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 元の木阿弥という言葉があります。なんやかんやしている内に初期状態よりはマシになったものの、最終的には最初と大差ない具合に落ち着くことを意味します。木阿弥は、人名という説が最も有力なようです。戦国時代、大和郡山の城主である筒井順昭が病死したものの、後継ぎである順慶はまだ幼く、政務を執るには不都合が多くありました。そこで重臣達は順昭の遺言に則って死を隠し、盲目の木阿弥を替え玉として用いたのだそうです。時が経ち、順慶は立派な青年になりました。そこで初めて順昭の死を公表し、木阿弥は用済みとなります。偽物とはいえ、一応は城主だったのに、単なる一人の盲人に戻ってしまった様から出来た言い回しとされています。元の木阿弥というと、途中でグダグダやった分だけ時間と労力の無駄というニュアンスが含まれている感じがあります。しかし時代が時代だけに、秘密を知る者は生かしておけぬ、とならなかっただけでも充分じゃないかという気もします。木阿弥が多少なりとも良い思いをしたのかとか、坊主なのでそういった俗事には興味がない可能性があるとか、ドラマが介入する余地はありそうですよね。

(・ω・) 武田信玄も隠せって言ったのにバレバレだったのは何でだろう

【片瀬亜沙こと先代玄武が年齢詐称するのは仕様みたいなものだ】
ア:と言いますか、もう一つ聞きたいことがありますわ。
  あなた、本当に十歳以下ですの。
白:見た感じはそんなもんだけど。
天:この年頃の子は個人差が大きいのは事実ですが、
 よもや幼い見た目なのを良いことに鯖を読むということも無いでしょう。
亜:……。
白:分かりやすく目を逸らして冷や汗かいてるけど。
天:アルテミスさんの直感が怖すぎて、それ自体はどうでも良い気がします。


【完璧超人より隙を見せるくらいの方がモテるんじゃないか的な】
白:で、本当のとこはいくつなの。
亜:じゅ、十三。
天:中学生が小学生を引き連れて粋がっていると表現すると、
 残念な感じが強調されますね。
白:方向性は違うけど、うちも大概なんじゃないかな。
ア:問題は、わたくしの二歳下というのが倫理的に許されるかですわ。
天:自らダメさ加減をアピールするというのも、
 魂胆が分かりづらくて困ります。


【エルフ系の長命種で成長に十倍くらい掛かるとかさ】
天:小四より下の女の子というのを売り文句にしていながら、
 一人は男子で、一人は中学生というのも中々のものがあります。
白:これが偽装表示ってやつかぁ。
亜:果汁三十パーセントだって、立派なジュースだし。
天:つまり残る一人はちゃんとしているのですね。
白:ここまで来たら実は人間じゃない展開になっても驚きゃしなかったけど。


【白虎も似たような立場というのは忘れがち】
?:まったくもって、困った姉ですぅ。
亜:妹の真武が可愛すぎてしょうがないから始めた訳よ。
天:姉バカでしたか。
白:なんか知らないけど、それを天照が言うのはどうなんだろうって気がする。
天:私、一人っ子ですが。
白:双子の妹を溺愛しすぎて煙たがられてる印象だけど。
天:そこまで具体的に述べられても、どう反応したら良いか判断しかねます。

 アルテミスも亜沙も『あ』を変換したものが頭文字なので、微妙に面倒くさいのです。
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 びっこを引く、という言い回しがあります。怪我などの要因で片足を引き摺るようにして歩く様を意味します。差別用語的なニュアンスが含まれているとされていて、最近では耳にする機会が減りました。びっこは、漢字で跛と書きます。アシナエ、チンバとも読むようです。語意はほぼ同じで、スムーズに足を動かすことが出来ない状態になります。語源は諸説あるようですが、(足を)引く子、が有力なようです。或いは片足に重心を預けられない為にジャンプするように歩くところから、飛びっ子が縮まったものというのもあります。差別語全般に言えることですが、見下したり、軽んじたりする使い方をする人が多いのが悪いのです。将来的には、代替で使っているものがそういった位置に収まり、いたちごっこになることでしょう。なんか正義の戦士が死闘を繰り返している内に闇に染まっていくかのような感じがありますね。天使も、最前線で戦ってるのは悪魔落ちしやすいらしいですし。ハラスメント問題もそうですが、人と人とのやり取りでどう受け止めるかなんて永遠に解決なんてしません。上っ面だけ整えて上等な人間を気取るような真似だけは避けていきたいものです。

(・ω・) その生き方が出来れば楽ってのも一つの真理だけどさ

【態度のでかさが百から百一になっても誤差じゃなかろうか的な】
天:それで、御用件はなんなのでしょう。
亜:あんた達、こないだちょっと受けたくらいで調子乗ってるそうじゃない。
白:乗ってたっけ。
天:甘く見ないでください。うちのリーダーであるアルテミスさんは、
 アイドルを始める前から自信過剰でしたから大して変わっていません。
白:返答として、何一つ正しい部分が無い気がする。
亜:私も、会話が成り立ってるか真面目に考えちゃったわ。


【これが通常営業であることを彼女はまだ知らない】
亜:この町に、人気アイドルは二つも要らないって話をしに来たのよ。
白:地方アイドルって、一地域に一個って決まりでもあるの。
天:家電屋みたいなもので、適正より多いと共倒れにはなるでしょう。
白:最近はネット通販に押されて展示会場になってるって聞いたことあるけど。
天:アイドルも現場の強みを活かさないとすぐさま消えますし、
 何処の業界も似たようなものです。
亜:ひょっとして相手にされてないかもだなんて考えてないんだからね。


【古来からそういう需要は一定以上にある訳で】
ア:……。
白:で、アルテミスはどうして脇の一人を見つめて黙り込んでるのさ。
ア:前々から気になっていたのですが、あなた男の子ですわよね。
亜:な、何を言っちゃってるかなぁ。
  幼馴染みの青龍くんがあまりに中性的な美形だったもんだから、
 嫌がるのを無視して巻き込んだなんてこと無いし。
白:全部説明してくれたんだけど。
天:クール、或いはアンニュイ系なのかと思っていましたが、
 単にやる気が乏しかっただけなんですね。


【友情とかいう模範的解答を期待できるメンバーじゃない】
亜:ってか、声変わりもしてないのに何で分かったのよ。
ア:わたくし、女子センサーの精度の高さは自慢できる水準だと自負しておりますの。
白:誇れる部分を全く感じない。
天:こういう方ですので、お帰りになるのでしたら今の内とは言っておきます。
亜:あんた達は、何で普通に付き合ってんのさ。
白:強いて言うなら、慣れ。
天:長い人生、実に多数の人間と関わることになるでしょうし、
 この手のも紛れ込むと考えれば良い経験かな、と。

 女児ユニット(大嘘)がやりたくて登場させた節はあったりなかったりです。女子校教師青龍はどうしたという件に関しては、創作って生き物だからしょうがありません。

 パラダイムシフトという概念があります。パラダイムチェンジとも言います。今まで常識だと思われていたことが劇的に変化すること全般を意味します。元は自然科学で用いられていたものですが、何にでも適用していい感じに広がったようです。本来は、天動説が否定されただとか、宇宙は無から始まり未だに膨張しているだとか、驚天動地級のものに使うべきはずです。バブル崩壊なんかも、土地の値段は上がり続けるという共有幻想が崩れたという意味では範疇かも知れません。そう考えると、ビジネスなんかでちょっと新しいことをするくらいの場合に使用していいのかは疑問です。大体は、誰かが既にやった焼き直しか、マイナーチェンジに分類されるものでしょうし。携帯電話の普及くらい生活を一変させたなら良いでしょうけど。とはいえ、あくまで私個人の感覚なので、何処で線引きするのが一般的なのかについては検証が必要かも知れませんね。

(・ω・) カタカナ語をノリで使いたいやつには、良い単語なのかも

【通訳させたら意訳を入れまくって超訳扱いされそう】
白:なんか校門で、とりあえずを出せって仁王立ちしてるのが居るらしいんだけど。
ア:ひょっとして、トリ・アステールのことですの。
天:たしかに、一度で憶えるのは微妙に難しいユニット名ではありますが。
白:日本語もギリシャ語も母国語じゃない私が一発で認識してるのに。
ア:あなたの語学力は、異常の域ですわ。
天:本人の脳内は肉で満たされている辺りに、
 やりたいことと出来ることは一致しないという悲喜劇が垣間見えますね。


【数ヶ月でステージに立てる水準に持ってこれただけで凄いよ】
白:あれって、祭りの時のお子様達じゃん。
ア:三人揃っていますわ。
?:良く来たわね、トリアエーズ。
天:完全に間違って記憶しているパターンのようです。
白:これはこれで私達の雑な雰囲気が出てて有りな気がする。
天:急場凌ぎに突貫工事、更には継ぎ接ぎだらけという、
 やっつけ仕事のオンパレードですものね。


【アルテミスも日本語以外はダメなのです】
亜:改めて自己紹介させてもらうけど、私は片瀬亜沙。
  小さな妹の繰り返しで、小妹々と書いてシャオメイメイのリーダーよ。
天:気にはなっていたのですが、中国読みなのですね。
亜:お祖母ちゃんが中国人で名付けてくれたのよ。
  私は日本生まれの日本育ちだから中国語は全然だけど。
白:物凄いデジャブ感があるんだけど。
天:これほどまでに類は友を呼ぶという言葉がしっくりくることも、
 生涯で数えるほどなのでは無いでしょうか。


【あっちから乗り込んできたんだからセーフだよね的な】
亜:ちなみに意味は、可愛らしいお嬢さんくらいらしいわ。
白:自分で名乗るには、結構キツイ感じ出てる。
天:祖母が付けてくれたというのは、免罪符として強力です。
ア:小生意気で、子供らしさが出ていて良いと思いますの。
白:アルテミスが言うと、標的にされちゃった気がしてくるんだけど。
天:人生の先輩として、飛んで火に入る夏の虫、
 或いは君子危うきに近寄らずを教えるべきやも知れません。

 色々と考えてみた結果、件のリトルガール達を準レギュラー化することにしました。頭からではなく三日目からってどういうことなのという件に関しましては、決断が遅れたからとしか言いようがありません。

 蜻蛉返りという言葉があります。トンボガエリと読むのが一般的です。目的地に辿り着いたものの、用を済ませるなどしてすぐさま帰りだすことを意味します。これは蜻蛉が空中で回転しながら飛んでいることが由来となっています。元々は、人間が宙返りする様を表現したものらしいのですが、バク転やバク宙などが定着した為か廃れてしまいました。蜻蛉という昆虫は、幼虫時代はボウフラなどを食べてくれる為、益虫に分類されます。というか、成虫になっても虫をバリバリ食べるらしいです。農耕民族である日本人にとっては欠かせない存在と言えましょう。蜻蛉でトンボと発音する訳ですが、蜻単独でもオーケーなのだそうです。蛉がくっついた理由については良く分かりません。なんとなく見た目が良いだろという、彩りで添えたパセリみたいな理由な気すらしてきます。日本人の美意識として、漢字一つで何かを示すより二字熟語の方が収まりが良いというのは共感してもらえる部分があるのではないでしょうか。

(・ω・) 結局言葉ってのは、組み合わせが肝要だからな

【それが分かる外国人とか日本語マニアくらいだよ】
白:同級生から手書きのファンレター貰っちゃった。
天:今の子は、ほとんどデジタルツールですものね。
ア:高校生とは思えぬ、年寄りくさい発言がありましたの。
白:ところで、文法がおかしいのが気になってしょうがないんだけどどうしよう。
天:赤ペンで添削して返却したら伝説になれるかも知れません。
白:とめ、はね、はらいも雑だし、言葉はちゃんと使わないとダメだと思う。


【ギリシャ語にロシア語を混ぜて国籍不明感を増していく】
白:気持ちは普通に嬉しいから、常識的な返事はするけどね。
ア:意外に大人なところがありますの。
天:たまに暴走もしますが抑え役の面もありますし、
 影のリーダーと呼びたい気分です。
白:じゃあ私は天照を真のリーダーって認識しよう。
ア:トリ・アステールのトロイカシステムと命名すれば、
 語感だけは悪くない感じになりますわ。


【その二つにどういった違いがあるかを説明するのは難しい】
白:なんか音楽室に幽霊が出るって話聞いたんだけど。
天:声楽部期待の一年生が不慮の事故で亡くなったという噂はありますが。
ア:ちょっとスカウトしてみたいですわね。
白:事実かどうかすら曖昧な上、幽霊だって言ってるのに。
ア:わたくし、生きているかどうかは気にしませんわよ。
天:ここまで来ると大物を通り越して、
 純粋にヤバい方なのではという疑念を抱かざるを得ません。


【薄々勘付いてる人の方が多いんじゃなかろうか】
白:たしかに、歌の専門家が不足してるっちゃ不足してるけど。
天:トレーニングもネットで調べた程度の、半ば自己流ですものね。
ア:音楽の先生が、楽器畑出身というのが悪いのですわ。
白:今更だけど、なんで学内で全て賄おうとしてるんだろう。
ア:そちらの方が、手作り感を出せると思いましたの。
天:中途半端にプロっぽさを出したら客が離れることはあるそうですが、
 この内情を暴露しても似たような結果になりそうです。

 再度使うかどうかも怪しかったトリ・アステールのユニット名が出てきて、一安心というところです。

 ドラゴンボールを代表する敵役の一人に、フリーザが居ます。彼は良く、理想の上司キャラの上位に名を連ねます。何処まで本気で言っているのかは謎ですが、部下に対しても敬語を使う点や、一度のミスくらいなら許してくれることなどが理由なのだそうです。しかし上司と一言に言っても、役職が一つ二つ上で直接命令を下してくるのと経営陣クラスでは求められるものが違います。今回は経営者としてのフリーザを少しだけ考察してみましょう。まず彼が率いる通称フリーザ軍の業務は、端的に言えば地上げ屋です。良好な環境を持つ惑星の原住民を物理的に排除し、他の宇宙人に売りつけるのです。その為、戦闘能力が高い個人や民族は優遇されます。そんな愚連隊のような集団を纏めあげられる最大の要因は、フリーザのずば抜けた力に他なりません。そのことを考えると、不老不死を望んだのは私利私欲だけとは言い切れず、継続的な発展の為に有効な一手とも考えられます。しかしその過程と結果がいけません。恐らくは精鋭であろう部隊、そして副官級のザーボンとドドリアを失います。更には手持ちの最高戦力であるギニュー特戦隊も全滅させました。ここまでして当初の目的である不老不死は叶わず、半ば憂さ晴らし的に遊んでいたサイヤ人、孫悟空にやられてしまいます。二度も見逃してもらう機会を貰ったにも関わらずです。意地とプライドで突っ込み、損切りが出来なかったのは経営者として失格と言えましょう。その後、地球での悶着の末、フリーザ軍は解体をすることになったと思われるのですが、原作に限って言えばどうなったかについての描写がありません。己の力だけが頼みで、それを上回る存在が現れた時に崩壊するビジネスモデルも、結果論で考えれば良好とは言い難いものがあります。あれだけぶっちぎりの強さを誇っていたフリーザが、あっという間に追い抜かれるだなんて予想できる訳ないだろと言われると、そんな気もしますけどね。

(・ω・) この手のことを大真面目にやってる本とかサイトってありそうだよな

【実際に会員の平均年齢は限界水域に達してる】
ア:一日町内会長の依頼が来ましたわ。
天:広報目的の一日警察署長などとは違い、
 何をするのかというイメージが全く湧かない仕事ですね。
白:若者の町内会離れって話も聞くし、
 会費取り立ての片棒を担がされるだけなんじゃ。
ア:相も変わらず、日本の細かい事情に詳しい方ですの。


【スクラップ担当は部外者というのがセオリーである】
白:一日でどれだけ壊せるか試してみたいから、
 全権委任なら受けるって言ってみたいんだけど。
ア:外国の方に権力を与えるのが如何に危ないか教えてくれますわね。
白:思い入れゼロだから、どうなろうと全く興味ないもん。
天:日本は良くも悪くも外圧なくして変われない国ですから、
 使い方次第な面もあると思います。


【似たようなのが海外にあるかどうかなんて知らない】
白:引退詐欺って言葉が良く分からないんだけど。
天:辞めると言いつつ辞めないことですね。
ア:最後だと思えば顧客の金払いが良くなるという、セコいやり口ですわ。
白:あー、年単位で終わらない閉店セールみたいな。
天:そっちは知っているんですか。
ア:誰しも知識の偏りはあるものですが、
 こうも虫食いですと会話が手探りになりがちですの。


【資本主義と共産主義の争いが何を産んだのか的な】
ア:ちなみに売上などの目標を達成できなかったら解散すると、
 ファンを脅す場合が含まれるかは微妙ですわね。
白:商業主義アイドルに恨みでもあるのかって感じが出てきた。
天:正直、煩悩主義アイドルが人として上だとも思えないのですが。
白:面倒だし、潰し合って勝った方が偉いで良いんじゃない。
天:それを東洋思想では蠱毒と言い、
 より邪悪なものを産み出す手段として認識されています。

 今年の残り二話をどうしようかと思案していましたが、始まったばかりのアイドル隆盛伝が年一話ではちょっとまずい気がしたのでもう一話いっときます。月読教授や悪魔的ナース辺りは良くも悪くも安定飛行に入ったので、融通が利きますよね。


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