あと何年掛かるんだ

　さて、本日より白虎編。野生で生きている限りほぼ全戦無敗でしょうが、残念ながら聖獣界は化物ばかり。微妙な下っ端として生きていくしかないのです。

( ・ω・)　そもそも、先ずは母親を越えないと話にならないと思うんだ

【基本的に楽天家】
朱：白虎さんって～、フェンリルさんの娘さんですよね～。
白：うにゃ？
黄：何を今更、なんだよぉ。
白：う～ん、貰われ子とか、拾われ子の可能性を考えなければ、
　そういうことになるんだろうね。
黄：そしていつものことながら、本当、重い話をさらりと言うんだよぉ。

【普段は二割くらいか】
朱：ですけど～、お父さんは良くブチ切れるのに、
　白虎さんはならないじゃないですか～。
黄：子は、親の性質を全て受け継ぐ訳じゃないんだよぉ。
白：うぐるぁ！
朱：ふ、ふに？
白：うん、疲れるだけだし、あんま意味無い気がする。
黄：人生三割で上等の白虎に、全力を求めること自体、色々と間違ってるんだよぉ。

【肉食獣でも少数派】
黄：そもそも、親父のスイッチが今一つ分からないんだよぉ。
朱：最初は～、血の匂いで反応した記憶があります～。
白：あー、この鉄っぽさって、何か落ち着くなぁ。
黄：残念ながら、娘の方は一種のアロマテラピーとして活用してる模様なんだよぉ。

【玄人でも厳しそう】
黄：ここは基本通り、怒らせてみると良いんだよぉ。
朱：そ、そんな恐ろしいこと出来ません～。
月：やーい、やーい、この猫科ー。
白：うにゃ？
黄：今のどこら辺に挑発要素があったのか、素人にはさっぱり分からないんだよぉ。

　猫を怒らせようと思ったら、とりあえず腹を触るんだ。