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 人外と表記される言葉があります。ジンガイと読むのが一般的です。俗な使い方として、人間っぽいけど人間じゃない亜人種的な存在を指すことがあります。しかし辞書には載っておらず、あくまでサブカル方面でのみ通用するものの様です。本来は、人の生活圏の外側、人としての道を踏み外すこと、人間並に扱ってもらえない状態、などを意味するようです。これらを総括すると、結局は人ならざるものに相当する気がしないでもないので、当たらずとも遠からず感もあります。ひっくり返すと外人となり異邦人を意味しますが、最近はポリコレ的な理由で使用を控える傾向があります。二字熟語を入れ替えた際、似た意味になったり全く別物になるのが日本語の厄介なところではありますよね。

(・ω・) 人間辞めたような超スペックの持ち主に使う人も稀に居る

【免疫なんて雑兵の抗体が死んでこそなところあるし】
マ:新入りを鍛える目的でスペシャルコースを用意したろとか考えてるんや。
  具体的には、気難しい爺さんや我儘なガキの担当にしたるねん。
玄:それはもう、只の新人イジメですよね。
マ:最初にバチコーンかましといたったら、それが標準になって後が楽やろ。
メ:ほんの少しだけ毒があるから予防接種は効果あるみたいな話。
玄:離職率に明確な影響が出そうですが、
 精鋭以外は必要としない主義っぽいので口は挟まないでおきます。


【医療機関を名乗る存在が積極的に屍を増やしてどうするんだ】
マ:獅子は我が子を谷底に落とすゆうけど、
 ウチは崖に油を流して更に難易度を上げてくタイプや。
玄:こうやって、パワハラは負の連鎖を繰り返していくんですね。
メ:私達が入った頃に、ここまでの教育係は居なかった気がするけど。
マ:ウチ個人が好きに改造しとるだけやで。
玄:それを許容する病院側が最大の病巣な気もしますが、
 その件に関しては今更過ぎるというのがモヤモヤします。


【自分一人で完結するならまだしも人命に関わってくる訳で】
マ:虚弱体質やけど天才いう設定のお約束なキャラおるやん。
  ナースやったら、どないな感じになるんやろ。
玄:医師でしたら、数はこなせないけど図抜けた外科技術の持ち主などが考えられます。
メ:私達の稼業って、まず体力と持続力ありきなところあるし。
マ:センセの方もそうやけどな。
玄:残念ながら職業選択を誤っているという結論に至ってしまいそうですね。


【最低でも医者が五人は居るなら他にやりようがあるだろうと】
マ:そない言うけど、天才ナースて呼ばれてみたいねん。
メ:思ったより、俗な理由での話題提供だった。
玄:あくまで職人芸の枠に収まることばかりですから、少し違う気もしますが。
マ:たしかに天才ドクターの話はナンボでもあるけど、ナースのんはあんま聞かんで。
メ:今まで誰も成し遂げられなかった革新的なことやらないと。
マ:同時に五つの手術の助手こなすとかかいな。
玄:凄いとは思いますが、真似をする価値が無いという意味で認められないでしょうね。

 そういえば、一応日本が舞台なのに、悪魔、天使、中国系ロボ、皇帝と日本産のやつが居ないということに今更気付きました。まあ玄武は日本の電気街でパーツ買ったみたいな設定だった気もするので、ミックスなところがあるかも知れませんが。
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 傑作と呼ばれる言葉があります。創作物の評価には、駄作、凡作、佳作、良作、秀作、名作などがありますが、その中でも最上位に入るものといって良いでしょう。個人的には、今、並べた順に上がっていくと考えていますが、世間的に同じかまでは何とも言えません。そして傑作には、滑稽で笑い飛ばしてしまいたくなるという意味もあります。これはあまりに優れた作品は時にいびつで、簡単には理解できないところから来ているのだそうです。つまり『傑作だ』という一言だけでは、褒めてるのかどうか分からないことになります。意図は文脈で読み取れという無茶振りを平気でしてくる日本語らしい話だとは思います。そもそもの話として、直接的に表現するのは野暮という文化なのでしょうがないんですが。他の○作に違った意味は無い辺り、傑作だけは少し毛色が違うのやも知れませんね。

(・ω・) 傑物だったら純粋に持ち上げてるし、傑の字は関係なさそうだな

【だからこんな病院しか選択肢が無かったという解釈も可能】
マ:昔っから、魂の値段がどないなもんかに興味あるねん。
  健康な子供と死にかけでそない変わらんのやったら、逆に不公平ちゃうとか。
玄:医療従事者にあるまじき思考回路ですよね。
メ:看護学校時代、生命倫理の討論で熱くなりすぎて大騒動になったこともある。
マ:若い時分は一度くらい伝説になっておくもんやで。
玄:よくそれで卒業と就職が出来ましたねと、常識的な返しをしておきます。


【そのせいか患者からの評判が両極端になりがち】
マ:見ようによっちゃ臓器移植なんて魂の切り売りみたいなもんや思わへんか。
  命の一部を他のもんの為に使うんやから。
玄:微妙に考えさせられることを言うのが面倒です。
メ:キャッチコピーは、悪魔に匹敵する口のうまさらしい。
玄:それって、ナースに必要な能力なんでしょうか。
マ:気の持ちようで病状が劇的に変化する例もあるし、使い方次第やろ。


【清潔感という大前提が崩れ去っていく音がする】
マ:制服が夏と冬で袖と生地くらいしか変わらへんのが納得いかんねや。
  もっと大胆に攻めていくことで季節感を得られるんちゃうか。
メ:夏はへそ出し、冬はファーでもこもこにするみたいな。
玄:変人揃いと認識されている現状ですら、怪訝な目で見られそうですね。
マ:視線に晒されることを忘れてもたら、女として終わりやで。
メ:そういう話をしてるんじゃないと思うけど、どうなんだろう。


【悪魔のやらかしを天使が何とかするのは世の道理である】
マ:あと中途半端な陽気の日に着れるもんも欲しいねん。
玄:それは普通に肌着などで調整すれば良いのでは。
マ:毎日、家に帰っとるもんの理屈やな。
メ:ここで強気に出れる辺りを笑って良いものか分からない。
玄:マモンさん取り扱いの第一人者が言うと難儀ですね。
メ:私が育成したみたいに思われるのは迷惑に分類したいところ。
マ:ウチの発言や行動に責任取れるんはウチだけやって分かってるけど、
 誰かに押し付けられへんもんかと、少しくらい思てるで。

 看護学校に生命倫理の科目があるかは知りませんが、こんな病院とナース自体がファンタジーなので深く考えてはいけません。-

 優勝という言葉があります。文字通り、優れた勝ちを収めること、という意味もあるようです。しかし一般的には複数人や複数のチームが参加する大会、ないしはそれに準ずるもので一番になることの方が遥かに強いでしょう。但し、どれだけの規模から扱っていいのかについては個人の解釈に任されている部分がある気がします。二人が一騎打ちをして勝者と敗者が生まれた場合に該当すると考える方は少数と思われます。そしてこの言葉は、大相撲で最高勝数となった時にも用いられます。勝ち星が並んだ場合は決定戦をして決めるのは御存知の通りです。意外なのは、それに相当する専門用語がないことです。少なくても私は知りませんし、ちょっと調べたくらいでは見付かりませんでした。なんでも、今みたく表彰するようになったのは二十世紀に入ってからで、江戸時代にそういうシステムは無かったのだそうです。角界には業界用語がたくさんありますし、転じて優勝と同等の意味になる単語が誕生していてもおかしくなかったんでしょうけどね。

(・ω・) 時代劇で優勝とか使われたら違和感あるけど、いつからある言葉なんだろう

【老人の持病ネタを取り扱うエキスパートでもあるぞ】
マ:なんやここんとこ、臨死体験の話をよう聞かされんねん。
玄:死地ギリギリで踏み留まる方が少なからず居ると、好意的に解釈しておきましょう。
マ:いっちゃん多いのは、やっぱ花畑パターンやな。
  脳内物質の暴走で幾何学模様が見えてまうんが、それと認識されるんやろか。
メ:何を真面目に分析してるんだろう。
玄:私達はある意味で死生のプロフェッショナルですし、
 思うところが多いということで良いんじゃないですか。


【専門知識は無いけど代弁者を気取っちゃいます】
マ:お約束やけど、走馬灯はマジであるらしいで。
玄:生命の危機に瀕した際、超高速で助かる手段を検索した結果というのが定説です。
マ:脳味噌いうんは、ガチればスパコン以上の力持っとるからな。
玄:コンピューターの名誉の為に言わせて貰えば、得意分野が違いますので。
メ:何に対する対抗意識なんだろね。
マ:どないな理由か知らんけど、この手の話題にえらい食い付きええんやわ。


【そろそろ凡人向けにどっちつかずの場所を作るべきじゃなかろうか】
マ:閻魔大王に会うて、寿命が残ってるみたいな理由で追い返されるんもあったな。
玄:裁判するのが面倒だった気がしてなりません。
メ:天国と地獄、どっち行きか微妙な場合に起こりそう。
玄:凡庸な方というのは、何の世界でも持て余すんですね。
マ:せやけど西洋式に、悪魔と天使で押し付け合うよりは体裁整えてるんちゃう。
メ:仕事が無尽蔵に増えるのは誰だって嫌だからしょうがないんじゃないかな。


【むしろ生態に詳しいってことで拷問官側に回されかねない】
則:地獄とやらに送り込まれたら、鬼や亡者も切り刻んでみたいものじゃ。
玄:この方の場合、人命を救っているのは事実なので扱いに困りそうですよね。
マ:医術なんて、命弄んでるいう理屈で大罪にされる気ぃしとるで。
メ:白衣の天使って一体。
玄:私達は救護技術を持ち合わせていますし、あちらでも再就職が可能なのでは。
マ:地獄の住人って死なへんし、要らへんのとちゃうって言いたいけどな。

 女医武則天は、朱雀の次に嫌であろう医者をキャスティングした結果ですが、こんなにも活き活きとするとは思いもしませんでした。

 おべっかという言葉があります。他人を褒め称える文言の中でも、特に目上に媚びることに重きを置いているものを指します。おべんちゃらなどとも言います。驚くくらい語源が想像しづらいですが、お弁口(ベンコウ)が変化したとする説が有力な様です。弁口とは、口がうまいことなどを意味します。ちなみにおべんちゃらは、「お」「べん」「ちゃら」に分解でき、丁寧にするという意味での御、弁舌の弁、いい加減だったり出任せな様を表すチャラと、割と近いものがあるようです。個人的には、心にもない世辞をペラペラと口に出来るのは一種の才能だと考えています。無理をして紡ぎ出した言葉は簡単に見透かされるものですし。結局のところ、相手がどれだけ察して、何処まで許容するかという匙加減の問題ではあるのですが。虚飾だけの世界というのも歪んでいますが、本音だけというのも味気なさそうな辺り、一筋縄ではいかないものを感じます。

(・ω・) 四月馬鹿の逆で、おべっか的なの禁止デー作るのはどうだろう

【あまりに大きなツッコミどころは時に腫れ物に近くなる】
マ:色んな職場で人工知能が活用される未来が待っとるらしいな。
玄:医療業界も初期症状を診断したり、薬作りなど応用が進んでいるみたいです。
マ:ウチらの商売、全部やろ思たら膨大な仕事量になるし、
 少しでもサポートしてもらえるんやったら助かるで。
玄:ロボットや機械というものは、人の生活を便利にする為にあるものですから。
メ:この、真面目な話をしているはずなのに、
 喉に骨が刺さったみたいに落ち着かない気分はなんだろう。


【生きた人肉が切り裂きたくて外科医になったという事実確認】
則:浮世が如何に進んだものになろうとも、
 人を救えるのは人だけという基本を忘れてはならぬぞえ。
メ:一流の頑固職人みたいなこと言ってる。
玄:方向性はともかく、拘りの強さと技術だけ見れば間違ってないと思いますが。
マ:内視鏡手術すらええ顔しとらんのに全自動のもんでけてもたら、
 どないな理屈で反対運動するんやろな。


【飛び込みでそんなのが来たらどうあれ実験動物ルートなのでは】
マ:不老不死の妙薬が開発されたら、
 ウチらのやらないかんことが増えるんかが気になるねん。
メ:今日も働きすぎて、どうでもいい仮定が楽しくなってるみたい。
則:つまり、如何ようにしようとも絶対に死ねぬ訳かの。
マ:なんや聞かれたらアカン相手に話してもた感じあるで。
メ:もしもそういう患者が来院したら、責任とって相手してね。


【世の中ってのは望まない方向に収束していくことの方が多い】
玄:老いない死なないとは書いてありますが、
 病気や怪我が対象かは不明なので、むしろ忙しくなりそうですが。
マ:なんやその、悪魔との取引みたいな残念オチは。
メ:悪魔って言いたいだけなんだろうなぁってのは置いておくとして。
玄:むしろ生命エネルギーをもたせる方が重視されていて、
 常人より治りが遅い可能性も考えられます。
マ:どないな道筋辿ろうとウチらの負担が増す方向な辺り、
 得体の知れんもんの思惑を感じるで。

 毎年悪魔的ナースを書く時に、ナースネタなんて普通の生活してて溜まる訳ないだろという残念な事実に気付きます。なのでいつも頭をキリキリさせながら、その場で絞り出している次第なのです。

 ホルマリンと呼ばれるものがあります。名前から真っ先に連想するのは、生物室の片隅で、かつて生体だった肉片を保存する目的でガラス瓶に浸した液体でしょう。ホルマリン漬けなどとも言いますが、化学的にはホルムアルデヒド水溶液の総称です。ホルムアルデヒドは、正規の命名法ではメタナールとなりますが、一般の方に馴染みは無い気がします。メタノールと区別つきづらいですし。分子式が実に単純なので量産に向き、細胞の活動を停止させ構造を固定させる特性から様々な用途で用いられます。一方で、当然のことながら生物にとっては基本的に有害です。建材に防腐などを目的として使うこともありますが、シックハウスと呼ばれる体調不良の原因なのではとも言われています。なので出来る限り使用を控える方向で進んでいるようですが、簡単にはいかないのが世の常だというのは御存知の通りです。

(・ω・) 代替品のコストと安全性の保証が、それはそれで難しいんだもの

【文句を言うこと自体が目的になってる的な結論に至ったらしい】
月:学生の頃、コールセンターでバイトしたことがあるんだが。
黄:打たれ弱いくせに、なにやってるんだよぉ。
月:クレームの十倍くらい煽り倒せば勝った気になれるかなと思って。
黄:若気の至りと言うべきか、雇った方も災難だと言うべきか、
 ツッコミどころが多いんだよぉ。
月:めげずに続けて、底辺の行動パターン分析の礎にしたぞ。


【営業スマイルなんて汚れた笑顔だと言い切る猛者ばかりだとか】
月:他には個人経営の喫茶店でウェイトレスを嗜んだことも。
黄:この仏頂面を雇うとか、マスターは気でも触れてたのかと案じるんだよぉ。
月:これはこれでという客が多かったからしょうがない。
黄:店内の全員が頭おかしいとか、凄い空間なんだよぉ。
月:まだ店は続いてて、そこそこ繁盛してるっぽいけどな。
黄:そういや大学を含めたこの地域自体が特異点みたいなもんだという、
 根本的な前提を失念していたんだよぉ。


【考えるの面倒だしマスコット担当になれば良いんじゃないの】
月:フリー素材ってあるじゃん。
  著作権者の許可無しに、規約の範囲内で自由に使用して良いやつ。
黄:好き放題に扱われる歴史上の人物とかに比喩で使われることもあるんだよぉ。
月:まさに今、私の学内での立場がそれに近いんだが。
黄:弄られキャラとして考えれば、処世術とも言えるんだよぉ。
月:学祭のポスターにコラージュ画像が平然と掲載されてる現状で看過できるか。


【最近は週刊誌も訴えられる御時世だし危ういんじゃないか】
黄:スタイルと顔面を盛り過ぎて、本人認定がしづらいからセーフなんだよぉ。
月:純金像を潰して売却したら足が付かないみたいに言わないで欲しい。
黄:前衛芸術の素材になってるみたいな話なら、光栄と解釈できる感もあるんだよぉ。
月:大義の為に権利を侵害するって、官吏と芸術家が良く使う手口だけど。
黄:学者も、一部のマッドは正当化で言うんだよぉ。
月:私は、何を論文にしようが戯言で切り捨てられるから問題ナッシングである。

 さりげに今年は黄龍ちゃんの開始が二週遅れたのだとか、他が色々増えた関係もあって、これが年内最後の月読教授になるやも知れません。


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