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 子供にとって年明けは、お年玉という一年で一番荒稼ぎができるイベントのある時期となります。正月に小遣いを渡す風習は世界各国で散見されますが、これだけまとまった額というのはかなり珍しい部類のようです。何しろ、賞与的に考えれば何ヶ月になるんでしょうか。親から貰える小遣い換算で十二ヶ月分を超える子も、結構居るんじゃないでしょうか。子供にお金の大事さを理解しろなんて無理な話ですから、無駄遣いしてしまうのも致し方ないでしょう。今の子供は、何に使ってるんですかね。私は、しょうもないことに使ってた記憶があります。あれはあれで思い出になるからいいんですよと、言い訳のような、負け惜しみのようなことを言っておきます。親の金に手を付けなければ、全ては社会勉強の一環です。それで学習するかどうかは本人次第という投げっ放しの方が真っ当な人格に育つんじゃないでしょうか。黄龍が朱雀の保護者という名目なのに、大して見守ってる感じがしない理由を、自ら垣間見たような気がします。

(・ω・) どうせダメ人間はどういうルートを辿ったって底辺に落ち着くもんだよ

【独創的な結果を出す経理屋とか困るし】
朱:南ばかり守護するのも飽きましたので、
 たまには他の所をやってみたいんですけど~。
黄:斬新な朱雀も居たものなんだよぉ。
白:この朱雀の場合、朱雀としてどころか生物として奇抜だしね。
朱:オンリーワンさ加減には自信がありますから~。
黄:聖獣に求められるのは堅実な守護者としての役割であって、
 独自性は要らないんじゃないかと、一般論として言ってはおくんだよぉ。


【そういうことは今の仕事をやり抜いてから言いなさい】
白:でもまあ、麒麟含めて五体も居る訳だし、
 一匹くらい妙ちくりんなのが居てもいいんじゃないの。
黄:まるで白虎が、常識的みたいに言ってるんだよぉ。
玄:そうですよね。少しくらい普通から外れていても、それは個性です。
黄:いつもと変わらぬ、変な奴らの見本市なんだよぉ。
朱:私の意見が議題にすらならないのも、普段通りの光景ですよね~。


【そもそも本当に朱雀なのかが疑わしい】
白:よく、マンガとかで存在意義に悩んでる人に、
 『お前はお前だろ』みたいなこと言うじゃん。
黄:はぁ、なんだよぉ。
白:あれって、『朱雀は朱雀じゃん』って当て嵌めると、
 全然、励ましてる感じにならないことに気付いたんだけど。
朱:ふに?
黄:見ように依っては絶望的な事実を叩き付けているようにも聞こえるし、
 それを認めないことには、一歩も前に踏み出せないようにも思えるんだよぉ。


【自分の全てを受け入れるのは割と高難度】
朱:黄龍さんは、黄龍さんですよね~。
黄:なんだか、軽く煽られた気分なんだよぉ。
朱:こ、個人の勝手な解釈じゃないですか~。
白:現状に不満があると、事実の追認にコンプレックスを抱くことがある、と。
黄:冷静に分析されたけど、軽く当たってる気もする辺り、
 モヤモヤが残ってしょうがないんだよぉ。

 なんか白虎の出番が多くないかという気もしますが、ボケであり、合いの手も入れられて、ツッコミというか傍観者としての意見も言える、地味に優秀な子なんじゃないかという気もしています。
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