2025
化身という言葉があります。仏教用語に由来していて、読みはケシンです。本来は仏が救いを与える為、現世に姿を現すことを意味します。類語は権化、権現、化現などです。転じて、超常的存在が形を持ったかのような状態の比喩としても使います。阿修羅の化身ならば、好戦的な性格で凄まじく強いといった感じです。神仏や精霊の類は肉体を持たないケースが多く、類似の思想は少なくありません。有名どころはイエス・キリストでしょう。彼は神と同一の存在で、人類を導く為に人の形で誕生したとする解釈が一般的です。また八百万で良くある、山の神なんかが媒体を通して干渉してくるのも一例になります。表現を変えれば、概念の具現化です。なんやかんやシャーマニズム信仰が根強く、妖怪を好む日本人とは相性が良いのかも知れません。上杉謙信は自ら毘沙門天の化身を称していたとされますが、下地あってこそと言えます。とはいえ実績や威厳があって初めて成立する手法な訳でして。一般人が『俺は神そのものだ』なんて口走ったら、頭が弱い子か新興宗教扱いされるだけです。今から新規立ち上げは難しいと言わざるを得ません。
(・ω・) ダライ・ラマは観音菩薩の化身ってことらしい
【もののついでで壊滅させかねない】
芽:メイド長を、メイドクイーン選手権に推薦した。
長:聞いたことない大会ね。
芽:技術とモチベの向上を掲げた良くあるやつ。
長:主催は何処なのよ。
芽:それはまあ、気にするな。
長:好意的に解釈してデスゲーム的なのだけど、
内情を探る為に参加すべきかしら。
【アングラ系であることは間違いなさそう】
芽:実績から、三次予選までは免除されてる。
長:想定より規模が凄い。
芽:何でも七十三回目なのだとか。
長:伝統まで追加された。
芽:これだけの競技会をメイド長が知らないことに、
何かしらの作為を感じるのは私だけではないはずだ。
【下働きには困らんというブラックジョーク】
芽:優勝者には栄誉と共に、メイド島が贈呈される。
長:どういう意図の副賞なの。
芽:メイドの楽園を作れってことかと。
長:インフラも不明な土地でどうしろって言うのよ。
芽:競い合った戦友と力を合わせれば、
出来ないことなんて無いに違いない。
【温暖化アンチの過激行動かも知れん】
長:ところであんたに、何の益があるの。
芽:しばらく出張してくれれば羽を伸ばせる。
長:普段は折り畳んでるみたいに。
芽:本気を出したら、地球を覆う程の大きさだし。
長:天使の類だったとは知らなかったわ。
芽:太陽光の遮断は、むしろ悪魔の所業だろう。
という訳でやってまいりました。西暦で奇数年にだけお届けする駄メイドの時間です。労働者はどうして働き続けないといけないのかを問う、意欲作ってことにしておきましょう。もちろん社会の水準を維持するには、役割を全うしなければいけません。しかし享受だけする層が発生するのは、どうしてなんだって話ですよね。
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