矛という武器があります。槍のように柄が長く、先端が両刃になっている為、突くだけでなく払うも出来るものです。数千年前の中国には既に存在していた、最古の戦闘用具の一つと言えましょう。日本でも、イザナギが国産みをする際に用いたのが天の沼矛とされていて、既に伝わっていたことが伺えます。しかし、この国で人気が高い戦国時代と江戸時代を舞台とした作品に登場することは稀です。日本刀が神格化されすぎているというのもあるでしょうが、単に使用頻度がガタ落ちになったというのが史実なようです。そもそも、長柄の武具というのはリーチを活かして敵を近付けさせないというのが最大の使い道です。ですが矛のように先が広がっていると固定する必要性などから重くなり、使い勝手が悪くなります。結果、払う部分は無くてもいいから軽くしようということで槍へと進化していったらしいのです。昔は青銅が主流で強度や加工技術に問題があって矛が一般的でしたが、鉄が普及していくにしたがって槍が強くなったのだとか。一方で、矛を収める、矛盾など、言葉としては未だに残っていたりもします。リモコン式のテレビしか使ったことが無い世代にも、チャンネルを回すという言い回しがギリギリ通じるみたいなもので、現物と縁がなくても魂だけは継承されていくものなんでしょう。 (・ω・) いや、チャンネルは変えるもんだろと力説されると否定は出来ない 【情熱が無尽蔵に生み出されるかどうかについては言及しない】 黒:遅まきながら気付いたのだ。 五龍などという古い枠組みに囚われず、黒龍一族の始祖になれば良いとな。 黄:どれだけの時間が掛かるか分からないとか、 現実的に可能かという点を無視すれば間違っちゃいねーんだよぉ。 玄:そこに目を瞑って良いんでしょうか。 黄:例えどれだけ誤った道を歩もうとも、 取り返しがつかないことはないのが龍族の良いところなんだよぉ。 【同じ北方と黒担当だし復権する望みは断っておかないと】 玄:大体、龍族は一代限りの方だらけですし、増やすことなど出来るんですか。 黄:基本はたまたま長生きしてるマムシだから、 養殖に成功すれば不可能では無いんだよぉ。 玄:科学も進んでることですし、遺伝子をどうこうすれば何とかなりそうですが。 黄:完全に、パニック映画の導入部分なんだよぉ。 玄:逆にそれを黒龍さんの一派がやったと言い張ることで、 合法的に抹殺する流れに出来る気がしてきました。 【年明けして延々と読み上げてたらヤバい人になってしまう】 白:誕生日を祝う習慣が無いことに気付いたんだけど。 黄:人間ですら二十過ぎたら扱いが雑になってくイベントなんだよぉ。 朱:ですけど逆に御年配になると大々的になりがちですよ~。 白:それ、あと何回できるか分からないからじゃ。 黄:黒いこと言い出しやがったんだよぉ。 朱:カウントは数字を積み重ねるより、 残り幾つか数える方が盛り上がるのはたしかです~。 【倫理と法律で何処から人として扱うか線引きしないといけないんだよ】 白:そもそも私、正確に何歳かとか、何月何日生まれって知らないし。 朱:母子手帳とか無いでしょうしね~。 黄:親の記憶が雑だと、どうにもならないんだよぉ。 白:黄龍に至っては、血縁者すら曖昧なんだっけ。 朱:まず卵生ですと、卵を産んだ日なのか、 孵った日なのか決めないといけないって玄武さんが言ってました~。 黄:朱雀も今の自我になった日なのか、個体が発生した日なのかで使い分けてるし、 きっちり母体から出た日と決めてる人間が異様なのかも知れないんだよぉ。 誕生日に関しては、朱雀だけ2005年10月15日と明確な設定があります。今年でもう15歳かよと気付いてはいけない事実に気付いてしまいますよ。 PR 御法度という言葉があります。ゴハットと読みます。武家諸法度などから推察できるように、法度とは法律や法令など、公式に守らなければならない事柄の古い言い回しになります。これらは何々をしてはいけないという書き方をされていることが多いので、やってはいけない決まりごと全般を意味するようになったのだとか。現代社会で『御法度だぞ』とか言っちゃう場合、特定のコミュニティ内だけで通用するローカルルール感があります。極端なことを言えば今の法律だって日本国内でしか通用しないんですから、身内の決め事に変わりはないんですけど。いずれにしても古語な部分があるので、使う機会は少ないでしょう。ゴハットという響きに軽快さがあるので、何とか生き残って貰いたいという気持ちが無いでもありません。 (・ω・) 児童教育に、ゴハットマン的なキャラを作れないだろうか 【読者の満足感など知ったことかという豪快さも大事】 マ:優勝者の願いを叶える系のデスゲームて多いやん。 あれって、ちゃんと希望通りになる確率どないなもんなんや。 黄:たしかに、嫌がらせみたいな曲解パターンが少なくないんだよぉ。 朱:悪魔さんの取引みたいですね~。 マ:言うとくけど、ウチらあんな安直なもんの主催なんてせーへんで。 黄:むしろ参加して、運営もろとも潰しに掛かりそうなんだよぉ。 マ:関係者全滅エンドの方が、逆に清々しいオチな気ぃするやん。 【それは神様視点なのか連載的な話なのか】 朱:ああいうのって、どのくらいまでなら可能なんでしょうか~。 宇宙をビッグバン以前に戻せってのは無理ですよね~。 黄:どんだけでかい存在なら、そんな真似できるんだよぉ。 マ:創造神が始めた展開やろなぁ。 朱:それだと、破滅を回避するのが主人公の目的になりそうです~。 黄:色んな意味で面倒になって全てを投げっぱなしたくなったというなら、 分からんでもない流れなんだよぉ。 【狙ってやった場合はクリア扱いになるのか否か】 メ:分かった。私が、天使のデスゲームを立ち上げる。 黄:字面が意味不明なんだよぉ。 朱:死こそが救いという、過激派的なやつでしょうか~。 メ:自己犠牲を発揮した人が正解みたいな。 朱:悪魔さん並に性格悪いこと言い出してるんですけど~。 黄:こいつら、方向性が違うだけで本質的に大差ないから、 突き詰めると考え方も似通ってくるんだよぉ。 【悪魔は天使の半分しか居ないのに渡り合ってる時点で察する】 メ:数多の屍を乗り越えたような人に、恩恵を与えて良いのかなって。 黄:根本から否定しに掛かりやがったんだよぉ。 マ:世の中、戦争で勇敢に死んだら天国いけるような宗教ばかりやけどな。 メ:そう言われると、別に問題ない気もしてきた。 朱:毒されてますよ~。 黄:天使と悪魔が意見のすり合わせを行うと結論が悪魔に寄る気がする辺り、 世の本質がそっちに偏ってるんじゃないかって思えてくるんだよぉ。 デスゲームは全貌が見えてくる頃までは順調に育てやすいですが、そこから畳むとなるととてつもない労力が必要なのではと思っていたりします。 という訳で、明けましておめでとうございます。西暦で2020年、令和だと二年が幕を開けました。例年通り、年明けから黄龍ちゃんを再開する訳ですが、こうもピッタリ1月1日から始まるのはレアなのでは無いでしょうか。一話二週間なので14日ある訳ですが、番外編の筆が乗って二週間先延ばしになったりする年も結構あるので二十年に一回くらいのことかも知れません。いや、だから何かある訳でもないのですが、子年で干支もリセットされたということで清々しい気分にならないこともありません。書いているのは爽やかさとは程遠い、謎の連中の物語なのですが。四神の長はかつて黄龍だったらしいけど麒麟に取って代わられたという情報を得てしまったが為に十五年目に突入した訳ですが、どうやらもうちょっとだけ続いてしまうようです。 (・ω・) 逆にここまで来ると、最終回はぶつ切り以外に無くなるのではとすら思う 【一応は夜の世界担当なんだから許してあげて】 朱:私達の霊的な力って、人間の信心が基盤になってるんですよね~。 だとすると、月読さんは信者数の割に神格が高すぎないでしょうか~。 黄:気付いてしまったんだよぉ。 月:この業界の闇に触れるものは、闇の粛清を受けるが良い。 黄:闇が濃厚なんだよぉ。 朱:とりあえず、闇って言いたいだけなのは伝わってきました~。 【人間だって五百歳を超えたら別の存在として扱われる】 黄:推察するに、天照と須佐之男の分を横流ししてるんだよぉ。 朱:水道管や電線から盗む小悪党みたいです~。 月:この理屈だと、黄龍が強いのもおかしいと思うんだが。 朱:多分、単純に生き物としての格がとんでもないんじゃないですか~。 月:一万年以上生きてる古龍やべーな。 朱:恐竜さんは死ぬまで大きくなったって言いますし、 寿命という概念を取っ払ったら、それだけで神様なんですね~。 【抱き合わせ販売は独占禁止法に触れるというのに】 玄:実に良い話を聞きました。私も、闇ルートでの強化を図りたいと思います。 朱:本当に、闇が好きな師弟です~。 黄:実際問題、玄武は四神でなければ今以上に雑魚聖獣な気がするんだよぉ。 玄:既に限界突破していてこれだと言うのですか。 月:ゴミレアは、愛で使うしか無いみたいな話になっとる。 朱:現代的に表現すると、ピックアップだけどハズレ扱いに分類される訳ですね~。 【量産することで戦力強化を図るのはむしろ逆効果なのか】 朱:そもそも、機械である玄武さんに恩恵はあるんでしょうか~。 黄:科学の産物に見えて割とファンタジーだから、影響を受けてそうなんだよぉ。 玄:たしかに、動力炉だけでは説明しきれない謎の力が湧いていることは否定しません。 月:玄武を禅譲されたから自我が芽生えた説に真実味が出てきたな。 朱:そう考えると、真武さんみたいな同族が増えれば増えるほど、 玄武さんのパワーは落ちていく気がするんですけど~。 黄:元々ささやかにすぎる信仰エネルギーを更に分割してるんだから、 しょうがないと言えばしょうがない話なんだよぉ。 月読の存在は知られてない割に設定的に強すぎじゃねと思った結果がこうなりました。最近はソシャゲ界隈などの水増し要員として一昔前よりは知られてる気もしますけどね。 大袈裟という言葉があります。オオゲサと読みます。話で言えば、元ネタはあるものの誇張や脚色が入っていて実際との乖離が激しい様を意味します。他にも、必要以上に飾り立てるなどして目的から外れてしまう状態全般も称します。袈裟と言えばお坊さんが着る法衣のことですが、大袈裟は単純にビッグサイズの袈裟ということになります。とはいえ、直接的な関係は薄いという説が有力なのだとか。順番としては、大胆、大それたといった意味を持つ『大気さ(オオゲサ)』が先にあって、時代が下る際に今の字に差し替えられていったのだそうです。大きな僧衣を身に着けて権威を示そうというのが本道から外れていると考えられてこうなったとするとしっくり来ます。他に袈裟を使う単語というと、袈裟懸け、袈裟斬りくらいしか思い付かないのですが、日常で用いることは稀でしょう。大袈裟だけが生き残ってる辺り、昔から宗教関係者は胡散臭い目で見られていたのかも知れませんね。 (・ω・) 意訳すると、外見ばかりで中身が無い、だもんなぁ 【強くなる為に人間を辞めたって自己肯定には繋がらない的な】 月:覚醒イベントさえあれば、私も一段上のステージに登れるはずなのだが。 黄:地下五階から地下四階に上がっても、誰にも認識されないんだよぉ。 月:下層の努力が他人に認めてもらいにくいのはそういうことか。 黄:高層ビルを階段で駆け上がるくらいの変革が必要なんだよぉ。 月:遺伝子レベルで弄くらないと無理だろうし、 それはもう私じゃないんじゃないかって気もする。 【正式に首をすげ替えるとなると事務的な手続きが面倒だし】 黄:いっそどっかの誰かを影武者として雇う手もあるんだよぉ。 月:不遇の有能なら可能性ありそうではある。 しかし他の教授連中が見て見ぬ振りをしそうで辛い。 黄:程度はともかく、学者の質が上がるのを拒む理由は無いんだよぉ。 月:所詮、研究と論文でしか評価できぬ凡俗共の限界だな。 黄:コネとかしがらみに縛られてるよりは、 よっぽど清廉で正統派だと言わざるを得ないんだよぉ。 【それ以前に話相手が限られすぎてる事実に気付いてはいけない】 月:最近、書こうと思ってた題材が大物教授に発表されてボツになることが多い。 黄:絶対に被害妄想なんだよぉ。 月:いや、私を潰そうとする勢力の仕業だって。 盗聴器とかスパイなんかを疑うべき段階に入ってる。 黄:容疑者にされそうな勢いなんだよぉ。 月:真犯人が序盤から居る身近なやつってのは、定番中の定番だからな。 【何処も経営厳しくて隙あらば経費削減を狙ってくる訳で】 黄:漏洩するメリットがあるか考えてから喋って欲しいんだよぉ。 月:もしや私の教授の椅子を狙って。 黄:引き摺り下ろして座れるならやってもいいけど、 まとめて追放される展開しか想像できないんだよぉ。 月:無駄飯食いが無駄飯食いになるだけで、大学側に利益が無いか。 黄:こんなのと大差ない評価ってのも腹立たしいけど、 世間的にはそんなもんだってのが残念すぎるんだよぉ。 今年もこれで終わりということで色々とネタの欠片を処分した訳ですが、なんでこんなのをメモしておいたのかなというのがチラホラあるのが実に私らしいと思います。考えてみれば、大昔から似たようなことを繰り返してる気がしてなりません。 時代劇、という創作でのジャンルがあります。歴史ものとは微妙に違うようです。定義は意外とふわっとしていて、明治維新以前の日本を舞台としたもの全般を指すということになっています。テレビドラマで言えば江戸時代が強く、次いで戦国時代といったところでしょう。この二つで九割以上のシェアを誇っているのではとすら思わされるほどです。しかし、現代人がトリップしたなどのファンタジー要素が加わった場合にカテゴライズされるかは微妙なところがあります。拙作、戦国浪漫編を時代劇として認めてくれるかと言われれば、無理な感じがありますし。そもそも動画媒体が基本って説もありますけど。とはいえ、私達が認識している史実とされているものや時代劇のお約束にも、拡大解釈や場合に依っては完全な創作が紛れ込んでいる訳でして、線を引くのは難しそうです。もはや視聴者側のイメージが確立されてしまった部分があるので、そこから大幅に外れてしまうと認定されそうも無い気もしますしね。 (・ω・) ジャンル分け自体、レッテル貼りで無意味と言われればそうかも知れない 【空想ですらチキンっぷりを発揮する小市民の鑑】 月:大学の、影の長老になりたい。 黄:裏番張ってるとか言い出す学生と、精神性が同水準なんだよぉ。 月:非公式なら言ったもん勝ちなところあるじゃん。 全てを操ってる気分に浸るだけなら害も無いし良いだろ。 黄:だったらセコいこと言わず世界を牛耳ってるとかで良いんだよぉ。 月:いや、そこまでの規模になると責任とか取れる気がしないし。 【学費さえ納めれば大卒の資格が取れる教育界のワームホールだぞ】 黄:大体、単独で仕切ってるとは限らないんだよぉ。 月:我は大学百傑の一人とか言われても反応に困るな。 黄:教授全員入れても枠が余りそうなんだよぉ。 月:むしろ優秀な学生に押し出されそうな気がする。 黄:うちにそんなのが居る訳ないから、その心配は無用なんだよぉ。 月:それはそれで、物凄く引っ掛かるものがあるのは気のせいじゃないな。 【主人公補正が無いから快進撃する未来も無い】 黄:ドタバタがあったのは知ってるけど、 どうやってこんなのが教授になったのかが謎すぎるんだよぉ。 月:底辺大学の更に末席だと思えば、 一人くらいこんなのが紛れ込んでもおかしくはないだろ。 黄:自分で言いやがったんだよぉ。 月:幸いにして国内教授ランキング的なものは存在しないが、 数値化されたらワースト何位になるか分かったもんじゃないという。 【アルコールに頼るよりは肉体的負担が少ないという考え方】 月:一応、博士課程時代に書いた論文が評価されたらしいけどな。 黄:そういやその一本だけ、妙にまともだった記憶があるんだよぉ。 月:角度とか光の加減でやたら美人に見える写真とかあるだろ。 ああいうのと一緒で、驚異的まぐれ当たりは誰にでも起こりうる。 黄:だから、良く自分で言えるんだよぉ。 月:こうやって茶化すことで現実をボカして見るから、 ギリギリのところで精神を保っていられるのだ。 宣伝目的の客員教授などはさておいて、研究畑の人間がどうやって教授になるのかは良く知らなかったりします。教授会とかで承認されるんだろうなぁくらいの認識ですが、この作品に於いてそれ以上は必要そうも無いから良いってことにしておきましょう。 |
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