2025
付喪神と呼ばれる神様が居ます。読みはツクモガミです。日本には、長年使い込んだ物品は魂を宿す思想があります。その自我が芽生えた存在を総称した単語です。掛かる時間は百年以上とされています。そしてツクモは、99を示す見解が一般的です。元の字は次百で、100に一つ足りない意でツグモモとしました。この音が変化した結果です。なので九十九でもツクモと読み、九十九神と表記することもあります。あと一年あれば神となれたのに捨てられた恨みで妖怪化した解釈です。一方で老女、またはその白髪を九十九髪と呼称します。大きな数が使われているのは、高齢であることが理由の一つです。他にもイグサ科の一種である太藺の古名がツクモで、似ているから名付けられたとも言われています。ここら辺は古い話なので、どれが元祖なのかは諸説あるようですけど。織田信長が愛したことで知られる茶入、九十九髪茄子も同じ名を冠しています。由来は足利義満時代からの伝統品であるから説や、伊勢物語からの引用説など幾つかあります。良くも悪くも近年の品は繊細で、世紀をまたいで受け継げるものは少数です。付喪神は文字通り、有り難くなりつつあることに感傷を覚えてみたりしましょうか。
(・ω・) アンティークは道楽の域に近いもんな
【なのに独自の個性を獲得した訳でも無い】
月:大仏を操縦して仏罰しまくる、
アクションゲーム的妄想をしたことあるだろ。
黄:相変わらず、共感できないんだよぉ。
朱:この世相という軽薄な波に乗って、
いいね稼ぎをする時代に逆行してます~。
月:残念ながら、私は神代からこんなもんだ。
【数千年もこのままなんだから変えられんだろ】
黄:あんた、一応は神道の重鎮なんだよぉ。
月:だから仏教相手なら責任が無いんじゃないか。
朱:考え方が残念ですよね~。
黄:こんくらい気負わない方が楽ではあるんだよぉ。
朱:何も成し遂げない生に価値があるかは、
また別の話な気がしてなりません~。
【そのくせ予算と納期は常識の範囲に収める】
月:ピラミッドは角ばってて変形しそうだな。
朱:ブロックではあります~。
黄:どんな技術なんだよぉ。
月:ロマンとは、理屈を超越するものである。
黄:こういうのが現場を無視して、
意味不明な要望を付け加えるんだよぉ。
【働いてくれるかは気分次第だし】
朱:行動に移さないだけ良心的です~。
月:単純に面倒だ。
黄:出来ないとは言わないんだよぉ。
朱:先代玄武さんが居ますからね~。
月:ああいう便利な博士が何とかするってのも、
個人的にはどうかと言いたいけどな。
東京都庁はその玩具的なデザインから、巨大ロボットに成るというネタが一時期流行りました。カラフルにライトアップするのは定番になっていて、都の方も居直ってる節があります。改めて見直すと、正義と悪、どちらの本部か分からない辺り、絶妙な建築物だと思うのです。
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