鬼界カルデラと呼ばれるものがあります。キカイカルデラと読みます。名前はやたらといかついですが、地理用語です。カルデラとはスペイン語で釜や鍋を意味する言葉で、火山活動に依って出来た窪地も指します。火山というと、山頂から溶岩やらガスの類が吹き出すものをイメージします。しかし規模が大きくなれば、噴出した内部の空洞に地盤が耐えきれず、陥没して凹んでしまいます。その跡地がカルデラなのです。鬼界カルデラは薩摩半島から見て南方50km程の場所にある、固有名詞です。過去に何度となく噴火していますが、7300年程前を最後にひとまずは落ち着いているようです。その際に、南九州の縄文文化を壊滅させ、西日本に大打撃を与えたと言われるほどに強大なものなのだとか。物々しい名前は、縁にある薩摩硫黄島の旧名が鬼界ヶ島であったことに由来します。昔の人は分かっていたのか、火山島でゴツゴツとしているかなのかは、微妙なところではありますけどね。 (・ω・) 今一度爆発すれば、日本と言わず周辺は終わりを迎えるらしい 【主要産業が何になるのか想像できないけど】 月:学会で、数年前に発表したのとの矛盾をネチネチ指摘された。 黄:アンタの論文を読み込んでるのが居ることが衝撃なんだよぉ。 月:駄作映画マニアと似た感じなんじゃないか。 黄:言い得て妙ではあるけど、納得したくないんだよぉ。 月:世には、文句を付ける為だけに全シリーズ完走する猛者も多い。 黄:こういった非生産的なエネルギーを一点に集めれば、 国家の一つや二つ興せる気がしてならないのが残念なんだよぉ。 【無能ほど中身の無い仕事を抱えて満足する典型例】 月:書き終えた瞬間に過去のものとなるのに、憶えてる訳ないよな。 黄:学者として論外なことを、良くそこまで堂々と言えるんだよぉ。 月:最大で十二のテーマを同時進行したことがあって、 自分でも何がどうなってるのか分からない時期の話だし。 黄:黎明期の売れっ子マンガ家みたいなエピソードだけど、 何かしら名を刻んだ訳でも無い点が違いすぎるんだよぉ。 【若者の内に矯正できなかったら一生そのままなんじゃなかろうか】 月:初めて手料理を振る舞われた時、 無理しても美味いと言わないといけない風潮が納得いかない。 冷静に考えてみろ。次があれば、その味が基本線になるんだぞ。 黄:弁当わけてやって、その言い草もどうなんだよぉ。 月:個性的な味とどっちが良いか、悩んだ末の発言だ。 黄:素直にまずいと言われた方が、後腐れなかったんだよぉ。 月:こういうところが社交性不足の原因なんだろうけど、 どうやったら直せるか未だに分からんし、やる気も大して無い。 【実用性皆無で低レアリティでもフルコンプしたくなるやつだ】 月:世界は広いし、口に合う民族が無いとは言い切れない。 何なら範囲を動物全般に広げる手もある。 黄:その追い打ちが、天然なのか悪意込みなのかが謎なんだよぉ。 月:こと食い物に関して普通って褒めてない雰囲気あるけど、 無難で大衆に受け入れられるって、それはそれで難しいよな。 黄:二度と食わせてやらないことだけは心に誓ったんだよぉ。 月:純粋に味だけを評価するなら何一つ問題は無いんだけど、 一生、口に出来ないと思うと少し惜しい気持ちもあったりする。 本編の黄龍はそれなりに料理が出来るはずですが、こちらはそうでもないようです。単に月読以外の登場人物が黄龍しか居ないから、役割を押し付けられた感じはありますけども。 PR 拍車が掛かるという慣用句があります。ある程度の速度で進んでいた物や状態が、何かをキッカケとして加速する際に用います。行政改革に拍車が掛かる、国家間の緊張緩和に拍車が掛かる、などという用例になります。現実にはあんまし起こらないことなのはさておくとしまして。この拍車というのは、踵に装着する金属製の馬具です。ここで馬を小突いて合図として、スピードアップさせることが由来となります。中世ヨーロッパに於ける騎士の象徴の一つでもあり、叙勲式で剣と共に授けられるものでした。日本には明治期以降に欧米から入ったらしく、歴史は浅いようです。それ以前は鞭を用いるのが一般的だったのだとか。そういえば鞭を入れるも、気合を入れて能率を上げさせるという意味では似てる部分がありますよね。馬というやつは、なんやかんや言って犬の次くらいに人間と長い付き合いをしてきたと感じさせられます。 (・ω・) そういう意味で、猫の取り入り方って半端ないところがあるな 【そこらの石ころだって世界に一つしか無い】 月:最近、伝統や慣習に流されない、己の革新性の高さに気付いた。 黄:世間はそれを、空気が読めないと言うんだよぉ。 月:歴史的偉業を成し遂げるのは、そういう類だからな。 黄:大半は自分の道を行き過ぎたせいで人生を破綻させるんだよぉ。 月:まあ私に、踏み外す程の度胸は無いんですけどね。 黄:なんか定期的にこんな感じの話題になる辺り、 どうしようもない意味でのオンリーワンだと痛感させられるんだよぉ。 【共同発案者と言えないこともない訳で】 黄:自然科学なら珍妙な研究を評価したりするけど、 文化系はあんまし聞かないんだよぉ。 月:よし、主催して審査委員長になってやるか。 黄:一部で異様な盛り上がりを見せそうで納得いかないんだよぉ。 月:私のように日の目を見ない実力者の為に始めたとか、 適当なこと言っときゃ形になるだろ。 黄:何かの間違いで権威が付いてしまった場合に、 おこぼれを貰えないかと考えて、少し自己嫌悪してるんだよぉ。 【テンションだけは高いから凄い話してると勘違いしそう】 月:プラモ作りは大人の趣味かどうかを大真面目に議論して、 ほとんど寝てないから休講にした。 黄:ひでー理由もあったもんなんだよぉ。 月:なんなら講義で顛末について演説しても良かったんだが、 内容がディープすぎて学生がついてこれるとは思えない。 黄:真っ当な議題ならバカ学者で済むのに、 どうしてここまで何をしてもダメさ加減を撒き散らせるんだよぉ。 【相対的に月読が残念なだけで大学自体も大概なのです】 月:ちなみに、自分でも最低だなと思うサボりは、 トランプピラミッドを積み上げてて、最後の一つを失敗してヘコんだから、だ。 黄:学生課に、どう言って通知してもらったんだよぉ。 月:うちは一身上の都合だけで通る緩さだぞ。 黄:相手したくないだけに思えてきたんだよぉ。 月:どれだけ休んだら教授会で取り上げられるか試してみたいが、 腹を探られたくないのは誰もが一緒だからスルーされる気もしてる。 文系のイグノーベル賞に相当するものって耳にした記憶が無いですけど、あるはあるんでしょうね。ただでさえ謎の研究をしてる方が多い業界なので、とんでもなくカオスなことになりそうです。 軌道エレベーターと呼ばれるものがあります。現状、SFでしか目にすることがないものの、近い将来に実現するかも知れない建造物の名称です。物凄く単純に言えば、静止衛星から地上までチューブを垂らして固定し、内部を移動するというものです。地球が持ち手のハンマー投げと言い換えても良いでしょう。グルグル回転を続けるだけで、放り投げる訳ではありませんけど。自転を考えれば、赤道上に作るのが最も負担が軽くなるというのも、なんとなくイメージできるかと思われます。ここで重要になってくるのは筒の素材ですが、ナノカーボンなる軽量かつ頑健なものが登場したことで現実味を帯びてきました。最大のメリットは、ロケットやスペースシャトルのように莫大なエネルギーを消費しなくても人や物資を宇宙へと運べる点です。本格的に地球圏外の開発を進める段階になったのであれば、足場として有用になるとされています。とはいえ、技術的に可能かもというだけで、とんでもない予算と時間、それに人的ソースが必要なことに変わりはありません。政治的な問題も大きく、夢のままで終わるか微妙なところです。 (・ω・) 私が死ぬまでには無理だなと思うと、ちょっとばかり切ない 【長期的に居場所が無くなるリスクについては言及しない】 月:今、ダンジョンについての論文を纏めてる。 黄:正直、何を言ってるか分からないんだよぉ。 月:ここ数十年で、ゲーム的な迷宮は星の数ほど作られた。 洞窟、遺跡、塔、魔王の居城などが挙げられるが、 これ程の蓄積となると文化学的側面も無視できないのではなかろうか。 黄:話は理解したけど、学者として取り組む理由はサッパリなんだよぉ。 月:ほぼ趣味でも誰に咎められる訳でも無い辺り、 教授って究極の自由業みたいなところあるよな。 【大玉の補充をするバイトが雇われてるのかも知れない】 月:例えば、スイッチを入れると丸い岩が襲ってくるトラップあるだろ。 何とはなしに受け入れてるかも知れんが、 ああいうのも設計した人が居るし、動作を試行錯誤してるかと思うと面白い。 黄:たしかに、曲がり角で引っ掛かったら何とも言えない気持ちになるんだよぉ。 月:よどみなく転がり落ちるギミックを開発した人の名が冠せられていて、 業界では常識のように呼ばれている可能性だってある。 黄:ちょっと興味深い雰囲気は出てきたけど、 基本的に妄想だってことを考えると、何してるんだ感は拭いきれないんだよぉ。 【定期的に創作家の打ち合わせ現場みたいになるな】 月:その手の職人がどうやって収入を得てるかとかも考えさせられる。 黄:フリーの凄腕というありきたりな設定にしても、そこそこいけそうなんだよぉ。 月:口封じに殺される危険性があるしな。 前金制で、完成したら速攻で消え去る逃げ足も重要になってくるだろう。 黄:仕掛け作りのネタが切れて、逃亡劇が主体になりそうなんだよぉ。 月:こうやって初期に受けた作風からズレて客も離れていくのだなぁ。 【それを含めて依頼人の要望にでもするしかないな】 月:リアル罠は大抵が即死で、頑張ればなんとかなるってもんじゃないからつまらん。 黄:そりゃそうなんだよぉ。 月:生かさず殺さずのギリギリを攻めてこそ、匠の仕事というものではないか。 黄:プロフェッサーとして、弄ぶ理由を論理的に説明して欲しいんだよぉ。 月:どの程度なら切り抜けられるかのデータを集めて、次回作の参考にするとか。 黄:もしや割と理に適ってるんじゃないかと騙されそうになったけど、 今作を生き延びられる程度の仕様にする言い訳にはなってないんだよぉ。 とりあえず、困った時は月読教授でお茶を濁していけというのが自分の中での定番になっています。彼女自身、この世界の濁りみたいな存在なので特に問題は無いでしょう。 カツアゲという俗語があります。恐喝行為全般を指すものですが、特に暴力や恫喝を直接的に用いて、金品を差し出させることを強く意味する雰囲気があります。語源としては、恐喝のカツと、巻き上げるのアゲを足したものと言われています。揚げ物としてのカツは関係無いというのが通説です。イメージとしては路地裏など人目に付かないところで行われるものです。さりげに、強盗と何処ら辺で線引きするのかの解釈は割れるのではないでしょうか。やってることに本質的な差は無いのですが、法律的に恐喝と強盗は別物のようです。端的に言うと、逆らう気すら起こらない程の暴力を背景にすると強盗扱いになるのだとか。言葉だけなら恐喝、ナイフなんかを持っていたら強盗ということでしょうかね。武器が無くても、大柄な男性数名に囲まれたら一般人にはどうにもならない気もしますが。そこら辺は法曹が考える部分ではあるのですが、司法の判断は難解極まることもあるのが庶民の見解なのです。 (・ω・) 何事も経験とは言うけど、この二つには巻き込まれたくないよ 【雑談の何割がそれらで占められていることやら】 白:この部活的なもの、なんとはなしに続けてるけどさ。 全国大会出場みたいな、分かりやすい目標って無いの。 天:アルテミスさん個人の、 一人でも多くの女性と仲良くなりたいというのは別にしてください。 ア:釘を刺されましたわ。 白:それを有りにすると、話が全く進まないし。 天:白虎さんの肉談義も似たようなものですが、そちらもさて置きましょう。 【何をしたら制覇した扱いになるのかも謎である】 ア:では、アジアで一番のアイドルになるというのはどうですの。 白:在学中に? 天:現状、市内どころか町内にすら格上が居るのですが。 白:大体、日本とか世界ならまだ分かるけど、なんでアジアで止めたのさ。 天:何処までをアジアとするのかという、地理的な部分も気になります。 ア:その様に矢継ぎ早にツッコまれましても、捌ききれませんの。 【内臓に馴染んでこそ定着したと言えるのかも知れない】 ア:わたくし達は国際ユニットなのですから、 日本にだけ拘るべきではありませんわ。 白:たしかに、和牛だからって醤油系のソースに凝り固まってると、 可能性を狭める恐れがあるか。 天:それで納得できるんでしたら、別に構いませんが。 ア:そもそも、日本人にとって肉食自体が西洋系の輸入文化ですわよ。 天:ソウルフードぶっている米も元は外来種ですから、 境界線は曖昧とも言えますけどね。 【目的と手段をごっちゃにしない合理的思考の持ち主だからな】 ア:それに高校で世界を統べてしまったら、次にやることがありませんわよ。 白:裏ボスが居ないと、今一つ盛り上がれないみたいな。 天:そこまで間違ってない例えに思えてしまいます。 白:ってか、アルテミスの中で卒業後も続けることが確定してるのが怖い。 ア:うちは付属ですので、同じ大学に進学しますでしょう。 白:私が留学生ってこと忘れてるんじゃなかろうか。 天:その時はその時で、平然と別の方と組みそうなのが彼女の恐ろしさではあります。 とりあえず、今年一話目なので小妹々はお休みです。諸般の事情で話数が多めになりそうなので、何処かで泣きつくことになるでしょうけど。 煙管と呼ばれるものがあります。キセルと読みます。初見では、何をどうやったらそう読めるんだという感じもありますが、煙草と同じく音を残して意味で字を当て嵌めたものなのです。現代は煙草というと紙巻きが主流ですが、伝来した戦国時代、或いは江戸初期は煙管で吸うのが一般的でした。時代劇などで御覧になったことがある方も多いでしょうが、原理は至って単純です。管の一端に刻んだ煙草の葉を入れる雁首(ガンクビ)と呼ばれる部分があって、火を付けて反対側から煙を吸引します。もちろん雁首は熱に耐えないといけないので金属製であることが殆どです。口を付ける吸い口も、噛むことや唾液に依る劣化を防ぐ為に同じ素材です。中間部分の筒は羅宇(ラウ)という名前で竹製や木製が多かったようです。これを特に羅宇煙管と称します。全て金属で出来た延べ煙管というものもあったようですが。語源はカンボジア語で吸うを意味するkhsierだというのが有力なのだとか。ちなみに電車の不正乗車を俗にキセルと言ったりもします。これは出発点から最寄り駅の切符と、目的地から見て最寄り駅との間の切符を二枚用意したことに由来します。羅宇煙管の雁首と吸い口の部分だけは金(カネ)であるというところから、その部分だけ料金を支払っているということです。当然、最近は履歴を記録しているので真似の出来ない手法ではあります。交通系カード、ないしは同機能をスマホに入れてる人が大半でしょうし。技術の発展とともに、こういった程度の低い犯罪は駆逐されていくのが世の流れなのでしょうね。 (・ω・) 線路から逃げるとか、更にレベルが下がると対策が難しいらしいけど 【返す返すも忘れてはならない白虎の留学生設定】 白:なんか最近、アルテミスの血色が良いような。 天:生き甲斐がありますと生命力が活性化されるとは言います。 ア:この様に素晴らしい日々を送れるとは、 アイドルという使命に気付いた自分を褒め称えたいですの。 白:自信家も、ここまで来ると、眩いな。 天:私達だけに通じる川柳大会でも開きますかと、 言いたくなるくらいにテンポが良かったですね。 【無条件で礼賛するには血に塗れ過ぎてしまった】 ア:皆さんから頂いた潤いを、何倍にもしてお返しする。 理想的な循環だと思いませんこと。 白:他人からパワーを集めて放つ必殺技みたいな話になってきた。 天:愛と言い換えれば、大体のことは綺麗に聞こえるものです。 白:そういう風に表現すると、とてつもなく不純な存在に思えてくる。 ア:世界で最も尊く、同時に最も罪深いのは事実ですわよ。 【むしろ縁が増えて喜ばしいとすら考えてそう】 白:ファンクラブの人は、会員番号の小ささを競うって聞いたんだけど。 天:少しでも早く目を付けたというのが優越感になるようです。 ア:出会った順番で全てが決まるというのなら、 世の中は味気ないものになってしまいますわ。 白:良いこと言ってるようで、アルテミスだとやっぱり補正が掛かる。 天:恋人が居ようと、次の恋愛へ踏み切って良いという風に聞こえます。 ア:それの何が問題なのか、わたくしには全く分かりませんの。 【安っぽい博愛主義者が信用ならない話に繋がりそうだ】 ア:全ての方を同等に幸せにすれば、文句を言われる筋合いはありませんわ。 白:言葉だけ抜き取ると、本当に大人物だと思う。 天:出来ない人が多すぎるから社会悪とされているのでは。 白:あー、たしかにどんな肉も差別しないように心がけてはいるんだけど、 その日その日の気分でランキング的なものが作られちゃうのはある。 ア:同じ話で良いんですの。 天:これに対する明確な返答を用意しかねるのは私が若い為か、 或いは誰にとっても難題なのかすら分かりません。 某動画サイトのアカウントが若いと結構なお値段で売れるらしいところから着想しました。私も割と初期に作ったような気がするのですが、全くの範囲外でしたよ。 |
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