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 ホムンクルスと呼ばれるものがあります。ラテン語で小人を意味し、主に錬金術で生成された人造人間、またはその技術に対して用いる単語です。製造目的を端的に表現するなら、神への挑戦になるのだとか。生殖に依る誕生は人知を超えた存在の領域であり、人の手で成すことで対等になれるんだそうです。今でも生命倫理はデリケートなところが多い訳ですが、キリスト教の権威がとんでもない時代にこれを主張するのは根性が要りそうです。具体的な作り方はパラケルススと呼ばれる学者のそれが有名です。ただ、血液を始めとした人間の体液が大量に必要な為、現代的な科学知識で考えると命の神秘に踏み込み切れてないのではと感じなくもありません。ちなみに本人は成功したと主張していますが後世に再現されたはずもなく、オカルトと言って差し支えない水準です。人工知能もそうですが、生物のトレースは科学者の悲願のようなところがあります。なにせどうやって生まれて、どういった理屈で動いているか良く分かってないのが現状なので。人類は中途半端に知性を獲得したせいで謎に挑みたくなってしまっていますが、本当に知ってしまって良いのかは怪しいとも思っています。

(・ω・) 扉を開けたら無数の邪悪が飛び出してくるのは珍しくない

【御年配が訪問販売に騙される一因は寂しさなのだとか】
マ:ウチら含めて、世の誰もがいずれ死ぬやん。
黄:大層な話をしだしたんだよぉ。
朱:その時が近付くまで、あまり意識しませんけどね~。
マ:自分から遠くにあるもんは蔑ろにするて、
 神さんみたいなところがあるで。
黄:言い得て妙なんだよぉ。
朱:個別営業をこまめに行う悪魔さんになびくのも、
 仕方が無いことに見えてきます~。


【苦難を乗り越えて成長したら師匠ヅラしかねない】
マ:それで思たんやけど、現世と別れることで色々チャラになるやろ。
朱:人間関係とか借金なんかでしょうか~。
マ:どないな人生に対する不安も解消されるて、
 死は救済とか言い出したやつは大したもんやないか。
朱:悪魔さんじゃないんですか~。
マ:ウチらはとことんまで悪足掻きせいゆうクチや。
黄:そっちの方が面白いと考えてそうなのは、触れないでおくんだよぉ。


【麻薬の運び屋や売人が雑魚みたいなものか】
朱:時代劇って、悪代官が多すぎると思うんですよ~。
メ:根っ子が腐りきって、幹も虫に食い漁られてるという、
 現体制の末期的状態を示唆してるんだろうね。
黄:勧善懲悪の痛快ものが、いきなり重くなったんだよぉ。
メ:末端の悪人を一人や二人成敗したところで、
 雨後の筍みたいに湧いてくるってのは正しいと思う。


【ゲームもノルマを気にしだすと億劫になってしまう】
朱:ちまちまと吹き出物のケアをするより、
 出来ないよう生活を改める方が大事という話でしょうか~。
メ:それが可能な立場のことが多いはずなのに。
黄:あの手の悪者退治は、趣味に近いんだよぉ。
朱:だからあんなに活き活きとしてるんですね~。
メ:義務感や責任感が先に来ると嫌気がさすっていうのは、
 広い範囲に適用できる真理ではある。

 悪魔と天使の話なのに、微妙にどちらも後ろ向きな内容なのはどういったことでしょう。しかし都合が良いように誘導している連中とも解釈できるので、最初から子羊に救いは用意されていない気もしてきました。
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