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 日曜日のテレビ討論を幾つか見ましたが、野党系の出演者が声を揃えて、『テレビ討論で充分とか、国会軽視も甚だしい』と語気を荒げていました。当たり前です。つーか、そういうこと言うなら、総理が出て来い、総理が。街頭演説で適当なことくっちゃべってんじゃねぇよと。

( ・ω・) ってか、テレビの方が効果大きいと思うんだが、やっぱり失言を心配してるのかな

 ヒュン。
 風切り音が、耳に届いた。
 うわ、これ、本当に上等な剣だ。始めて手にしたっていうのに、長年慣れ親しんだあの鋳型の剣くらい違和感無く振るうことが出来てるし。
 続け様に、二本目、三本目も同じ様に扱ってみたけど、感想は似た様なものだった。バーネットさん、本当、商売を抜きにすれば良い職人なんだなぁ。世の中、どれだけ埋もれた人材が居るのかと、ちょっとだけ壮大なことを考えてみる。
「で、と」
 四本目の柄を握った瞬間、今までにない感覚が全身を走り抜けた。
 今の、何? まるで身体の器官が一つ増えたみたいだ。切っ先に触れる空気の流れを、指に感じることが出来る。剣を本格的に習い始めて三年以上経つけど、こんなことは今までに無かった。
「はぁ……はぁ……」
 気分の高揚が、吐息に漏れる。や、ヤバいって。これじゃ只の危ない人だよ。
 湧き上がってきた感情を無理矢理に理性で抑え込むと、五本目に手を掛ける。これも悪くない剣だ。だけど四本目の衝撃の強さのせいか、物足りなさを覚えて、すぐさま地面に戻してしまう。
「聞くまでもねぇかも知れねぇが、どれが一番気に入った?」
「この、四本目の、です」
 今までの僕にとって、剣っていうのは最低限の護身具に近かったはずだ。だけど、この剣は違う。剣士として未知の領域に運んでくれそうな、そんな印象さえ受けた。
「これは一体、何なんですか? 明らかに、他の四本とは違いますよね?」
 思ったことを素直に口にしていた。たしか剣の好みが合致したら譲ってくれるって話だった気もするけど、そんなことはどうでもいい。唯、この剣の素性を知りたかった。

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