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 赤い糸という概念があります。生涯を共にするパートナーは運命で定められていて、赤色の糸で繋がっているという考え方です。左手の小指から伸びているという解釈が一般的かと思われます。起源は、中国の伝奇です。月下老人という、婚姻にまつわる名簿を管理する神様が居ます。彼が選定した男女は、人には知覚できない赤い縄が足首に巻き付けられ、いずれ夫婦になるのです。結婚の後見人を月下氷人と称するのは、これに由来します。そう、元々は細い糸ではなくしっかりとした縄で、しかも括り付けられているのは足だったのです。何があっても切断されないイメージからと推測されます。しかし超常的な存在だから不必要と判断されて変化したのでしょう。逸話としては韋固(イコ)という青年が有名です。彼は旅の途中、月下老人に出会います。そこで貧民の娘と添い遂げられそうだと知って、少女を殺しに掛かりました。しかし失敗し、傷を付けるに留まりました。14年後、韋固は恋愛結婚をするのですが、傷跡に気付きます。そう、この女性こそ過去に抹殺しようとした相手だったのです。やはり宿命からは逃れられないのだなと、何とも言えない雰囲気のまま話は終わるのだとか。7世紀の作品なので現代人には共感しづらいのですけど、設定が生き残った辺り何かしら普遍的なものがあるのかも知れません。

(・ω・) 赤の他人と家族になるとか、理屈じゃ済まないもんな

【二粒飲んだら二倍効くなんてことはない】
マ:悪魔謹製の商品をバラ撒くいうんはどうやろ。
朱:また碌でもないことを思い付きました~。
黄:一見すると有用だけど、
 使いすぎると弊害が大きくなる系なんだよぉ。
朱:カフェインとかでしょうか~。
黄:薬ってのはデメリットを無視しがちだけど、
 限度を超えると牙を剥く辺り悪魔的なんだよぉ。


【お得意の厄介事は悪魔のせいにしとけ理論】
マ:その手の話なら、砂糖を忘れたらアカンで。
黄:中毒性が尋常じゃないんだよぉ。
朱:適量なら美味しい活動源ですけど、
 歯止めを忘れて身体を壊しがちです~。
マ:ウチらが頑張らんでも依存するヤバいやつや。
黄:大量生産の方法を伝授したんじゃないかと、
 疑われても仕方ない普及っぷりなんだよぉ。


【そそのかした蛇が悪魔だとする見解は根強い】
朱:お酒はどうなんですかね~。
黄:気分が良くなる人は多いけど、
 健康的なメリットが皆無なのはそれっぽいんだよぉ。
マ:ウチらが暗躍する以前から存在しとるんちゃうか。
朱:正体は禁断の果実説を掲げてみます~。
黄:果物の発酵が始まりだろうし、
 堕落に導いたって意味では正解な気がするんだよぉ。


【草創期はともかく軌道に乗った現代でも必要だろうか】
朱:悪魔さんに関係なく危ない逸品がありふれてて、
 何処まで介入してるのか分からなくなってきました~。
マ:たまに煽らんでも勝手に転ぶんやないかと思うで。
黄:百年くらい活動休止して調べたら良いんだよぉ。
マ:そないなことして何も変わらんったら自我が崩壊するやん。
朱:意義が怪しい業務は多いですけど、
 こんな感じで辞め時を失って存続するんですね~。

 天使と悪魔が仕事を放棄したら社会はどうなるかというのは、思考実験として面白いのかも知れません。人の悪意は悪魔の想定を凌駕しつつありますし、一方で天使の言うことに耳を傾けるのも減っていますから、やっぱり大差無いのではという気がするんですけどね。
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