俺は一体、何を語っているんだ

　誰もが、太陽は決してすぐに爆発しないことを前提に生きていますが、本当にそうなのでしょうか。人類が文字を得たのはこの数千年。それ以前の世界のことは、推察の域を出ず、星々の寿命に比べれば、瞬きの様なものです。それだけで挙動を予想できるものなのでしょうか。

( ・ω・)　とは言え、皆、死んじゃうから、どーでも良いって言えば、どうでも良いですね

【勤続一年程で】
芽：メイド道を究めたところで、台風には勝てない。
？：あら。存外、そうでも無いわよ。
芽：またまた。御冗談を。
？：そりゃ、表向きは気圧のせいってことで処理してあるけど、
　軌道を逸らすくらいなら何とかなるわよ。
芽：今、初めて、メイドという職業に興味を持った。

【白河法皇的解説】
？：メイドにどうしようも無いことと言えば、賽の目くらいね。
芽：流石に、それは無理。
？：そりゃ、技巧で好きな数字を出すことは出来るにしても、
　純粋に確率の世界はどうしようもないって例えね。
芽：益々奥深い、メイドの世界。

【糸屑程度の絆】
？：御主人様がマグロを食べたいと言えば、漁船に乗り込み――。
芽：……。
？：またある時は、冬にスイカ割りがしたいと言えば、寒風の中、水着にだってなる。
　それが、ザ・メイド道。
芽：何とも、パワフルな話。
？：ま、今の御主人様相手じゃ、そこまでする気にはならないけどね。

【絶望の巫女】
芽：メイド道の何たるかを、少し分かった。
？：本当に？
芽：幾ら忠義を尽くそうと、薄給の身に代わりは無い。
？：事実にしても、そう実も蓋も無いと遣る瀬無い訳で。

　芽依メイドもこれにて終わり。明日からは、多分、それゆけ黄龍ちゃんの五期です。