが何度もあって、どうもそこら辺の感覚が曖昧になってます」
 ポルトガからレイアムランド、ランシールにバハラタ経由でジパングへやってきた時なんか、その象徴的な事例だ。
「余はジパングに生まれて十年、ジパングはおろかこの都からそう離れたことも無いでのぉ。話に聞くだけでは、今一つ分からぬわ」
「あ、でも僕も一年前に旅立つまではそんな感じでした」
「うむ。いずれ特使や親善の名目で回ろうと思っておるが、当面は叔母上の一件で揺らいだ国内を纏めねばならんでの。口惜しいことじゃ」
 勇者として、もっと大きなことをやらないといけない立場なのに、何だか凄くスケールがでっかいなって思っちゃったよ。
「その時は、アリアハンにも寄って下さいね」
「何を言うておる。ヌシはその折、余のぼでーがーどとして側におろうが」
「……」
 ん?
「ま、まー、それはそれとして」
 というか、軽く流さないと残念なくらいに話が進まない訳で。
「とりあえず僕達は、世界の反対側に行ってきます」
「心寂しきことよの。ジパングには当分の間、やって来れぬのであろう?」
「多分、そうです」
 もちろん、キメラの翼やルーラを使えば、一度立ち寄った場所なら何処へなりとも行くことは出来る。だけど用も無いのにそんなことをするのは旅の筋を曲げてしまう気がして、躊躇われるものがあった。

 



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