2010
小沢幹事長が、件の収支報告書うんたらで、また不起訴になったそうです。総理風に言うのであれば、『(検察の)一刻も早く強制起訴すべきという熱い思いを頂いた』といったところでしょうか。完全に、参議院選前起訴コースの様な。一方では、審議中の法案をほっぽりだして、7・11という最短参議院選コースを選ぶという文字通りの姑息な戦術を取ってきたりしてますし、どうなることやら。
( ・ω・) まあ、ここまで来たらジタバタせず、良識ある国民の審判を仰ぎたまえ
「死んだり死なないでよ。一応は姉弟子として、心配くらいはしてあげるからさ」
「大丈夫、大丈夫。あたしはバラモスが世界を滅ぼしたとしても、最後に死ぬ人間になるって決めてるから」
一応は、勇者の仲間としてその考え方はどうなんだろうか。まあ僕も、この戦いで死ぬ気はさらさら無いんだけどね。
「うぉぉい、そろそろ船が出るぞぉ」
「お別れは寂しいでやんす。でも、この海賊団を辞めるつもりは無いでやんす」
聞くところに依ると、何年か前、まだ先代のお頭が健在だった頃、スティーブさんは野垂れ死ぬ寸前まで行ったんだとか。そこを拾ったのがトランスさんなんだってさ。そりゃ、ちょっとやそっとくらいのことじゃ、恩返ししきれないよねぇ。
「そうそう。あんたはあたしが年老いて死ぬまで扱き使ってあげるから、覚悟しなさいよ」
「痛いでやんす。背中をポンポカ叩かないで欲しいでやんす」
ま、楽しそうは楽しそうだし、あれはあれで関係として成立してるんじゃないかな。
「それじゃ、またねー! 元気でやんなさいよー!」
「うん、そっちもねー!」
段々と、小さくなっていくトランス海賊団の面々に、手を振り返す。次にこの場所を訪れた時、一体、どんな変貌を遂げているんだろうか。人間にとっての未来は、希望に満ちたものであると信じたい。
「あーあ。これでトランスとも、しばらくお別れかー」
「あれ、シスにしては、随分と感傷的だね」
「まねー。あんなんでも一応、同じ御飯食べてきた間柄だし、少しくらいは思うこともあるよ」
2010
一部で、小林千代美議員が議員辞職の方向で動いてることが報道されました。えー、今更ですかー。ってか、辞めると今度は総理と幹事長に飛び火するんで、辞めるに辞められなかったような。わざわざ参議院選前に再燃させなくても。ああ、また仕分けの影が薄くなる。
( ・ω・) たまに、わざとやってるんじゃないかって、本気で思っちゃうよ
あの戦いで何かが芽生えたのか、お師匠さんはエンリコにポルトガ流の剣術や体術を教えることにしたらしい。いや、やっぱりどう考えても、意味が分からない。
「なぁに、心配するな。こいつは単に頭がド真っ直ぐ過ぎて、海賊という生き方に何の疑問も持たなかっただけだ。人が人と関わっていくことの素晴らしささえ知れば、もう誤った道は歩きやしないさ」
「そういう言い方すれば、聞こえは良いですけどね」
とはいえ、生活の不安定さと教育の貧困がここ一帯の海賊業を盛んにしてしまった一因なんだから、必ずしも間違っちゃいないんだけどさ。だけど、そんな重い問題を全部抱えられるかと言われると、全く自信が無い訳で。
「んじゃトランス。そろそろ出るみたいだけどさ。あたしが居ないからって枕濡らしちゃダメだかんね」
「誰がそんなことするのよ!」
「あ、それと寂しいからって、この年で人の寝床入ったりしたら、色々と洒落にならないからね」
「それは、シスの方でしょうが!」
結局、何だかんだでこの二人は姉妹みたいに仲が良いってことでいいんだろうね。実の兄弟は兄さんしか居ない僕には、今一つピンとこないんだけどさ。
「ま、あたしとしちゃ、国造りとか、トランス程度にゃちょうどいい目標って感じもするんだけどね」
「言ってくれるじゃない」
「そりゃ、あたしは世界を股に掛けた大義賊だからね」
シスの見解だと、世界トップクラスの義賊の方が一国の領主より格上なのね。まあ、国って一言に言っても、ピンキリと言えばそれまでなんだけどさ。
2010
最低でも県外が辺野古に舞い戻り、桟橋案が埋め立てへと舞い戻った普天間政府案ですが、今月28日に、政府方針を決定するそうです。あくまでも閣議決定じゃなくて、総理発言で。
え、何それ。3日でカタをつけるってことですか。『三分間待ってやる』思い出しましたよ。何、その上から目線。何か、
紙面には、体裁を整えたい考えとか書いてあるんですが、何も整ってませんよね。半分くらいの日本人が、五月決着しなかったら総理やめろって言ってるんですし、『民意』を大切にする総理は、当然、解散まで視野にいれてますよね?
( ・ω・) しかし、マジで民意って言葉を発しなくなったよなぁ
だけど、志は高くても事務的な部分というか、細かい処理が苦手なトランス海賊団に、ホセは必要な人材だと思う。厄介払いの口実っていう気がしないでもないけどね。
その他、元カルロス海賊団千名が進んだ道は様々だ。血の気の多い、いわゆる武闘派の百名程はトランスさんの直下に再編されて、これからも海に出ることになる。書に強く、頭脳労働向きの五十名はホセの下で陸に残り、長期的な生活設計や揉め事の仲裁なんかを担当する。残りの八百名余りは、農業や近場の漁業で生計を立てることを目標とするらしい。当面の生活費はカルロス海賊団の備蓄を切り崩すことで賄うとか何とか。一日も早く、本当の意味で独立出来れば良いと思う。
カルロスとヘラルドは、地下の獄に繋がれている。カルロスはあれで信奉者がそれなりに居るようで、担ぎ上げられる可能性を考えると、一定の人心掌握をするまでは暫くはこうせざるを得ないという判断だ。ヘラルドに関しては、その手の人間が全く居ないんだけど、何しろ一人では動けないもんだから、まずは痩せさせないといけないみたい。
あー、そうそう、もう一人の元幹部エンリコについてなんだけど――。
「よー、これから出航だってのに、何しみったれた顔してんだ」
何故だか、僕達の船に乗り込むことになっていた。
「割と本気で経緯が分からないんだけど」
「何を言ってやがる。こいつの身体能力は大したもんだから、俺が仕込めばかなりの使い手になると言ってやっただろう。言うなれば、お前の弟弟子だぞ」
「だから、そういう結論に達した思考回路が分からないって言ってるんです」
2010
しかし五月末も近付いてきた訳ですが、折角、普天間潰しにと仕分けをぶつけてきた仕分けが本格的に空気ですね。まあ、無駄遣いを削るのは大事ですが、約束を守れない人がトップじゃ、誰も組織としては信用しませんよねぇ。しかもその削り方が余りに偏ってますし。競輪に食いつくんなら、競馬やパチンコに切り込んでみろよ。
( ・ω・) 所詮、利権構造が自民から民主へ移っただけという、切ない話だねぇ
「んじゃ、あたしもこれで。折角だからカルロス殴ってやろうかなって思ってたけど、意識無いんじゃ楽しくも何ともないしね」
うわー、トランスさんまで、僕を置いてきぼりにしないでってば。
「師匠! これから、宜しくお願いします!」
人生、何処で何がどうなるか分かったもんじゃない。そんなことを、本気で思わされてしまったよ。
◇
「それじゃ、レッドオーブは頂いていきます」
あの戦いから数日、大まかな後処理が終わったということで、僕達はこの地から旅立つこととなった。
かなり深入りしちゃったけど、そもそもの目的はこの真紅の宝珠だ。初めて自分の力で手にしたオーブだけに、トランスさんに手渡された時は、ちょっと感涙しかけちゃったよ。
「むー。すっごい気に入ってたんだけど、約束だししょーがないか。
それ持ってるだけで子供達のお腹が膨れる訳でもないしね」
何はなくても、子供達の心配か。今は単なる義賊の集団だけど、いつの日かいい領主になるやもね。
「この土地が、人々にとって住みよい場所になればいいですね」
「その為にも、ちゃっちゃとバラモス倒しちゃってよね。幾らあたし達が頑張ったところで、そっちがポシャっちゃ意味ないんだから」
で、出来うる限り善処の方向で、検討させて頂きたいと思います。
「師匠! 別れは辛いけど、俺はこの地でやっていきます!」
「う、うん、頑張ってね」
あの後、あの手この手で説き伏せて、ホセをトランス海賊団に残すことに成功した。たしか、『まともに人に誇れる仕事を成し遂げない内に門下に名を連ねさせるつもりはない』とか何とか、適当なことを言ったような。場の勢いって、怖いと思う。
2010
ちょっと前にも書いたと思うんですが、普天間移設案についての政府案というものは、社民党が居る限り閣議決定されるはずがありません。ちょうどそれが噴出してきたところみたいですね。
それに対して平野官房長官は、『閣議了承の要らない総理発言で良いんじゃね?』とか言ったとか何とか。おいおい、それじゃ連立組んでる意味ねーだろうが。そこまでコケにされたら、社民だってキレますよ。まあ、あそこに与党を捨てられる程の器量があるかは不明ですけど。どうも抜け出す気は無いっぽいですが。
( ・ω・) しかし捨てるだの捨てないだの、男女関係じゃないんだからさ