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 アメリカは、民主党と共和党の二大政党制度が根付いて久しく、今は大統領を民主党オバマ氏が輩出し、議会は共和党が多数派を占めてる状態なんだそうです。これでも、それなりに回るのは、政権交代がしょっちゅう起こるからってのが大きいんでしょうね。人材も、それなりに分散してますし、現実的な落とし所を画策しますし。そもそも、日本に二大政党制が合ってるかという議論すら煮詰まってないのに、90年代の新党乱立の時に動き出したまんまの勢力図というのが情け無いと言うか何と言うか。人材を二分し、利権を二分し、体質が腐らない程度に与野党が入れ替わっていくのが理想的な二大政党制なのに、好き嫌いや有能無能でしか語れない今の日本政治は、やっぱり相当レベルが低いのかも知れません。つーか、軽い奴隷体質の日本人に、二大政党制は無理だと思うのも又、事実ですが。

( ・ω・) 江戸時代の安定っぷりからして、その血筋は否定しても始まらないんじゃないかな

「ジョン君は、席を外して貰っていいですか」
「うん?」
 正直なところ、この話は業が深すぎる。直接の関係が無いといっても、子供に聞かせていい話かは、両親の判断に委ねるべきだろう。
「という訳だ、ジョン。ここからは大人のフィーバータイムだ。部屋に戻っていなさい」
「んだよ、それ」
「では、わたくしがお話の相手をさせて頂きますわ」
「お、おう」
 成程、流石は父子。まださして目覚めてはいないようだけど、将来は相当な女性好きになりそうだ。
「それで、ですね」
 僕は、ジョン君の部屋の扉が閉ざされたのを確認した上で、ノアニールに関して知りうる全てのことを、包み隠さず語った。ボブさんとメアリーさんの駆け落ちに激怒した女王様がその力でノアニールを眠りに就かせたこと。難を逃れたボブさんのお父さん――ウォルスさんが、謝罪の為、十年、人里から離れて生活したこと。僕の兄である勇者アレルが五年程前に、一族の宝である『夢見るルビー』を見付け出して、眠りから目を覚ます魔法を掛けておいたこと。そして一年半前、恐らく僕の魔力に呼応して魔法が発動して、ノアニールの人達が目覚めたこと。自身の激情を見詰め直す為、女王様が一時の眠りに就いたこと。全ては、この二人の若さが招いた過ちを端に発している。もちろん、責は関わった全ての大人にあるのだけれど、まともな神経をしていれば、重く受け止めないはずがない。
「そうか、ノアニールはそんなことになっていたのか」
「……」
 さしものメアリーさんも、ことの重大さに言葉が無いようだ。

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