何でも、横浜ベイスターズが身売りをするやも知れないんだそうです。その第一報を知った時の私の心の中はというと――。
『ばんじゃーい、ばんじゃーい』
でしたけど何か。
いや、まあ普段から-keighさんと冗談半分、本気半分で、『誰か横浜ベイスターズを買い取ってください』って言ってたもので。キャッチコピーとして、『勝負には固執しないアットホームな球団です』って嫌味を添えて。
いやぁ、何と言うか私も十五年くらい横浜ベイスターズを応援してますが、その内訳を晒してみましょう。
1996年 5位(大矢監督)
1997年 2位(大矢監督)
1998年 1位(権藤監督)
1999年 3位(権藤監督)
2000年 3位(権藤監督)
2001年 3位(森監督)
~ここから親会社がマルハからTBSへとチェンジ~
2002年 6位(森監督)86敗
2003年 6位(山下監督)94敗
2004年 6位(山下監督)76敗
2005年 3位(牛島監督)
2006年 6位(牛島監督)84敗
2007年 4位(大矢監督)
2008年 6位(大矢監督)94敗
2009年 6位(大矢監督)93敗
2010年 6位(尾花監督)90敗突破
恨み節の一つも言って良いですよね? 個人的には、監督達が責任をとるのはある程度当然として、フロントも査定されるべきだと思うんだ。
まあ、民主党を見れば分かる様に、変われば良いってもんじゃないですが、少しくらいは希望を持っても良いですよね? 政治と違って、実生活に影響ある訳じゃないですし。
ああ、横浜ベイスターズの名前を残してくれるのかはちょっと気になるところですけど。名前が変わるようだったら、すっぱり見切りそうな感はあります。いや、スポーツチームを応援するのって、あくまでパッケージの問題だと思ってきたので。今更ながら、近鉄バファローズのファンの気持ちが少し分かりますなぁ。ツチノコくらいレアな存在だったという説もありますけど。
( ・ω・) 6月でオフシーズンはもうやだと、割と本気で思ってる
「ねぇ、思ったことを言ってもいい?」
「どうぞ」
何故だか、クリスさんは少し遠慮気味に言葉を掛けてきた。
「あくまでも、私が宮廷内で見た経験からだから、学術的なことまでは分からないんだけど」
さりげなく、聞き逃してはいけないことを耳にした様な?
「これって、魔法使いが能力限界まで使った時の挙動に似てる気がするんだけど」
「あ……」
言われてみれば、その通りだ。僕も鍛錬の一環で、相当の域まで追い込むことがあるけど、目は虚ろで、思考力も相当落ちてて、まさにこんな状態らしい。自分の目で見てた訳じゃないから、気付かなかったけどさ。
「ってことは、ジュリは常に魔力を使い続けてるってこと?」
「かも知れないってだけよ」
え、いや、ちょっと待って。とりあえず、ジュリがそれなりの魔力を持ってるって仮定するよ。その上で、それを常時放出状態にする必然性と、今、巨大モグラが操られてる事実を混ぜて考えると――。
「もしかして、トーマスさんを動かしてたのジュリ!?」
そう仮定すると、一定距離以上離れて動かなくなったのが、合理的に説明できちゃうし。更に言えば、トーマスさんがジュリが居ないところで動いていた記憶もない。同時にモロゾフさんも居たから、そんな発想、微塵も出てこなかったけどさ。
「そういう説も……ある」
いやいやいや。状況証拠的に、そっちのが有力になってるから。
「どっちでも……大した問題じゃないんじゃないかなぁ」
一瞬、その論理を受け入れかけた僕だけど、正直なところ、是か非かについて述べてるんじゃなくてさ。
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