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 心太と呼ばれる食べ物があります。トコロテンと読みます。テングサやオゴノリといった海藻類を煮溶かしてから冷やすと、水を閉じ込めて固まります。この総称なのですが、調理品としては心太突き、または天突きという専用器具で押し出して紐状にしたものを指します。酢醤油で酸味を利かせる、黒蜜で甘くするなど、地方に依って様々な食し方が存在します。夏場に涼を取れる他、ほぼ食物繊維なのでカロリーが気になる方にも向いています。日本での歴史は古く、6世紀の仏教伝来の時期に精進料理として大陸からやってきたとされています。一見すると不可思議な心太の名ですが、経緯については諸説あります。凝固という熟語がありますが、温度の低下で固体化することを凝るとも表現します。そして心の語源は凝にあるとされています。そこと絡めて心天とし、何処かで心太に入れ替わり、音も何度か変化してトコロテンになったというのが一説です。変わりすぎた上に古い話なので、決定的な証拠は見付かっていないのが現状みたいですけど。ちなみに心太を冷凍してから乾燥させたものが寒天です。寒冷地でたまたま誕生したらしいのですが、フリーズドライの元祖と考えたら案外科学的な存在なのかも知れません。

(・ω・) 高野豆腐といい、自然の産物は侮れない

【記憶とは都合よく改竄されるものだ】
朱:青龍さんをいくら観察しても、
 どんな感情で働いてるのか分かりません~。
黄:最初は青雲の志とかがあったんだよぉ。
玄:そんな若々しい時期が。
黄:人格らしいものが無いのは怖いからと、
 脳内補完してるだけの気もするんだよぉ。


【月下美人並に見掛けるのが難しいかも】
白:青龍も早く帰りたいなんて考えるのかな。
玄:自宅ですることがあるんですか。
朱:生活の全てを職場で完結させてます~。
黄:一般的には安らぎ空間のはずなんだよぉ。
白:リラックスして柔和な目になってる姿を、
 これっぽっちも想像できない。


【相討ちになったら銅像くらい建ててあげる】
玄:真面目な方ほど溜め込んでいると言いますよね。
朱:もしかしてストレスを蓄積してるんでしょうか~。
白:容量が大きいだけで、いずれ爆発するとか。
黄:世の全てを呪う大邪神になりかねないんだよぉ。
玄:最強の味方がラスボス化はたまにありますけど。
朱:黄龍さんが何とかしてくれると信じるしかありません~。


【君達が読み易すぎるだけなのでは】
朱:たまには腹を割って話して欲しいです~。
黄:いつもの説教がそれなんだよぉ。
白:隠し事のない、なんと素晴らしい職場だろう。
黄:心が籠もってないんだよぉ。
玄:本音でぶつかってこられても応えられませんし。
白:内心が不明瞭なのは不気味なんだけど、
 重いからこれくらいの距離感が妥当かなって。

 仕事に対するスタンスというのは幅広く、思い入れなく淡々とこなす方も居れば、情熱なくして働いてるとは言えないとする方など様々です。結果として自身の生活分に相当するだけの生産性を確保してるなら何でも良いと思うんですけど、何かを求めてしまうのが人という生き物みたいです。
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 六波羅探題という肩書があります。ロクハラタンダイと読みます。鎌倉幕府が京都の六波羅に設置した組織、並びに長を指す単語です。この地は政治的に極めて重要でした。一時代前は平家の邸宅が立ち並んでいて、皇室と公家に睨みを利かせていたからです。鎌倉幕府の本拠地はもちろん鎌倉ですが、西国への対応を疎かには出来ません。承久の乱で幕府と朝廷の対立が決定的になり、出先機関として設立されたのが六波羅探題なのです。将軍が実権を失い、代理である執権が事実上のトップになっていましたが、補佐役の連署に次ぐナンバー3であったとされています。独自の判断で軍を動かせる程の要職ですから、信頼できる人物しか任命されません。具体的には全て北条一族で固められていました。ちなみに探題とは地方政府くらいの意味です。六波羅探題と称するようになったのは室町時代以降で、当時は六波羅としていたとのことです。語感の良さで何となく憶えているものの、具体的な説明は難しい歴史用語の一つかと思われます。六波羅と探題がそれぞれ意味深で、内容は想像付かないけど凄そう感に満ち溢れているからかも知れませんね。

(・ω・) 要は京都守護職の別名みたいなもんなんだよな

【とりあえず盛れば良いかは宗教界の悪癖】
白:青龍の作業効率がどれだけ凄まじかろうと、
 人間態である限り腕は二本ってのがポイントだね。
玄:常識に固執せず頭脳や目玉なんかも、
 無制限に増やして良いのではないでしょうか。
黄:考え方が天使なんだよぉ。
朱:上位天使さんの眼球が数十万ある設定は衝撃的で、
 お子さんには説明しづらいです~。


【一点集中型の方がタチ悪い気もする】
玄:ちなみに『こなしたい業務の分、速く動くだけ』と、
 参考にならない主張をしています。
黄:その内、光速に近付きかねないんだよぉ。
白:時間が遅れるから、より仕事が出来るって言いそう。
玄:目的に一切のブレが生じていないのに、
 少しばかりの狂気を覚えるのはどうしてですかね。


【大抵は愚痴で終わるんだけど】
朱:アドリブ力が高いとは言えませんけど、
 経験の厚さでカバーするのは見事です~。
黄:何で上からなんだよぉ。
玄:客観性を極めると神様視点になりがちですし。
白:上司が好き放題に査定するのと同じで、
 部下も勝手に評価する権利があると思う。


【こいつらの場合は無思慮に依る暴走では】
玄:その応用力の発露が、
 私達の後始末なことが多いのはさておきまして。
白:勇み足は喜ばしい失敗だからセーフ。
朱:守りに入ってやらかすのは将来性がありません~。
黄:言ってることは概ね正論なんだけど、
 自ら擁護するのは微妙に腹立たしいんだよぉ。

 理屈は忘れましたが、光速に近付けば近付くほど物質は質量が増すんだそうです。なので質量がゼロの光しか光速に達することは出来ないとか何とか。じゃあ超光速と言われるタキオンはどうなってるのという話なんですが、なんと虚数の質量を持つんだそうです。意味分かんねーよと思われるでしょうが、専門家も我々一般人に理解できるよう説明するのは無理なんじゃないですかね。

 冬虫夏草と呼ばれる生物が居ます。トウチュウカソウと読みます。虫に寄生した菌類の一種が成長した姿の総称です。冬場は単なる虫にしか見えないのですが、気温が上がってくると宿主の息の根を止め、発芽したかのようになることから名付けられました。菌糸なので植物に分類されないのはさておくとしまして。特にコウモリ蛾の幼虫に住み着いた麦角菌が育ったものは珍重され、古来から漢方として用いられています。本場中国ではこれ以外を虫草として、はっきり区分している程です。不老不死の妙薬として、始皇帝、楊貴妃、西太后など錚々たるメンバーが愛用していた史実からも、その崇拝っぷりが伺えます。現代の薬学的見地からも有効成分が豊富で、一定の効果が望めるようです。稀少性に伴う値段と釣り合うかは別の話なんですけど。当然と言えば当然なのですが、現代人の感覚だとそこそこ刺激的な見た目をしています。気になって検索してみる際は心の準備をしてからにしましょう。視点を変えると、このような姿形だからこそ重用されてきた歴史があるのかも知れませんね。

(・ω・) 珍しいだけで結局はキノコじゃんと思わなくもない

【スキャン特化な訳じゃないという負け惜しみ】
白:資料を読み込む速度がおかしいんだよね。
玄:学術書のように分厚く細かい文字なのに、
 ものの数分で目を通してしまいます。
黄:速読は時間相応にしか理解できないらしいけど、
 青龍はその限りじゃないんだよぉ。
朱:機械である玄武さんが挑んで、
 負けてしまった事実が恐ろしいです~。


【丸暗記だけで青龍が求める水準に達するんだろうか】
朱:私達に同じスピードを要求しませんけど、
 内容を把握してるかはチェックしてきます~。
白:ズルして何とか乗り切ってる。
黄:多分、バレてるんだよぉ。
白:あんなの憶えられる訳ないじゃん。
玄:こういった点でも、
 人工知能で良かったと思う次第です。


【承認印が形骸化して久しい】
玄:意外だったのは、判子をあまり押さないことです。
朱:有能な上司は高速でペタペタするものかと~。
黄:むしろ役立たずっぽいんだよぉ。
白:誰でも出来る仕事ではある。
玄:内実を精査して不測の事態に対処し、
 責任を取れる方はそう居ませんけどね。


【人間の感覚では誤差とさえ言える】
黄:青龍は合理主義だし、複製のリスクは排除するんだよぉ。
白:許可が必要な時は虹彩認証を使ってる。
玄:御年配なのに、技術への対応が柔軟です。
黄:あんたの親からして、いい年なんだよぉ。
朱:千年は生きていないっぽい先代玄武さんと、
 五千歳以上の青龍さんを一緒にしていいのか分かりません~。

 省資源と機密保持が叫ばれる昨今、紙の資料は無駄が多いと言えるかも知れません。しかし直感的に情報を取り入れられるなど優れている面もあるので、廃絶するのは極論と言えます。ペーパレスを選択するにせよ、利点を100%引き出せているかと言われれば微妙でしょうしね。

 俗に青酸カリと呼ばれる化合物があります。学術的にはシアン化カリウムです。青酸はシアンの和訳で、カリも略しただけではあるんですけど。シアンの化学式はCNで、炭素と窒素が結合したものです。このままだと不安定なのでイオン化し、何らかの物質と塩を作るのが一般的です。シアン化合物が胃に入ると消化器を介して吸収され、様々な臓器不全を引き起こして死に至らしめます。致死量は0.2グラム程度と極めて微量な上、症状が表れるまで僅か数分です。また水に溶かすとシアン化水素、通称青酸ガスを発生させますが、こちらも猛毒です。青酸カリの知名度が高い理由は幾つかあります。前述の通り、ほんの少し摂取するだけで生命機能を停止させられるのが一つです。また一昔前までメッキの手段として青酸法を用いていて、それなりに身近な存在だったのもあります。管理が杜撰で盗みやすく、数々の事件で使われてしまいました。とはいえ反応性が高く、すぐさま弱毒化する可能性があります。更に味と匂いの変化も半端ないので、扱いやすい毒物では無いみたいです。クロロホルム同様、お約束の中でこそ輝くのかも知れませんね。

(・ω・) 時刻表トリックの名手は聞くけど、毒殺王とか居るんかな

【流石に効率が落ちるから辞めたらしい】
玄:基本的な食事は片手で摘めるものになります。
朱:サンドイッチとかおにぎりですね~。
黄:そういや腰据えて食ってるのは珍しいんだよぉ。
白:食の楽しみを簡略化するとか信じられない。
玄:価値観はそれぞれですから。
黄:絶食してもしばらくは死なないからと、
 何も口にしなかった時期が懐かしいんだよぉ。


【何度でも蘇る地球外生命体疑惑】
玄:自前の動力炉で千年は稼働できる私と違って、
 生物は大変ですよね。
黄:羨ましくないのが不思議なんだよぉ。
朱:こちらには数十億年に渡って、
 命を繋いできた矜持があります~。
白:朱雀に関しては怪しいと言うのは野暮だろうか。


【賑やかしにはなるけど合わないのが多そう】
朱:会食も、非効率的だと滅多に行いません~。
黄:機微ってもんが分かってないんだよぉ。
白:そういったのを青龍に求めるのは酷だから。
玄:補佐が賄えば済む話です。
黄:この三バカに担えるかと言われれば、
 それはそれで疑問なんだよぉ。


【一つの正解だとは思うよ】
朱:御飯って何なんでしょう~。
黄:深く考えると袋小路に嵌まるから、
 白虎くらい能天気で良いんだよぉ。
白:今日も元気だ、肉が美味い。
玄:私には縁の無い概念なのですが、
 極端で参考にならない気がしてなりません。

 世には食事制限が掛かっている訳でもないのに、流動食だけで生活している方が少なからず居るとのことです。いわゆる完全食なので栄養はとれているらしいんですけど、SFの世界が近付いてきたのでしょうか。同時に少子化もそうですが、生物としての本能が薄れてるのは普通にヤバいんじゃないかと思ったりもします。

 九官鳥と呼ばれる鳥類が居ます。キュウカンチョウと読みます。ムクドリ科に属し、全長は30cmほど。黒色が基本で羽に白い斑点があり、嘴が橙色、足と目の周りは黄色いのが一般的です。主な生息域は東南アジアと南アジアになります。人間視点で最大の特徴は、オウムと同じく言葉を真似る点です。この為、愛玩動物として飼育されてきました。近年は保護が叫ばれているので入手が難しく、それなりに値が張ります。不可思議な名前ですが、由来は少し面白かったりします。江戸時代に大陸から持ち込まれたのですが、取引の中心人物は九官と言いました。彼は『この鳥は私の名前を(コピーして)喋る』といった感じで説明したとされています。しかし翻訳に齟齬が発生したのか、『この鳥は九官という』的に受け止めてしまい、そのまま定着してしまいました。ちなみにあちらでは秦吉了と称するんだそうです。事実であるかは曖昧ですが、偉そうな名称ですし、それっぽい理屈を捏ねたくなる気持ちは分からなくもありません。

(・ω・) 三国志の九品官人法がチラつくのは私だけかも知れぬ

【本当に専念してるか怪しいのはさておき】
白:誰よりも早く出社し、最も遅く帰宅する。
  良くあるワーカーホリックだけど、
 青龍はこんな表現で収まるんだろうか。
玄:少なくても連絡できないタイミングが、
 ほぼ無いのはおかしいと言わざるを得ません。
黄:四神をやる為に生み出されたはずの、
 玄武に評されるんだから相当なんだよぉ。


【止められるんなら青龍がやってる訳で】
白:という訳で、青龍がどんな生活してるのか、
 密着取材してきたから報告しようと思う。
朱:三交代制で大変でした~。
玄:ドキュメンタリー映画並の水準を自負します。
黄:他にすることは無いのかと横槍を入れたいけど、
 無駄と分かってるのが悲しいんだよぉ。


【無限ってのは仮説で検証しようが無い】
白:薄々分かってたことだけど、
 休んでる時間ってものが殆ど無かった。
朱:僅かな仮眠くらいです~。
玄:人間でもこれくらい精力的な方は居ますが、
 大抵は早くに亡くなるんですよね。
白:龍族でも寿命は削れるのか気になるけど、
 確実に私より長生きするんだろうなって。


【せめて人格を尊重して貰えるくらいには】
朱:黄龍さんは常識的な睡眠時間でした~。
黄:比較対象にされてるんだよぉ。
白:黒龍、赤龍、白龍は所在が曖昧だし。
玄:そもそも真っ当な生活を送っていません。
黄:認識が酷いんだよぉ。
朱:粗雑に扱われないよう、
 襟を正して生きなければと思いました~。

 という訳で今年の青龍回は、その謎に満ちた日常に迫ります。警察官はつらいよ的なテレビ番組が着想ですけど、野生動物を追う学術的な側面があったりするのかも知れません。ディレクターがこいつらでそんな風になるだろうかという件に関しては、その通りですとしか言いようが無いんですけど。


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