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 鴛鴦と呼ばれる鳥類が居ます。エンオウ、またはオシドリと読みます。カモ科に属し、雄は全長50cm弱、雌は40cm強くらいです。雌雄で模様がかなり違い、雄は赤青緑などが入ってカラフルなのに対し、雌は茶と白でシックな雰囲気です。ただ雄が派手なのは繁殖期だけで、一段落すると脱色して見分けが難しくなります。この現象を日食や月蝕に掛けてエクリプスと称します。鴛は雄、鴦は雌を指す漢字で、セット扱いの熟語です。おしどり夫婦という仲が良い状態を示す表現の通り、つがいであることが強調されています。実際は毎年相手を変え、オフシーズンになると別れるのは一部で有名なんですけど。こんな言い回しが誕生した理由は中国の故事にあるというのが通説です。戦国時代、王が臣下の妻を奪いました。激怒した夫は自害し、妻もまた同じ墓に入れてくれと言い遺して後を追います。しかし倫理観が壊れてる王なので、敢えて離れ離れにしてしまいます。すると一晩で両方から梓の木が生えてきて、しばらくすると根と枝が絡み合いました。そこに鴛鴦が住み着き、寄り添って美しい鳴き声を奏で続けたという物語です。これが生涯のパートナーを意味する鴛鴦の契りの出典です。元ネタを知ると重いってレベルじゃねーぞという感想になりますが、由来なんてそんなもんの気がしてきました。

(・ω・) 召し上げ自体が好きな権力者は少なくない

【子供の好奇心に微笑みながら返答できる大人でありたい】
朱:ギリシャ神話で一番有名な女神ってどなたでしょう~。
ア:アテナお姉様ですわ。
黄:即答なんだよぉ。
天:良くそんな抗争になりかねない質問を出来ますね。
黄:争いごとの発端なんてのは、
 得てして害意の欠片すら無いんだよぉ。


【殆どが近い親戚なのはさておくとして】
天:そういえば、パリスの審判というのがありました。
黄:ヘラ、アテナ、アフロディテが揃った結婚式で、
 誰が最も美しいか問われたんだよぉ。
ア:もちろん、お姉様ですの。
朱:全肯定マシーンと化してます~。
天:身内を贔屓したくなる気持ちは分かるので、
 私としては何とも言えません。


【誠実に対応したら偽物疑惑が出る】
黄:我が強いトリオだし、当然の如く揉めたんだよぉ。
天:さしものゼウスさんも奥さんと娘さんですし、
 選ぶことは出来ませんでした。
黄:そこでパリスというトロイアの王子に委ねたんだよぉ。
朱:責任の放棄じゃないですか~。
ア:父がそういう性質なのは、周知の事実ですわ。


【ヘラの報酬は世界の王と大盤振る舞いだった】
天:賄賂合戦になって、アフロディテが選択されました。
黄:でも見返りが人妻だったせいで、
 トロイア戦争が勃発したんだよぉ。
朱:大惨事です~。
天:軽々に女性のプライドを刺激するのは愚者の所業と、
 この逸話は語り掛けているのでしょう。

 発端となる問い掛けをしたのは、招待されなかった不和と争いの女神エリスです。結婚式には最悪の相性だから呼ばれなかったように思えますが、ゼウスの策謀という解釈もあります。ちょっとばかり人が増えすぎたので、削減策として戦争を誘発したというものです。迂遠で確実性に欠けますけど、最高神ならこれくらい余裕で読み切れるのかも知れません。
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