2018
人の耳は、周波数が二倍違う音波を似た音として認識するように出来ているのだそうです。これがオクターブの根拠となっており、その間を更に八つに区切ったのがドレミファソラシドで知られる音名なのだとか。ちなみにこの表記はイタリア語をカタカナに当て嵌めたもので、和風だとハニホヘトイロになるんだそうです。これはドレミを英語、ないしはドイツ語で表記する場合、CDEFGABとなり、じゃあイロハニホヘトの三番目から始めようという理由なんだとか。なんで英語独語だとCから始まるねんというのは、諸説あり、よく分からないのだそうです。元々の起点がラだったというのが有力なんだそうですけど。音楽に疎い私から見れば、現代では何故ドが起点となっているのかと言いたくなりますが、これもト音とヘ音の真ん中辺りだからというのが定説なのだとか。何事にも理由があるもんだと、変なところで感心してしまいました。
(・ω・) 昔は、横線が入ってる下のドの特別感が好きだった気がする
【死後の臓器提供論に一石を投じてる訳だな】
朱:ふに~。
青:爪を切っているだけで凝視されるのは落ち着かないのですが。
白:いや、龍の爪とか、何か凄い霊力ありそうじゃない。
玄:実験材料にしたいので、譲っていただけませんか。
青:そういうことでしたら、私より適任が居ると思うのですが。
黄:なんかキモいから嫌なんだよぉ。
青:たしかに、肉体の一部を弄ばれると聞いて、
喜んで提供する方は珍しいでしょうね。
【仕事関係で人生の九割は費やしてそうだし】
白:でも、そういった話なら、龍のヒゲになるんだけど。
朱:青龍さん、お肌ツルツルですけど、薄いタイプなんですかね~。
玄:それが為に稀少なのだとすれば合理的な話ですね。
黄:実は、前に脱毛サロンに通っているのを目撃したんだよぉ。
青:この流れで嘘をつかれると、信じてしまう方が出かねないではないですか。
白:青龍が、そんなとこ行く時間を確保する訳無いじゃん。
青:その様な信用のされ方も、それはそれで心外なのですけどね。
【それくらいタフじゃないと皇帝まで上り詰められない】
則:鉄扇を新調しようと思うのじゃが。
黄:予算の範囲なら、好きにすればいいんだよぉ。
朱:お小遣い制の元皇帝って、それだけで面白い感じありますね~。
黄:毎年の月額交渉が大仕事で疲れるんだよぉ。
朱:居候の身分でそれが出来る精神力を、
教師とすべきか反面教師とすべきか悩みますね~。
【雰囲気で勝敗が決まる作品なら間違いなく強キャラ】
則:ちたんとか言うのが、頑健に作れるようじゃな。
黄:武器度を増していく腹積もりらしいんだよぉ。
朱:風を生み出すという、本来の目的を忘れてしまいそうですね~。
則:何をたわけたことを。涼みたければ従者に扇がせるわいな。
朱:完全に装飾品兼護身具なんですね~。
黄:幽霊みたいなもんの分際で何と戦う気なんだと言いたいけど、
風格だけは神様連中と渡り合えそうなのが困ったものなんだよぉ。
シリアス作品なら、なんでも出来て美形で精神的にもタフな青龍は八面六臂の活躍を期待できるでしょうに、人生はままならんもんだと思います。扱いに困って適当なところで退場させられる可能性については考慮しません。
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2018
デパートと呼ばれる商業施設があります。食品や生活用品、嗜好品、衣類などの種々の小売店に加えて娯楽施設まで備え、そこへ行けば大体のことは事足りる存在でした。転じて、色々なことが出来たり、揃っている状態のことをデパートと呼ぶことがありました。技のデパート舞の海関や、疑惑のデパート鈴木宗男氏などですね。しかし、今の世の中でデパートはドンドンと閉鎖傾向にあり、ショッピングモールやネット通販に取って代わられています。した、したと連呼していることからも分かるように、既に死語になりつつある喩えとなっています。となると、今後、善悪はともかくとして、手札をたんまり持っている状態をなんと呼べばいいのでしょうか。品揃えで言えば通販サイトが最強となっておりますが、特定の会社名が冠する時代が来てしまうのでしょうか。もはや近しい状態な気もしますし、そうなることも充分に考えられるでしょうね。
(・ω・) 正直、少子化で家族連れが減ったのがデパート衰退の要因だと思ってる
【魂を浄化したらケシ粒くらいしか残らないんじゃないか】
マ:ちょいとだけええことして、業界混乱させたろ思うねん。
黄:悪魔ってやつぁ、底が無いんだよぉ。
朱:具体的には、何をするんですか~?
マ:せやな。手始めに、あのアホ更生させるんとかどうや。
月:ほぅ。
黄:それ、ちょいとで済ましていいのか、
下手をすれば、この世から悪徳を消滅させるくらいの大事業なんだよぉ。
【争いの何が愚かって関係無い人を巻き込むことじゃなかろうか】
月:忘れたのか、私は天使が公認した悪魔の称号を持っているのだぞ。
真っ当な道に戻すというのは、ある意味、自己否定とも言える。
黄:嫌な攻防になってきたんだよぉ。
マ:そっちこそ忘れたんか。悪魔っちゅうんは、やるなやるな言われたら、
むしろファイト燃やす性質持ってるねんで。
黄:これ、何の勝負だっけと言いたくなったけど、
こっちに迷惑掛からないならなんでもいいやという気分になってきたんだよぉ。
【正しい悪魔の作り方として教本に載せるべき】
メ:天使だし、悪いことしたら怒られるんだろうなと思いつつ、
はっちゃけてみたい気持ちが無い訳でもない。
黄:不良に憧れ持ってる少年少女みたいなんだよぉ。
月:純粋培養で育ったやつは耐性が低いからな。
朱:ツッコミ待ちですかね~。
黄:誘惑に負けて汚れきった結果がこれだと思えば、
実に合理的な話になる気もするんだよぉ。
【自分に対する言い訳だけは無限に用意してある】
メ:そういえば、不良が更生するのは美談として語られるけど、
悪魔が天使に戻った例って、聞いたことない。
朱:月読さんが、純粋無垢になるのは無理そうですね~。
黄:なんやかんや、前例を踏襲することしか出来ない、
小市民の親玉みたいな輩だし、しょうがないんだよぉ。
月:こういうこと言うから拗ね続けるんだと、どうして気付かないのか。
悪魔の真の目的は、世に純粋な善も純粋な悪も無いということを証明することなのかも知れませんと、それっぽいことを言っておきます。
2018
骨無し、玉無し、チキン、ヘタレ、意気地無し、腰抜け、弱虫、ビビリ、軟弱者、臆病者、根性無しなどなど、日本語には度胸が足りないものに対する罵倒語が山のようにあります。ここまで念入りに貶めなくてもいいじゃないかと思わなくもないのですが、日本人は精神性に重きを置く民族だからしょうがない気もしてきました。しかし、そうなってくると日本人にとって最良の心とは一体なんなのかという話にもなってきそうです。やはり、どのようなことが起ころうと揺れない、明鏡止水的なアレでしょうか。豪傑は笑いながら死んでいくという物語が多いところを見るに、死に対する恐怖心を真正面から受け止められる方向性なのかも知れません。私自身は、どっちも全然ダメだなぁと思いますが、かけ離れてるからこそ憧れを持つのが人間という生き物の気がする訳でして。諸外国の理想はどんなものなのか、ちょっと興味を覚えたりしませんか。
(・ω・) 標準的なアメリカ人とかですら、地味に想像がつかねぇな
【甘い点心だってたくさんあるだろと言われると話がややこしくなる】
白:お茶会に、肉要素を取り込むことって出来ないかな。
黄:是非はともあれ、斬新ではあるんだよぉ。
朱:脂っこいものに中国茶は合いますけど、
それをお茶会と呼んでいいかは疑問ですよね~。
白:飲茶の点心なら色々と肉使うし、これを世界に広めればイケる感じ?
黄:そもそも、お茶を飲むという共通点はあるものの飲茶はあくまで軽食であって、
甘味と会話を楽しむことが主軸のお茶会とは別ジャンルだと思うんだよぉ。
【新参に上から目線で講釈垂れるようになったら本末転倒】
白:御婦人が昼下がりの庭園で骨付き肉にかぶり付く姿とか面白いと思ったんだけど。
黄:それが流行ったら、
肉の需要が高まって白虎一族が口に出来る量が減る可能性もあるんだよぉ。
白:肉への想いを共有できる人が増えるのは喜ばしいけど、ちょっと困るね。
黄:なんか売れてない時代からバンドのファンやってる人が、
メジャーデビューして寂しくなる気持ちを聞いてる気がしてきたんだよぉ。
【それで喜ぶようなら色々と心配した方がいい】
天:ジグソーパズルが好きなんですよ。
朱:コツコツとする仕事が向いてそうですもんね~。
天:いつの日か月読と一緒に作るのが夢なのですが、未だに達成できていません。
黄:あっちは、途中で飽きてブチギレそうなんだよぉ。
天:そんな妹の為に、残り数ピースとなった、ほぼ完成品も用意してあります。
朱:至れり尽くせりが正しい接待とは限らない一例を拝見してしまいました~。
【神々の力で引き千切れない足紐の開発が急務】
天:一緒にと言えば、神様大運動会で二人三脚をやってみたいです。
黄:磁石の二極なら引き合うけど、
こいつらの場合、物凄い反発力が働きそうなんだよぉ。
朱:そういったコンビ限定なら、普通のとは違う競技性を得られそうですね~。
黄:一般に、この手の会は親睦を深める為にやるのに、
溝を深めてどうするんだという気がしないでもないんだよぉ。
洞窟の中で一人コソコソとジグソーパズルを組み立てる天照を想像したら、本当にこいつが日本の最高神でいいのか悩んでしまいました。
2018
腐る、という動詞があります。第一にくるのは、食品などが細菌の作用によって分解され、食用に適さなくなることです。別の味や食感などに変化を遂げる場合は発酵になります。これが転じて、人間の精神性や技術などにも用いられることがあります。食べ物は一度腐ったら、もうどうすることもできません。しかし人は立ち直ったり、勘を取り戻すことで以前の状態に近付けます。それなのに同じ言葉を用いるってことは、完全に元に戻ることは難しいという、過去の人達からのメッセージなのではないでしょうか。いえ、ここは敢えて前向きに、発酵のような別次元へのステップアップが可能という解釈をするのはどうでしょうか。不良が更生したら必要以上に持ち上げられるのは、こういった理屈に依るものなのかも知れません。新鮮な食材を、そのままに近い形で食すのも美味しいですが、段階を踏むことで違う楽しみ方も出来る。人もまた、そのようなものなのでは無いでしょうか。
(・ω・) とはいえ、日本の純血至上主義は、特に変わる気配がない
【蛙の子は何処まで行っても蛙理論】
月:神として、もっと人を弄ぶべきじゃなかろうかと思った。
具体的には、適当なやつに力を授けて、どう踊るか観察するみたいな。
マ:それ、どちらかっちゅうと悪魔の領分ちゃうか。
黄:本質的には、どっちも大差ないんだよぉ。
月:そもそも、自分の劣化コピーに人格を与えた時点で傲慢の極地だよな。
玄:人工知能たる私に言わせれば、
人類も同じ罪咎を背負っていると思いますけどね。
【神々が真面目に仕事するのが人類にとっていいとも限らないし】
朱:人間性に欠損が認められるのに能力は無駄に高いといえば、
月読さんのことじゃないですか~。
月:私は、更なる上位存在の実験動物だったのか。
黄:妙な納得感があるんだよぉ。
朱:言うことだけは大きいのに、特に何をするでもない、
観察者としてはつまらないタイプなんじゃないですかね~。
月:とはいえ、人間全てが生来備えてる才能をフル活用してる訳でもないし、
私だけが責められる理由にはならないと思うのだ。
【想定外の動作こそが進化の真骨頂だから大丈夫】
玄:少年漫画を参考書にしていて気付いたのです。
結局のところ、血統に依る覚醒が活躍に於ける最大の近道だと。
朱:玄武さんの場合、それは不可能なんじゃないですかね~。
黄:まず、先祖という概念が無いんだよぉ。
玄:そこはこう、謎の古代文明から発掘された部品を組み込んでいるとかで、
対応は可能なはずです。
黄:間違いなく暴走フラグじゃないかと思ったけど、
こいつ普通に自我を失った過去があるから困ったものなんだよぉ。
【生命活動を維持してること自体が不可解な朱雀に比べればどうってことない】
亜:ん? 玄武は、既製品と自作品しか使ってないけど。
黄:製作者自ら断言するんだから、間違いないんだよぉ。
玄:いいえ、まだトランス状態で組み上げてしまって、
自分でもよく分かっていない構造が残っている可能性を捨てません。
朱:むしろ、そんなものが体内にある方が恐ろしくないですかね~。
黄:とはいえ、人類が理解している命の秘密なんて宇宙のそれと大差ないらしいし、
知らないことを必要以上に気にしてもしょうがないんだよぉ。
罪咎が読めなくても、意味は大体分かる辺り、漢字って偉大だなぁと思う訳です。
2017
年の瀬という言葉があります。御存知の通り、今のような年末のことを意味しますが、どうして瀬なのでしょうか。辞書を引いてみると、川の浅いところ、川の流れの速いところ、海流の流れ、置かれている立場、機会、などがあります。どうやら、年の暮れの慌ただしさを、川の流れの速さに喩えて成立したようです。情報としてインプットされていないと、まず正解には辿り着けそうもない理由でした。何気なく使っている単語も、由来を調べると意外なものが多いのかも知れません。そういったものを発掘していくことで、このコーナーも埋まっていくと考えると、中々の鉱脈なんだと思えてきました。
(・ω・) 要約すると、いつだって書くこと無くて困ってる。
【難易度エキスパートはゲーマーの嗜み】
茜:周辺勢力を惑わす為の密書を偽造し続けていたら、
筆跡模写の極意を身に付けてしまったんだけど。
千:この人は、何をしてるんだろう。
茜:とはいえ、流石の私も勅命を偽るのは腰が退けるけどね。
千:そんなことしてバレたら、日ノ本全てを敵に回しますよ。
茜:でも、食べちゃいけないフグの肝とか、
どんな味なんだろうって興味そそられちゃうよね。
【まともにやったら試さない操作なら許される傾向はある】
茜:妹のところの家老を引き抜きたいんだけど難しくてね。
千:鬼畜っぷりが通常営業すぎて、感覚が麻痺してきた。
麗:彼の国は大黒柱一本だけで支えていると聞いていますから、
折れるようなことがあれば倒壊というより消滅するでしょうね。
茜:そういう風に言われると何か面白くないよね。
最後の決戦で、低確率だけど一撃死可能なんて要素あったら荒れそうじゃない。
千:何を言ってるのか全然分からないようでいて、
少しだけ共感できる部分があるのはなんでなんだろう。
【江戸時代に一万石以上の藩主と定義されたのだとか】
千:今更だけど、僕達の勢力は大名って呼んでいいの。
麗:まず、大名とはなんなのかという話になると長いですよ。
茜:大名主が転じて、ある程度以上の規模を持つ武家の意味になったんだっけ。
麗:守護職として任命された時期もありましたけど、
中央の権威が落ちてからは形骸化していると耳にしたことがあります。
千:つまり、名乗ったもの勝ちってこと?
麗:大陸の皇帝も似たようなところがありますから、あながち間違いとは言えませんね。
【後世の史家を幻惑するのが目的だとしか思えない】
茜:うん、分かった。石高的に大名を名乗ってもいい感じではあるけど、
敢えて豪族としてやっていく。
麗:理由を伺ってもいいでしょうか。
茜:能力は高いのに格付けは低いって、主人公感あるじゃない。
千:思ったより、気分の成分が多かった。
麗:元々、なんとなくで名家の後を継ぐのを拒んだ方ですから、
さもありなんという感じはありますけどね。
という訳で、番外編も閉店。次回から飽きもせず黄龍ちゃん本編が再開致します。