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 沢庵と呼ばれる加工食品があります。タクアンと読みます。音が変化してタクワンとする場合もあります。大根の漬物の一種です。天日干しか塩漬けで脱水した後に、塩と糠で発酵させたものの総称です。好みで糖類や唐辛子などを加えることもあります。黄色のイメージが強いと思われますが、これは大根の辛味成分が変化した為というのが定説です。発祥については諸説ありますが、沢庵和尚考案説が有名です。江戸時代初頭、若くしてトップクラスの僧侶になったと思ったら隠棲したり、権力者と戦って地方へ追放を食らったものの復帰したりと、波乱万丈の人生を送った人物です。開発した時期は不明ですが、三代将軍徳川家光を招いた際に振る舞った伝説があります。これをいたく気に入って名前を問うたところ特に無いと返ってきたので、じゃあ貴公を冠して沢庵漬けで良いだろうという流れです。箔付けで創作された感もありますが、逸話なんて割とそんなものです。日本人は漬物に適度な歯応えを求める傾向があるのと、大根の入手難易度から普及したのでしょう。日本一メジャーな漬物は梅干しか沢庵かという問いは、割と拮抗した勝負になりそうです。

(・ω・) 個人的に食べる頻度は梅干しの方が多いかな

【探偵万能論はギャグになりかねない】
マ:骨董品の目利きは、推理で何とかなるねん。
玄:実に疑わしい発言です。
マ:来歴や専門知識を持たんでも、
 持ち主の挙動や現物の状態で見抜く訳や。
玄:事実なら凄まじいですが、
 やはり与太話の類として受け止めておきます。


【単なる暇潰しに理屈を付けてるだけでは】
マ:ウチが古物商を始めたらえらい儲けになるで。
玄:とりあえずそれで生活費を賄えば良いのでは。
マ:ここ一番で出すから輝くんや。
玄:伝家の宝刀を出し惜しみ続けて、
 いざ抜いたら錆びていたなんてオチがありました。
マ:そないなことにならんよう、
 鑑定番組で手入れを怠らんでおくねん。


【ある意味で真贋を超越した立ち位置である】
マ:逆にここんとこ流行っとるトレカはよう分からん。
玄:あれこそ相場が百パーセントですし。
マ:バッタモンでも欲しがるのんに渡したら、
 丸う収まるのが商売ちゃうんか。
玄:カードでしたら単なる詐欺になります。
マ:見抜けん方が悪いいうんは、
 実にウチ好みの理屈やねんけどなぁ。


【この稼業に執着する唯一最大の理由だし】
マ:富豪の遺した美術品が、
 片っ端からニセモンいう事件に遭遇したいもんや。
玄:見る目が無かった、何処かですり替えられた、
 鑑定士がグル等々、幾つかの展開が考えられます。
マ:殺しがのぉても最高のドロドロを味わえそうやで。
玄:そこに帰結するのはいつも通りで、
 一種の安心感を覚えてしまいました。

 芸術に投資したつもりが偽物を掴まされたと言えば、銀河英雄伝説に登場するヤン・ウェンリーの父親を思い出します。それで学資が無くなり軍学校に通わざるを得なくなったので、あの世界の歴史的にとんでもない分岐点です。フィクションとはいえ、世の中、何が結果に繋がるか分からんものなのですよ。
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