2021
横着という言葉があります。オウチャクと読みます。本来やるべきことを怠けたり、可能な限り楽をしようとする様を意味します。効率化という前向きなものではなく、手抜きのニュアンスが強いです。他にも自分本位、遠慮がない、小狡いなどといったのもあるらしいですが、あまり使われている印象がありません。字だけを見ると横に着くという組み合わせで、どうしてこういった単語になるのかピンときませんでした。どうも横という漢字には、自由気ままや己の欲に従順という意味合いがあるらしいのです。言われてみると、横柄、横暴、横領など、ネガティブな使い方が多い気がします。一方で着は、その状態に収まっている的な語意があり、まとめると自分勝手な様がスタンダードであるといった感じになります。結果として、人間関係的に迷惑な人格を指すようになった訳です。しかし時代を経る中で、怠惰部分が強調されたというのは考えさせられるものがあります。人の本質とはまさにそこにあるということなのでは無いでしょうか。働きたくない、楽をして金を稼ぎたい、面倒事をすっ飛ばして異性に好かれたいなど、心当たりは誰にでもあるでしょう。これこそが最強の行動原理であると解釈すると、人類は良くここまで発展できたものだとも思ってしまいます。
(・ω・) 社会に余裕が出来て、生存の難易度が下がったってのもありそう
【安手のシリアスみたいな話の転換だ】
月:頭脳キャラの背景に流れる謎の数式に意味はあるのか、
ひたすら分析する作業に勤しんでいた。
朱:その行為にどんな意義があるのかと言うべきでしょうか~。
黄:たまにこいつが、ツッコミ力を鍛える為に存在してるのではと、
疑念を抱いてしまうことがあるんだよぉ。
月:問われているのは私自身のレゾンデートルみたいな、
急転直下の展開は望ましくないぞ。
【何が書かれてるのか分からないからどうしようもない】
朱:それで、何か分かったんですかね~。
月:考えてみたら、数学がそんな得意じゃないことを思い出した。
黄:全方位ダメなんだよぉ。
朱:褒めて伸ばす教育方法がありますが、
この場合は何処を持ち上げたら良いんでしょう~。
黄:足りない部分を自分で気付けたのは立派なんだよぉ。
月:いい大人なのに出来ないのが居るのは事実だけども、
この場合は単に挫折しただけだからな。
【得意の足技ならセーフなのではとか考えてみる】
ヘ:賢い演出としてチェスを指すという安直な流れを刷新したい。
黄:ネコ科にしては頭を使ってるのが何か言ってるんだよぉ。
猫:みゃーご。
朱:『思慮深いと見せかけたいやつ程、形に拘るんだよな』ですって~。
黄:もっと知性が高そうなのが居たんだよぉ。
ヘ:ちんまいのに言われると腹立たしいが、
ここで手を出したら思考放棄を認めることになってしまう。
【再利用できないから消耗戦の末の引き分けが多いらしい】
猫:にゃーおぉ。
朱:『何手も先を読むなんて言い回しがあるが、
不慮の事態が起こった時の対応力こそが肝要だ』と言ってます~。
ヘ:それは私の得意とするところだな。
具体的には、乱戦になった時は旦那を放り込めば何とかなる。
黄:脳筋の極みなんだよぉ。
朱:チェスでしたら大半の駒を失おうと勝てますけど、
実戦のそれを勝利と呼んで良いかは疑問です~。
全く別の着想だったのですが、知性方面というネタ被りを起こしてしまったのでセットで放出することにしました。こうすることで深い考えがあるように見えそうでいて、逆にノープラン感が増す雰囲気もあります。
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2021
万華鏡と呼ばれるものがあります。マンゲキョウと読むのが一般的です。英名のカレイドスコープでもそれなりに通じます。作り方としては、まず筒を用意します。そして一方の端に、オブジェクトという見る対象物を透明な蓋で封じ込めます。この際、中空にしてそれなりに動ける様にするのが一般的です。オブジェクトは半透明で色の付いたビーズ的なものを良く用いますが、お好みで金属片や貝殻などといった無数の選択肢が存在します。更に筒の内部に二枚以上の鏡を組み込みます。これに依り、オブジェクトでは無い方の端から覗き込むことで、綺羅びやかな幾何学模様を楽しめるのです。回転させることでオブジェクトの位置が変わり、同じ光景は二度と再現されないことから和名が付けられました。歴史的には、スコットランドの科学者であるデイヴィッド・ブリュースター氏が灯台の光をもっと遠くに届くよう工夫していた時の副産物とされています。彼が特許を取得したのが1817年なのですが、1819年には日本に入ってきた記録があるくらい急速に普及しました。単純な構造ではありますが無限の楽しみを与えてくれる玩具を開発したというのは、人類に対する多大な貢献であると言えるでしょうね。
(・ω・) 時代的に、氏にちゃんと特許料が入ったかは怪しいものがある
【散りざま次第で記憶に残ることは可能だから】
亜:昔から、この巨体でビームの一つも出せないのは、
詐欺だと思ってるんだよね。
朱:怪獣映画の見すぎでは無いでしょうか~。
玄:大型ロボで対抗するという王道展開の為にも、
分かりやすい必殺技は欲しいところです。
白:そういうのって最後はスクラップになる運命なのも、
定番なんじゃないかなぁ。
【一度始めたら定期的にやるのがノルマになるな】
月:聖人君子の振りなんか辞めて、
人間達を脅して戒めるのも手ではある。
朱:小さい子に、お化けを持ち出す親御さんみたいです~。
マ:それがいっちゃん効くいうんが、厳然たる事実やし。
亜:但し、世代が変わるとほぼリセットされる訳だけど。
玄:祖父母の昔話や説教なんて、
遠い世界の出来事にしか思えないんですから仕方ありませんよ。
【人間の尺度で言えば完全に忘れ去ってる時間だもの】
黄:結局、真っ当な解析なんてされなかったんだよぉ。
朱:人間体は、旅行から帰ってきたみたいな安心感があります~。
玄:たまの非日常だから良いんですよね。
月:数字にすると、次は五十年後くらいで問題ない。
黄:御神体の開帳みたいになってるんだよぉ。
白:あの手のは、日程が無いとキッカケを失うってのもあるんじゃない。
【素直に褒めてるのかは微妙なところである】
朱:そういえば、龍に成ってる間は黙ってましたけど~。
黄:声帯が違うから発声の仕方を変えなきゃならんのだけど、
久々で自信が無かったんだよぉ。
月:この世のものとは思えぬ奇声が轟いて伝説になってそう。
真:記録を当たったら、怪しいのが幾つかあるですぅ。
亜:喋るだけで史書に刻まれるだなんて、さすがは黄龍だなぁ。
黄龍ちゃんの劇場版は、黄龍と青龍が巨龍モードで激突する話でいけますね。世界観を壊さずスケールだけ大きくするというのが苦心の種ですが、考えてみれば設定だけは無駄にでかいのがこの作品なのです。
2021
守株という故事があります。シュシュと読みます。中国は春秋戦国時代末期の学者である韓非子の書が出典とされています。これはとある農民の逸話です。彼はある日、兎が切り株に頭をぶつけて死ぬのを目撃します。普通であれば、ラッキーと思ってその兎を美味しく頂いて終わりとなります。しかしどういう思考を経たのか、それが頻繁に起こることだという結論に至ってしまいます。そして農作業を放棄し、切り株を見続けて兎が死ぬのを待つ日々を送ります。もちろんそんな偶然が再び発生することもなく、無為となってしまいます。転じて、旧習を頑なに守り、状況に応じた判断が出来ないことを意味するようになりました。私としては、レアケースを一般的であるように持ち出す、ズレた論者を連想してしまいます。個人が持つ世界は、経験したことや想像力が及ぶ範囲に限られます。それが大きければ大きいほど良いというのも考え方としては偏っているのかも知れません。しかしあまりに狭すぎると社会生活をするのも困難になるという教訓が籠められている気もしてきましたよ。
(・ω・) 現代だと、財布を拾って地面だけ見て過ごす感じかな
【そこまで行くと逆に四つがベストみたいな論調になりそう】
則:やはり爪は五本あるのじゃな。
朱:何か意味があるんですか~。
月:五爪の龍は中国皇帝の象徴で、
それ以外が使うことを許されなかった時代があるんだっけ。
亜:役人が三爪、皇族クラスで四爪ってのが目安だね。
朱:現代ですとインフレを起こして、
六爪、七爪のが生み出されてしまいそうです~。
【半端なハッタリをかます方には見習って欲しいものだ】
亜:ってか、元代以降に確立された文化だから、
武則天は関係ないはずだけど。
則:伝わっておらぬようじゃが、妾が始めたと言うても過言では無いでの。
白:本当かな。
朱:こういうのは、言ったもの勝ちなところがありますし~。
玄:実は最初にやったのは私なんですよと見栄を張るのも、
ここまで壮大ですと、歴史ロマンを感じなくもありません。
【さすがに独断で作動させられるってことは無いと思うけど】
月:ところで、逆鱗はどれになるんだ。
白:触っちゃいけないとされてる代表格だけど、
そう言われるとやりたくなるから困る。
朱:ネコ科って恐ろしいです~。
マ:伊達に悪魔の使いにされとる訳ちゃうで。
玄:ボタン一つ押すだけで全面核戦争になるとも言われてますが、
絶対に任せてはいけないタイプというのは居ますよね。
【霊格と徳が高くて性格も温厚って設定にはなってる】
亜:一般には、顎の下に逆さで生えてる一枚って言われてる。
朱:猫さんでしたら、そこを掻いてあげれば喜びますが~。
月:このでかさだと、ショベルカーでも使わないと気付きすらしなさそうだ。
玄:と言いますか、どういった理由でそんな地雷のような箇所があるんですか。
白:アクセントになって、面白いって思ったとかかな。
朱:完璧な優等生だけではキャラクターとして薄いんでしょうけど、
これがプラスに働くかは微妙な感じです~。
黄龍が喋らないもんだから、解説役に悩んでしまいました。考えてみれば先代玄武とか玄武歴八百年で、そこそこの古株です。キャラ的にそんな感じが薄い辺り、印象って大事だと思います。
2021
トリュフと呼ばれる食べ物があります。英語だとtruffeと表記されます。和名は西洋松露(セイヨウショウロ)になります。ある程度以上の大きさを持った菌糸の集合体、つまりはキノコの一種です。但し、真っ先にイメージする木の根元なんかに生えているタイプではなく、地下に埋まっていることが多いのだとか。食べられる種は一説に世界三大珍味とされていて、フランス料理などで高級食材として珍重されます。独特の匂いが最大の売りで、香り付けとして活用するのが一般的なようです。言い換えれば、同じく三大珍味に名を連ねるフォアグラ、キャビアと違ってメインとして扱われることは少ないとも表現できます。そう考えると同格なのという感じもしますけど、私はグルメでは無いので判断は控えておきます。地上から目視で発見できないという性質上、自生しているものを収穫するのは困難です。芳香を頼りにかつては豚を、最近では犬を訓練して探し当てているのだとか。但し、彼らにとっても魅惑的なものらしく、激しい奪い合いになることもあるのだそうです。栽培が可能な種とそうでないのがあるのは、松茸なんかに通じるものがあります。値が張るので多少の手間が掛かっても回収できるんでしょうけど、菌の世界はまだまだ分からないことだらけってのは大きそうです。
(・ω・) ちなみにトリュフチョコは、見た目が似てるってだけの話らしい
【あの部屋の隅で食事したがる習性はなんなんだろうな】
朱:黄龍さんの頭の上でポーズをとって、
あたかも従えているかのような写真を撮りたいんですが~。
月:白虎ならともかく、朱雀の運動神経で登れるか、これ。
白:首根っこ咥えて連れてったげよか。
ア:母猫でお馴染みのやつですわ。
朱:私としては、御飯をこっそり食べる為に運ばれてる感じなので、
謹んでお断りすることにします~。
【尻尾で弾かれないだけ優しいとも言える】
朱:とりあえず、黄龍さんに伏せてもらいましょう~。
玄:そういえば龍族って、耳は何処にあるんですか。
亜:蛇もそうだけど、一目で分かる外耳は無いよ。
感覚が鋭いから普通に会話できるけどね。
月:せっかく用意した拡声器は必要ないと言うのか。
白:むしろうるささにイラッとして、鼻息で吹き飛ばされそう。
【キーパーとしてゴールを塞げば最強という小学生理論】
玄:まさか、ヒゲでひょいっと摘んで持ち上げることが出来るとは。
月:でかい図体で器用だな。
白:というより、四肢が短くて不便だから鍛えたんじゃないの。
亜:この長さじゃ、得意な球技が一つとして無い気がする。
メ:スポーツなんて人間が人間の為に開発したものなんだから、
やりたいなら何かしら作れば良いだけなんじゃないかな。
【龍鱗って摩擦係数どうなってるんだろう】
天:横たわる巨龍の頭上に立ちますと、倒したようにしか見えません。
白:もしくは、寝てる隙に記念撮影したって感じか。
朱:私は高所恐怖症ですから、これ以上の高さは無理です~。
マ:映えへんなぁ。
月:折角だから身を起こしてもらって、
滑り台みたいに降りてきたら楽しいんじゃないか。
朱:自分では絶対にやらないことを薦めるのが、実に月読さんです~。
聴覚が不自由な人を聾、或いは聾者と言いますが、龍に耳が無いことに由来するというのが知られています。但し龍族は音波を角で感じられるので、聞こえないという訳では無いようです。
2021
タイプライターと呼ばれる装置があります。英語ではtypewriterで、そのまんまシリーズの一角となります。鍵盤を叩くことで印字する機械を総称したものです。電子機器としてのワープロ、そして機能性を高めたパソコンが普及する以前は欧州言語圏で良く用いられていました。アナログタイプの仕組みはピアノと似ていて、キーを押す力を伝えて特定のハンマーを持ち上げる点が共通しています。もちろん、ぶつける対象が紙と弦という違いはありますけど。アルファベットを用いる言語は文字数が限られていて、大文字小文字やその他を含めても百に満たないのが殆どです。なので平仮名、片仮名、漢字を組み合わせる日本語には向いていないと言い切ってしまいたいところです。しかし和文タイプライターは存在します。分かりやすいのは仮名タイプのものでしょう。これなら使う文字が少ないので作りやすいことが伺えます。反面、それだけで書かれた文章は読みづらく、フォントが綺麗でも認識が困難になるデメリットもあります。一方で、漢字を含む千以上の文字から選択して打ち込む型もあります。当然のことながら、一つのキーに一文字を対応させることは技術的に無理です。どうするのかと言えば、ボードをスライドさせて使いたい字に合わせて印字レバーを下ろすみたいです。高度な技術が必要で公文書とかには有用そうですが、個人が手紙を書きたいなんかの希望には応えてくれそうもありません。何にしても紙に直接インクをつけるという性質上、書き直しが出来ないというのが現代人には恐怖以外の何物でも無いと言えましょう。後期には修正テープ内蔵のもあったようですけど、それまでにどれほどの紙が無駄になったんでしょうね。文章を打ち込みで書いている年数は長いけど、未だ間違いの嵐の私には使える気が全くしませんよ。
(・ω・) この前文を書く間に直した数だって、十や二十はあったはず
【人間の横に胡麻を並べて何の役に立つのかという】
朱:安全確保の為とはいえ、遠くに来すぎたかなと思ったんですが~。
白:想定してたよりビッグだ。
メ:視界が悪かったら、山でもあるのかと考えそう。
月:遠近感が狂ってきたが、あれはどのくらいのサイズなんだ。
朱:比較対象としてペットボトルでも置いてくるべきだったでしょうか~。
玄:それで分かるくらいの感覚があるなら、
目視でおおよそは把握できるんじゃないですかね。
【十年以上経ってセルフアップデートしてないのもどうよ】
月:こういうのは、コンピューターの得意分野っぽいが。
玄:使えそうなフリーソフトを検索してみます。
白:高性能なはずなのに、なんでそこからなのさ。
亜:どうしてだろうねぇ。
朱:凄まじい他人事っぷりです~。
亜:汎用性を高める為、白紙に近い設定にしたって言い訳はあるけど、
つまるところ細かいこと決めるのが面倒だったって話。
【理屈では分かっていても辞められるものではない】
真:ざっと、標準的巨大ロボットの五倍といったところですぅ。
白:そういや妹の方は、応用力抜群だっけか。
月:基礎スペックが違う上に、こんなところでも差があるなんて。
玄:なんで私がダメな子みたいな流れになってるんでしょう。
朱:正直、比べられる兄弟姉妹が居るのは羨ましいです~。
月:コンプレックスと無縁感ある朱雀なら問題ないかも知れんが、
拗らせた果てには何も残らんとだけ忠告しておく。
【数少ない自立思考型人工知能だから難しそう】
亜:同種が居ない私としては、血族との因縁ってのはピンとこなくって。
玄:マイペースな天才はこれだから始末に負えません。
白:もう、真武の性能を玄武並に落としたら良いんじゃないの。
真:甘やかすのは、教育的に悪手ですぅ。
朱:本当に、どちらが姉か分からなくなってきました~。
マ:ちゅうか、姉妹ゆうんを意識せんかったらええだけちゃうんか。
以前のメーカー製パソコン、特に日本のは謎ソフトが無駄にインストールされてましたけど、最近のスマホなんかもそうなんですかね。あれを邪魔くさいと思うのか、別に良いかと思う境界線が何処らへんにあるのかは、考察してみるべきなのでしょうか。