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 小沢先生の周辺が何かと騒がしいですが、個人的な好悪を無しにして客観的に考えてみた。もう、潮時じゃないですかねぇ。いえ、金丸問題を切っ掛けに自民党を飛び出して17年。細川政権も誕生させた。更に今回、自民党を真の意味で下野もさせた。政治家小沢一郎の天命は、ここで終わったと思っても仕方が無いんじゃないでしょうか。やり残したことは幾らでもあるでしょうが、やりたいこと全部やって引退出来る政治家なんて、殆ど居ませんし。まあ、だからといって、それで簡単に権力の座からおりられるなら、政治家なんて楽なもんですが。
 ここでさくっと後継者に任せられないのが、小沢一郎という男。ってか、後継者なんてロクに育ててない印象ですが。財を残すは下、仕事を残すは中、人を残すを上とす、って言葉がありますが、このままじゃ下の下ですよねぇ。

( ・ω・) 腕力で権力に座った奴は、腕力で叩き落すしかないってのも現実ですけどね

「あのチビの方にしときゃ良かったか?」
「まあ、男四人で御家探索ってのも何だし、華だと思えば良いんじゃない?」
「ガキのくせに、こまっしゃくれたこと言いやがって」
 まあ、華と言っても、食虫植物辺りの珍種ではあるけどね。
「それじゃ、失礼して――」
 バチンっ!
 シルビーさんがドアノブに手を掛けた途端、弾けるような音がした。
「割と本気で、痛い」
「魔力結界、じゃの。それもかなり強力なものじゃ」
「たりめぇだろ。こんな物騒な時代、何処の世界に、施錠もしないで外出する阿呆が居やがる」
 クレインとメロニーヤ様のどちらも家の中に居ない場合、勝手に締まる仕組みになっているとも付け加えてくれた。
「さぁて、家も見せたことだし、そろそろ神殿に帰るとすらぁね」
 あぁ、まーたクレインの屁理屈が始まった。
「そんな詭弁が、通じるとでも?」
「チッ。本意じゃねぇことさせられてんだ。口先くらい抵抗させやがれってんだ」
 何て言うか、クレインって、何処までも精神年齢が残念だよね。
「ほらよ」
 クレインが杖でドアノブに触れると、そこを起点に家を包んでいた魔力が消えて行くのを視認出来た。
 へー、便利な仕掛けだなぁ。ノアニールで兄さんがやったみたいに、クレインの魔力に反応する仕組みなのかな。これを一般的な技術として広めれば盗賊の憂いは減るだろうし、良い商売になりそうだね。
「では、改めて失礼」
「その、コソ泥みたいな忍び足はやめやがれ!」
 言って、クレインは理力の杖でシルビーさんを叩こうとしたんだけど、直前で躱されてしまう。
「ふっ、甘いな。その攻撃は既に見切ってある」
 嗚呼、たった四人なのに、相変わらず話が進まないなぁ。

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