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2024

1129

 プラスチック爆弾と呼ばれる兵器があります。プラスチック爆薬とも言います。加圧すると変形し元に戻らない性質を持った爆弾の総称です。本来プラスチックは可塑性を意味し、素材ではなく特徴から名付けられました。材料は様々ですが、火薬と油脂を混ぜ合わせて粘土状にするのが一般的です。形状や量の調整に融通を利かせられるのが利点です。また衝撃や火で爆発することは滅多に無く、味方の被害を抑えられるというのもあります。但し起爆には電気式雷管を要するので、入手ルートが無い状態で使用するのは困難です。元祖については見解が割れています。ダイナマイトで知られるアルフレッド・ノーベル氏が開発したゼリグナイト説と、第二次世界大戦中にアメリカが生み出したコンポジション爆薬説が有名です。これに関しては何処までをプラスチック爆弾とするかの定義論で、争うようなものでは無いのかも知れませんけど。最も有名であろうC4爆薬はコンポジションの系譜なので、アメリカが生み出したと主張したくなる気持ちは分からんでもありません。兵器と称しましたが威力を加減して爆破解体などの前向きな使い道もあり、道具に罪は無いとは良く言ったものだと思う次第です。

(・ω・) 利便性からテロの定番になる負の面が強いのは事実だけど

【こちとら明日にも辞めかねないってのに】
天:若年層へ訴求する為、絵本の制作を提案します。
白:微妙に新しいような、そうでもないような。
ア:マンガでは無いんですのね。
天:幼年期に刷り込めば数十年後も顧客となるでしょう。
白:テーマパークならまだしも、
 いつまで活動するつもりなのさ。


【三つとも登場キャラとしては定番である】
天:太陽と月と虎が出る物語にしたいのですが。
白:統一感が乏しい。
ア:御伽噺らしくはありますわ。
白:どっちも丸っこいから虎がじゃれて、
 地球を周回するようになった的な。
天:普通に何処かの伝承にありそうな設定です。


【感性が独特すぎて本人も分からないのでは】
白:この手のってメッセージ性が強いと鼻につくけど、
 何もないと薄っぺらいんだよね。
天:ほんのり滲む程度が最良なのでしょう。
白:肉に付けるソースは、血の濃さを超えてはいけない。
ア:その例えは全く分からないと、
 触れるのと触れないのでどちらが野暮ですの。


【全波長が混じれば必然として色は消える】
白:そういや小さい子は円と原色が好きらしい。
天:お日様を赤く描けば良いんですね。
白:ほとんど白いのに、夕焼けの印象って強いもんだ。
ア:もしくは天文学のイメージ図ですわ。
天:あれは温かい印象を与える目的なのでしょうが、
 子供へのアピールが含まれているのかも知れません。

 比率はともかくとして、アイドルにとってイメージは大事な要素です。なので様々な手を使って向上させようとします。絵本に依るアプローチというのは聞いたことありませんが、ゆるキャラ的立ち位置のロコドルならやっていてもおかしくない気がしてきました。
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2024

1127

 御弾きという玩具があります。オハジキと読みます。大きさは手指の爪程度で、平べったい円形が一般的です。近年の主流はガラス製ですが、かつては小石や貝殻も素材にしていました。一人で鑑賞したり手遊びしても良いのですが、基本は対戦用です。ルールは意外と豊富だったりします。最も単純なのは平台の上に幾つか置き、指先で弾いて当てた分を獲得し数を競うものです。他にも間を抜く技量で争ったり、狙った地点に止めて点数を重ねるカーリング的な勝負もあります。壊れるまで無限に近い回数遊べるので、非常に経済的です。歴史はとても長く、6世紀頃の中国で考案された碁石を爪弾きにする弾棋が原型とされています。日本には奈良時代に渡ってきたというのが通説です。仔細は不明ですが、平安貴族を中心に流行しました。時代が下るにつれて庶民にも広まり、全国区になった訳です。体力より技術が重要なので老若男女問わず戦えると考えたら、無差別級の世界大会が開かれても何ら問題は無いのかも知れませんよ。

(・ω・) 一弾きで20メートル飛ばす猛者とか出てくるんだろうか

【不死鳥よりもゾンビ扱いされそうだ】
天:アイドルが伝説になろうと思ったら、
 絶頂期に表舞台から消えるしか無いそうですが。
ア:わたくしは永遠に輝き続けますわよ。
  星空で存在感を示し続ける月のように。
白:満月って、欠けて新月になるんじゃ。
天:ですが何度でも満ちますから、
 栄枯盛衰を語るだけで盛り上がります。


【やっぱり何処かで区切りを付けるべきだな】
白:演歌歌手とか息長いのが多い。
天:あちらは一瞬に命を燃やすというより、
 変わらない安心感が売りですし。
白:アイドルもそっち方向で行けば或いは。
天:お互い高齢化が進む一方で、
 不安しか湧かないのは私だけでしょうか。


【生涯肉食宣言も中々にぶっ飛んでるのでは】
白:人生そのものになるのが良くないんだと思う。
  あくまで彩りくらいにしておかないと。
天:アイドルに興味が無い方にしか出せない意見です。
ア:その熱量で成立してる面がありますわよね。
白:何処かで冷める可能性があるのに、
 情熱を注ぎ込める感覚が良く分からない。


【偶像の在るべき姿とも言えるんだけど】
天:そもそも人は刺激に慣れる生き物です。
  同程度を続けてもいずれ飽きられます。
白:全盛期の維持が不可能に近い訳か。
天:ファンを狂信者にするしか道は無いと言えますが、
 それを望んでいるとは思えませんしね。

 芸能人の中でアイドルは特異性が高く、いずれ終わることを前提とした存在です。商売を抜きにしたら、辞め時の見極めが総評に大きく影響します。マルチタレント化してダラダラ続けるというのも、処世術としてはありなんでしょうけどね。

2024

1124

 ロボット三原則というルールがあります。SF界の大御所であるアイザック・アシモフ氏が作中で記述した、ロボットが守るべき3つの規則です。一つ目は『ロボットは人間に危害を加えてはならない』です。二つ目が『第一に反しない限りロボットは人の命令を守らなくてはならない』になります。そして三つ目は『前述の二つに則った範囲でロボットは自身の身を守らなくてはならない』です。つまりロボットはあくまで人の為の存在で、枠を越える自由は持っていないと示しています。世に出たのは1950年ですが、時代背景も考慮しなくてはいけません。当時のSFと科学の世界では、フランケンシュタイン・コンプレックスが蔓延っていました。これはロボットや機械を制御しきれなくなり、主従が入れ替わる事態に対する危惧です。言い換えると、ロボット三原則は安全弁として考案された訳です。昨今の人工知能の発達を見るに、心配性だなと軽んじられません。現代のプログラムに組み込めば良い気もしますが、あまりに漠然としていて機能しないんだそうです。たしかに人を害さないからして、線引きが極めて難しいのは素人でも想像できます。なるようになるの精神で、マズいことになったらその時に考える人類らしさで行くしかなさそうですね。

(・ω・) 手塚治虫作品は守ってるネタが多い記憶

【典型例を毎日見てるせいとも言う】
月:こないだ学会を覗いたら、
 爺さん二人が取っ組み合いしてた。
黄:ちょっとした騒ぎになったんだよぉ。
月:口喧嘩で収められないのは学者と呼べない。
黄:理想論としては正しいんだろうけど、
 そんな人格者ばかりとは思えないんだよぉ。


【いずれ制御不能になるから廃れただけでは】
月:警備員は不審者なら想定していたが、
 こういった事態には慣れていなかったようだ。
黄:本来はどっちも護衛対象なんだよぉ。
月:両方をしばいて気絶させれば良かった。
黄:下手したら刑事事件なんだよぉ。
月:結果オーライでも責任を取らせるから、
 社会が萎縮するのではないかな。


【そんなんされたら一瞬で頭冷えそう】
月:周囲の若いのもアタフタしてるだけだった。
黄:対応しろってのも酷なんだよぉ。
月:虐げられてる身からしたら、
 こんな面白い見世物は無いとも言える。
黄:見解が極端なんだよぉ。
月:許されるなら瞬時に賭場を立てて、
 煽りまくりたいところだった。


【つまりは揉み消して有耶無耶にしたのである】
黄:かくいうアンタも見てただけなんだよぉ。
月:配信しなかっただけ感謝して欲しい。
黄:実際にやったら間違いなく拡散したんだよぉ。
月:知り合いにだけ動画を見せる方が楽しめそうだし。
黄:想像より酷い理由だったけど、
 大学内で留めたのは正解のはずなんだよぉ。

 考えように依っては、我を忘れるほどに譲れない持論があるというのは素晴らしいことです。しかし小学生並に低次元な争いの気がしてならないのは、捻くれすぎですかね。

2024

1122

 茨姫という物語があります。グリム童話の一つです。とある地に不妊で悩む国王夫婦が居ました。ある日、蛙が陸に上がって『一年もしない内に生まれますよ』と告げてきます。言葉通り玉のような女の子が産まれ、両親は狂喜乱舞しました。宴席を開き、十三人の賢女に祝福を与えてもらおうとします。しかし皿が一セット足りなかったので、一人だけ呼びませんでした。腹を立てた十三人目は宴会中に殴り込み、『その子が十五歳になった時に紡錘に刺されて死ぬ呪いを掛けた』と言って立ち去ります。他の賢女達の力をもってしても取り消すことは出来なかったので、せめてにと百年の眠りに和らげました。一応、国中の紡錘を燃やすなど対策を立ててはいたのですが、姫が予告の年齢に達して宣告は実現してしまいます。被害は個人に留まらず、城全体が時を止めてしまったかのように凍りつきました。いつしか茨で覆われ、茨姫の名を冠することになります。彼女が美しいという情報は知れ渡っていたので、諸国の王子が何度か突破を試みます。しかし誰も城内に入り込めないまま百年の時が流れました。そこで現れた気合充分な王子が決死の覚悟で潜入します。時間切れだったのか、真実の愛を持つ存在だったゆえかは不明ですが、ともかく目を覚まして、お決まりの結婚エンドで締めます。白雪姫と被る部分はありますが、しょうもない手落ちが原因なのは大きな相違点です。食い物というか仲間外れの恨みは深いものだと、統治者なら理解しておくべきでしたよね。

(・ω・) ここまでガチな復讐されるとは思わんやんってのは分かるけど

【要約するとイジメに分類される行為では】
月:私が学部長に推薦される噂を聞いた。
黄:ゴシップは耳目を集める為に、
 有り得ない導入になりがちなんだよぉ。
月:残念教授として微妙に知名度がある事実。
黄:おちょくっても抗議する発言権なんて無いのが、
 取り扱いやすい理由なんだよぉ。


【史上最低の組織運営を目指しかねない】
月:反主流派がパワーバランスを覆す目的で、
 無所属を担ぎ上げるのなら理屈は通る。
黄:にしても人選ってものがあるんだよぉ。
月:私ほど好き嫌いで人事するのも居ないだろうに。
黄:自分達で祭り上げておきながら、
 不利があると放り捨てる典型的権力闘争なんだよぉ。


【名ばかり大学に期待する方が間違ってる】
月:学生を如何に盲信させ、
 業績を献上させるかが教授の手腕な訳だが。
黄:優秀なのが言うと悪辣だけど、
 これだと酸っぱい葡萄なんだよぉ。
月:うまいこと掠め取る手筈は整えているが、
 実績を残せそうなのがやってくる気配は無い。


【むしろ小物感に満ち溢れるのは良いのだろうか】
月:弟子を育て上げ道を開いてやるなんて、
 理想論の綺麗事に過ぎないと思ってる。
黄:年寄りでもないのに、清々しい老害なんだよぉ。
月:私に関係ないところで大物と化したら、
 師匠面してふんぞり返るのはやぶさかでもない。

 最大派閥が過半数を超えていないなら、その他が協力すれば主導権を握ることは可能です。とはいえそれを取り纏めるのは最大派閥になるより難しい訳でして。政界やらでちょいちょい見掛ける現象ですが、この単純な本質を理解しているのか怪しく見えるのは何故なんでしょうね。

2024

1120

 銀杏と呼ばれる植物があります。樹木としてはイチョウ、種子ならギンナンと読みます。秋の季語として知られ、各地に並木を植えるくらい親しまれています。これには水分が多く含まれているので、火災時の延焼を防ぐ実用的な側面もあるとのことです。鮮やかな黄色に染まった葉の舞い散る様は風流ですが、後片付けが面倒という現実的な問題もあります。ギンナンの方は食用に適します。加工前は異臭を放ち、たっぷり食べると中毒を起こしかねない性質を持っているにも関わらず、何故か日本人は積極的に食します。一見すると果物の一種に思えますが、学術的には種に分類されます。そもそも果実というのは種子植物の子房が変化したもので、裸子植物であるイチョウには成りません。歴史は極めて長く、3億年程前の地層から祖先とされる化石が発見されています。気候変動などで絶滅しかけますが、中国の一種だけが生存し、再び世界に広まりつつあるのが現状です。葉っぱには薬効成分がありますし、なんやかんやしぶとく生き残るタイプなのかも知れませんね。

(・ω・) ギャグキャラが退場しそこねたらもう殺せない的な

【それはそれで偏ってるけど】
月:釣り人、ゲーマー、作曲家、蒐集家、旅人と、
 教授職は私を形作る一つに過ぎない。
黄:単なる多趣味な人なんだよぉ。
月:肩書など、究極的には全て自称だ。
黄:深いことを言おうとしてるのは分かるけど、
 世間は生計を立ててないと認めてくれないんだよぉ。


【仕事のついでを含めて良いかは知らない】
黄:というか、自宅と大学の往復ばかりのくせに、
 何がトラベラーなんだよぉ。
月:心が放浪していれば、誰だって旅行者さ。
黄:適当極まりないんだよぉ。
月:学会で遠出した時は現地メシくらい楽しむし、
 平均よりは旅してると言い張る。


【公害並の騒音になる音痴キャラ的な】
黄:曲作りは初めて聞いたんだよぉ。
月:前衛趣向が特徴だ。
黄:やべー匂いしかしないんだよぉ。
月:知人に聞かせた結果、
 建設現場の方がマシという評を頂いた。
黄:その不快感を引き出せるのは、
 逆に音を極めてないと無理な気もするんだよぉ。


【引用数に関しては触れないであげてくれ】
黄:興味が広範なのは良いことなんだよぉ。
月:教養人だからね。
黄:本業を疎かにしなければ、なんだよぉ。
月:知っての通り、私の論文数は大学内でも屈指だ。
黄:新入生のレポートと大差ない扱いである事実から、
 目を背けてはいけないんだよぉ。

 脳を腐らせる水準での騒音といえば、ジャイアンこと剛田武を思い浮かべる方が多いと思われます。もちろん元祖では無いんでしょうけど、彼以降は二番煎じ感すらある定着っぷりです。作品の知名度に加え、ボエーという独特の擬音、更には数々のエピソードが染み込ませた訳ですから、ある意味で奇跡の産物なのかも知れません。
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