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 猫でも分かる戦国時代が泥沼化した理由。
 応仁の乱やらが起こる→室町幕府の求心力がガタ落ちになる→小競り合いが多発する→生産力が落ちる→領民を養うために略奪をする→部下への報奨の為に土地が要る→侵略戦争する→幕府にそれを収める力はない→侵犯されてやり返す→国が千々に乱れていく。
 何という見事な悪循環。まあ、世界中、どの時代でも、程度の差はあっても、戦乱の世ってのは大体、こんな感じで酷いことになっていくみたいです。現在進行形のところもありますし。中央の求心力って、大事だよね。

( ・ω・) 貴様、あのデコボクロを思い出したな!!

「いや、ちょっと待って下さい。一応、僕達にとって第一目標はバラモスの討伐なんですよ。そりゃ、旅の途中で出会った方々に関しましては色々と感謝してますし、いずれ恩返しを――バラモス倒してきた後じゃダメですか?」
「君達がやられたらどうする」
「縁起でもないこと言わないで下さい」
 普通、思っても、そこは伏せるでしょうが、大人なら。
「ですが考えてみましょう。たしかに、話の流れで行っても良いかなぁみたいな雰囲気になったのは事実です。ですが僕が、はっきりと行くとは明言したでしょうか、いや、していない。しかも明日というのはあなた方二人が設定したもので、僕は敢えてここで、期日未定を提案したいと思います」
「中々、理屈の多い小僧だな」
「魔法使いだからねー」
 僕って名目上、勇者じゃなかったけ。自分で言う分には良いけど、人に言われると、たまにしっくりこないんだけど。
「坊主。話を聞いてもらおうか」
 あれ、ボブさん。何だか、妙に凄んでないですか。今までのが今までだけに、あんま威圧はされませんけど。
「人と人の出会いってのはな。取り返しが出来るようなもんじゃねーんだ。俺がメアリーに会えたのは、エルフの隠れ里で遊んでいた親父の子に生まれたことが前提にあって、更にたまたま旅の最中に立ち寄ったオルテガの道案内を引き受けたからだ。一生の伴侶たる嫁に会うのに、二つの偶然が重なってる。バラモスにやられちまうってのは、言い方はあれかも知んねーけど、ちょっとそういう心構えが足りないんじゃないかと思ってな」
「う……」

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  はてさて。我らが横浜ベイスターズが、毎度おなじみ、梅雨くらいの終戦を迎えようとしていますが、『今年は7月まで粘ったんだよ! 梅雨も終わったしね!』ととりあえずは言っておこうかと思いつつ、今シーズンは、半月遅れの開幕じゃないかと言われると何も言い返せない訳で。中継ぎ以降の防御率が二点台なのに、先発が五点台ってどういうことなの……。

( ・ω・) 毎日が谷間! ある意味、ちょっとエロティカルだよね!

「やっぱり、今からちょっとルーラで乗り込んでくる」
「流石に、それで弾き返されないよりは、ラーミアの方が可能性高いと思うけどね」
「むぅ」
 僕にはちょっと良く分からない行動原理や信条はあるみたいだけど、理詰めで説くとそれなりに解してくれる辺り、シスよりは扱い易い。
「何にしても、とにかくレイアムランドには一度行かなきゃ、次の手を模索しづらいのはたしかかな」
 大雑把にこれからのことを想定しておいて、出た結果次第で選択肢を煮詰めていくことはもちろんするけど、今のままじゃ、まだ手探りというか、見えない部分が多すぎる。
「それも、時間が進めばどう状況が悪化するか分からないから、出来る限り早くってところも、間違いない」
「ですわね」
 三人が無事だというのは、こっちの希望が多分に含まれている。時々刻々、何がどう変わるか分からないんだから、最高速度で行動するに越したことはない。
「済まないが、ちょっといいか」
 と、ボブさんが会話に割って入ってきた。
「話を聞く限り、君達はすぐにでもバラモス城へと乗り込むつもりらしいが――」
 若干の行き違いはあるけど、大雑把に言えば大体そうです。
「すると、明日、俺と一緒にノアニールに殴られに行ってくれるという話はどうなるのかね」
「そこですか」
 かなり素に近い声を出しちゃったじゃないですか。
「その件に関しましては、最大限、努力はしたい所存でありますが、様々な諸事情を勘案するに、達成は困難な状況になりつつあります」
「王族の様な喋り方はやめたまえ」
 微妙に便利で、何となく使っちゃうのが難儀なところだ。

 地味にビビったこと。アイコンの編集をしていて、『椎名莉以』と変換しようとしたら、まったく候補にすら上がりやがらないんです。え、何、変換機能が忘れるくらい漢字にしてなかったっけ。そりゃ、セネレは公康の一人称作品で、その公康は、りぃって平仮名変換なんだから、地味に何回書いたかも怪しいレベルなんですけどさ。李威って、何処の中国の武将だよ。

( ・ω・) ちなみに、日本語読みで、りいって武将は、マジで居た気がする

 一人は、世界にその名を知られた大賢者。一人は、その大賢者が後継者と認める高弟。そしてもう一人は、十五歳に満たないのに賢者の道を歩き始めた若き少年。シルビーさんにしてみれば、メロニーヤ様は父親らしいし、リオール君も実弟っぽいから、仲間外れ感は否めないんだけどさ。
「悔しいから、三人纏めて、呪いを掛けてくれる」
「本当に、心配してる?」
 やっぱり、この人の心の中を読み取るのは難しい。
「という訳だから、私がバラモス城へ行かなければならない事情は変わらない」
「成程、大体、分かった」
 奴らの目的は見えないにしても、バラモス城へ向かわなければならないという部分は強まった。こっちとしても戦力を削られる一方じゃジリ貧だし、何よりも不気味だ。だから、異存は無いんだけど――。
「戦力に、多大な問題があるのも、事実だ」
 隠密行動をするという意味でシスは重用出来るだろうけど、単純な火力は熟練の冒険者に及ばない程度のものしかない。イヅナを手にしたとはいっても、僕自身が戦士として一人前になれているかどうかさえ怪しいのが主因だ。せめてトウカ姉さんが戦えればとも思うけれど、未だに解放する手立ては見付かってないし、無いものねだりをしても始まらない。
「いや、ちょっと待って。そもそも、形式上、オーブは揃ったけど、これでバラモス城に乗り込めるって確定した訳じゃないってこともあった」
 巫女さん達が本物だと明言したのは、イエロー、ブルー、パープルの三つだけ。レッド、グリーン、シルバーに関しては、シスが同程度の価値を認めただけだし、間違いがなくても、何かの誤作動でラーミアが目覚めない可能性もある。更に、ラーミアの聖なる力って奴が、バラモスの結界を破れる保証も無い訳で。

 昨日の菅総理の『原発依存度を減らしていく』の発言に、枝野官房長官が、『これから国民的な議論を進めていく』と付け加えたそうです。え、何、結論が決まってるのに、『議論』? 何それ、怖い。茶番もいいところじゃないですか。
 いや仮に、結論の『中身』を議論しろというなら、それはそれで只の丸投げですし。こいつら、マジで頭の中大丈夫か?

( ・ω・) 本気で病院を紹介した方が良いと思える総理とその側近って、日本じゃ初めてじゃなかろうか

「クレインは、間違いなく、魔王軍にとっても、軽視は出来ない存在のはずだよね」
 あれだけの術師が、例えば兄さんやトウカ姉さんに比肩する前衛と組んだら、それこそちょっとした軍隊に相当する戦力になりかねない。少数精鋭での潜入を一番恐れるバラモスにとって、潰しておきたい芽だと考えるのが普通だ。
 洗脳して、自軍の戦力に加える気だろうか。いや、人間同士の戦いならいざ知らず、相手は高位の魔物を幾匹も抱える、魔王だ。優れているとはいっても、たかだか人間を配下にするとは考えにくい。
「たしかに、二人が捕らわれたことは、先行きに影を落としたけど、一つ、明るい展望も見付かった」
「というと?」
「メロニーヤ様、クレイン、リオール君。何故だか知らないけど、奴らは優秀な魔法の使い手を集めている。そして、希望的観測も含まれてるけど、当面は殺すつもりがない。一度逃げられてるクレインを再び生け捕りにしようとするくらいだから、それなりの必然性があるはずだ」
「ということは――」
 情報を処理しながら、シルビーさんは眉根にシワを寄せた。
「私は、『優秀な魔法の使い手』に含まれなかったということ?」
「いや、だから、そこな訳?」

 西武ドームってあるじゃないですか、西武ドーム。あそこのレフトスタンドの看板に、ごはんがススムくんがあります。現段階で、十二球団一、二を争うパワーヒッター、中村剛也選手、通称おかわり君が思いっきり引っ張って放り込むと……何とシュールなことか。これを狙ってやったんだとしたら、販売元である味の素を見直さざるを得ません。いやまあ、別に蔑視する様なことがあった訳でもないんですが。

( ・ω・) こういうのって、割と好きだよ!

「何とか、包囲網の一番薄いところを突破したのだけれど、それが罠だった。幹部級の魔物数体が待ち構えていて、二人を――」
 ギリッと、歯軋りの音が聞こえた様な気がした。さしものクレインも、それだけ追い詰められた状況では分が悪いっていうのは、頭が締め付けられる思いだ。
「だけど、そんな状況で、どうやってシルビーさんは――」
「何故だか、魔物達は二人にしか追いすがらなかった。その隙をついて、クレインが、ルーラかバシルーラで逃がしてくれた。気付いたら、ここに居た訳で、細かい経緯は分からない」
「あ、クレインが言ってた、個人の魔力に向けて飛ばす、キメラの翼の応用」
 手紙の遣り取りが元で聞いた技術だけど、人間にも使えるんだ。バシルーラは僧侶系呪文に属してるし、多分、ルーラの方だろう。クレイン程の術師なら多少、魔法使い系統から外れた呪文も使えるかも知れないけど。
「とにかく、腹が立つ。この高貴な気品に満ち溢れた美少女魔女っ子シルビーさんを差し置いて、男二人を攫うなどとは」
「そ、そっち?」
 僕にこの人の内心を読むことなんて出来ないから、これが本音なのか、怒りを飲み込んでのものなのかは、良く分からない。
「しかし、殺すんじゃなくて、攫った、ね」
 魔物達が本気で殺しに掛かってきたっていうんなら、先ずは逃げられないことを考えるから、シルビーさんを逃す余裕があったところに不自然さを感じる。だから、多分、二人が囚われたという部分は、それなりに信憑性があるんだろう。だけど、そうすると次に湧いて出るのは、『何の為に』だ。



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