はてさて、死闘と言うか、何と言うか、とにかくひたすらに疲れる日本シリーズを制し、千葉ロッテマリーンズが日本一と相成りました。まー、三位からがどうとかうるさい人も居ますが、ペナント始まる前から決まってたルールですしねぇ。つーかこれ、そもそも誰が決めたんだっけ。だから、こんなシステムはやめて、短期決戦のタイトルを作れと。
何はともあれ、何だかんだで11月まで野球を楽しめるというのは羨ましい話どすなぁ。私なぞ、梅雨が明ける頃にはストーブリーグですから。夏にストーブって我慢大会かよと言われましたが、横浜ファンであるだけで苦行みたいなものででしてね。
( ・ω・) ちゃぶ台を、ひっくり返すちゃぶ台を誰か寄越しやがって下さい
「うーん」
ポルトガを再出航して数日、幸いにして今回も好天に恵まれて、それなりに自由時間を持つことが出来た。折角だからと、少し手紙を整理することにしたんだ。何しろ、旅も一年半ともなると、相当の量が溜まる。定期的に遣り取りしてる相手だけで、母さん、クワットさん、トヨ様が居て――不定期だけど、アクアさんのお爺さんやノアニールのお爺さん、アダムスさん、トランスさん、ジョージさん、バーネットさん何かも加わって、もう百通近いんじゃなかろうか。忙しさを言い訳にして、適当に紐で括ったりなんかしちゃったけど、ここらで一つ、きっちりしておくべきだと思うんだよね。
「だけど、部屋掃除の時に本を読みだしちゃうのと一緒で、これが中々、進まないんだよねぇ」
「誰に対して弁解してんのさ」
もちろん、自分自身に対してです、はい。
「そういや、シスってあんま手紙書かないよね」
何だかんだで仲の良いトランスさんと多少は遣り取りするかと思いきや、そんなことはありゃしなかったよ。
「何かこう、手紙って何書いて良いか分かんない気がしない? ほら、口で喋るんだったら後腐れないけど、形に残ると後で恥ずかしい思いするかも知んないし」
「それ、つまり筆跡を残すと捕まりやすいって話じゃないの」
完全に、盗賊思考に侵されてしまった僕は僕として。
「とりあえず、何書いても良いと思うけどね。御飯美味しかったとか、でっかい魚が釣れたとか、日記的な感じでも」
「うー、そういうの苦手」
たしかに、その場その場の判断でしか生きてないシスに、その日のことを振り返れって言っても無理なのかも知れないけどさ。
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