ニライカナイと呼ばれる概念があります。ニルヤカナヤと表記されることもあります。琉球諸島の伝承で、遥か彼方に存在する理想郷といった意味合いです。他宗教の天国や極楽に相当し、海の向こう側にあるとしています。対となる言葉に、オボツカグラが存在します。こちらも現世と別の世界ではあるのですが、神々が住まう地で所在は上空です。さほど大きくない島々に住む人達にとって、水平線の向こう側と天空は異界感が強かったのかも知れません。彼らは海の民なこともあってか、ニライカナイに親しみを持っていたとされています。一説に依ると、ニライカナイは東の海の果てにあると考えられていました。現代人の知識だと太平洋を経てアメリカ大陸に到達します。しかし成立時点では未知の領域で、異世界に通じていると想像したのでしょう。ちなみに東方の海底とする見解もあります。ムー大陸を連想してしまいますが、関連付けるのは界隈では珍しくないっぽいです。徐福も蓬莱は東の海の先にあるとか言って旅立ちましたし、未解明の地域にロマンを求めるのは人の性分と言える気がしてきました。 (・ω・) 実際は危険の方が多いと、慎重派は主張する 【一流でも腐ってるのはどうにもならない】 ?:メイド長って芽依さんの採用に関わりました~? 長:参考程度の意見を求められた記憶があるわね。 ?:断固拒否しておけばと考えたりしませんか~。 長:この商売、根気さえあれば誰でもこなせるし、 どんなのでも仕込めると思ってたのは若かったわ。 芽:料理がまずいのは食材のせいだと言い放つ、 コックみたいな話だ。 【職場以外に迷惑掛けてないんだから世間的には真人間】 芽:興味が無いことでも長続きするかは、 ある意味で才能の領域と言える。 長:本人の居直りが心の底から腹立たしいんだけど。 ?:性根の矯正は大変です~。 長:これの場合、信念で怠惰を貫いてるのが最悪だわ。 芽:若ければ更生の余地があるとかいう、 頭が固い連中に見せ付けてやりたい。 【実際に未熟な場合はどう返せば良いんだ】 芽:研修中の札を下げれば、腹が立たない説。 長:見習いを脱却する意志はある訳。 芽:逆に、徒弟であることを盾にする。 長:老境に至っても現状を維持するつもりなの。 芽:私なぞまだまだと言っておけば達人っぽい。 長:日本の謙遜文化を逆手に取ってるけど、 実力が伴わないと滑稽なだけね。 【ノースリーブはノースリーブでいかがわしいけど】 芽:コック帽が長いほど高ランクになるらしいし、 メイドも一目で分かるようにしよう。 長:具体的には。 芽:短いスカートの方が偉いとか。 長:何その辱め。 芽:袖でも良かったんだけど、 どっちが面白いかと言われたら迷う余地が無い。 日本の一流ホテルでは、コック帽の長さが階級と連動していることが多いらしいです。遠目でもコック長が何処に居るのか分かる便利さがあるのだとか。なお本場フランスにこんな規定は無く、誰が思い付いたかは謎とされています。 PR |
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