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 脱小沢は支持率を上げる魔法の言葉。そんな風に信じていた時期が政府与党にもありました。まだ信じてるっていう説もありますが。そりゃ、6月と9月に一時とは言えあれだけ上がればすがってみたい気持ちも分からないでもないですが、確実なのは、どういう方法で統計を取ってるか怪しい支持率調査より、選挙結果でしょうに。選挙権を有し、選挙に行く層の動向が、恐らくきっと丸分かり。そして民主党は、2月からこっち、ずっと負け続け。諦めろ。もう、民主党自体が見捨てられてるんだ。

( ・ω・) それが受け入れられないなら、今すぐにでも自決の用意を整えるべきだ

「ではアレク。一緒に行ってもらおうか」
 はい、やっぱりこの人も、頭の配線がおかしかったですよ、と。
「どういう思考経路を経てそういう結論に至ったのか、とりあえず伺っておきます」
「十年振りに親父に会うというのに、家族だけだと落ち着かんだろうが」
「僕の倍近い年齢を重ねていて、しかもその図体だというのに、何を子供みたいなことを言ってるんですか」
「男など、死ぬまでバカを繰り返して生きていくものだ」
 この言葉だけ切り抜けばそれなりに格好いいんだけど、前後の文脈のせいで台無しなのは、会話の中では良くある話だと思う。
「まあ、ルーラを使えば、パッと行ってくることはできますけどね」
 乗り掛かった船だし、付き合わなきゃしょうがないのかなぁ。ノアニールも一年半ばかり御無沙汰で、どうなったか知りたいって言えば知りたいし。
「おぉ、引き受けてくれるか」
「と言うか、断ったら僕が悪者みたいになるんですが」
 何で一児の父親のボブさんより、僕の方が大人にならなければならないのか、世の中には全く以って不可解な点が多い。
「はっはっは。細かいことを気にしてはいけない。男の子はもっと大らかに生きるべきだとは思わないかね」
 その大らかさのせいで今回の一件を引き起こしたんじゃないかと、言っていいのか、僕にはちょっと分からないです。
「それじゃあ、早速明日にでも行くとしよう。なぁ、メアリー」
「ええ、そうですね」
 やれやれ、想定してない予定が入っちゃったけど、グリーンオーブもすんなり手に入ったし、一日か二日くらい良いかな。

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 聞くところによると、民主党が今度は、たちあがれ日本と連携を模索してるそうです。ここまで来ると、国会議員であれば、犬や猫でも連立しそうな勢いですね。まあ、犬は屈服させれば素直に賛成ボタンを押してくれるでしょうが、猫は怪しいですよね。そういう話じゃ無いですか。え、犬猫の方がまだマシだって。いやん、本当のこと言っちゃだめん。

( ・ω・) 本気で論理的に崩すのもアホらしい与党って、流石にしばらく現れないんじゃないだろうか

「お母様が目覚めた時、見た目が私とほぼ同年代になってるやも知れないという話になりますよね」
「……」
 そーだった。この人の感性は、僕の様な常識人よりも、アクアさんに近いんだった。まともな論理が通じる訳が無いよ。
「そういえば、ウォルスさんから一つ伝言が」
「親父から?」
「『てめーらの若さでどれだけの迷惑を掛けたと思ってんだ。一発ぶん殴ってやるから歯を食いしばれ』」
 あれ、大体の意味は憶えてるんだけど、こんなんだったっけ。流石に一年半ともなると、事細かには厳しいよなぁ。
「成程、分かった。俺も男だ、親父がそういうのであれば、甘んじて受け入れよう。さぁ、俺を殴るが良い」
「いや、少し落ち着きましょう。そりゃたしかに、言葉通りに受け取るなら殴んなきゃなんないんでしょうけど、本当に、それで良いんですか。極端な話、僕の拳とボブさんが痛いってだけで、何の根本的な解決にもなりませんよね」
 ボブさんはそれで満足かも知れないけど、僕の方が全く納得出来やしない。
「すると、どうしろと?」
「やっぱり、ボブさんが実家にお帰りになられて、ウォルスさんにぶん殴られるのが一番かと」
 かなり小柄なウォルスさんと、ガチガチの肉体派であるボブさんとじゃ、綺麗に一発入れるのは難しいだろうけど、ことの本質はそこじゃないはずだからどうでもいいや。
「たしかにそれが、道理というものやも知れんな」
「御理解頂き、ありがたくおもいます」
 何しろ、今まで会ってきた人は、ことを提案すれば引っ掻き回す人ばかりで、こう素直に話を聞いてくれる人は割と稀有だ。

 アメリカは、民主党と共和党の二大政党制度が根付いて久しく、今は大統領を民主党オバマ氏が輩出し、議会は共和党が多数派を占めてる状態なんだそうです。これでも、それなりに回るのは、政権交代がしょっちゅう起こるからってのが大きいんでしょうね。人材も、それなりに分散してますし、現実的な落とし所を画策しますし。そもそも、日本に二大政党制が合ってるかという議論すら煮詰まってないのに、90年代の新党乱立の時に動き出したまんまの勢力図というのが情け無いと言うか何と言うか。人材を二分し、利権を二分し、体質が腐らない程度に与野党が入れ替わっていくのが理想的な二大政党制なのに、好き嫌いや有能無能でしか語れない今の日本政治は、やっぱり相当レベルが低いのかも知れません。つーか、軽い奴隷体質の日本人に、二大政党制は無理だと思うのも又、事実ですが。

( ・ω・) 江戸時代の安定っぷりからして、その血筋は否定しても始まらないんじゃないかな

「ジョン君は、席を外して貰っていいですか」
「うん?」
 正直なところ、この話は業が深すぎる。直接の関係が無いといっても、子供に聞かせていい話かは、両親の判断に委ねるべきだろう。
「という訳だ、ジョン。ここからは大人のフィーバータイムだ。部屋に戻っていなさい」
「んだよ、それ」
「では、わたくしがお話の相手をさせて頂きますわ」
「お、おう」
 成程、流石は父子。まださして目覚めてはいないようだけど、将来は相当な女性好きになりそうだ。
「それで、ですね」
 僕は、ジョン君の部屋の扉が閉ざされたのを確認した上で、ノアニールに関して知りうる全てのことを、包み隠さず語った。ボブさんとメアリーさんの駆け落ちに激怒した女王様がその力でノアニールを眠りに就かせたこと。難を逃れたボブさんのお父さん――ウォルスさんが、謝罪の為、十年、人里から離れて生活したこと。僕の兄である勇者アレルが五年程前に、一族の宝である『夢見るルビー』を見付け出して、眠りから目を覚ます魔法を掛けておいたこと。そして一年半前、恐らく僕の魔力に呼応して魔法が発動して、ノアニールの人達が目覚めたこと。自身の激情を見詰め直す為、女王様が一時の眠りに就いたこと。全ては、この二人の若さが招いた過ちを端に発している。もちろん、責は関わった全ての大人にあるのだけれど、まともな神経をしていれば、重く受け止めないはずがない。
「そうか、ノアニールはそんなことになっていたのか」
「……」
 さしものメアリーさんも、ことの重大さに言葉が無いようだ。

 一票の格差が最大五倍程度あった、参議院の選挙制度刷新が取りざたされています。現行制度は、各県に人数を割り振った選挙区制度と、非拘束名簿式の全国比例の二本立てですが、新案では、全国を9ブロックに分けての比例制度のみなんだそうです。形式は非拘束名簿式。非拘束名簿式は、理想的に働けば悪くない選挙制度なんですが、谷氏みたいなのが受かってしまう現状を考えると、考えてしまうところもあります。余り目立たないけど、折衝や事務系は強い政治家とかは不利ですし。選挙制度は、何処まで行っても一長一短ですなぁ。ってか、9ブロックなんかに分けられたら、今回比例で1つ2つ確保するのにヒイヒイ言ってた社民、たちあがれ、改革なんかは死滅するんじゃ。それなりのスパンで、結局は中堅以上の政党だけ生き残らせるという策略なんですかね。その前に民主党が消滅しそうですが。

( ・ω・) まあ、死票が極端に減りそうなのは、一応は一長としておこうかね

「アレクさん、先程から、何を言おうとしてるのですか」
「は?」
 空気を読むという言葉からは一番縁遠そうなメアリーさんの言葉に、毎度の頓狂な声が漏れた。
「メアリーはそこまで明確では無いものの、不思議な力があってな。俺が隠し事をしても、概ね見破られる。恐らく、完全に発現すれば、何かやましいことがあるなどという曖昧な形ではなく、今、何を思っているか、そして自身すら気付いていない、心の奥底に眠ることまで読み取れる様になるのだろう」
「いや、それって、夫婦の間には良くある話なのでは」
「笑える話だろう?」
 笑ってあげるのが優しさなのか、笑わないのが優しさなのか、人生経験の浅い僕にはちょっと分からないです。
「この人の言うことは大袈裟ですが、たしかに私は少し心の機微が分かります。もちろん、そんなに大したことはなくて、何か変だなくらいしか分かりませんけど」
「それって、女性は標準装備してる特殊能力じゃないんですか?」
「やも知れません」
 男の僕からすると、本当、女性って奴は読心術を使えるんじゃないかってくらいこっちのことを読み切ってくる。アクアさんも、あのニコニコ顔の裏で、僕の色々な心の揺れ動きをどう査定してるのか、分かったもんじゃないのがたまに空恐ろしくて。
「それで、何がどうなさったんですか? 私達の故郷のことでしたら、出来ればお教え頂きたいのですが」
「あー、うん、えー」
 ああ、もう。こうなったら腹を括ろう。やっぱり、この縁は責務を果たせっていう天啓に違いない。

 今日は、楽しい皆既月食~♪
 まー、楽しいかどうかは知りませんが、年頭からわくわくしてたってのに、何で関東はピンポイントで雨なんじゃ、ボケェ! と言っても、昨日、テレビで見かけるまでは忘れてたんですが。それでも、それでも、ワオォォン。

( ・ω・) いかん、何を書いてるのか、自分でも分からなくなってきたぞ

「俺も特に大した力はねーな。混血だからか、単に才能が無いのか、それとも発現してねーのかまでは知らねーけど」
「人生とは、どの様な能力を持つかが大切なのではない。如何に生きるかが肝要なのだぞ、ジョン」
「んな大袈裟な話はしてねーよ」
 しかし、本当、仲の良い父子だよね。魔王軍なんて厄介な問題が無かったら、僕もこんな家族であれたんだろうかと、益体もないことを考えちゃうよ。
「んで、その女王様――俺にとっては婆ちゃんの話なんだけどさ」
 それはそれとして、三十路前にしか見えないあの女王様に、こんな大きなお孫さんが居るというのは、やっぱり違和感が甚大だ。
「何かすげー力とか持ってたのか? 怒ったら地面割れるとかさ」
 おぉ、良いぞ、ジョン君。そっちの方向で話を広げるんだ。まあ、仮にそんな力があったとしたら、ノアニールは完全にこの世界から消滅してたんだろうけどさ。
「さぁ? お母様は殆どその類の話はしなかったし、才能が無かったか、余り好きじゃなかったかのどっちかだと思うけど」
 ええええ、メアリーさんが女王様の能力を知らないっていうのは、想定してなかったな。尤も、御家の事情に差はあれど、僕も父さんの能力を全部知ってるかと言うと、伝聞でかなりあやふやなんだけどさ。
「そりゃもう、女王様っていうくらいだから凄いに決まってるじゃない。無益だからやらないってだけで、その気になればきっと天下狙えるくらいだね」
 娘さんでさえ知らない女王様の特殊な力を、僕達が知っているというのは不自然といえば不自然なので、ちょっと遠回りをしてみよう。何だか、益々ドツボに嵌ってる気もしないでもない。



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