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 エスプリという単語があります。フランス語のespritに由来します。英語のspiritに相当し、和訳は精神や霊魂が第一です。転じて真髄や知性も意味します。現代日本語で用いる際は、エスプリが効いた、またはエスプリに富んだが殆どでしょう。いずれも気の利いた、洒脱である、才気溢れるといったニュアンスです。馴染みが薄いフランス語を使ったのには理由があります。日本人が抱くフランス人のイメージだったからです。つまり流行の最先端を走りながらも理知的で、とっさの機転でハイセンスな切り返しが出来る雰囲気の持ち主です。事実であるかは別にしまして。そう考えると、この言い回し自体が幻想を抱いていた時代の残骸なのかも知れません。実際、一定以上の年齢層にしか通用しない気がしますし。ちなみにエスプレッソと同源っぽい匂いを漂わせていますが、あんまし関係が無いようです。こっちはイタリア語ですしね。良く分かってない頃は濃厚な大人の味わいと掛けたみたいな、適当な連想をしていましたよ。

(・ω・) サブカルコンテンツの略称感があるかも

【太陽を司ってるくらいしか褒めるとこねぇな】
天:私は、日本神話の最高神です。
朱:存じ上げてます~。
天:ですが周知されてる逸話が残念では無いですか。
黄:岩戸に引き籠もる、須佐之男に天叢雲剣を貰う、
 ニニギに国を横取りさせる、くらいなんだよぉ。
天:これでどうやって権威を維持してきたのか、
 冷静に見詰め直すと意味が分かりません。


【こんな連中に後事を託した伊邪那岐が悪い】
天:かと言って、特に悪いこともしていないんですが。
朱:お日様が隠れたのを記憶から消してます~。
黄:個人的感情で暗黒の世界にするのは大悪行なんだよぉ。
天:意図した訳ではありませんし。
月:知らなかったから罪にならないとか子供か。
黄:ここぞとばかりに攻勢を掛けるのも大概なんだよぉ。


【全ての行動には功罪が伴うのだ】
月:その点、私の公式記録は潔白そのものだ。
マ:経歴が真っ白の間違いちゃうか。
月:鬼畜が如きツッコミ。
朱:悪魔さんですので~。
黄:悪事に手を染めたくないなら何もしないってのは、
 ある意味で正しくはあるんだよぉ。


【優等生が真っ当に活躍しても盛り上がらないし】
朱:須佐之男さんは八岐大蛇退治が、
 唯一にして最大の勲章みたいなものですが~。
月:あれで恩給生活に入ったと言っても過言ではない。
須:言い過ぎじゃろ。
メ:チンピラがちょっと良いことしたら評価されるのは、
 やっぱり問題だと思うよ。

 三貴子の良く言えば人間的、悪く言えば俗物の精神性は日本らしいなと思っています。しかし当時の編纂者は、どういった意図でこんな感じに仕上げたのでしょうか。やっぱり隙が無い描写にしたら親しめないとか考えた結果なんですかね。
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